サイコキネシス (PK=psychokinesis)
[超心理学]
[魔法]
米国超心理学者J・B・ライン(1895〜1980)による造語。日本語では念動とか念力と訳す。超心理学ではESP(超感覚的知覚)と共に二大研究分野を為している。物理的に説明不可能な力によって,物体の動き・状態が変化されることを指す。これを人間や動物の心の働きによって物質が影響される結果だと解釈する者もいる。なお,物体に触れていない場合をテレキネシス,触れている場合をパラキネシスと区別する場合がある。ポルターガイストもこの範疇にあり,RSPK(反復性偶発性念力)として解釈する説もある。
サイコメトリー
[超心理学]
[魔法]
物体に触れたり,もしくは近付いただけで,その物体の由来や,それにまつわる人々の過去,現在,未来に関する知識を得るESPの一種。J・R・ブキャナン(1814〜99)が提唱。時間透視,心霊測定,心霊鑑定などと訳す事もある。
催眠
[超心理学]
[魔法]
日常生活とは異なる特殊な心身の状態にし,暗示に対する反応を誘導すること。その状態を催眠状態(トランス状態)と呼称し,誘導する手段・方法を催眠術と呼ぶ。精神医学の分野で多く利用されている。催眠者と被催眠者(被験者)が別人の場合は他者催眠,同一人の場合は自己催眠と区別する場合もある。神秘的,宗教的な儀式でも同様な状態になる。催眠現象は有史以前から存在していたが,近代の催眠療法は18世紀オーストリアの医師フランツ・アントン・メスメル(1734〜1815)の動物磁気による治療(メスメリズム)が発端とされている。被験者は催眠者の指示でロボットのように動くが,実際には被験者の意志によるものである。しかし催眠状態での過去の記憶は幻覚と混同しやすいことから実際の記憶とは異なると解釈する説もある。その為,逆行催眠(年齢を退行させる暗示を実施し過去の事件を想起し再体験すること)や前世療法(逆行催眠で生まれる以前の状態にする)は治療法としての有効性のみ認められると考えられている。
三時期法
[古代文明]
[伝説]
人類の過去を利器の材料によって区分する方法。石器時代,青銅器時代,鉄器時代に区分する。さらに石器時代を旧新に分け,旧石器時代には地質年代の更新世(洪積世)に新石器時代には完新世(沖積世)にあてる。
死海写本
[魔法]
[古代文明]
死海北西岸のクムラン洞窟群を中心に,ヨルダン各地の洞窟で発見された古写本。昭和22年(1947年)ベドウィンの少年がクムランにある洞窟で,素焼きの壺に収められた巻物を発見。これを発端として広大な発掘調査が開始された。現在までにB.C.236〜A.D.68のイザヤ書等の旧約聖書やエッセネ派(古代ユダヤ教の一派)に関する文書が発見されている。写本を所有していた共同体はクムラン教団と呼ばれ,エッセネ派もしくはその分派と考えられている。第一次ユダヤ戦争時,ローマ軍の襲撃に備え,A.D.66〜68年に洞窟に秘匿したと考えられている。
地獄
[魔法]
本来は仏教の輪廻思想からきた。人間が生死を繰り返す世界は地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の六道に分かれているとされる。日本では平安中期に流行した浄土信仰によって一般化した。多少の相違はあるが地獄はどの宗教に於いても存在する。主な共通点は,死者や魔物が住む世界であり,地下の国であるということである。それらは墓地や死体の腐乱する様子などから想像されたと思われる。
地震予知
[超科学]
[古代文明]
短期予知(数時間から数日)と中長期予知(数ヶ月,数年,数十年)とに区分される。より実用的な地震予知としては発生時期,震源地,マグニチュードの情報が必要である。地震の前兆現象としては地震雲・地震虹などの気象現象,歪計・傾斜計・検潮器で調査した地殻変動,地磁気・地電流・地下水の異常,動物の異常行動などが知られている。日本では地震予知計画が昭和40年(1965年)から開始された。現在では総理府の地震調査研究推進本部を中心に関連省庁や大学が協力して地震の調査研究・分析が実施されている。
シャーマニズム
[魔法]
シャーマン(巫者)を巡る信仰体系。シャーマンは踊りや歌,呪文などを繰り返し,太鼓,鈴,弓などを用いるなどして特殊な意識状態(トランス)に入る。霊能者の多くはシャーマンとみなしてよい。
十字軍
[魔法]
11世紀末,ローマ教皇の提唱のもと,聖地エルサレムの奪回を目指して派遣された遠征軍。キリストの名のもとにおける聖戦であり,参加者は贖罪行動と考えた。7〜8回派遣されたが軍事的には成功しなかった。しかし東方との文化的交流の副次的効果は絶大なものがあった。
シュメール文明
[古代文明]
古代バビロニアの中部及び南部を示す地名で,現イラク南部にほぼ相当。シュメールという語は同時に,この地で繁栄したメソポタミア文明も指す。その後のアッシリア文明,バビロニア文明の土壌となる。B.C.5000年頃から人が定住し始め,後世の粘土版に神話的な記述をみる事ができる。B.C.2800年頃初期王朝が発祥し,B.C.2500年頃にウル第1王朝が誕生する。その後ギルガメシュ(B.C.2700頃〜B.C.2650頃活躍)を中心にウル近郊の都市国家ウルクが政治的主導権を掌握。その活躍は人類最古の楔形文字文学とされる「ギルガメシュ叙事詩」等の物語や伝説になった。
重力効果
[超科学]
別名,重力レンズ。一般相対論に寄ると時空内に物体があれば,その周辺の時空は物体方向に傾く。等速直線運動の光でさえ高密度の物体の側を通過した場合,その重力により進路を曲げられる。これは時空間が物体の方向に曲がっているので,そこを直線で通過しても曲がったように見えるためである。
諸子百家
[古代文明]
中国における春秋末期から戦国時代に活躍した思想家たちの総称。「諸」「百」は数多,「子」は先生,「家」は学派の意である。代表的なものに,孔子(論語)・孟子(性善説)・筍子(性悪説)の儒家,墨子(兼愛説)の墨家,韓非子(法治主義)の法家,老子・荘子(無為自然の道)の道家,孫子(兵法)の兵家がある。
参考:謎学資料集/諸子百家
神経回路網 (Neural Network)
[超心理学]
[超科学]
動物の脳や脊髄の灰白質・神経節にある多数の神経細胞(ニューロン)による脳内情報処理の機能単位。神経細胞は,細胞体(本体),樹状突起(細胞体からの突起部),軸索(1本の長い線維)の各部位から成立する。樹状突起から信号を入力し,細胞体で処理,軸索から信号を出力する。軸索の先端は複数に分岐しており,他の神経細胞の樹状突起と結合(シナプス結合)している。この部分をシナプスと呼称する。信号伝達は神経細胞内では電気信号を用い,シナプス(神経細胞間)や他の器官(筋肉等)との連結部では神経伝達物質を用いている。神経伝達物質にはアセチルコリン,ノルアドレナリン,セロトニン,アドレナリン,ドーパミン,ヒスタミン等がある。
人体自然発火現象
[超科学]
火元が特定できずに人体自体から突如発火したような現象。人体を骨も残さず灰になるまで焼き尽くされる事が多いが,人体の一部だけが燃えたり,燃え残った事例もある。燃焼範囲は極めて狭く,プラスチック製品以外はほとんど燃えた形跡が見られないのが特徴。この現象は英国を中心に世界各国で報告されている。原因はアルコール依存症の肥満した老人が被害に遭う場合が多い事から,他原因で死亡後,付近にあった火元での低温火災による人体の蝋燭化現象などと説明されている。しかし未だ全ての原因を特定できる段階にない。
神代文字
[魔法]
[古代文明]
一般に日本人は5世紀後半に中国から文字表記体系(漢字)を導入するまで,古代日本語の発展や特徴について記す文章資料を表さなかった。伝説ではそれ以前に神代文字と呼ばれるものが存在したという。
心霊写真
[超心理学]
[魔法]
撮影した時点では,あるべきはずのないものが写り込んでいたり,又はあるべきものが写っていない写真。霊能者の多くは,なかったものが写っている場合は,先祖霊や地縛霊と鑑定している。また体の一部が消失したように写っている場合は,先祖霊によるその部位への疾病・怪我等の警告であるとしている。
スコラ神学
[超心理学]
[魔法]
別名,スコラ哲学。キリスト教の信仰を合理的に立証するため,キリスト教の教義とギリシャ哲学の融合を目指した学問体系。最盛期(13世紀)には,トマス・アキナスに代表されるアリストテレス哲学をキリスト教神学に調和させる思想が主流を占めた。14世紀に入るとオッカム等により信仰と哲学は相互に独立すべきであるという認識が浮上,両者の融合を目指すスコラ神学は実質的に解体した。
ストーンサークル
[古代文明]
石を円形に配置したもので,環状列石とも呼称される。日本では縄文時代の物とされ,主に北海道・東北地方に分布。
ストーンヘンジ
[古代文明]
英国南部ソールズベリー平原にある巨石記念物。新石器時代後期〜青銅器時代(B.C.3000〜B.C.1000)に掛けて構築。外径30m,30個の巨石を立て並べ上部に横石を置いている。これらは一度に作成されたものではなく,数次に渡り増改築されている。古代ケルト人による祭場説や墓地説があるが,昭和28年(1953年),立石から発見された斧や短剣の彫刻がエーゲ文明のものと類似しており関係が注目された。昭和39年(1964年)には米国天文学者ホーキンズが天文台説を提唱し,暦(夏至・冬至・春分・秋分)や食(日食・月食)を予測するために使用された可能性を指摘した。しかし作成したイングランドの初期の住人に関してはほとんど解明されていない。
聖骸布
[魔法]
イタリア北西部トリノにある聖骸布。約2000年前イエス・キリスト(B.C.4〜A.D.30)の遺骸を包んでいたとされる,等身大の人物像が映っている布のこと。キリストが傷ついた部位と同じ個所に印があり,長い間信仰の対象とされている。昭和62年(1987年)に布の年代測定を加速器質量分析法(AMS法:試料に残存する炭素14の質量数を計測)で実施,その結果1273〜88年頃のものと推定された。今なお伝説の信憑性を巡り議論は続いている。
聖痕(スティグマ)
[超心理学]
[魔法]
キリストが磔刑の際に受けたのと同様の傷(両手・両足・脇腹・額・両肩・背中)が外的原因を伴うことなく現れる現象。イタリアのアッシジの聖フランシスコ(1182〜1226)のものが有名である。晩年の彼は聖痕が痛み続け盲目にもなった。しかし多くの場合,出血を伴う場合があるが本人は痛みを感じない。原因は深い信仰心による自己暗示説が有力だが判然としない。この現象は復活祭前日の金曜日(キリストの受難日)に多く生じるという。
聖書
[魔法]
[古代文明]
ユダヤ教及びキリスト教の聖典。キリスト教の聖書は旧約聖書と新約聖書の2つの部分からなる。新約とは新しい契約,旧約とは古い契約の意。カトリック教会の旧約聖書は,ユダヤ教の聖書以外の7つの書物及び付録を含む。プロテスタント諸派が用いる旧約聖書は,ユダヤ教の聖書と同一であり,これ以外は「外典」と呼称する。カトリックでは一般にそれらを「第二正典」と呼び,日本では「旧約聖書続編」とも呼んでいる。聖書の記述・地名やその背景となる時代・地域を遺跡・遺物の発掘調査によって解明する考古学を聖書考古学と呼ぶ。
世界システム
[超科学]
米国電気工学者・発明家ニコラ・テスラ(1856〜1943)が構想した地球の定常波との共鳴作用によって莫大なエネルギーを発生,送信するシステム。これによれば巨大なエネルギーをほとんど無料で,しかも無限に手に入れられると言われてる。
SETI
[超科学]
「Search for Extraterrestrial Intelligence」の略称。地球外知的生命探査と訳す。平成4年(1992年),米国航空宇宙局(NASA)が太陽系付近の1000個の太陽に類似した恒星から送信される電波の探査をする実験を開始した。だが翌年には米国議会が当計画への予算を凍結,現在は個人や法人の寄付によってSETIは続行されている。しかし現在までに地球外生命からの信号は検出されていない。SETIは,インターネットに常時連結しているコンピュータで実際に個人として参加することもできる。それはスクリーンセーバ起動時に並行稼動するプログラムをダウンロードして,電波望遠鏡のデータの分析作業に協力する事である。プログラムはSETI@home(日本語版)から無料でダウンロードできる。
地球外生命探査の歴史は昭和35年(1960年)の国立電波天文台(米)での電波探査(オズマ計画)が発端とされる。昭和47年(1972年)には,地球外生命へのメッセージを搭載した宇宙探査機パイオニア10号が打ち上げられた。この探査機は木星探査終了後,太陽系外へと矛先を向けた。約8万年後に最初の星と遭遇する予定である。
生物時計
[超科学]
[超心理学]
別名「生体時計」「生理時計」「体内時計」。生物が生来持っている内在性の時間測定機構のこと。生体リズムの内,一年周期のリズムを概年リズム,約24時間周期のリズムを概日リズムという。これらのリズムは光などの環境要因を排除しても起こり,恒常条件下でもリズムが継続する。概日リズムの主時計は脳内の視交叉上核(SCN)を中心としている。視交叉上核の細胞内では複数の時計遺伝子(per遺伝子及びtim遺伝子など)が生成する蛋白質の量の変化でリズムが形成される。per遺伝子が平成9年(1997年)に,tim遺伝子が平成10年(1998年)にマウスとヒトで相次いで発見された。
ゼノンのパラドクス
[超科学]
別名「ツェノンの逆説」「ツェノンの背理」。ゼノンは紀元前4世紀,ギリシャ時代,南伊エレア派の学者で次の有名な逆説(パラドクス)を提示した。この難問を克服,否定する形でアリストテレス自然学は成立する。
1.アキレスと亀
足の早いアキレスが,前を歩く遅い亀を追い抜けない。
2.二分法
ある地点から別の地点に移動する事が出来ない。
3.飛矢不動
飛ぶ矢は空中で一瞬間停止するが,その矢は何故動くのか。
4.競技場
ある時間とその2倍の時間とは等しい。
セフィロトの樹
[魔法]
カバラの教理を図式化した寓意画。セフィロトはカバラの絶対数である10を基本にして構成されてる。1から10までの数は存在する全てのものの基本的な形式とされ,これらの数によって知性は世界の存在と神聖なる活動を知覚するという。10個の数はセフィロトと呼ばれ,その名は以下の通り。ケテル(王冠),コクマ(知恵),ビナ(知性),ケセド(善),ゲブラ(力),ティフェレト(栄光),ニサ(勝利),ホド(名誉),イェソド(基礎),マルクト(王国)。一部の書ではケセドがゲドゥラ(壮大)に,ゲブラがパカド(恐怖)に置換しているものもある。
セントエルモの火
[超科学]
[伝説]
船のマスト,教会の尖塔,山頂から発する青紫色の光。先端放電,コロナ放電。気体放電の一種で雷雲の作用で大気中に生じる強い電場によって空気の絶縁が破壊され発生する。セント=エルモは船員の守護聖人の名。
セントラルドグマ
[超科学]
別名「中心ドグマ」。ドグマとは教義,信条,定説,定論の意。遺伝学においては,遺伝情報がDNAからRNAへ転写され,RNAから蛋白質へ翻訳されること。但しこの流れで合成された蛋白質の多くは,翻訳後に翻訳後修飾(プロセッシング)と言われる有機化学反応を受けてから成熟した蛋白質と成る。
ゾロアスター教
[超心理学]
[魔法]
別名「拝火教」。紀元前4世紀頃,ペルシアの預言者ゾロアスターが創始した宗教。世界は陽神と陰神の争闘によって成立しているとする。陽神の象徴である太陽や火を崇拝。古代ペルシアの国教として繁栄,その後中国にも伝来したが,イスラム教の興隆と共に衰退した。
謎学用語辞典
カ行
タ行
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