バイオフィードバック [超科学] [超心理学]
 別名「生体自己制御」。人間の体内の生理的反応や状態(体温,血圧等の自律神経系を含む)を,目や耳で知覚できる計測器の表示等の信号に変えて本人に伝え,自身の意志の力で生理機能を制御する技術。 臨床的には,ストレスに関連した異常や痛みを治療するのに用いられる。最大の利点は,訓練によってリラクゼーションが取得できることとされる。

バイオリズム [超科学] [超心理学]
 人間の生命活動に於いて,身体・感情・知性等に現れる一定の周期をもった律動。23日周期の身体リズムと,28日周期の感情リズム,33日周期の知性リズムがあるとされる。但し,巷間で流布しているものは占術の一種とも言われ,生物学的には疑問があるとする者もいる。

パトス [超心理学]
 ギリシア語起源,元来は揺り動かされた心の状態を示す。一時的で感情的な精神,情念・感情を意味する。ロゴス(理性・知性)とはこれに対比した概念。

バミューダ三角海域 [超科学] [超心理学]
 米国東部,バミューダ諸島とフロリダ州マイアミ,プエルトルコの3点を結ぶ約114万平方kmの海域。風説では原因不明の遭難事故が多発し「魔の三角地帯」とも言われる。その内容は天候が良好なのにも関わらず,突如無線連絡が途絶え,大型船でも形跡を残さず行方不明になるとされる。起源は15世紀末,コロンブスがサルガッソ海(バハマ諸島東海域:海が濁り浅瀬が多くアトランティスが海没した場所という伝説がある)にて実施した調査報告だと言われる。海面にホンダワラ類の海藻が多く漂流しているのを,欧州人たちは薄気味悪い危険なものと見なしたようだ。昭和20年(1945年)米国海軍雷撃機5機が行方不明に成ったのを発端に,特にキューバ危機以来この風説は加熱していった。現在では事故データの改ざん,恣意的解釈などをしなければ,原因不明の事故発生率は他海域と同等であり,特別視する必要性はないと考えられている。

パラノイア [超心理学]
 独語Paranoia。偏執病又は妄想症ともいう。抱く妄想は論理的には一貫しており,思考・行動は秩序が保たれているのが特徴。誇大妄想の症状は妄想型の精神分裂病と類似しているが人格変化はなく,妄想を除けば日常生活に問題はない。これを概念化して精神分裂病(スキゾフレニー)と対比させ人間や社会の傾向特性を捉える思考法がある。パラノイア型は過去の全てを積分(統合化)する。定住を好み,財産を蓄積し秩序を好む傾向を示す。スキゾフレニー型はその時点時点を零で微分(差異化)する。興味・関心に一貫性がなく,定住を嫌い,逃避と放浪を繰り返す傾向を示す。近代資本主義社会はパラノイア(パラノ)型社会であり成果を蓄積し進歩と成長を遂げてきた。しかし現代ではスキゾフレニー(スキゾ)型社会である消費社会に変化しており,刹那的な人間・文化の時代が到来しつつあると考える説もある。

パルサー [超科学]
 超新星爆発による星の中心部の重力破壊で生じた中性子星が,自転に伴い規則的にパルス状の非熱的連続波を放出するものである。光やエックス線で観測されている場合もある。昭和42年(1967年)に初めて確認され,当時異星人による通信かとの風説が流れた。現在,銀河系内に約700個確認されている。また連星を成すパルサーの公転周期の変化から重力波の存在が示唆されている。一般に脈動周期は約5秒から約1000分の1秒の間である。平成11年(1999年)8月に,パルサーに関する理論から導きだせない周期値である,8.51秒という最も遅いパルサーが発見され物議を醸し出している。

ハルマゲドン [魔法]
 別名「アルマゲドン」。新約聖書「ヨハネの黙示録」16章16節に記される丘の名,ヘブライ語の「メギドの丘」のギリシア音訳。悪魔が神に最終決戦を挑む為に全世界の王を集合させる場としている。転じて,世界の終末に起こる善と悪との最終決戦そのものや,世界の終末そのものを意味する場合にも用いるようになった。元々黙示録の著者は,イスラエル北部の有名な要塞都市であり古戦場でもある史跡メギドの丘(ハルマゲドン)の名を戦場の象徴として使用したと考えられている。

反物質 [超科学]
 核子(陽子,中性子)と電子の反粒子,即ち反核子(反陽子,反中性子)と陽電子とから構成される物質。陽電子は昭和3年(1928年),英国理論物理学者ディラック(1902〜84)によって理論的に導かれ,昭和7年(1932年)に存在が確認された。長い間,その他の反粒子は仮説とされていたが,昭和30年(1955年)に加速器のなかで反陽子と反中性子が観測された。以来,様々な反粒子が観測されている。平成7年(1995年)には欧州素粒子物理学研究所(CERN)が地球上で初めて反水素原子を生成した。現在の宇宙は圧倒的に通常物質が多いと考えられる。理由は宇宙生成の初期に核子が反核子より僅かに多かった為だとインフレーション宇宙論等から説明されている。なお通常物質と反物質が出会うと莫大なエネルギーを放出し瞬時に崩壊する特性(対消滅)があると考えられている。

羊と山羊の問題 [超心理学]
 超能力の実験を例えたもの。超能力の信奉者(羊)の主催した実験では,超能力の存在が証明される結果が出るのに対して,懐疑論者(山羊)が実験すると超能力を否定する結果が出る。

ビッグバン [超科学]
 約120〜135億年前,宇宙生成時に起きた大爆発のこと。宇宙は超高温,超高密度の小さな火の玉から誕生したとする説である。このビッグバン理論は,昭和4年(1929年)米国天文学者ハッブル(1889〜1953)が銀河のスペクトルの赤方偏移により宇宙膨張が確認されたことを受け,昭和21年(1946年)米国物理学者G.ガモフ(1904〜68)等が提唱した。これに対して英国天文学者F.ホイル(1915〜)等は昭和23年(1948年)に普遍的な物質の構造を伴った定常宇宙論を唱えた。元来「ビッグバン」という名はホイルがガモフの理論を揶揄したもの。昭和55年(1980年),ビッグバン理論を応用し量子論的母宇宙から多くの子宇宙がビックバンにより生成し消滅を繰り返すという,インフレーション宇宙論が誕生した。現在,ビッグバン理論とはインフレーション宇宙論を示すことが多い。平成12年(2000年)2月,欧州素粒子物理学研究所(CERN)が,重イオン加速器「スーパー陽子シンクロトロン(SPS)」を使用し,ビッグバン理論が予測していた「クォーク・グルーオン・プラズマ」の状態が再現され間接的に確認されたと発表した。

ヒエロニムス・マシン [超科学]
 別名サイオニクス装置。純粋に精神的な働きを写真のフィルム上の画像に結び付ける装置。因果関係の支配的な世界よりも,より高次のレベルで起きていることを制御するものであるらしい。応用例として写真を使用して遠隔地より害虫退治をしたという。ただし制御には操作者の精神が大きな役割を占めている。

秘密結社 [魔法]
 一般に,加入者以外の者に対して組織の存在や目的等を秘密にし会員を結集した組織。宗教的,政治的,犯罪的な目的のものに大別できる。複雑な加入儀礼,特有の識別印,合言葉,握手等の儀礼的慣習を伴う事が多い。歴史的には古代ギリシアの哲学と政治を融合したピタゴラス教団まで遡ることができる。著名な団体では,14世紀欧州の職人ギルドから派生し,啓蒙主義思想を背景にしたフリーメーソン,科学と神秘主義を融合させローゼンクロイツを祖とする薔薇十字団,米国独立を支援したフリーメーソン系政治団体であるイルミナティ,利益庇護やテロ活動を目的とするKKKやシチリアのマフィアのような犯罪活動団体等がある。

ピラミッド [古代文明]
 エジプト及びメソアメリカの古代文明が残した四角錐の石造建造物。エジプトのピラミッドはB.C.2700年〜B.C.1600年頃までに建造された。古代の七不思議の中で唯一現存する建造物であり,ナイル西岸に約80基確認されている。著名なものはカイロ近郊のギザに在る三大ピラミッドで,クフ王,カフラ王,メンカウラ王の墳墓と云われている。メソアメリカのピラミッドはB.C.1200年から1521年にスペイン人の征服が始まるまで建造された。アステカ王国の首都テノチティトラン(現メキシコシティ)近郊のテオティワカンにある「太陽のピラミッド」が有名である。建造目的には,王墓,祭祀場,要塞,天文台などの説がある。また,両文明のピラミッドを挟んで母文明を大西洋に求める人もいるが,建設年代や背景を考慮すると万人を説得できる説ではない。

ファチマの奇跡 [超心理学] [魔法]
 大正6年(1917年),ポルトガルのファチマ村に起こった聖母マリアの奇跡。この村に住む3人の子供が,羊の世話をしている時に不思議な光に包まれた聖母マリアと遭遇したとされている。3人によると聖母マリアは,大正6年(1917年)の5月から10月まで毎月13日に出現し,子供達に人類の未来に関する3つの預言を伝えたという。カトリック教会は昭和5年(1930年),この聖母出現を信憑性のある奇跡として認定。以来,南仏ルルドに匹敵する聖地となり,毎年500万人に上る巡礼者が訪問するようになった。バチカンは長い間3つの預言の内1つは公表しなかった為,「封印された第三の預言」として様々な風説(第三次世界大戦勃発等)が流れた。平成12年(2000年)5月,バチカン法王庁がついに内容を公表。第三の預言は,昭和56年(1981年)の同じ5月13日に発生した法王暗殺未遂事件を暗示していたものだったという。

フィラデルフィア実験 [超科学]
 昭和18年(1943年),米国海軍がペンシルバニア州フィラデルフィアにて実施したといわれる実験。実験内容はフィラデルフィア海上にて強大な電磁場を発生,駆逐艦エルドリッジ号を1600km瞬間移動させたとか,巨大な閃光の後,緑色の霧に包まれ15分ほど消滅させたとか,40年後にタイムスリップさせたとか云われている。また乗組員達は消滅したまま戻らなかったり,船体と同化したり,精神が不安定に陥ったりする等,非業の最期を遂げたともいわれる。現在,米国海軍研究所はこの実験について完全に否定している。この風説の発端は一人の作家に送られた一通の怪文書に辿れることから,彼の創作か,冷戦下における政府の対共産圏情報撹乱工作の可能性を否定することは出来ない。

フラーレン [超科学]
 60個の炭素原子がサッカーボールのように並んだ炭素同素体。構造が米国建築家バックミンスター・フラーが考案した幾何学的構造に類似していることから,バックミンスターフラーレンと呼称されるようになった。それまで炭素同素体はダイヤモンド,黒鉛,不定型炭素の3種しか知られていなかったが,昭和60年(1985年)黒鉛にレーザー照射した際,発生した蒸気の中に,この新炭素同素体が発見された。特性のひとつにカリウム(K)を取り込んだフラーレン(K3C60)等の超伝導現象がある。

プラズマ [超科学]
 物理学では,気体の原子や分子が電離した状態のこと。正の荷電粒子(陽イオン)と負の荷電粒子(電子)との混合物で,全体としては中性で電気伝導性が良い。稲妻・太陽コロナ等恒星の外気・オーロラが発生する電離層・星間物質・蛍光灯等の放電管内の気体で見られる。

ブラックホール [超科学]
 極端に重力が強く,表面から重力に抗して物質が飛び出せなくなり光でさえ重力に引き付けられ外部からその物体を見る事が出来ない。その大きさは一般相対性理論に寄れば素粒子程度から地球の半径程度まで考えられ,特に星の質量程なくても良い。最近では銀河の中心部にはブラックホールが存在している説を支持する者が多い。

プロッケン現象 [超科学] [伝説]
 登山者がよく経験する気象光学的現象の一つ。高山の日出/日没時に,前面に雲や霧が掛かっている時,陽光を背に立つと,自分の影が霧粒の幕に投影され,顔の影を中心に色のついた光環が見られる現象。独国ハルツ山脈の高峰ブロッケン山(標高1142m)で頻発することから名付けられたもので「ブロッケンの妖怪」ともいう。伝説によるとブロッケン山は五月祭の前夜「ワルプルギスの夜」に魔女達が集う場所とされる。日本では弥陀が光背を負うて来迎するのになぞらえて「御来迎」ともいう。

並行宇宙論 [超心理学] [超科学]
 別名「平行世界」「平行宇宙」「多元宇宙」「パラレルワールド」。この概念はSF小説「航時軍団」(1938年 ジャック・ウィリアムスン)の中に最初に登場したとされている。近年,理論物理学から量子論の「物質の二重性」による並行宇宙論が唱えられている。これは時間が川のように流れるのではなく,常に枝別れする木のように,そこで無数の宇宙が生まれると考える。未来に対して開かれた無数の可能性が全て同等の現実性を持ち,無限の数の別宇宙には我々の宇宙と僅かしか違わない世界が無数に存在する,時間的に横にずれた世界の事である。

放射エネルギー装置 [超科学]
 トマス・ヘンリー・モレーが考案し作成した。この装置の原理は,第一段階で宇宙に偏在する放射エネルギーを取り入れ,発振体を励起させ,更に同調カップリングを維持しつつ,振幅を増大させていき,最大パルスを次段階に送り込む。続いてこのパルスは2次3次と段階を経るごとに増強され,最終的に使用可能な電気エネルギーに達するという。ただし,この装置にはスウェーデンの石と呼ばれる鉱物を媒介する必要がある。

放射能 [超科学]
 不安定な原子核は電子(ベータ線),ヘリウム原子核(アルファ粒子)等の粒子線を放出し,他の元素に変化したり,エックス線よりも波長の短い電磁波(ガンマ線)等を絶えず放出して安定な元素に成ろうとする。このように放射線を出す性質を放射能という。

ホメオスタシス [超科学]
 生物学において,生物システム(生物個体内や外的環境)が平衡状態を維持する現象。恒常性ともいう。生物個体内では体温調節や,体液・細胞組織の生成等の平衡状態を維持することを示し,外的環境としては捕食者と被食者の関係等生態系の平衡状態を示す。19世紀に仏国生理学者ベルナール(1813〜78)が提示。米国生理学者キャノン(1871〜1945)が「ホメオスタシス」と名付けた。その後,この概念は地球を有機体として捉える「ガイア仮説」へと拡張された。

ポルターガイスト [超心理学] [超科学]
 独語で「騒々しい幽霊」の意。同名の映画で有名になった。騒霊現象ともいう。ドアが勝手に開く,家財道具等が投げ散らかされる,原因不明の音(ラップ音)が響く,部屋の中に小石が現れ不規則な軌道を描きながら宙を舞う,突然物が燃えるという現象が一定期間に渡り繰り返される現象。短期間で終息する場合が多い。この現象は古今東西を問わず報告されており,内容に類似性が見られる。ストレスを抱えた10代の少年少女の周囲で発生する事が多いと云われる。その原因については定かではないが,心霊現象として捉えるものと,無意識によるサキコキネシスつまりRSPK(反復性偶発性念力)と解釈する場合がある。スイスの分析心理学者ユング(1875〜1961)は,集合無意識に内在する攻撃性とトリックスター(神話や民話に登場する悪戯者・詐欺師・道化)元型が実体化した現象と捉えた。日本では「古今著聞集」等に最古の記録が残されているが,多くの場合単なる悪戯であったという報告もある。

謎学用語辞典 ナ行 マ行