ニュートリノ [超科学]
 別名「中性微子」。電気的に中性の原子核粒子のこと。現在3種類確認されており(電子,ミュー,タウ),それぞれ反粒子を持つ。オーストリア生まれのスイスの物理学者パウリ(1900〜58)は昭和6年(1931年)にニュートリノの存在を予言。その存在は昭和31年(1956年)に電子ニュートリノが確認されたのを皮切りに,昭和37年(1962年)にミューニュートリノが,平成10年(1998年)には岐阜県神岡鉱山にあるスーバーカミオカンデでタウニュートリノが確認された。更に,そこでニュートリノの質量も確認された。それまでニュートリノの質量はゼロだと考えられていた為,従来の宇宙論・物理学全般に渡りその影響は計り知れない。
参考:謎学資料集/素粒子

熱力学の基本法則 [超科学]
 気体・液体・固体などマクロの世界の事象は以下の三つの法則により成立している
第一法則:エネルギーの総量は増減しないというエネルギー保存の法則でマクロ,ミクロを問わず成立する基本原理。
第二法則:マクロの世界に特有のもので,エントロピー増大の法則と呼ばれる。これは,紅茶の中に角砂糖を溶かし拡散する事は可能だが,その逆(元の角砂糖に戻す)は不可能であることを現す。
第三法則:絶対零度での安定した物質はエントロピー値として0を指定出来る。いかなる物質を冷却しても絶対零度に到達不可能という実験結果が得られている。

[超科学]
 脊椎動物にある中枢神経系の末端,頭骨内部に格納されている臓器。神経細胞(ニューロン),グリア細胞(支持細胞),血管,分泌器官から成り立ち,精神機能や生命活動の調節を担当する。外側から順に大脳,小脳,脳幹に大別される。大脳は右脳(右半球)と左脳(左半球)に分けられ脳梁で連結されている。成長に伴いその役割は明確化され,主に右脳は三次元空間認知,芸術,直感,音楽,左手の制御を担当し,左脳は言語,数式,推論,右手の制御を担当する。小脳も左右の半球に分けられ虫部と呼ばれる神経繊維で連結されている。筋肉の制御,平衡感覚制御など,あらゆる運動に関係する。脳幹は間脳,中脳,橋,延髄などを含み,主に食欲・睡眠・性欲などの本能,体温調節・視聴覚神経・自律神経系など生命活動の維持を担当している。

脳と心 [超科学]
 脳と心の関係論(心身論又は心脳論と言う)は古くて新しい問題である。古代エジプトでは心臓,古代バビロニアでは肝臓と考えられていた。古代ギリシアでは,ヒポクラテスは脳と唱え,プラトンは「脳と脊髄」,アリストテレスは心臓とした。長らく心臓と考えられていたが,17世紀,ルネ・デカルトは脳(松果体)と考えた。現代では心は脳の活動の一部であるとしている。また,心は1つではなく機能別に小さな心(モジュール)が集合して様々な働きが生まれると考えられ,大脳新皮質の「領野」に構造的・機能的な単位で作られるとしている。しかし,未だ充分に解明されている訳ではない。

脳波 [超科学]
 脳から自発的に発生する電位変動のこと。精神活動,感覚刺激,意識水準に伴い変動する。デルタ波(3Hz以下),シータ波(4〜7Hz),アルファ波(8〜13Hz),ベータ波(14Hz以上)の4種に大別する。デルタ波やシータ波は睡眠時にみられ小児では覚醒時でも検出される。成人が覚醒時に検出された場合,脳の機能低下,精神疾患,意識障害などの可能性がある。アルファ波は脳は安静状態と考えられ,ベータ波は脳が興奮状態であることを示し複雑な精神作業と密接な連関があるとされている。

謎学用語辞典 タ行 ハ行