「エリザベート」
(日生劇場・2006/5/3〜28)
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2006年版のエリザベート観劇を終えて(2006/5/26 600回記念公演が観劇ラスト)
2000年東宝初演初日を今でもはっきり覚えています。「独り言」でも書いていますが、心の中で、「がんばれ〜」と祈って見守っていました。今思い返すと、高音部の歌声に不安を抱えながらのスタートだったと思います。ただ、歌声の未完成さに余りある、一路さんの役への真剣な取り組み方が,時代に翻弄されるエリザベート役にはまり、一路さんならではのエリザベートを創り上げてくれたことがうれしかったと、懐かしく思い出しました。
その後7年間、一路さんのたゆまない挑戦は続きます。自分に甘い私にとっては、一路さんが、自分の弱い部分から決して逃げずに、それと向き合い、しかも立ち向かっていく姿は、日常の励みになりましたし、落ち込んだ時も元気をもらいました。
その地道な努力の成果は、確実に舞台にも現われ、特に2004年以降、ますます魅力的なエリザベートに目が離せなくなりました。それからは、観劇の度に「マイ・ベスト」が更新されていきました。そして迎えた2006年。実は、2005年が終わった時点で、一路さんのエリザベートに満足できたのと同時に、一路エリザが完成の域に達したような気がしていました。でもその考えを覆してくれました。まだまだ進化し続けていたのです。
2006年版は、今までの中で一番、エリザベートの硬質な部分と、脆い部分のバランスが絶妙で、うれしい驚きでした。歌声も緩急自在。エリザベートの年齢と共に、感情と共に、音色も違い、どの場面も歌詞が胸に迫りました。しかも、見た目(私の場合、これもかなり大切なんです。)の美しさ、皇后としての気品と、凛として他を寄せ付けない皇后としてのオーラを醸し出せる人は、そういないのでは…と思っています。その容姿は、エリザベートの孤独感をより鮮明に表現するのに、大きな意味を持ちました。進化し続けるエリザベートを見続けることができてとても幸せでしたし、ほんと〜〜に、2006年版を観れたことに感謝でした。
★きっと、一路さんのことですから、長期休業(充電&新生活)も、充実したものになるでしょう!!そして、いつの日か、新たな冒険に踏み出す時は、また、応援していきたいと思います!!
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| 「アンナ・カレーニナ」(ル テアトル銀座・2006/2/9〜26) |
「アンナカレーニナ 」東京公演観劇を終えて
(★ネタばれたくさんありなので、これから地方公演を観劇される方は注意してください。)
●「アンナ:一路真輝さん」
一路アンナは、容姿とドレスを着ての動きが自然で綺麗。また、貴族としての気品と人妻としてのたおやかな美しさが絶品でした。この作品(道ならぬ恋愛)には、アンナの美しさはとても重要な要素です。それが、よりストーリーに説得力を増したのではないかと思いました。
一路さんといえば凛とした役のイメージがありますが、今回は1人の女性としての可愛らしさ、戸惑い、弱さ、脆さなどを繊細に表現し、今まで見たことのない新たな魅力を発揮していました。
(一幕では、 ブロンスキーの情熱的でストレートな愛に動揺するアンナ。それでも、妻として母としての安定を保とうとヴロンスキーを避けますが、夫(カレーニン)の愛がまったく見えない悲しさと虚しさの中で、ヴロンスキーの存在が大きくなっていきます。そして、ついにヴロンスキーの愛を受け入れるのですが、この心の揺れ動く様子が、手にとるように感じることができました。
ヴロンスキーのもとへ行った時の、「こういうことはまったく駄目で…、軽率でしたかしら?」というアンナは、とっても可愛かったです。)
(二幕では、ヴロンスキーの心がいつか離れていくのではという不安を感じるアンナ。そして、残してきた息子・セリョージャへのつのる思い。女性としても母としても満たされることのない不安、悲しみ、辛さは増すばかり。薬で紛らわそうとしますが、ますます行き場を失い破滅への道を転げ落ちていく姿は本当に痛々しかったです。そして、ラストで歌う歌「セリョージャ」は、胸に迫り涙が止まりませんでした。)
歌の人、ミュージカルの人というイメージがある一路さんですが、この作品を観て、演技者としての器量がしっかりある人なんだなあとあらためて感じました。
●「ヴロンスキー:井上芳雄さん」
1幕は情熱的に、自分の愛をストレートにアンナにぶつけていく姿(アンナを追う視線)が魅力的でした。「僕たちは踊っていた」の歌は、アンナへのあふれる思いが込められていて素敵。
2幕では、アンナの不安を拭いさってあげられないヴロンスキーの未熟さや、アンナを愛していながらも、どう扱っていいのか困惑している様子は、いままでの「プリンス」のイメージとは違う面も出てとても良かったです。しかも歌ではなくお芝居で見せる場面が多く、 新らしい引き出しが増えた感じがしました。
● 「カレーニン:山路和弘さん」
山路カレーニンは、とても渋くて素敵でした。映画では、非常に冷たい人として描かれていますが、山路カレーニンは、もっと人間っぽい感じを受けました。1幕では仕事人間で、世間体を気にする男性で、夫の役目は妻と子に安定した生活を与えてさえいれば良いという考えの人に見えました。しかし、2幕では、「夜だけだ」の歌の通り、アンナに去られた後の寂しそうな姿に、素直に自分の気持ちを言えない不器用さが哀れでなりませんでした。
カレーニンを擁護したくなってしまう方もいたのでは?
●「キティー:新谷真弓さん」
新谷キティーは、アンナとは何もかも対照的で、レイヴィンと一緒になっても、明るく力強く、しっかり地に足をつけて生きていけると思わせてくれるキュートな女性でした。後半、アンナの手を両手でしっかり握って、「2人っきりにしているので、いつでもいらしてね!」という感じの台詞がありますが、この台詞がたまらなく温かい響きなんです。いつも泣かされました。
●「レイヴィン:葛山信吾さん」
葛山レイヴィンは、何をやるにも真剣で一生懸命なところが好きでした。キティーに関しては、思いは一途なのに、色々悩みすぎでやきもきしました。でも、葛山レイヴィンの思い悩む姿がとてもキュート。レイヴィンの台詞「今なら、アンナが何を感じていたのかわかるような気がするんだ」が心に残りました。
●「スティーバー:小市慢太郎さん」
キティーの部屋で、ヴロンスキーが向けるアンナへの熱いまなざしを見て、一瞬顔を曇らせるスティーバー。 その後の舞踏会で2人が踊る姿を見て、自分の不安が的中してしまったらしいことを知り、兄としてアンナを心配そうに見守る姿が印象に残っています。また、ラストでは、「妹の死」という最悪な結末を迎えてしまいましたが、それを静かに受け止め、傷心しきったまま戦地へ向かうヴロンスキーに「早く戻ってこいよ!」と声をかけるスティーバー。さりげないやさしさがあふれていて好きでした。一路アンナと歌う「恋より大切なもの」は、明るくて軽やかで、兄妹らしい2人の雰囲気がとっても良かったです。
●「ベッツィー:春風ひとみさん」
「結婚している女性のためにすべてを賭けるのは究極のロマンスよ。 ただし真剣にのめりこんでしまわない限りね。」と言う春風ベッツィーは、ただの噂好きの女性ではなく、社交界の裏表を良く知る大人の女性を好演していました。舞踏会での春風さんならではのダンス場面も楽しかったです。
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★じゃんぼの独り言(ネタばれも多く、かなり自分かってな独り言なので要注意です)
♪カレーニン、何故,アンナへの愛情を口に出して伝えなかったのですか?
あなたさえしっかりアンナの心をつかまえていれば〜〜。
義務?警告?神が決めた夫婦?奥さんの行動に嫉妬もしないのですか?
心の中では、そうは思っていないはずなのに、口から出る言葉は、愛情のひとかけらも感じることができませんでした。アンナは、きっと自分の存在さえ否定されているような気持ちになっていたのではないでしょうか?アンナのことを本当に愛しているのなら、言葉と行動でしっかり伝えないと…。アンナを最後に引き止める時でさえ「もし戻るなら受け入れよう!」ですか?本心は、「どうか今からでも遅くない。戻ってきてくれ!」だったのでは?最後まで本心を素直に言えないカレーニンがもどかしかったです。(言ったとしても、戻っては来なかったでしょうが)カレーニン、あなたの罪は大きいです。
♪何故、ヴロンスキーとアンナは、幸せになれなかったの?
実際に2人の生活が始まってみると、アンナは、最愛の息子、友達、自由、貴族社会での自分の居場所など、ヴロンスキーを選んだ変わりに、失うものも非常に多かったと思います。それに対して、ヴロンスキーは、貴族社会でのつきあいも仕事も以前と同じようにありアンナとの暮らしも手に入れたわけで、2人の背負っている苦しみの度合いが違いすぎました。それに加え、ヴロンスキーは、いつものように社交場へは1人だけで出かけ、毎日夜遅くの帰宅。それでは、アンナがいつかヴロンスキーに飽きられてしまうという不安を募らせていく心理もわかりますし、若いヴロンスキーが、そんなアンナの様子の変化を理解できるはずもないですし、お互いに愛しているにも関らず、お互いを傷つけるようになっていったのでしょう。
♪アンナは、何故死を選んでしまったのでしょう?
カレーニンとの愛はすでに冷め、今、また、ヴロンスキーの愛も確信が持てなくなっています。それに加え、ただの憶測から嫉妬している自分にも嫌気がさしていて、自分が変わらなくてはと。そして、セリョージャに会って抱きしめれば変われると信じていました。しかし、セリョージャは、「母(アンナ)は死んだ」と思っていて、毎晩、母の魂が救われるように祈りまでささげているとカレーニンから聞かされます。もしここでセリョージャに会ったら自分(アンナ)が子供を置いて他の男性のものへ行ってしまったという事実は、どんなに弁解してもわかってもらえないし、セリョージャの心も傷つけてしまいます。何よりセリョージャに軽蔑され、セリョージャの変わることのない自分(アンナ)への愛をも、手放すことになるのです。、セリョージャにとってアンナが良い母親でいられる道はもう「死」しか残されていないと悟ります。また、アンナも、「死」によって新しい自分に変わり、愛しいわが子だけを永遠に愛し続けたいと思ってしまったのではないでしょうか?
★この作品は、非常に重い話ですが、unhappyに向かうアンナと、happyへ向かうキティーという2人の女性を対照的に描くことを主軸に持ってきたので、随所に救いが用意されていました。そのお陰で、観劇後、辛い気持ちをずっと引きずるのではなく、一つ一つの歌詞や台詞の意味を噛み締めることができました。そして、良い観劇をしたという満足感がありました。
東京公演が終わり、地方公演がスタートしますが、アンナカレーニナの公式HPでもわかるように、とてもまとまったカンパニーです。益々演技に深みを増していくことでしょう!
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「エリザベート」
東京帝劇千秋楽
2005.9.30 |
幸運にも千秋楽を観劇できましたので、ご報告します。出演者皆さんのすごいパワーのある演技に、一場面、一場面、愛おしい観劇となりました。
カーテンコールでは、出演者の皆さん、達成感でとても素敵な笑顔でした。内野さんは、すぐに一路さんの手を力込めて握っていました。ずっとがんばってきた同士が無事に千秋楽を迎えた喜びを確かめ合うように見えました。
カーテンコールでは、村井パパの司会で、主要キャストの方達のご挨拶もありました。千秋楽で569回を迎え、連日満員御礼だったそうです。
寿さん:お稽古が始まった時は不安でいっぱいだったそうですが、一路さんをはじめとするキャストの方と、お客様の声援に支えられたということをこみ上げる気持ちを抑えながら、語られてしました。最後は、両手を強く握って「本当に感謝の気持ちでいっぱいです。」とおっしゃっていました。
(一路さんは、じっと寿さんの言葉をかみ締めるように聞いていらっしゃいました。500回を越す作品にぽっと入るのはすごいプレッシャーだったと思います。でも、本当に見事な寿ゾフィーだったと思いました。今日は、杖が手から落ちる音が特に寂しく心に響きました。)
井上くん:こんなに素敵な作品と役でデヴューできたことを今回あらためて感じたそうです。ふるさとに帰れたので、また次(モーツアルト)からがんばりたいということを語っていました。
(一路さんは、温かくママのような表情で聞いていましたし、しっかりモーツアルトの宣伝も忘れない井上くんに笑っていました。私も、初演から3年、急成長し続けている井上くんのルドルフが再び見れてうれしかったです。「闇が広がる」最高でした。)
鈴木さん:舞台は瞬間芸術なので、一瞬、一瞬がどこに消えていくのかと考えてみたら、お客さまの心に中にずっとしみこんでいくんだろうなあと思ってうれしかったそうです。客席はこの言葉に共感して大拍手。そこで鈴木さん、三本締め。
(村井さんも、なかなかうまいこというなあ!という感じでした。一路さんも笑ったり、うなずいたりして聞いていたようです。今日のフランツ、すご〜く良かったです。「夜のボート」での二人の歌声は、ほんと〜に切ない気持ちになりました。)
(公演中に大怪我をし、本当は歩くこともできない状態なのにがんばられたそうです。)
高嶋さん:この一ヶ月間、本当に心の底から素敵な人達(劇場のすべての方達)の中でやっていたんだと強く強く感じたそうです。
(一路さんも高嶋さんの言葉をじっと聞いていました。また、このカンパニーは、強い絆で結ばれているんだなあと思いました(笑)人一倍体調管理に勤める方が怪我をされ、さぞかし辛かったことでしょう。でも、本公演中はリピーターじゃなければ大怪我をしているとはわからないよう、ご自分でも工夫されていたのは、さすがだなあと思いました。この日の「ミルク」は、非常に力強い歌声でした。)
内野さん:愛情ある温かいパワーのカンパニーで死神の仕事ができたことが何より感動的だったそうです。トートは、ストレートプレーの内野さんの転機になったすばらしい役だと語っていました。
(昨日の内野トートの歌と演技は、さいこ〜〜うに魅力的でした。初演からの進化(深化)が著しいお一人だと思いました。)
村井さん:この人には、100のほめ言葉をいっても足りない。本当にエリザベートそのものです。僕は何もいうことはありません。
(一路さんは恐縮している様子でしたが、この言葉は私は忘れないでしょう!うれしい言葉でした。そして、このようにやさしく見守ってくださる村井さんにも感謝です。「パパみたいに」の場面の、ベンチでパパに甘えるように寄りかかるシシィとうれしそうなパパ、本当の親子のようでいつもほっこりしました。)
一路さん:このカンパニーの中で、この役を2000年からずっと演じ続けてこられたことが一生の宝物、幸せな経験だと語っていました。最後に、客席とそして後ろのカンパニーの皆さんに深く頭をさげていました。
(一路さん、やってくれましたね!魅力あふれる一路エリザに、昨日は目が離せませんでした。特に、ラストの場面では、一路さんの大きな目から涙があふれていたようです。いつも以上にドラマティックなラストに、こちらまで熱いものがこみ上げてきました。569回、一つところに留まることなく進化(深化)し続けた一路さん。今ではエリザベート皇后そのものという風格さえ感じ、エリザベートの世界へどっぷり浸らせてもらいました。話によるとモーツアルトのお稽古も重なっていたとのことですが、エリザベートを演じている時は、その疲れや大変さを微塵も見せない。それどころか、余裕さえ感じさせるほどでした。その細い体のどこにそんなパワーがあるのでしょう?すごい人です。)
その後のカーテンコールでは、出演者全員の写真撮影バージョン(一路さんは座ってにこにこ)も何回かありました。途中、浦井くん、パクさん、魁土くんの姿も見えたり、指揮者西野さんの姿もありました。高嶋さんは、車椅子でしたが、一路さんが高嶋さんの肩をやさしくたたく場面もありました。内野さんと一路さんだけのカーテンコールでは、客席へ向かって熱い投げキッスがあったり、内野さんがお茶目に自分のマントで一路さんを後ろに隠す場面があったり、仲良く手をつないだりと一つの作品にずっと一緒に取り組んできた同士らしい二人の姿に本当にほっこりしました。
何度カーテンコールがあったのでしょう?わからないくらい拍手が鳴り止まず、最後はもう一度全員で舞台に集合。皆さん笑顔で大きく手を振り、一路さんが大きな声で「ありがとうございました!」その後に、和馬(子ルドルフ)くんにも「何か言ってみて!」という感じでサインを送ると、和馬くんが大きな声で「さようなら!」。ママの意向をちゃんとわかっていて、なかなか良い閉めでした。一路さんは満面の笑顔で「良く言えたわね!」という感じで和馬くんの頭をナデナデして幕が下りました。
そうそう、一路さんが村井さんの話が可笑しくて座り込んでしまった場面もありました。すぐに内野さんが助け起こしてくれましたが。
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| 「娘よ」ルテアトル銀座(2/26・3/3観劇) |
「娘よ」大変、時間が経ってしまいましたが、記憶をたどって・・・、一応、まとめてみます。
【出演者】
杉浦直樹さん・一路真輝さん・竹下景子さん・橋爪淳さん、えなりかずきくん・大方斐紗子さん・水野千夏さん、別府康男さん・佐伯直之さん・市丸和代さん
(省次郎役の杉浦さん、みこさん役の一路さん、、冴さん役の竹下さんを始め出演者の皆さんが、とても自然に役に同化していたので、作品の世界へっすっと入っていけました。ストレートプレーもいいですね。)
【ストーリー】
舞台は、昭和39年の夏、妻を亡くした作家の省二郎(杉浦直樹さん)と戦争で体を壊してしまった娘のみこ(一路真輝さん)が、鎌倉の新居へ引越してきたところから始まります。みこは、腎臓病を抱えながらも、誰に対しても、健気で明るい娘。ただ、父親には言葉きつくあたり、二人が顔をつきあわせると親子げんかという日常でした。そんなある日、省二郎は、冴(竹下景子さん)というみこと同じ年の女性との再婚の話をみこに打ちあけます。そして、みこの複雑な気持ちを察してでしょうか?冴の提案で省二郎は昼間は冴のところで過ごし、夜はみこのところへ帰るという三人の奇妙な生活が始まります。
【感想】
一路さんの初めてのストレートプレーということで、とても楽しみに出かけました。エリザベート役からみこさんへの華麗なる変身ぶりに拍手でした。。当たり前のことですが、ミュージカルの舞台とは客層も違い、男性客もとても多く驚きました。以前観た芝居が、暗転の時間が非常に長かったので、覚悟して臨みましたが、不思議なことに、思っていた程気になりませんでした。真っ暗な時間、ゆっくり時を刻んでいるような感覚でした。(実際、舞台上も、初夏→秋→冬と季節が変わっていったのですが。)
装置はとてもシンプルで、大きく分けると、省二郎とみこの家と冴の居間でストーリーが展開していきました。忘れてはならないのがあの時代の小道具。ラジオや魔法瓶、万年筆、湿布薬、丹前、はんてんこ・・・。また、照明と音響効果のせいでしょうか、あの時代が、セピア色に蘇った感覚で、本当に懐かしく感じました。
【印象に残っている場面から】
・省二郎は相続税等、思いもかけなかった税金の多さに怒っている場面(本筋とは関係ないですが、納得がいかないと省二郎が嘆く税制が、40年経つ今もあまり変わっていないというのに苦笑しました。)
・みこが弘に自分の昔を語る場面で、戦争中、ふと口ずさむ歌が敵国、アメリカの歌だったと言うところ。(戦争時、この歌を歌うことが、自国に対してのみこのたった一つのささやかな抵抗だったのでしょうね。戦争が、みこの幼い頃の夢や希望を断ち切り、終戦を迎えてもなおずっと体と心に大きな傷を負い癒えることのないみこを思うと心が痛みました。)
・みこが、このまま、海に消えてしまいたいと弘くん(えなりかずきさん)に打ちあける場面。(愛する父親にも言えない(愛する父親だからこそ言えない?)、心の内に秘めた気持ちを、唯一、弘くんにだけのぞかせたこの言葉、本当に切ないですね。)
・みこが父親の帯を結んであげているところ。 ・寒い玄関口で、父の帰りをずっと待っているみこ。
・父の着物をコタツで温めておいて、父の着替えを世話するみこ。
(こんな他愛もない日常の親娘の光景が、台詞以上に温かい気持ちにさせてくれました。)
・冴宅で、省二郎が、冴に嫉妬したり、嫉妬されたりした後に、無邪気にソファーの上ではしゃぐ姿。(年齢差を感じさせない幸せそうな二人にほっころしました。杉浦さんと竹下さんの二人の微妙な間、かつ軽快なやりとりがさすがだなあと思いました。)
・省二郎が庭で腰を打ち、みことお手伝いさんのきよさんが、省次郎を助ける場面(みこさんが倒れている父親に向かって発した言葉→急に起こされたきよさんは、パジャマの足の部分が片方ずり上がり寝ぼけ顔。本当に寝床からあわてて抜け出してきたかのようでした。→二人で省二郎を家へ運ぶ様子。→シップを勢いよく貼るみこ。というように、省二郎が痛がっている場面なのに、なんだかこの3人のやることや会話が可笑しかったです。3人の息の合った演技で、笑わせてもらいました。この作品は、このように、クスッと笑える部分が、随所にあるので、暗くなりすぎず好きでした。)
・みこが阿波踊りを踊る場面(病を振りはらうかのように踊るみこ、その後に見せたみこの弱音。涙が止まりませんでした。)
・雨に打たれながら、空を仰いで、もう一度、みこの罵声が浴びたいと叫んでいる場面。(省二郎にとって、みこの存在は、想像以上の大きさを占めていたんでしょうね。それなのに、みこの本当の心がわかってあげられなかった自分を叱責するかのように雨に打たれる姿を見て、「そんなに自分を責めないで!すべて戦争が悪いんだから!」と言ってあげたくなりました。
・幕が閉まる時に、みこの歌声が聞こえてきました。(一路さんの寂しげなやさしい歌声が胸にしみて、最後に再び涙があふれたのを思い出しました。)
★以前、TV(2003/9/18 TBSにて放送)で見た時とは、受ける印象が違いました。TVの時は、父親と娘の情や絆、二人に関わる人達のやさしさは感じましたが、”戦争”の二文字をあまり感じずにいました。
戦争のことを語る時、よく空襲や戦闘場面が出てきます。でも、この舞台は、そういった目に飛び込んでくるような衝撃的な場面はありません。しかも、終戦色が薄れた昭和39年という時代の極ありふれた親子の日常を描いているのです。それなのに、今回の舞台では、戦争がもたらす残酷さ、悲しさ、無意味さ、そんなものが、ずしっと心に響いてきたのです。石井ふく子さんの演出、演技巧みな出演者達によって、この作品の重みをあらためて感じることができました。
戦後60年経ちますが、みこのような苦しみ、悲しみをこれから先、絶対に誰一人として、味わうことのないようにしていかなくてはいけないですね。
(まとまりない感想を、最後まで読んでくださってありがとうございました。)
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| ★タカラヅカ・スカイ・ステージ(CS290)「エリザベート」トークセッション(ルキーニ編)(注)印象に残った部分の感想です(2005/4, 実質:60分トーク) |
エリザベートトークセッション第3弾。先日、竹下典子さんの司会で、高嶋政宏さんと霧矢大夢さんのルキーニ対談が放送されました。高嶋さん、霧矢さんのお二人に共通の小池先生がらみの話が、たくさん飛び出し・・・、たぶん、先生は、くしゃみが止まらなかったことでしょう(笑)!!ほんの少しですがご紹介します。
・東宝初演稽古時、小池先生は、ずっと、「皆さんすばらしい。皆さんが才能あるってことがよ〜くわかりました。」と言っていたそうなんですが、幕が開く半月前くらいになって突然「何やってんだ!」「〜〜、君のルキーニは暗殺者になっていない〜〜〜」となったそうです。高嶋さんも負けずに反論するので、ダメ出しに非常に時間がかかったそうです。(二人の真剣バトル、見てみたかったです!こうやって良いものが作られたのですね。)後になってから、ルキーニという役はとても大変な役なので、誰が見ても恥ずかしくないものを作ろうと先生も必死だったことがわかったということも付け加えていました。
・初演始まってまだ間もない頃、高嶋さんがこれから舞台に出るという時、小池先生に、「緊張して歌忘れないでよ!」と言われて、ますます緊張させられたこともあったそうです。(笑。先生のねらいは何だったのでしょうか?)
・小池先生が舞台を観る時、自分が作り上げた舞台が、もし出演者のマイナスになったらどうしようかと思って観てしまうそうです。だから、いつも全身固まって歯くいしばって観てしまい、歯ががくがくになってしまったとか。(出演者に対するやさしさが伝わってきますね。歯は大切にね!)
・再演にあたり、高嶋さんが、小池先生に「キッチュの場面は、〜〜〜、お客さんをまたエリザベートの世界へ戻す為に、〜〜、歌詞をきっちり伝えていくことが一番なんですよね。だからアドリブも変に入れたりするのは、〜〜、よくないんですよね。」と言ったら、「やっとわかりましたか!」。っと言われたんだそうです。「じゃ、なんでいままで言ってくれなかったんですか?」っと言ったら、「だって君が喜んでやっているから」という答えが返ってきたという話もされていました。(この二人の会話、可笑しすぎですよね!最高!)
・霧矢さんの役作りは、初日の幕が開く直前に小池先生に言われた、「エリザベートと赤い糸で結ばれていると思って〜〜」が、ヒントになっているそうです。(霧矢ルキーニ、見たくなりました!)
ここでは、高嶋さんが語る小池先生の面白い話だけを紹介しましたが、小池先生のすごさについてや、作品をより良いものに作り上げてきた同志なんだなあと思う話もたくさん聞けました。他にも、高嶋さんと霧矢さんのルキー二を演じる上での苦労している点、難しい点、楽しい点など。
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| ★タカラヅカ・スカイ・ステージ(CS290)「エリザベート」トークセッション(ルドルフ編)(注)印象に残った部分の感想です(2005/3, 実質:60分トーク) |
エリザベートトークセッション第2弾として、先日、竹下典子さんの司会で、パク・トンハさん、浦井健治さん、大空祐飛さんのルドルフ対談が放送されました。第1弾の時は、彩輝さん・瀬奈さんがお稽古中。しかも、役つくりも模索中でしたが、今回は、もう公演も始まり、大空さんもルドルフを演じているので、同士3人のルドルフ談義となりました。
竹下さんの質問:エリザベート役が、〜〜〜、一路さんだったから気持ちが入りやすかったってことはないですか?
浦井くん:「〜〜、一路さん、本当に綺麗で〜〜、”シシィ”(強調してました)という体型をなさってて・・・」と言いながら、一路さんの細いウエストを表現したかったらしく、両手で上から下へラインを2回も描いていました。また、十代での出会いのシーンの一路さんのしぐさが本当にとてもかわいかったそうです。
パクさん:ルドルフがエリザベートに助けを求める場面では、エリザベートとしての一路さんの表情や歌い方が、お芝居をやっている感覚ではなくて、本当の人物とのやり取りのような感じだったそうです。だから自殺(死を選ぶ)まで行きやすかったそうです。
一路エリザが、「久しぶりなのよ♪」っとルドルフを見捨てて、背を向けて去っていく時の表情とか姿で、もう死ぬしかないと思えるようなエネルギーをすごくもらったそうです。(その場面を思い浮かべているように見えました。手ぶりも入り説明されていました。)芝居だからではなくて、ママ(エリザベート)とのそういうやり取りがあって、「見捨てられた、本当に何にもない。」と思えるものをすごくもらえたそうです。(パクさんが話している時、浦井君もうなずいていました。)
もう一つ印象に残っているのは、トートをどんな風に捉えていましたか?という質問に対して、浦井くんは「親友」、パクさんは「鏡のようなもの」、大空さんは「魅力的な存在」と答えていた点です。それは、どういうことですか?という問いに、それぞれ説明されていましたが、根底にあるものは三人とも同じような気がしました。でも、”言葉”にした時に、三人三様の、まったく違う表現だったのが面白かったです。他にも、真剣にルドルフ役に取り組んでいた(大空さんは”いる”ですね)ことがわかる興味深い話がたくさん飛び出しました。時には、笑いも起こりながらも。
私の三人の印象
パクさん・・・場を和ませる楽しい方という面と、とても真面目で努力家という面が見れました。「エリザベート」では、言葉の壁もあったはずなのに、(今でもあるでしょうが)日本語訳の歌詞や台詞を、とても大切に思って、それを深く理解してルドルフ役に取り組んでいたことがわかりました。そうそう、好きなお酒も一年間、飲まなかったそうです。
浦井くん・・・ルドルフ役の時には見せなかった笑顔がたくさん見れました。とてもさわやかで、役作り等の質問にも、迷わずにとてもわかりやすい言葉で、答えていたのが印象に残りました。若いのにとてもしっかりしていて王子様の風貌とは違い、頼もしく感じました。
大空さん・・・まだ、舞台に上がって間もないはずですが、ルドルフをよく研究していて、大空さんならではのルドルフ像ができている様子でした。この座談会後、まだまだ進化していきそうな予感がします!座談会中、ふっと見せる笑顔がかわいかったです。
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★タカラヅカ・スカイ・ステージ(CS290)「エリザベート」トークセッションスペシャル
(注)印象に残った部分の感想です(2005/2, 実質:60分トーク) |
月組エリザベートに先立ち企画された座談会でしたが、とても中身の濃いものでした。
初演(雪組公演)時は、記者会見の時に、ものすごいブーイングで、小池先生と二人で落ち込み、二人とも、「初演は、(幕が開くまで)ただただ怖かった」という気持ちだったそうです。因みに、初風さんは、その初演を見て、なんてすばらしい作品なんだろうと思ったそうです。
彩輝さんの質問:一路トート(初めて男役としてトートを作るという点)の役作りについて
ウイーンに観に行った時の気持ちや、宝塚版として舞台の幕が開くまでの経緯、それに関わった人たち(雪組生や先生方)の努力などを小池先生と共に話された後、自分の役作りについては、今思うと、「愛と死のロンド」という曲をウイーンが作ってくださり、小池先生が書いてくださった「愛の死のロンド」という世界の中の「青い血が流れている」という歌詞が、一路さんの役作りの取っ掛かりになったそうです。具体的には、「・・・・・表情は冷たく氷のように、感情は心の下の方にあって、最後にそれが爆発するというところまで、ず〜〜〜〜っと低い温度のところにいたいなあと〜〜。」【当時を振り返ると、私が雪組を観劇した時、まさしくそう感じたのを思い出しました。】
また、最初は、トートがどんなものかもわからなかったので、小池先生は、舞台へ引っ込む歩き方一つにも、こだわりを持っていて、時間をかけて取り組んでいたそうです。【あの一路さんの否人間的な歩き方が大好きでした。】
これからトートを演じようとする彩輝さんへは:今では、トート像もかなり自由で、それぞれのカラーでできる面白さがあるので、彩輝さんも、あまりしばられないで演じると良いのでは!宝塚のトートの方が、色々な面が出せると思うので、楽しく演じては!っとやさしくアドバイスされていました。
一路さんは、宝塚版でエリザベートを演じていたので、トートは封印していたそうです。でも昔のことを語りだしたら、色々な場面がよみがえってきたらしく、雪組の舞台の話を活き活きとされている一路さんに、小池先生が一言「今、だんだん男らしくなってきた(笑)」っと、しっかり、突っ込んでいました。
小池先生の質問:「死」を、どういう風に捉えていたか?
「今、自分が思うこと言ってもいいですか?」っと断った後、「今思うことは、私はエリザベートの心だと思っているんです。〜〜〜」と語っていました。
瀬奈さんの質問:一路さんはエリザベートをやるにあたって、一番何を大切に、どこに重きをおいていましたか?(真剣な表情が印象的でした。)
「私はえらそうなこといえないんですよ」っと始まり、技術的な部分で追い詰められて、毎晩家で泣いていたことや、最初は、ぎりぎりのとこにたっているエリザベートと自分を重ね合わせて演じていたことを明かしていました。この言葉が、瀬奈さんの今と重ね合うところが大きかったようで、今の思いをぶつけていました。「毎晩家に帰ると不安が押し寄せてきていて・・・」そんな瀬奈さんへ、「違う、違う、そういう風に追い詰められちゃうのが、この役の特徴なの。〜〜、でも、それを経験したほうがいいんだと思うのよ」っと励ましていました。また、たくさんの難曲を歌うことについても、ご自分の体験からアドバイスされていました。
初風さんはもと男役で、最初は歌がお得意じゃなかったとか。だから、女役になってから、地方公演に行っても、ボイストレーニングの先生を探して、ずっと勉強し続けていたそうです。小池先生が、「〜〜、すごいですね。」っと感心されていました。また、アントワネット様から低音のゾフィー様になる時もご苦労があったようです。
瀬奈さんは、お二人が今の自分と同じように悩みを持っていたことや、、それをどう克服したかなどの具体的な話を聞いて、気持ちが少し楽になったように見えました。
【よかったね!】
また、一路さんの話に、彩輝さん、瀬奈さんは「それ、お稽古場で小池先生に言われました」と返されることが多く、一路さんと小池先生、お二人で築いてきたエリザベートに対する取り組みの深さ、歴史の長さをあらためて感じました。
「微笑の国」を見られた初風さんが、あまりの素晴らしさに一言伝えたくて、初対面にもかかわらず楽屋を訪れ、一路さんが「私、初風さんと以前から知り合いだったかしら?」と錯覚をおこすくらい、その後、作品の度に見てくださっていたそうです。東宝での共演は縁ですねぇ〜と、感慨深げにうなづきあっておられました。また、初風さんは、彩輝さんの新人公演トートもご覧になっているらしく、卒業されてからも、下級生を温かく見守る温かい気持ちが感じられました。
他にも興味深いお話がたくさん出てきていました。
【この座談会は月組エリザベート初日の2週間前に行われたものでした。今から役を煮詰めていく段階だったようで、彩輝さんも瀬奈さんもまだ不安がいっぱいという表情で真剣に、先輩のアドバイスに耳を傾けていました。こうやって、宝塚は90年間、上級生から下級生へ無償の愛を持って、教え教えられて続いてきたんですね。素晴らしい劇団だなあと思いました。2月4日に幕が開きましたが、初風さんと一路さんから、たくさんのアドバイスを受けた彩輝さん、瀬奈さんには、是非、素敵な舞台を作ってほしいです。また、スカイステージスタッフへ、とても素敵な番組を作ってくださってありがとうございました。】
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★タカラヅカ・スカイ・ステージ(CS290)「華麗なる卒業生達〜星奈優里さん」
(注)印象に残った部分の感想です2004/6, 実質:45分トーク) |
星奈さん(愛称:ゆりちゃん)は、星組トップ娘役を経て、今、女優さんとして活躍されています。特に男役さんに寄り添って踊るゆりちゃんのデュエットダンスは、とても美しく、優雅でドラマティックで…、定評がありました。たくさんの話の中、雪組時代のことも話されていました。
雪組への最初のイメージは、芝居と歌の組という印象だったので、「私がどうして雪組へ」っと思ったそうです。でも、雪組へ行ってみたら、ここまで踊らせてもらわなくても・・・と思うくらいショーなどで、本当に面白い場面で踊らせてもらっていたそうです。
そして、今思うと、雪組時代があったから、今の自分やそのあとの星組での自分があったのではと思えるくらいすごく中身の濃い貴重な三年間だったとも話していました。
また、ちょうどその頃、花總まりさん(愛称:花ちゃん)がトップになった頃だったので、花ちゃんが一生懸命に一路さんについていく姿や、色々チャレンジする姿等を見ていて、すごく刺激になり勉強させてもらったそうです。「バロック千一夜」のショーで、一路さんをはさんでフィナーレで3人で踊る場面では、振り付けがすごく好きだったのと、ゆりちゃんも花ちゃんもお互いにがんばらなくては!がんばらなくては!という感じで、相手に負けたくないという思いが良い効果になり、すごく良いシーンになったと思うとも言っていました。(魅力的なゆりちゃん&花ちゃん二人が一路さんに絡んで踊るシーンは、とても素敵で絵になる場面でした。今考えるととても贅沢な場面ですね!そういえば、3人とも赤の衣装なのに、微妙に色合いが違いました。その色合いの違いが、ちょうど3人が醸し出す雰囲気とぴったり合っていて、ちょっと感動だったのを覚えています。)
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★タカラヅカ・スカイ・ステージ(CS290)「華麗なる卒業生達〜一路真輝さん」
(注)印象に残った部分の感想です。2004/7, 実質:45分トーク) |
とてもたくさんお話された様子で(かなりカットされているのがわかりました。)どれも捨て難くご報告したいところですが、ここでは、ほんの一部だけのご報告とさせていただきます。全部みたい方は、今月いっぱい見れますので、今からでも遅くないです。是非、スカイステージへご加入を!っとちょっと宣伝しちゃいます(笑)!
『クラリーチェ(麻実さんの退団公演の相手役)に抜擢された時について』
・麻実さんは、「男役であれ、女役であれ、同じだから大丈夫。一路ちゃんならできるわよ。私についておいでって」って、言ってくれたそうです。その時、舞台上での相手役さんに対する心配りとか、男役として娘役に対する思いやりとかを体で学んび、その時の経験は、ず〜〜〜〜〜っと(すごく力こめて言っていました。)、一路さんの心の中の支えであり、教えになっているそうです。
『風と共に去りぬ、新人公演でレットバトラー』
・レットバトラーの麻実れいさんのシーンで、お酒で酔っ払っていて、マミーに、「僕はこんなにスカーレットを愛しているのに、〜〜」と言った時の背中が大好きだったので、新人公演でやる時は、それがぜったいの目標だったんだそうです。一路さんのレットバトラーを見た人が、あるシーンの背中が、(麻実さんと)瓜二つだったと言ってくれる人がいたそうです。(伝説のレットバトラー、ああ、見て見たかったです〜!)
『バウホールの思い出』
・バウ主役が決まり、麻実れいさんへ一番に報告にいった時、おじけずいていた一路さんに、決まったことに対して、すごく喜んでくれて「ほらね!やっぱりね!」っておっしゃった言葉をすごく覚えているそうです。その時、ちゃんと努力して結果を出せば、次があるのよ!っておっしゃった時に、チャンスというのは〜、自分が努力してそれに答えなければ次がないんだということとか、〜〜、ちゃんとまい進していかなければいけないと教わったそうです。その当時の一路さんは次につながるような努力をしていたと、麻実さんは認めてくれての「ほらね!」だったようです。
『トップになった時』
・(良い意味での)自分が!自分が!ってなかなかできない性格で、トップになった時、センターにドカーンといる自分がなかなか受け入れられず、居心地が悪いというか、照れくさかったそうです。トップとして当時、2番手の高嶺さんとか、轟さん、香寿さんと、本当に実力のある人達が周りにいてくれて、みんなにすごく頼っていたとも言っていました。(あの頃の雪組のチームワークの良さが大好きでした。)
『2人だけの戦場』
・正塚先生に、「おまえは男っぽいんだ。だから、この役はぜったいに合っている」って言われたそうで、今思えば、男役としての自信を持たせてもらえたターニングポイントで、それがあって、エリザベートのトートまでいけたような気がするそうです。(正塚先生、貴方は正しい!!<おまえは男っぽい(笑))
『トップになってからのスカーレット』
・(レットバトラーとスカーレットの間で)すごく揺れ動いていて、色々な理由(省略)もあったようですが、最終的に、一路さんは、自分がスカーレットをやることが、一番、組がまとまるかなあと思ったそうです。つい、全体のこと考えちゃうので、ファンの人は見てて歯がゆかったと思うと話していました。(歯がゆいなんてことないです〜。一路スカーレットは、絶品でした。)
『宝塚時代のエリザベート』
・恐かったですね(本当に実感こもっていました。)。〜〜、すご〜く、恐かったですね。今、結果良かったからこうやって話せるけど、あの当時はとにかく恐かった。それしか覚えていない。でも、それで辞めようとしている自分はなんて無謀な女だと思いましたね(笑)。(初日開くまでは、「死」でラストなんて!っと多くの人に言われていましたよね!)
『東宝エリザベート』
・エリザベート役に関していえば、本当にもう頭から水かぶせられたみたいに自分のできなさを身をもって知った。〜〜ガチョーンっていうくらい(一路さ〜ん、ガチョーンはちょっと古過ぎ(笑)。)自分の実力のなさを思い知らされたそうです。
・翌年ロンドンに単独で歌の勉強に行ったんですけど、やはりそんなにすぐできるものでもないし、その年、再演があっても、やっぱりまだできない自分が悔しかった。でも、立ち向かう実力とか精神力とかがなくて。やっと今年になって、実力面までは自分ではわからないんですけど、精神力はついて、やっとエリザベートに立ち向かえたみたいな。(うん、立ち向かっていたと私も感じました。)
・ウイーンのスタッフの方に、「今回のエリザベートは、一路さんの初演のトートを思いだした」って言ってもらえた。ウイーンの方がここにきてやっと女役としてエリザベートになったねって言ってくれたんですけど、宝塚辞めて8年かかりましたね。一応、やっ〜と一つのドアをすこし開けられたかなあと。(うれしい言葉。ウイーンの方も、ずっと見守ってくれていたんですね。ジ〜ン)
『退団後の仕事について』
・私は8年の間に、少しづつ少しづづ勉強させてもらって、経験して自分で感じる。自分が板の上に乗って、できなさを自分で痛感して、自分で頭を打っていかないと。だから、神様は私には、一辺にたくさんのものを与えないで少しずつ少しづつやらせてくれたんだなあって思いますよね。〜〜、エリザベートも4年かかって、やっと扉が開けられたみたいな感じです。〜。不器用な人間なので、これから先も長い目でゆっくり見ていただきたいですね。(少しつづでも、いつも努力し、必ず結果を出して前進していく姿に、いつも元気をわけてもらっています。これからも一路さんらしく、突き進んでほしいです。)
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| ★DIVA2004」一路真輝ミュージカルコンサート(オーチャードホール、2004/6/18&6/20) |
1幕
◎最初は、オーケストラの演奏で、「王様と私」「南太平洋」「イーストウィックの魔女たち」「エリザベート」の曲が流れました。曲を聴くだけで、一路さんのこれまでの歩みが脳裏に浮かんでくるから不思議です。オーケストラの方達は、帝劇「エリザベート」を三ヶ月間、一緒にがんばってこられた方達だそうです。指揮者は竹本さん。3人のトーク時には、オーケストラの皆さんも、竹本さんも、やさしい笑顔で見守ってくださっていて、舞台全体に温かい空気が流れていました。
◎あれ?『キスミーケイト』の曲が抜けている!と思っていたら、一路さんが登場し、『キスミーケイト』の歌を3曲。・「またショーが始まる」、・「あたしの愛し方」
・「ソウ・イン・ラブ」途中から英語での「So In Love」に。
金髪がとっても似合っていた一路リリを思い出しつつ、本公演とは一味違う歌声を楽しむことができました。
◎『イーストウィックの魔女たち』より
・「生まれ変わる夜」帝劇時はバスローブ姿で歌っていました。今回のコンサートでは、客席に下り、男性のお客様の膝の上に座り、セクシーなドレスで足を上げたりと迫っていましたが、膝に座られたお客様!一路さんのお色気はいかがでしたか?クラクラきましたか(笑)?
・「音楽を待っていた」は、一路さんがロンドンでこのミュージカルを聞いた時に、一番好きだったそうです。ですがかなりの難曲。今回は一路さんがこの難曲に挑戦。いつもながら、このチャレンジ精神に拍手!歌の後半の感情を抑えきれないような激情の歌を、体全体で表現する一路さん、エリザベートのイメージしかない方は、違う一路さんに出会って、さぞかしびっくりされたことでしょう!
◎『王様と私』より
今回は、アンナ先生(一路さんの演じた役)以外の方、チャン夫人とタプチム・ルンタの恋人の歌でした。『王様と私』の曲は、派手さはないけれど、ジワ〜ッとやさしく心に響く名曲が多いので大好きです。
・「サムシングワンダフル」(一路さん)
・「木陰のくちびる+アイ・ハブ・ドリーム」では、一路さんが「木陰のくちびる」を井上くんが「アイ・ハブ・ドリーム」を掛け合いで歌い出し、最後には、この二つの曲が溶け合うように一つになるという素敵なアレンジでした。2人の歌声は、透明感があってなんとも心地よく、初々しい(ここを強調したい)恋人の歌声でした。
◎『アスペクツ
オフ ラブ』より
・英語による「Love Changes Everything」(井上くん)この曲は、男役時代の一路さんの歌声で聞いたことがあり懐かしい曲です。井上くんの真っ直ぐで澄み切った歌声も素敵でした。
◎『モーツアルト』より
・「何故愛せないの」(井上くん)、・「星から降る金」(一路さん)、・「神よ、何故許される」(ウーヴェさん)、3曲のみでも、十分モーツアルトの世界へいざなってもらいました。すごい〜〜!
◎『ミスサイゴン』より
・「Sun and
Moon」(ウーヴェさん&一路さん)
この曲が始まるとそこは2人だけの世界。ウーヴェさんは、そっと一路さんの手を取りやさしくキッス。その手を自分の胸にあて・・・見詰め合う2人・・・途中、片手で軽々と一路さんを抱きリフト・・・ライトが消えた後、そっと一路さんのおでこに再びキッス。寄り添ったまま袖に消えていきました。このコンサート前、ハイビジョン放送の中のウーヴェさんと一路さんのダンスシーンが大好きで、そんな場面があったらなあ!と願っていたので、こんな素敵な2人の姿を目の前で見ることができて幸せいっぱいでした。
・「Why God Why?」(井上くん)とっても良かったです。本公演が楽しみ!がんばってね!
◎『マンマ・ミーア』より英語で「Thank You For The Music」(ウーヴェさん&一路さん&井上くん)”私達3人がこうやって舞台に立てるのもミュージカル、そして音楽のお陰。”っと一路さんが語り、歌いだす三人。とても楽しそうに3人で目を交わし歌う姿と、とっ〜ても素敵なハーモニーに感動しました。歌い終わると、ウーヴェさんのやさしいリードで2人が去り、一人取り残されてしまった井上くん。あわてて追いかけていきました。ウーヴェさんにはかないそうもないけど、2幕では井上くんがんばれ(笑)!っと思いながら、ほっこりした気持ちで1幕が終わりました。
2幕
・「The Rose」(井上くん)この歌は、一路さんが以前2時間ドラマの中で歌っていた歌でした。暗がりから、パッとライトに映し出された井上くんが、凛々しくてとても素敵でした。もちろん歌声も!
◎『アンナカレー二ナ』より
・「Waiting For You」(一路さん&井上くん)DIVA2001の時も2人で歌われた曲です。井上くん曰く「この数年、色々な経験を経て(笑)」、確実に若い愛人と人妻の切ない恋がドラマティックになっていました。歌の最後に抱き合う2人を見て、ドキッとしました!まだ恋人としての余韻が抜けきらないうちにライトに照らされた時の2人の戸惑った様子がまた、たまらなくキュートで、一場面で二度おいしい。
・「セリョージャ」を歌う一路さんは、子を思う母親の顔に。もう私の琴線に触れ、涙が止まりませんでした。たった2曲でもこんなに胸に迫るのですから、是非、是非、本公演として実現して、アンナとして生きる一路さんに出会いたいです。
◎「Tomorrow Never Dies」(ウーヴェさん)ウーヴェさんが自ら歌いたいと言われた歌だけあってすごい。一瞬にしてTomorrow Never
Dies色に。
◎『レ・ミゼラブル』より・「星よ」(ウーヴェさん)、・「カフェ・ソング」(井上くん)、・「夢やぶれて」(一路さん)。ウーヴェさんのジャベール、井上くんのマリウス、一路さんのフォンティーヌ、ああ見てみたいです。ここでも、しっかりレ、ミゼラブルの世界にいざなってくれました。本当に贅沢の極み!
◎『ジキル&ハイド』より
・「Someone Like You」(一路さん)以前の一路さんのコンサートで、初めて聞いた時にとても好きになった曲です。一路さんの歌声でまたこの曲が聞けてと〜〜てもうれしかった。
◎『エリザベート』より
・「最後のダンス」(ウーヴェさん)客席からの登場。初日はドイツ語オンリーでしたが、20日は、一部日本語も入れて歌ってくださいました。トートとして緩急自在に音を操って歌っておられる姿に感動しました。
・「闇が広がる」(ウーヴェさん&井上くん)掛け合いの部分は、それぞれドイツ語と日本語で。一緒に歌う部分はドイツ語で。ただただ感動でした。この夢のような共演に立ち会えて最高に幸せでした。
・「私が踊る時」(ウーヴェさん&一路さん)途中までドイツ語と日本語で。途中からは、完全にドイツ語のみに。トート対エリザベートの迫力ある歌声に鳥肌。2人の舞台姿を、息を殺して見入ってしまいました。あのウーヴェさんを拒絶して、きつい目線を投げかけ、凛とした容姿で、強く歌う一路さんに感動してしまいました。あのウ−ヴェさんにですよ(笑)!そして、ウーヴェさんはそんな一路エリザにも動じない強さと包容力を持ち合わせていて、やはり思っていた以上にすばらしいトートでした。
・「私だけに」(一路さん)20日は本当に高音が伸び、しかも綺麗に客席まで響いていて、その歌声に涙が出ました。進化しつづけてきた歌声に大拍手でした。そして、きっとこれからも進化しつづけることでしょう!
カーテンコール曲「オーバー・ザ・レインボウ」(ウ−ヴェさん&一路さん&井上くん)最初はウ−ヴェさんと一路さんで、途中で井上くんが、一段高いところから飛び降りて、2人に加わって歌います。この曲のハーモニーも最高でした。最後は、また、井上くん、置いてきぼりになりそうでしたが、三人仲良く手をつないでさよならとなりました。良かった!良かった(笑)!
★今回のコンサートは、舞台上にフルオーケストラを据え、3人がミュージカルナンバーを歌い継いでいくというとてもシンプルなコンサートでした。シンプルなだけに、三人の力量が問われるところですが、三人の良さを最高の状態で引き出すことに成功したコンサートだったと思います。
驚いたのは、一人一人歌う時は、もちろん最高なのですが、ウーヴェさんと一路さん、ウーヴェさんと井上くん、井上くんと一路さん、そして、3人揃っての歌声は、想像を超えてとても魅力的なハーモニーを生み、どの場面も、ドラマティックなミュージカルの世界にいざなってくれました。もう一つ。シンプルな舞台を華やかに彩ってくれたのが照明です。朝もやのような光りだったり、燃えるような光りだったり・・・、各場面をより引き立てていました。
また、3人の、言葉を超えた楽しいトーク(同時通訳の高島さんのお陰です。)と、それぞれをとても大切に思い気づかう姿にも、感動させてもらいました。泣き笑いコンサートでもありました(笑)。
こんな夢のような共演が実現しようとは・・・・とても幸せで贅沢な時間を過ごせました。また、こんな機会が訪れることを祈っています。
(コンサートのプログラムについて)
仲間からの温かくも、ちょっと笑えるメッセージがあったり、一路さん自ら書いた楽曲への思い、共演するウーヴェさんと井上くんへの一路さんのメッセージなど、手作り感覚のやさしさあふれるプログラムも、お気に入りでした。
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★2004年版東宝エリザベート観劇
(帝劇、2004/3/6〜5/30)
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2004年版(帝劇)エリザベートを観終えて。
初演版エリザベートは、運命に翻弄される”悲劇のヒロイン”という印象が強かったのですが、2004年版はもっと人間臭く、また、自分の強い意志で行動するヒロインに描かれていたように感じました。ただ、それがことごとく悲劇の道をたどり、周囲をも巻き込んでいくのですが。
★初演版にはない2004年版エリザベートの私の好きなところ。
・大きな3本の柱。
【これは実際に霊廟で眠るフランツ、エリザベート、ルドルフ3人の棺をイメージしているそうです。この柱の存在によって、舞台の奥行きがなくなり、盆が使えなくなったのは、惜しい気もしますが、この柱のセットに照明が当たると、陰影がつき、明暗のコントラストが美しく、ヨーロッパのあの時代にタイムスリップしたような感覚と、重厚さを感じることができました。】
・「愛と死の輪舞」の場面の照明とシシィのオレンジ色のドレス。
【薄暗い中、トート&トートダンサーは青白い照明、シシィには、だいだい色(温かいぬくもりのある色)の照明で照らしていました。青白い光は冷たく冷やかな黄泉の世界や「死」を、だいだい色の光で、シシィの命や「生」を表現していたと思うのですが、その照明と同じ色彩(オレンジ系の温かい色)のドレスをシシィに着せることで、照明の対比が余計にはっきりでて良かったと思いました。】
・一幕ラスト
【エリザベート(美しい!)を見下ろしているトートと、エリザベートを見上げているフランツというシチュエーション(ただ、あの重く大きなドレスを着たエリザベートが、急な階段を下りるのは、足元が大変そうではありましたが。)と、エリザベートの扇の使い方が好きでした。また、初演にも増して、トート、エリザベート、フランツ3人の歌声に聞き惚れました。】
・「私が踊る時」
【初演の時から、エリザベートとトートが歌う場面も見てみたいと思っていたので、その夢が叶ったのが、とてもうれしかったです。そして、男役で培った一路さんの凛とした立ち姿やトートとかわす強い目線は、とても魅力的でした。この曲も大好きでした。】
・ゾフィーが亡くなる場面
【電飾で映し出されるハプスブルグ家の紋章が、脇の方から巣食うようにじわじわと欠けていく様は、ハプスブルグ家崩壊を暗示しているのでしょう!この効果が好きでした。ゾフィーの歌も、毎回胸に響きました。】
・エリザベートが、トートダンサーに操られているシーン
【生気を失った人形のような表情と、体重を感じさせない、魂がさまよっているような演出が好きでした。】
★初日観劇時では、どこか違和感を感じたというのが、正直な気持ちでした。思っていた以上に初演版への思い入れが強かった上に、初演とはまったく違う舞台の使い方や装置が、次から次へと目に飛び込んできたので、それが気になってしまい、気持ちがついていけなかったようです。ただ、一路さん始め出演者全員が驚く程成長していたので、それは、とてもうれしいことでした。
話が少しそれますが、あえて、初演版とはまったく別物のエリザベートを演出した小池先生って、本当にすごい方だなあと思いました。なんども関わった作品をまた新たに演出しなおすって、すごいエネルギーが必要だと思うんです。そして、先生ならではのこだわりがたくさんつまった2004年版を、もっともっと良いものにしよう!と出演者全員もまた、すごい情熱を持って演じ、レベルの高い舞台を作り上げていたので、、2回目以降からは、初見で感じたような戸惑いは消えていました。そんなわけで、その後は、2004年版「エリザベート」を、思いっきり楽しむことができました。今は、2パターン(初演版、2004年版)観ることができた幸せを感じています。
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★タカラヅカ・スカイ・ステージ(CS290)「華麗なる卒業生達〜高嶺ふぶきさん」
(注)印象に残った部分の感想です。2004/5, 実質:45分トーク) |
長い黒髪の高嶺さん、相変わらずお綺麗でした。宝塚時代の多くの作品を通して、その時の思い出や、その時どんなことを感じたかなど、実直に語っていらっしゃいました。その中で、雪組版「エリザベート」(ゆきちゃん(愛称)は、日本初演フランツです。)についても話されていました。
フランツについては、多くの史実を読んでみると、誰よりも国や国民のことを考え、また、ものすごく家族のことを大事にしていた人でもあったことがわかるそうです。(だからこそ、今だに一番人気の皇帝でありつづけているんですね。)よく「悲劇の皇妃エリザベート」と言われますが、「悲劇の皇帝フランツ」だなあと思ったそうです。
フランツを演じる上で、そういう史実を知ると、「ものすごく切なくなってくるし、ものすごく同情できるし、同調できる部分もあるし・・・しっかりやらなくちゃという責任感や義務感を持ってやらせていただいていた」と話されていました。
日本初演だったので、音符の嵐で大変だったそうです。でも、音楽的にすごくすばらしい作品なので、どんどん中に入っていけて、不思議な感覚になった作品でもあり、大好きだったそうです。
(雪組エリザベートを成功に導いた立役者の一人だと思います。高嶺フランツは、女性が演じているとは思えないくらい包容力のある懐の大きい皇帝でした。また、年齢を重ねていく様が見事だったと記憶しています。ゆきちゃんフランツも大好きです。なつかしい〜)
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★タカラヅカ・スカイ・ステージ(CS290)「華麗なる卒業生達〜初風諄さん」
(注)印象に残った部分の感想です(2004/1, 実質:45分トーク)
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宝塚に入ったきっかけの話から始まり、宝塚時代の作品ごとの思い出、そして、外部の舞台に出演するようになってからのお話などを、とても穏やかな口調で丁寧に話されていました。
宝塚時代、意外にも、美しい歌声に定評のある初風さんが、歌で役を降ろされたことがあったそうで、その話がとても印象に残りました。その時は、武庫川の橋で泣いたそうです。そして、もっと勉強しよう!と思い、その後、全国ツアーがあっても、必ず声楽の先生を見つけて稽古ができる日はその土地でレッスンを続けたそうです。何年後かに役を下ろした先生にお会いした時に、『(歌)良かったよ!』と言われた時は、本当にうれしかったそうです。「人間挫折もあっていいんじゃないかなあ。〜〜〜そして、「良かったよ!」の言葉で自信をいただいたんです。』っとお話されていました。(あの歌声は、天性の物に、そういう地道な努力も加わって生まれたものだったんですね。)退団後も、声楽の勉強だけは続けていらしたそうです。
エリザベート初演出演が決まってからは、稽古に入る前の準備期間として1年くらい、声楽をまた基礎からやりなおし、筋力をつける為ジムに通い、ジャズダンスの先生には、2〜3時間の舞台に備えて体力が持続できるようなトレーニングを考えてもらってやっていたそうです。(舞台人は皆さんそうなのでしょうが、初風さんも見えないところでこの時も地道に努力されていたんですね。)
エリザベート初演の時は無我夢中で、体を壊さないように、皆さんに迷惑をかけないようにと、井上芳雄君と励ましあっていたそうです。他にも、ゾフィーの歌声についてや、ダンスについて、衣装や扇の使い方についてなども語っておられました。
宝塚時代の初風さんを知っている方は、最初は、ゾフィーを演じる初風さんを見てショックをうけた方もいたようですが、それを乗り越えて喜んでくださったそうです。(確かに、あの美しく気品あふれるアントワネット様が恐いゾフィーですから、最初は驚かれたでしょうね。)
一路さんについては、(初演のお稽古の時のことだと思うのですが)、初風さんが、カッカカッカ上がっていると、冷静に、「先生は今こういう風に言っていらっしゃいますから、こうなんじゃないですか!」っと言ってくださって、頼もしい後輩。とおっしゃっていました。(こんな風に後輩を語る初風さんも素敵な方だなあと思いました。)
「これからは、私を必要としてくれる限り、年齢に合った役を大切に大切に少しつづやっていけたらいいなあと思っています。」っとおっしゃっていました。(2004年版ゾフィー様も、とても期待しています。)
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| ★イーストウィックの魔女たち(2003.12.2初日、12.28昼.12.29千秋楽観劇) |
舞台装置:劇場へ入ると、舞台にはトルソと呼ばれる装置「女性の体。客席側が二つの大きな胸、奥にお腹、お腹の中央部には、お臍(大きな穴)」があります。二つの胸は、その後、アレクサンドラ(アレックス)、ジェーン、スーキー、フェリシアの家になります。また、胸の部分が袖に引っ込むと、そこには、イーストタウンのなだらかな丘(腹の部分)等に変化。これは、帝劇だけの新装置だそうですが、このこだわりに拍手!です。ただ、微妙な起伏なので、出演者は気を使ったことでしょう。誰一人ケガもなくて良かったです。
照明&レーザー光線:真っ赤な稲妻、緑のレーザーで潮の満ち引き、満天の星のきらめき等、効果的に使われていました。ダリルの家での場面は、ダークレッドの怪しい色で統一されていました。
見どころ【一幕】
●イーストタウンの朝が始まり、少女(小此木麻里さん)が一人、丘の上(お腹)で歌います。町民も次々に集まり歌い出します。「〜今日も誰かが見張っている。〜〜清く正しいイーストウィック♪〜」3人の女性(アレックス:一路真輝さん、ジェーン:涼風真世さん、スーキー:森公美子さん)も歌います。「見てよ、女ざかり、なのに枯れていく〜」「〜イーストウィックタウン、もううんざりよ」ここでトラブルの種と言われる3人 対 平和で健全な町推進派のフェリシア(大浦みずきさん)と町民という縮図がわかります。歌い踊る町民は色々な家族構成で成り立っていて、それぞれ生活感を漂わせていて面白い場面でした。また、汚れを知らない少女の歌は、これから巻き起こる騒動の最中にも数箇所登場しますが、ホッとさせてくれました。
●突然の雷雨に、3人は、アレックスの家へ逃げ帰ります。居間で話す三人。因みにアレックスは、おっぱい人形を造っている売れない彫刻家。一人息子(マイケル:新納慎也さん、イチロ、二イロと呼び合う二人が親子に。一路さん、また良い息子が増えましたね!)を持ちバツイチ。見た目は普通。姉御肌。ジェーンは、学校の音楽の先生。夫が出ていって3年、やっと離婚届が届く。髪を上でまとめ、メガネをかけ、垢抜けない服を着て真面目タイプ。スーキーは、フェリシアの夫(クライド:安原義人さん)とつきあっているけれど、結婚できそうもない。3人の中で一番シャイ。そこにマイケルとジェニファー(フェリシアの娘:笹本玲奈さん)が帰ってきます。ピュアで若い二人を目の前にして自分達には、何が足りないの?男?っと落ち込む3人。そして、理想の男性のタイプを言い合い、「♪どこよ!どこよ!心と体もとめている〜この世でたった一人でいい〜究極の人はどこよ!♪」と歌います。(ニュアンスだけです。歌詞は正確ではありません。)一路さんは、大体低音を担当。やはり、低音もいいわ〜(ファンモードですみません)。
●町のコンサート会場。引っ越してきたという男性に町民は興味津々。そこにダリル登場。黒のスーツ姿の陣内さんが舞台前中央から、稲妻と雷音と白煙と共にセリ上がって登場。お〜〜〜っ!という感じ。(拍手&笑)どうしてこの町にやってきたのか?を問われたダリルは、「♪〜落ち着く場所がほしい 今こそ。〜この街がいい〜」っと歌います。そして、いつの間にか、町民プラス3人は、ダリルの魔力に操られ出演者全員で踊ります。幕開け早々の全員参加ダンスっていいですね!どの人も役として踊っているので、表情豊かで、すごく楽しかったです。ファンならではの見どころ・・・途中、一路さんだけが袖に引っ込みます。涼風さんが、「え〜、もういっちゃうの!」とでも言っているかのように必死で一路さんの手を引っ張って引き止めるんです。この二人の遊びがかわいらしくて好きでした。千秋楽は、この部分、かなり引き止められていて可笑しい二人でした。
●ダリルが一番最初に誘惑した相手はアレクサンドラ(アレックス)です。最初は誘惑に負けまいと拒絶するアレックスもダリルの魔力にはかなわず、最後には心も体も解放してしまいます。彫刻家アレックスにふさわしく大きな額縁を使った場面があります。そこでは、陣内さんの手は一路さんの○○を滑るように動き、一路さんの手は陣内さんの・・・。その時の陣内さんの目は白黒(笑)。因みに、ファンの間では色っぽさに定評のない?(笑)一路さんが、がんばっていましたよ。元気で活きの良いお姉さんがちょっと色っぽくなった感じかな?あくまでも個人的意見です(笑)。
●ダリルが次に向かった相手はジェーン。ダリルがバイオリンを弾き始めると、コントラバスを音符通り正確に弾くことしかできなかったジェーンに変化が。そして、心も体も解放されていくジェーン。○○を広げ、胸元がはだけ・・・。涼風さんまでもなんと大胆な(笑)!この時の歌は音域が広くとても難しそうでしたがさすがでした。音楽に合わせてバイオリンとコントラバスが、ひとりでに立ち上がってくるくる回りだす場面があるのですが、一体どんな仕掛けなんでしょう?
●スーキーとアレックスが道ですれ違う場面があります。その時のアレックスの格好は真紅のへそだしパンツスタイル(細〜〜い).。もうすでにダリルの魔術にかかっているアレックスですが、なんという派手派手さ。そして、そんな格好で、100キロもある彫刻に使う材料を載せた台車を引いているのですから、そのアンバランスさは一体?目が点になってしまった瞬間でした(笑)。
●ダリルの今度の獲物はスーキー!思っていることを上手に口に出せないシャイなスーキーが、ダリルの手にかかると信じられないくらいの勢いで話せるようになります。森さんの歌「♪I
Want To Talk、喋りたい、自分の言葉で〜」は、早口言葉風のところと、長く伸ばすところ(客席はおもわず拍手)が聞かせどころ。ダリルの魔力にかかる前の口下手で噛み噛みの森さんがとてもかわいいのです。
●ダリルにテニスに誘われ、テニスコートにやってきた3人。でも、自分だけが誘われたと思っていたのに、他の二人と遭遇し、3人とも腹を立てます。衣装は一路さんが、おへそ出しスコート、涼風さん、森さんももちろんスコート姿。涼風さんと一路さんのおみ足に見惚れ、森さんのキュートさにひきつけられ・・・。それから、一路さんと涼風さんが火花ばしばしでテニスする場面があります。格好はかわいい二人なのに、男役入っていませんか?というくらい迫力がありました。森さんにお腹から向かっていく涼風さんも(でも負けていました。)可笑しかったです。千秋楽では、森さんのお腹に、お腹から向かっていく涼風さんの後ろから一路さんも背中で押していました。涼風さんはサンドイッチ状態。3人楽しそう!客席も大笑いでした。また、ファンとしては、3人が暗転で舞台後ろに引っ込む時、足元が危ないので、一路さんが森さんの手を引いていたり、涼風さんがラケットでネットを抑えてあげていたりしている姿がほのぼのして好きでした。
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●ジェニファーとマイケルが澄んだ声で歌います。3人が出る場面とは対照的で、その空間だけは、清く澄んだ場面です。二人が袖に引っ込み、そこに、フェリシアと町民がやってきて歌います。「しみ一つない街が汚れていく、〜崩れゆくモラル〜何とかしなきゃ!〜今が瀬戸際」っと。大浦さんは、さすがダンサーだけあって、一つ一つの動きがとても綺麗で存在感大。大浦さん率いる町民パワー(歌って踊って)はすごかったです。最高でした。
●いつになっても夢見る心は少女なんですね。優しく、透明感のある声で歌う3人。「ずっと、ずっと、昔。少女がいたわ。〜〜そう、少女は私よ 〜」ブラックのわっか型豪華なドレス姿の3人。ここでの3人のハーモニーの心地よさはどう表現したらよいのか。いつもソロで個性豊かに歌う3人の声がこんなに溶け合うなんて・・・。なんども言いますが、最高に贅沢でした。一路さんは、ここでも低音担当です。
歌い終わって、ダリル家で魔術を教わる3人は、ちょっとフェリシアにいたずらをします。たとえば、クッキーの缶に、ボールを入れると、舞台左に用意されたフェリシアの台所にいるフェリシアの口からボールが出てくるのです。フェリシアはこの自分の体に起こる異変に奇声をあげ恐れを感じます。この時の大浦さんの小物を使う手さばきは手品師のように見事。本当に口から大きなボールが飛び出してきたように見えるのです。
いたずらの後、ダリルが歌います。「目を閉じてはばたけ空へ〜」「お前達の望みが叶う時がきた〜」と。3人は一旦、上にふわっと浮いた後、空をふあふあ浮遊するように客席の方へ。途中、森さんが、客席頭上すれすれまで落ちてくるので、客席も盛り上がります。とても綺麗で夢のような空間です。(1階席の方が感動的でした。)観劇の度に手を振って単純に喜んでしまいました。最後は舞台の上高く浮いたまま、3人が歌い1幕が終わります。
【二幕】
●ダリルからの電話の呼び出しで、彫刻作業中だったアレックスは、シャワーを浴び、歌いながら着替えます。最初はダボダボのオーバーオール。シャワーを浴び、バスタオル姿に。赤いヒールを履き、イヤリングをつけ、髪を下ろし、バスタオルを外すとそこには、艶のある生地の真紅のダルマ?(ちょっと違う)スタイルに変身。その間、「〜何もかもが、生まれ変わる〜〜ダリルとの夜〜」とちょっと過激な歌を大人っぽく気だるい雰囲気で歌い踊ります。バスタオルで思い出すのは、「南太平洋」のネリーちゃんですが、それとはまったく違うバスタオル(笑)姿でした。とてもセクシーでしたよ(ファンモード)。
●男性ばかりが集まっているドライブインでダリルは言います。この街の女達はみなヒステリック。でも、女ばかりのせいじゃない。男が骨無しなのだと。そして歌います。「Dance
With The Devil」。街全体のモラルが崩壊していく様が、この歌とダンスの振りではっきりわかります。そして、なんとあの爽やかなマイケルまでもが、女性を追い掛け回す始末。
●3人は真っ赤なコートを着てダリルの家へ。コートを脱ぐと、中は真っ赤なスリップ姿。そういえば、3人がスリップになった時に、ダリルが、「ワァウォー!僕ちゃん、こういうの大好き!」とか言っていたような?「ダリルじゃなくても好きだと思うよ!」って、心の中でささやいてしまいました。
ダリルの悪の魔力によって3人は、フェリシアへの憎悪も募らせていきます。そして、フェリシアへのいたずらがまた始まります。ダリル家のクッキーの缶に大きなコインを入れると、フェリシア家の台所にいるフェリシアの口からコインが、ロウソクを缶に入れれば、ロウソクが口から出てくるのです。フェリシアは、クライド(夫)に、「♪見てよクライド!普通じゃない。この状態。〜〜邪悪なパワー〜」っと訴えながら色々なものを吐き出し苦しがります。そんなフェリシアを、ついにクライド(夫)が殺してしまうのです。妻を殺し喜ぶクライド。でも、最後にはクライド自身にも邪悪な力が及び、台所のシンクに吸い込まれていってしまいます。(不思議な感じでした。)大浦さんは、「この二人が死ぬ場面では、お客様が笑ってくださるくらいまで持っていけたら幸せですね」とミュージカル誌で話していらっしゃいます。マンガチックに作っているので、「なんて残酷な!」と思いつつも、笑ってしまいました。大浦さんが望んだ笑いってこれですか?ブラックユーモアーって、こういう笑い?
●3人は、フェリシアとクライドの死という悲惨な結末を知って、ダリルから離れることを決めます。この時の3人の容姿は最初に戻っていました。そして、ダリルの家に置いてある自分の荷物を取りにダリル家に忍び込みますが、ダリル本人に会ってしまいます。その時のダリルは、黒と赤のハートマーク?のトランクスを履き、靴下に革の靴という奇妙な格好で、一人アイロンかけをしています。なんと人間臭い悪魔なんでしょう!必死で止めるダリルを振り切って去っていく3人に、ダリルは強気で言い放します。「〜〜今日の日を悔やむが良い!我こそは、ミスター・ダリル・ヴァン・ホーン」そして、雷音が響き渡ります。
●3人に去られたダリルは両親を亡くしたジェニファーに接近。そして、とうとう、ジェニファーもダリルの魔力にかかってしまいます。ダリルと腕を組んで袖からでてきたジェニファーは、体にぴったりフィットした真紅のミニドレス。お化粧も濃く・・・言葉使いまで荒くなっていました。この笹本さんの変身振りも見どころの一つです。正気に戻ったマイケルもジェニファーの変わりようにショックを受けます。3人は、ジェニファーの姿を見て、ついこの間までの自分達の派手な姿と重ね合わせます。そして、ダリルの魔の手からジェニファーだけは救わなくては・・と誓います。
●ダリルは、なにもかも自分のものになり、「我が栄光!」と歌います。この曲はゴスペル調で、私のお気に入りの歌です。陣内さんは、スタンドマイクを匠に使い、ロックンローラーばりに歌い踊りかっこ良かったです。アンサンブルの方(正装した町民)も加わり迫力ある歌声に感動しました。アンサンブルの方達は皆実力者ぞろいで、どの場面も最高に聞かせてくれました。
●ダリルとジェニファーの結婚式が始まり、牧師が式を進める中、舞台端では、3人が人形をダリルに見立てて、ダリル本人に習った呪いをその人形にかけます。その結果、最後にはダリルはへそ(中央の穴)に吸い込まれてしまい、街全体が魔力から解かれます。そして、ジェニファーとマイケルも、再び愛を確かめ合うのでした。「The
Feeling」この曲も綺麗な曲です。
●舞台には、3人だけが残り歌います。歌の意味は、また振り出しに戻ったけれども以前とは違う。変わった。ほしいものはここ(心:自分の胸に手をあてていました)にある。迷ったり悩んだりしたけれど、3人で知った、生きる意味を・・・というものだったと思います。28日と千秋楽では、この歌を歌っている時の3人は、お互いにやさしい目線を投げかけていて、3人の絆を感じ、その姿に私までうるうるでした。
【ぎりぎりの歌詞と台詞(訳)、そして、過激なダンスや衣装にも関わらず、嫌悪感やいやらしさを感じず、心から楽しめました。出演者のさばさばした芸風のお陰もあるとは思いますが、スタッフに多くの女性が関わり、思い切った試みをたくさんされた成果でもありそうですね。また、色々なジャンルの曲が使われていて耳で楽しめましたし、ダンスシーンも多く、セクシーな衣装、思い切った装置や照明、そして、フライング技術等、目からも楽しめて、こんなにエンターテイメント性の高い作品はあまりお目にかかれないのではっと思いました。このような作品を日本で、しかも帝劇で上演するというのは、画期的なことですね。この作品に、前向きに取り組んでくださったことに感謝します。一ファンの思いとしては、宝塚出身者4人の共演がとてもうれしかったのと、魔女3人のハモリが聞けたことが最大の喜びでした。また、「清く正しく美しく」で育った(笑)涼風さんと一路さんの口から、いままで耳にしたことのないようなぎりぎりの言葉が飛び出したり、刺激的な服装姿を見せてもらえたこと、思い切ったダンスを踊ってくれたことなどとても新鮮なことが多く幸せでした。この作品が一ヶ月だけというのは悲しいです。もし、わずかにダリルの魔力が残っているのなら、その力で、是非、再演を実現してほしいものです。また、CDも出してくださ〜いっと祈っています。】
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| ★デジタルリクエストハイビジョン宝塚2003より(大浦みずきさん、涼風真世さん、一路真輝さんのトーク)(注)実質6時間の放送の中で一番印象に残った部分の感想です。2003/11/24 |
大浦さん、涼風さん、一路さんの「 「すみれの花、咲く〜ころ〜♪」の歌声と共にVTRという形で登場されました。12月の「イースト〜」に、3人が出演される為、3人まとめての登場だそうです。登場から和やかな雰囲気でした。
涼風さん、一路さんが、お稽古場がとても楽しいということ、大浦さんが踊る場面では、コマ送りのような振りを完ぺきに踊られていること、しかもその後、歌っていらっしゃることなどを、とても楽しそうに話されていました。大浦さんの言葉から、それは、宝塚で培ったもののようです。
エントリーの中で、思い出に残る作品や場面は、大浦さんは、アントワネットとフェルゼンが踊る編・一路さんは、あかねさす紫の花・涼風さんは、ジュリオのバンガロウの場面と答えていらっしゃいました。(理由も語っていらっしゃいましたが、ここでは省略させていただきます。)
ハイビジョンリクエストの番組については、3人とも、(「イースト〜」に向けての)お稽古中だそうで、ご覧になれないそうです。「稽古場に、ハイビジョン、置いてもらおうか(笑)?」と話されていました。
また、(現在、お稽古していても、)宝塚(出身者同士)というだけで安心感があるそうです。最後に、3人とも、”宝塚は宝物”とおっしゃっていらっしゃいました。とっても楽しそうな3人!お稽古場もこんな感じなんでしょうね。涼風さんも一路さんも宝塚の下級生の顔になっていてかわいかったです。
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| ★宝塚星組「王家に捧ぐ歌〜アイーダより」(東京宝塚劇場'03.10.17昼公演) |
宝塚星組東京公演「王家に捧ぐ歌〜アイーダより」を観劇してきました。組子全員が舞台上にいる時間がとても長く、組が一丸となって取り組んでいる姿にまず感動しました。スカイステージ情報によると、大勢の戦士には、普段は娘役さんの方達も多数参加しているとか。そうは思えないほど、隅の人まで、皆、目つきも鋭く顔つきが男(笑)でした。
そして、エジプトの若き戦士ラダメス役の湖月さんは、容姿から受ける印象からも、(想像ですが、)普段の人柄から醸し出す大きさからも、誰もが認めてしまう勇者にぴったりで、自分の信念に向かって突き進む湖月さんの力強い歌(台詞)に説得力がありました。
エチオピアの王女役の安蘭けいさんは、エチオピアの王女という立場で、戦争相手の国(エジプト)の戦士ラダメズを愛してしまった心の葛藤をとても深く演じていて、ここ最近の(雨に唄えばも観ています。)成長ぶりには、驚かされました。安蘭さんの魅力でもある歌声も男役声ではないですが健在で「〜戦いは新たな戦いを生むだけ♪」の歌が、心に響きました。
湖月さん(ラダメス)と安蘭さん(アイーダ)の熱いラブシーンが絵になりますね(笑)。これでは、檀さん(アムネリス)が嫉妬するのも納得です(笑)。
エジプト王女アムネリス役の檀れいさんは、普段の男役に寄り添う女役とは違う芯の強い役をがんばって演じていました。美しい檀さんならではのアムネリスだったと思います。
下級生に至るまで全員が、自分の役として生きづいていて、瞳がきらきらしていたのが印象的でした。今の星組メンバーならではの作品でした。
この作品のメッセージ(戦いからは何も生まれない)が、全世界へ届いてほしいと心から思いました。
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★タカラヅカ・スカイ・ステージ(CS290)ビッグ対談(轟悠さんと和央ようかさん)
(注)ほんの一部の紹介です。二人の話のテンポ、表情がお見せできないのが残念です。ここでは、二人の会話をかなり省略してまとめて書いてありますのでご了承ください。(2003.7放送 実質1時間) |
1988年〜現在までのお二人の舞台の思い出を公演順に語る番組でした。(敬称略)
@1988年「ベルサイユのばら新人公演」轟さん=アンドレ・和央さん=オスカル
【轟】初めてのラブシーンの相手役がたかちゃん(和央さんの愛称)(笑)、かなし〜い(笑)。
【和央】女役さんたち、私に感謝しなさい。”たかこ”よりは、(轟さんに)かわいく思われるでしょ! 【轟】思った、思った(笑)。
【和央】稽古場で引っ込む時、男役さんって娘役さんを(手をつないで)連れていったりするじゃないですか。いしちゃん(轟さんの愛称)、私を引っ張って引っ込んだの!(すごくうれしそうな顔)。娘役の心がわかった。ドキドキドキ。
A1994年1月「二人だけの戦場・バウ公演」
【轟】これは、好きだったね。
【和央】ね〜!あれ、台詞、すごかったですよね。
【轟】私が(軍事法廷で)一路さんの役を弁護するんだけど、全然覚えられないから、たかこが、台詞の通りに動いてくれて!
(たとえば「大統領が死んだ」という台詞の場合、和央さんがジェスチャーで、”大統領”なら腰に両手を当てて偉そうに。”死んだ”は目を閉じて、両手のひらを合わせて頬に。という具合にしていたようです。)
【和央】私の動きを見て台詞が覚えられるようにスパルタのように何回もやりましたよね。「何で私のこれがわからないの!」、「もう一回頭から!」って。
【轟】そう厳しかった(笑)。人を弁護するって、普段使わない言葉だし、量も多くて大変だったけど、お陰でやっと覚えて。 【和央】大好きな作品ですよね。
【轟】これは出れて良かったと思います。
【和央】私もです。
B1994年11〜12月「雪之丞変化」
【轟】これも忘れられない。ラストシーンで、一路さんを私が船に乗せて漕いでいて、高嶺さんの船とすれ違って、ドライアイスが出てきて、いい感じだったんですね。そこに、緞帳が閉まる寸前で、いちば〜ん奥を、ピューーっと!あなたと香寿くん(香寿たつきさんのこと)と星奈由里ちゃんが。最後に場をさらっていったの(笑)。 【和央】すいませんね。ほんとに申し訳ない・・(笑)。アニキ〜!
(恋人を亡くした悲しい思い出の残る江戸を離れ、船で上方へ向かう芝居役者(一路)、横恋慕しながら最後は恋路を助けて見送る元女スリ(高嶺)、役者に付き従う任侠親分(轟)の名場面。そこに、親分を慕って子分(和央)が小船で猛然とダッシュして追いかけるシーンでした。)
【轟】それから、(次が洋物ショーで)お化粧換えで(時間がないのに)、楽屋のある下手じゃなく、上手へ引っ込むんだよね。緞帳が閉まったら、一路さんが脱ぎ脱ぎ(楽屋へ向かって)走って行きはって、私はお衣装拾いながら後ろを走っていって(笑)、皆、ギャーギャー言いながら、上手から下手へ横断していたよね。
C1994年11〜12月「サジタリウス」
一路さん、高嶺さん、轟さんの3人の場面の衣装について。
【轟】私はプレスリーもどきの格好。ゴリラの着ぐるみ着ていたのは、一路さんと高嶺さん。どうしていしちゃんって、きれいどころの役しかしないのって言われて(笑)。
D1995年5〜6月「バロック千一夜」
【轟】最初の歌が、「♪ダラダ、ダミリナ♪」っていう歌詞だったの。 【和央】「だらだら見るな!」って。
【轟】そう、一路さんと全員(高嶺さん、轟さん、香寿さん、花總さん)でお客様に歌って・・(笑)。 【和央】悪い人達だ!(笑)。
【轟】大劇場で緞帳が私達がくぐり抜けられる程度までしか開かなかった時があったの。その時、一路さんがくぐったので、それに合わせて全員くぐって銀橋で歌って花道へ行って、開いたかなあと後ろ振り返ったら、閉まっちゃったの。その後、放送があって。衣装脱じゃった、どうしよう!って言っていたら、頭からやり直し!と言われて・・・(笑)。でも、お客様が大拍手してくださったから、すごい笑顔でやりました。
E1996年2〜3月「エリザベート」
【和央】すごかったですね。ルキーニね。もう一回やったらどうですか?ルキーニ編作って。ちょっと恐いけど(笑)
【轟】あのメンバーでねえ。一路さんのトートで宝塚のエリザベートが始まったわけじゃない。面白かったね。自分達でもカルチャーショックだったし。できるんだ!って。だって、あの一路さんがよ、キーボード持ってきて、廊下でたたいて、「わからない!」って。それを見ていて一路さんがわからないなら、私達全然わからないって言ったの。
【轟】この前、楊先生に、もう一回やってみない!って言われて(笑)。ルキーニの歌、原曲(本場)のキーのままやっているのはいしちゃんだけだよって!それから、クンツェさんの奥様には男の子って言われたりね(笑)。 【和央】だって、男だものね! 【轟】宝塚は、女性だけだと思っていましたけど・・。
【和央】(大爆笑)男性もいらっしゃるんですね!って(笑)。
【轟】パーティーの時、しっかり赤目の口紅塗って女性ですって(アピールした。)!なのに、小池先生が、英語で「彼はね」って紹介するから、「彼女でしょ!」って言ったの(笑)。
【和央】その(小池先生の)気持ち、わかります。〜いしちゃん、カフェの場面でのエプロンみたいなのもやたら似合っていましたよね。
【轟】イタリア人の人から、誰よりもイタリア人らしいって誉めていただいて(笑)。
【和央】もう一回観たいなあ、ルキーニ。今度は限界への挑戦ですよ(笑)。男の人がいる「エリザベート」(東宝エリザベートのこと)に出て、(ルキーニが女性だと)何人にばれるか?
【轟】(笑) 一路さんのエリザベートを見に行って、高嶋さん、かっこいいなあと思って観ていた。 【和央】いやいや、やって!やって!やってほしいなあ〜!
【同じ舞台を一緒に作ってきた時期が長かっただけに面白い話もたくさん飛び出し、 楽しい対談でした。】
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| ★宝塚スカイステージ:演出家列伝〜正塚晴彦(聞き手 石井啓夫)(ほんの一部ですが、ご紹介します。私の言葉になっている部分もありますので、ご了承ください。2003/9)(敬称略) |
(石井)作品「二人だけの戦場」は、〜〜、芝居を良く見ている方達とかが、絶賛した舞台だったのですが。
(正塚)主役、一路ですよね。どういうのが一番格好良く、魅力的に見えるだろうか〜〜軍服が格好いいんじゃないか、白い士官服なんて絶対に格好いいんじゃないかと。そこから始まったことです。
(石井)プログラムで良く、「主役(この子)に、何をさせたら一番似合うだろうかというところから考える」とおっしゃっていますが、〜作品を書く動機というのは、そこから出るんですか。
(正塚)やはり、そうですね。
(石井)芝居の場合、どういうところがきっかけとなって、物語を生み出すんですか?
(正塚)時事ネタ、ニュースとかからですね。二人だけの戦場は、ちょうどボスニアヘルツェゴビナの内戦があって、サラエボを脱出しようとした若いカップルが橋のたもとで撃たれて・・・みたいなニュースがありましたよね。そのニュースと、たまたま、軍服が絶対にかっこいいだろうというのが重なって〜。いつも作品を作る上で、出演者から受けたイメージが真っ先にあります。
【正塚先生、さすが!真っ白な軍服、本当に一路さんにぴったりでした。出演者から受けたイメージを真っ先に考えてくれるという贅沢は、宝塚歌劇団の座付作者ならではですね。そして、男同士の友情、国を超えた愛、戦争の痛ましさなど、人として生きる上での大切なメッセージがたくさん織り込まれていて、そして何より救い&希望を持ったラストが大好きでした。】
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| ★愛と絆の人間ドラマ”娘よ”(TBS2003/9/18放送) |
あらすじ
昭和39年。妻に先立たれた作家の藤沢省二郎(杉浦直樹)は、娘みこ(i一路真輝)、お手伝いの吉川きよ(野村昭子)と鎌倉に引っ越してきた。妻の死によって、立派な家から小さい家に住まわざるおえなくなったことを嘆く省二郎を、男言葉で叱るみこ。それは、少女時代働いていた軍事工場ですっかり身体を壊し、片足を引きずる生活を余儀なくされたみこが、父に心配をかけまいとする愛情だった。
診療に訪れたみこに医師の松田康(山本學)は、引越しの仕事の頑張りすぎで悪化していると告げる。病は確実にみこの身体を蝕んでいた。そんなみこを幼馴染の小林弘(えなりかずき)は暖かく見守る。みこにせがまれて車で訪れた海辺で、「このまま車ですーっとあの海の中に消えていったら・・・・・」とつぶやくみこ。弘はみこの誰にも見せない心のうちを垣間見た思いがした。
そんなある日、省二郎はかねて交際しプロポーズしていた高野冴(竹下景子)から、再婚できると告げられる。狂喜する省二郎。だが、冴は、自分が省二郎の家に嫁入りすることはせず、また、省二郎が冴のアパートに住むことも許さない。ただ、毎日省二郎が冴のもとを訪れ夜は自宅に帰るという妻問い婚を提案する。みこにとって省二郎との生活が何よりも大切なものであることを察していたからだ。
省二郎は、昼間は冴のアパート、夜はみこの待つ家、という生活が始まる。省二郎を通してだけ触れ合うみこと冴。奇妙な、でもお互いを思いやる家族関係が続く。ある日、夜中まで帰ろうとしない省二郎を、「一度でも泊まると私はみこから貴方を奪ったことになるのよ」とせかす冴。終電で帰宅した省二郎をみこは寝ずに待っていた。
冴からのプレゼントのセーターを渡す省二郎に「どうして私の好きなものが分かったんだろう。なんだか恐い人だね。」と話すみこ。自分の寝室に戻るみこは「親父、幸せか。」とたずねるのだった。
夜半、野良犬を追おうと庭に出た省二郎は腰を強く打ってしまう。きよとみこは一緒に省二郎を家に引き上げ手当てする。「みこだって、無理ができないよ」という省二郎の一言に、みこは自分の病は良くなっていると嘘をつく。そして、強がって明るく阿波踊りを踊って見せるが・・・・・。この後は、とても切ないラストへと続きます。
【杉浦さんが健気(けなげ)とは、自分の欲望を抑えて、まず人の事を思う気持ちと教えてくださいましたが(王様のブランチにて)、このドラマに出てくる人達は、表現は違うけれど、皆、本当に”健気”でした。特に、みこさんの健気(けなげ)さには、胸が締め付けられる思いでした。このドラマに巡り会えて本当に良かったです!】
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| ★"娘よ"この秋必見!愛と感動の人間ド(TBS2003/9/13) |
ドラマの映像を元に、そのストーリーと共に、杉浦さん、竹下さん、一路さん達が場面ごとに役の感情についてコメントしたり、石井さんのこだわりである製作プロセスにも触れこの作品の魅力をより知ってもらうという番組になっていました。
・小島省二郎さんの墓前で、撮影の報告をする石井さんと一路さん
・出演者全員集まっての本読み
・出演者とスタッフが納得がいくまで繰り返したという立ち稽古
・日本家屋一軒全部を再現した現場の様子
・スタッフの様子
・海沿いのロケの様子(免許持っていないえなり君のため、
車をけん引しながらの撮影風景など)
・杉浦さんと一路さんが和やかに会話をしている姿
・泉ピン子さんからの差し入れのコロッケが届いたところ
・真剣に自分の演技をチェックする一路さん
などの映像が織り込まれていました。
石井さんは、黙ってご飯食べて、黙って出かけてしまうような時代だからこそ父と娘が向かい合って生きていくドラマを作りたかったのだそうです。また、杉浦さんの仕事納めの挨拶は、とても感動的で、じ〜んときました。杉浦さんは、感無量という表情で 「感動しました。」と語りだし、今回のお仕事を通して、役者を続ける上での強い思いや勇気をもらったそうです。このドラマには、人と人を思いやる気持とか私達がふだん忘れかけているものがたくさんつまっているようです。ドラマの抜粋映像だけなのに、今から感動しています。年とると涙もろくなって、こまります。
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| ★王様のブランチ出演ドラマ「娘よ」についてTBS2003.9.13放送) |
「娘よ」の映像とストーリー紹介、そして、杉浦さん、竹下さんのコメントとメイキングが映りました。
ドラマで描かれている人の感情について
杉浦さん:「健気(けなげ)」という言葉がありますが、自分の欲望を抑えて、まず人の事を思う気持ち〜」竹下さん:「〜懐かしい時代の人が持っている気遣いだったり、優しさだったり〜」と答えていらっしゃいました。
一路さんは、この、「娘よ」の映像を見てうるっときていました。説明の中で、「出ている人皆が温かいんです。」という言葉が印象に残りました。
石井さんのこだわりについて
石井さんは、順撮り(シーンの順に撮っていく方法)をされたそうです。だから、あのとても大きな家を何回も建て直したりしたとか。ブランチのレギュラー陣が、皆、びっくりしていました。(普通は、そういう手間の大変さを考えて、同じ場面のシーンは、一度に撮るみたいですね。)杉浦さんはストーリー順に演技をするということは、役者にとって、とてもありがたいと、竹下さんは石井さんは俳優の気持ちをすごく理解してくださる方だとおっしゃっていました。
「娘よ」は、30シーンしかなく(普通は100シーンくらい)、1シーンが台本17ページくらいだったとか。(ここでも、皆、え〜すごい!という声を出していました。)それを、カメラが何台もあって、(役者が)部屋が変わろうが外に出ようが全部通しで撮るという方法を取られたそうです。これは、一つのシーンの中での気持ちの流れを役者が途切れないようにという石井さんの配慮によるものだそうです。
一路さんは緊張したようですが、リハーサルも念入りにしてくださったり、本読みから何度も何度もやっていただいたりして、〜〜とても良い経験になったと語っていました。えなり君とは、一緒にロケにいったりしたので、年は違うけど(笑)、話が合ったとか・・・。
セットや小道具へのこだわりについて、
たとえば、39年の時代の雑巾は、手ぬぐいを縫ったものか、タオルを縫ったものか、そういう小さなところまで、こだわりを持ったそうです。
〜人間の愛情や人を思いやる心とかがいっぱいあるので、懐かしさを感じていただけるものになればいいなと思っていますとまとめていました。
【「娘よ」は、テレビドラマを長いこと手がけてきた石井さんならではのこだわり&愛情がいっぱいっぱいつまったドラマのようですね。ますます楽しみになりました。】
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| ★五十億を相続する女土曜ワイド劇場(テレビ朝日2003.9.6放送) |
あらすじ
直子(一路真輝)は、東京世田谷のマンションで、証券会社のサラリーマン西森達也(岡野進一郎)と新婚生活を送りはじめていた。相次いで両親に死なれ天涯孤独となっていた直子は、スーパーの店員に「奥さん」と声をかけられるような日々にささやかな幸せを感じていた。ある日、夫の帰りを待って食事をしようとしたところに、夫の知人から電話がかかってくる。「これから家に来たいって言うんだ。新婚なのに」と言う夫に「多めに作ってあるから大丈夫よ」と答える直子。ワインぐらいはあった方が良いという夫に、すぐ近くだからと財布を持ってマンションを出た途端、一台の車が。急ブレーキの音と共に倒れる直子。
直子が意識を回復したのは病院の集中治療室。見知らぬ男から、「お前は私の妻の高見沢真矢だ。」と呼びかけられる。「夫」と名乗る高見沢利彦(尾美としのり)だった。隣の白衣の女性が「妹で外科医の高見沢早苗」(洞口依子)と名乗った。「違います。私は西島直子。夫に連絡させてください」という直子に肩にあるあざが真矢である何よりの証拠と言われる。見たこともないあざだった。混乱する直子に安定剤を注射する早苗。
私は一体誰。脳外科の根岸徹(国広富之)から、脳血腫が原因の記憶障害と診断された直子の周りで、不思議なことが次々に起きる。四六時中家政婦に監視され、真矢としての生活が始まった。、真矢の実の母と名乗る老女宇佐美弥生(池内淳子)、弥生から贈られた高価な指輪、霊安室で発見した自分(西森直子という名の)の死体、自宅も夫・達也の携帯もつながらない、職場の同僚からも西森直子は死んだと聞かされる、住んでいた部屋には別の女性がいて西森など知らないと言われる。次第に混乱していく直子。
そんな時、死期の近づいた弥生の手術のために真矢の血液型とは違うAB型の血を提供し、自分が真矢ではなく、直子であることを再度確信する。折しも、利彦の言葉から、弥生が死んだら50億の財産が真矢の物になることを知る。自分が真矢とすりかえられた原因がそこにあると確信した直子は、眠る弥生の前で、「実の娘ではないけれど、貴方の看病ができてうれしかった。必ず真相を暴いてみせます。」と独白する。直子は、真矢を演じる覚悟を決める。ついに死を迎えた弥生。葬儀を終えた直子に敵の手が迫る。逃げる直子の前に、徹が救いの手を差し伸べるが・・・。
【とても見ごたえのあるストーリーで、始まって早々引き込まれました。一路さんは、難しい感情の描写とナチュラルな演技で、舞台とは違う魅力を発揮し、素敵でした。私のお気に入りがまた一つ増えました。】
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★橋田家のティータイムCSTBSチャンネル(橋田寿賀子、石井ふく子、竹下景子、一路真輝)
(2003.8.25実質:1時間トークの中で印象に残ったトークの感想です。 |
前半は、橋田寿賀子さん、竹下景子さん、一路真輝さん3人のトークでした。竹下さんの子育ての話、二人の趣味の話、一路さんの宝塚の頃の話など色々な話題で盛り上がっていましたが、なんといっても、9月放送予定の「娘よ」に関連したことが、皆さん一番気になると思うのでその点に絞って、私が印象に残ったトークの感想を書きたいと思います。
一路さんは、舞台で育ったので、ずっとTVドラマで求められる”普通”というのがとても難しかったそうです。でも、色々な経験で、TVドラマの迷いは、少しつづ取れてきているとか。それでも、まだまだ・・・と語る一路さんでした。がんばれ!とエールを送りたくなりました。”娘よ”では、どんな一路さんが見れるのでしょう?
後半は、石井ふく子さんも加わり「娘よ」の話題になりました。
石井さんの話によると、娘の役には、清楚で、清潔で、明るくて、やさしさを違う形で表現できる人を探していたそうです。そして、今回、本当に出演者全員が清潔で、「とても良い”みこ(一路さん)”であり”さえ(竹下さん)”だった」と話されていました。
また、この作品は、昭和43年に初めて石井さんが舞台演出した作品で思い入れがあるそうです。役者さんには、なるべく自然に役に入ってもらえるよう、ドラマの流れに沿って演じてもらうという作り方をされたそうで、こんなところにも、石井さんの心使いが感じられますね。きっと、役者さんも感情移入しやすかったことでしょう。
このドラマは温かいドラマになっているそうです。ここから、TVドラマ論になりました。聞いていて、なるほどなあと思うところがあり、さすがこの路を長年にわたり進んできた方達だなあと思いました。一路さんにとっても、リアルな役への新たな挑戦。私達も、温かく応援して見たいですね!
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★キスミーケイト
梅田コマ(2003.8.17昼公演観劇) |
感想と言えるかどうかはわかりませんが、自分でも思いがけないことがありました。一つ目は幕開き。「♪またショーが始まる〜♪」の澄みきった歌声を聞いた途端、鳥肌がたちました。私の中にも、「またキスミーが始まるんだあ」という思いがダブりました。 もう一つはラストシーン。「♪なんて女は馬鹿なの〜♪」を聞いた途端、目がうるうる。「え、ここって泣くところ?」と自分でも驚きでした。今回の演出の手直しで、複雑な話がとてもわかりやすくなり、「キャタリーナを演じている場面でも、今はリリの感情も入っているでしょう!」とはっきりわかるようになっていたお陰で、よりリリ&フレッドのデリケートな心情に、感情移入できたからだと思います。良いラスト観劇になりました。
東宝キスミーケイトについて:昔の映画のビデオ(たぶん1953年版)も見ていますが、どの場面もすご〜く長くて、間延びした感じがしました。その点、東宝キスミーケイトは、かなりテンポよく仕上がっていて、なかなかGOODな演出だったと思います。また、何よりカンパニーの皆さんがとても楽しそうなので、観ているこちらも幸せな気分になりました。一路さんの新しい面が見れたのも収穫でした。強いて言うなら、「くそ暑い」は、やはり「Too Darn Hot」で聞きたかったかな!
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★タカラヅカ・スカイ・ステージ(CS290)「ドリームメーカーズ〜歌唱指導の楊淑美さん(元宝塚男役)」(聞き手)竹下典子さん
(注)一部ご紹介します。私の言葉で、短くまとめてありますので、ご了承ください。(2003.8.3,
実質30分トーク) |
●一路さんは、どうでしたか?
「最後のダンス」の「お〜れ〜〜さ〜〜」というフェイクの部分を一緒に考えました。一路さんにとっても、ピーンと張るようなロックっぽい歌い方は初めてだったのではないかと思います。
●雪組のエリザベートを歌唱指導された感想はいかがでしたか?
自分も教えることに慣れていなかったということと、やれどもやれども終わらない歌稽古ですごく大変でしたが、非常に楽しかったです。自分が早く辞めてしまった分、宝塚に以前とは違う立場ではあっても、宝塚にいることが嬉しかったです。
●初日はどんな気持ちでご覧になりましたか?
自分が出演したミスサイゴン(ロンドン)の初日と同じくらい泣きました。吉田優子先生も振り付けの先生方もみんな涙、涙だったですね。
●その涙の意味はなんでしょ?
『達成感』ですね。朝10時から夜10時までほんとにハードな稽古で、皆、廊下でもどこでも歌稽古していました。これだけの大作を皆の力で、チームワークでできたこと&一路さんの退団公演でもあったこと&花ちゃんも女役さんがあんなに一曲ソロで歌うことはめずらしかったのに、本当に立派に歌ったなあと思ってうれしかったことなど、半分、母のような気持ちでした。
【とても頭の良い方で、話も具体的で面白く聞き入ってしまいました。こんな素敵な先輩がいるなんて、宝塚の生徒さんは幸せですね。裏で舞台を支える方のこんな話が聞けるなんて、昔では考えられなかったことなので、うれしかったです。】
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★タカラヅカ・スカイ・ステージ(CS290)「華麗なる卒業生達〜紫ともさん」
(注)ほんの一部ご紹介します。私の言葉で短くまとめてありますのでご了承ください。(2003.8.3,
実質:45分トーク)
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●「千太郎纏しぐれ(1984年)」では、本役さんが休演されたので、突然代役に(研1生)。その時、新人公演の相手役だった一路さんが、「ともちゃん(愛称)、いつもどうりにやれば絶対に大丈夫だから、朝実れいさん(ターコさん)も、平みちさん(もさくさん)も、どんなことやったって、ともちゃんを受け止めてくれるから、安心してやりなさい」と泣きそうな顔して言ってくださったのを覚えています。・・・
●「恋のチェッカーフラッグ(初のバウ公演・1986年)」は、 とても明るい女の子の役で、生徒の個性をのびのびと出していけるような作品だったので、一路さんと共にとても楽しくやったという思い出があります。
●一路さんはとても思慮深く、お芝居をすごく突き進めていくタイプの方という印象があります。新人公演時代、二人とも寮生だったので、もう寝るだけっという時に、一路さんと時間を約束して、新人公演の稽古を夜中の2時、3時頃までいつもやっていました。
●退団を決意した理由は、杜けあきさんをきちんとお送りできて、一路真輝さんと一作できたからなんです。・・・ただ、やめると決心した瞬間はすがすがしい気持ちでしたし、役としての達成感はあったのですが、千秋楽の一番最後の幕が閉まる瞬間は、悲しくて「やっぱり辞めるのを止める」と大きい声で叫びたいくらいの気持ちでしたね。・・・
【今でも宝塚の娘役として舞台に立てそうなくらい綺麗で輝いていて、かすみ草のような清楚な雰囲気を残しながらも、とても素敵な女性でした。紫ともさんと一路さんの生舞台、一度観てみたかったです。因みに、OGトーク番組は私のお気に入り。】
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★タカラヅカ・スカイ・ステージ(CS290)
「もっとミュージカルを楽しもう〜キスミーケイト」
(伊織直加さん&一路さん)
(注)ほんの一部ご紹介します。私の言葉で短くまとめてありますので、ご了承ください。(2003.7.24,実質:1時間トーク)
トークの詳細が
スカイステージHPにアップされました。トップページから行ってみてください。
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●一路さん、えっ!”男役”が抜けない?
一路さん:「私も男役が抜けましたなんて胸張っていえるような感じではないんだけど」
伊織さん:「そういえば、キスミーで4人が倒れる場面で、何度か、私の腰をぐっとささえてくれたんですよね。」
一路さん:「男性が二人もいるのにね(笑)。・・・」
●伊織さんから見た一路さんの印象は?
伊織さん:「久しぶりにお会いした時は、本当に女性らしくなられたなあと思って」
一路さん:(甘い声で)「どうもありがとう!」
伊織さん:「だけど、話していたら、『なんだ、一路さん、昔のまんまだ』って(笑)。
一路さん:「昔からこんなんだもんね。トップしてた時も、ほよ〜ってしていたし。・・・」
伊織さん「そこが大好き。」
●”殻を捨てなさい!” セルジオの振付
ジャージでタオルを首に巻いて挨拶したら、「NO!」と言われた伊織さん。「もっとお化粧きれいにしてください」、「マニキュアをつけてきなさい」、「お腹を出しなさい」、「足を出しなさい」セクシーになる為の注文がたくさん!。
「男なんて大嫌い」の振りの日、スタッフ全員、外に出されてしまった一路さん。今までの殻を全〜部捨ててじゃじゃ馬になってもらうには、今までのスタッフ全員がいないほうが良いと考えたらしいです。
一路さん:「・・・彼は、直ちゃん(伊織さんの愛称)だったら、宝塚で男役をやっているからとか、私だったら、楚々とした役が多かったからとか、そういう言い訳を許してくれない。彼が持つゼロから発信するメッセージというのはとても勉強になったよね。」「ただ、直ちゃんは、男役とセクシーな女性の役を行き来しなければならなかったから、私はほんと〜うにえらいなあと思っていたよ。・・・・」
●共演者は楽しい人ばかり!
伊織さん:一路さんが本当にやさしくて、さばさばしていらっしゃるから、皆、野放し。私も初めは緊張してたのに・・・、一路さんがそうさせてくれるから。
一路さん:(笑)させるとかやさしいとかじゃなくて、たまたま楽しい人が集まったんだよね。
伊織さん:変わってますよね。まともな人誰もいないと思う(笑)。
一路さん:え!?(ちょっと考えて)いないね(笑)!
●おまけ:綜馬さんのお言葉(記者発表より)
一路さんはとてもニュートラルで、すごく飾り気のない自然体の女性です。また、心の置き所のとても高い方で、本当に大好きな方です。・・・・本当に貴重なかけがいのないパートナーだと思っています。(素敵なお二人のドラマチックな悲劇(エリザベート以外でも)も観たいです!)
【宝塚の先輩、後輩という信頼関係の上で、気取らずに話すお二人。上記以外にも、女優論、キスミーのエピソード、スカイステージのことなど内容も充実。スカイステージさん、素敵な番組を企画してくださってありがとう!!二人の会話をもっと聞きたくなった方、二人の表情が見たくなった方は、まだ再放送があるので、スカイステージ見てくださいね。】
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★FEMALE 6
安寿ミラさん、ダンスコンサート(2003.7.11初日観劇) |
いくつかのショートストーリーをダンスで表現。テンポよく進み時間が短く感じました。安寿ミラさんは、大人の女性を繊細に表現。また、ハリセンを持って男性ダンサーの頭めがけてバシッ(笑)&マネー(お札)を客席へばらまくといったコミカルな場面もありました。因みにこのお札、ヤンさんの顔が印刷。コンサート後半はエリザベートナンバー。安寿ミラさんは、ここでは中性的な魅力発揮!「私だけに」では、歌+ダンス+フルートにも挑戦。「最後のダンス」「闇が広がる」では、出演者全員でとてもハードなダンス。ここは、振り付けも素敵で見入ってしまいました。他の出演者:楓沙樹さん(元宝塚)、荻野信明さん(一路さんのセカンドコンサートに出演)、縄田晋さん(エリザベートトートダンサー)、紀元由有さん
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