気ままにひとりごと

”いつも心は掲示板?…最強の500万900万下”
エイシンカチータ

by . Eisin-katiita


◎ 尊敬する先輩は”ロイスアンドロイス”?

 ”なかなか勝てなかった馬”と聞いて、まず思い浮かべるのがロイスアンドロイスである。
 平成5年、未勝利の身ながらダービー出走を狙ったロイスは青葉賞(当時はOP特別)に出走した。特に大した出来事ではないと思われるだろうが、凄いのはそれまでの戦績である。なんと6戦(0.5.1.0)。このレースでも未勝利ながら善戦しステージチャンプの3着に入った。しかし、ダービーへの出走権は当然のごとく逃している。
 次走、8戦目にしてやっと未勝利戦を圧勝。、次のラジオたんぱ賞を3着と健闘するも、自己条件の500万下を連続2着。ここまできたら何でもこいと挑戦したのが菊花賞トライアルのセントライト記念。さすがに人気はなかったがこのレースでもまた2着になり、1勝馬の身ながら菊花賞への出走権を獲得してしまった。ここまでの成績が12戦(1.8.3.0)。なんと複勝パーフェクトである。
 GT菊花賞では1勝馬で4番人気に推されるが、初めて複勝を逃す7着に終わった。
 その後、準OPを5着して半年休養。復帰してから準OPをまた2着。16戦目にしてやっと2勝目を挙げて目が覚めたのか、秋の重賞戦線で大活躍をする。なんと、オールカマー、天皇賞(秋)、ジャパンカップを連続3着という快挙?を成し遂げるのである。ここまでの成績が19戦(2.9.6.2)で、連対率58%、複勝率はなんと90%近くにも達した。
 さすがに6歳以降は脚部不安などもあって成績は低迷し、7歳時に現役のまま疾病により急死してしまった。

◎ 第2のロイス参上…その名はカチータ!

エイシンカチータ 非常に前置きが長くなったが本題に入ろう。
 カチータのデビューは97年2月。新馬戦から4連続1番人気となるも、3着・6着・2着・5着と期待を裏切り続け、本当は弱いのではないか?と思われ始めた5戦目の京都で初勝利(3番人気)を挙げる。その翌週、無謀にも連闘で東京のスイトピーSに挑戦し、10番人気ながら2着にはいってG1オークスの出走権を獲得した。
 オークスでは当然のごとく人気がなかった(10番人気)が6着と健闘し、”なかなかやるな”という一部の評価を得た。その後、ダントツの1番人気に推された函館の500万下をなぜか勝てず(2着)秋に向けて3ヶ月の休養に入った。
 秋初戦は秋華賞トライアルのGVクイーンS。ここではオークスの好走が評価されたのか格上挑戦ながら5番人気に推され、その(一部の)期待に応えてか3着となり、またしてもGTへの出走権を獲得した。
 迎えたGT秋華賞。世代を代表する名馬に混ざり大健闘して、1勝馬の身ながら3着に入った。3着になったため、さらにGTエリザベス女王杯にも果敢に挑戦し、4歳最上位の5着に入賞してしまった。これで一躍人気者となったが、僅か未勝利戦で挙げた1勝のみ。重賞では活躍しても3着どまりのため賞金が加算できず”最強の500万下”という有り難くない称号を得ることとなった。
 骨膜炎による3ヶ月休養の後は、デビュー当時の成績を再現してしまう。自己条件を4連続で1番人気となるも、3着・2着・2着・7着とまたしても期待を裏切り続けるのである。その後、3ヶ月の放牧によりリフレッシュしたカチータは、太め残りの復帰戦こそ2番人気の4着に終わるが、2走目では初めて1番人気に応え1着となった。17戦して1番人気を背負うこと10回。人気がなければ好走するが、人気を背負うと勝てないカチータが、17戦目にして初めて人気どおりの着順に落ち着いたのである。
 しかし、2勝目を挙げ”さあこれからだ”という時、指を骨折してしまい現在は長期の休養にはいっている。
 ちなみにカチータは2勝を挙げたものの昇級できず身分は500万下のまま。”最強の500万下”の称号はこれからもカチータだけのものになるのであろうか?
(追加)
 99年4月11日、長期休養明けながら500万特別を完勝し”最強の900万下”に昇格しました。その後、体調を崩して再度の休養に入っています。

◎ ロイスとカチータ
 同じ2勝馬ではあってもロイスの実績がカチータのそれより遥かに上である。しかし、両者には共通する点が極めて多い。

何かが足りない。
けして主役にはならない。
期待を裏切っても憎めない。
馬券を買う人は常に”人気になるな”と思っている。

 ロイスがもし生きていてカチータと交配したとしたら、いったいどんな馬が生まれるのであろうか? 長距離血統で勝負根性が足りないのは間違いなかろう。平地では最初から使わず、いきなり障害デビューさせてみてはどうだろう。案外、真の一流馬になれるのかもしれない。


歳・性別
平成6年6月17日生まれ.6歳牝馬
主な成績
97秋華賞3着,97エリザベス女王杯5着
18戦3勝(3.5.4.6)
血  統
バンブーアトラス
エイシンハピネス (母父 ノーザンテースト)


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