[超能力者]

〜 秘めざる力を持つ者達 〜

 ここでは,超能力(特殊能力や潜在能力)を持つ者について考察する。古来より,呼称は異なっても超能力者の存在は身近であった。果たして超能力者は存在するのであろうか?それとも超人幻想からの産物なのであろうか?

 

1.生まれ付き能力を保有している者

2.自己研鑚により能力を保有した者

3.突発的事故により能力を保有した者

4.マスコミに出る超能力者

5.超能力補強増幅装置群



  

  

  

  

1.生まれ付き能力を保有している者

[謎]
 いわゆる超能力少年のことである。昔は天狗付きなどと呼ばれた。偏見の生まれていない少年期に超能力実験を行なった場合,かなりの確率で成功するらしい。やはり超能力は人間が誰しも持っている能力ではないだろうか。ただ,環境やストレスにより発揮できないだけなのかも知れない。ただし,人によって特技が分かれるように,超能力にも個人差がある可能性は否定できない。

[考察]
 超能力があると仮定するなら,羊と山羊の問題を解決せねばなるまい。しかし,何故こうなるか。誰も明確な解答を持っていない。ユングの集合無意識が連関しているのだろうか。周囲の人間の感情で能力が左右されるならば,周囲の人間も超能力を減少させる能力を保持していると言う事になる。しかも,超能力を否定する者の数が多ければ相乗効果により更に能力が落ちるとなれば,広義の超能力は「力の合成」が可能だと言う事だ。

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2.自己研鑚により能力を保有した者

[謎]
 古来,難行苦行の末,悟りを開いた僧侶の中には,超能力を身につけた者がいたと言われる。ガンダーラの遺跡には,そのような7人の僧侶の姿が描かれている。これは信仰拡大のためのプロパガンダの可能性もあり,一概に肯定は出来ない。ただ言える事は,言葉は異なれども超能力の概念が古来より存在していた事実があるということだ。また,読心術,催眠術,カリスマ性を身に付けた者,霊能者も,この分類にいれたいと思っている。

[考察]
 悟りにより超能力を持つ事が可能であれば,この超能力は単なる副次的効果である。しかし,超能力を顕在している者が必ずしも悟りを開いている者ではない。むしろ,この能力は人間が過去に見捨てた能力の一部である可能性が高い。前足の指は細く長くなり,後ろ足の指は退化したように,進化の過程で人類という生命体もしくは遺伝子は,様々な能力を失ったり減退させた。それは,それ以上の能力を身につける為か不必要に成ったからだ。たとえ,超能力と呼ばれるものが人類の潜在能力だとしても,尾骨から尾を発達させるように,能力を顕在化することは無意味で危険な事なのかも知れない。

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3.突発的事故により能力を保有した者

[謎]
 交通事故などで脳に障害が発生した者が突如,超能力を身につける話はよく聞くことである。脳と心の関係は,よく判らない事が多く,ましてや超能力など研究対象としては遠い話になってしまう。以前,事故により脳の1/3を欠損した黒人少年がいた。残念ながら超能力は身に付かなかったようだが,言語理解力,色の識別能力,計算能力,記憶力,性格など全て事故以前と同等であった。つまり脳の働きは大分判明しているようだが,脳の欠損は心の欠損にはならない。記憶は脳の神経回路に貯えられており,計算は神経回路の伝達により行われるが,それだけではないのだ。どこか別の場所に心は存在するのだ。超能力も心と同じ場所に存在するように感じてならない。

[考察]
 超能力は動物的本能の一部であり,精神の能動的能力だったのではないだろうか。石器時代よりも遥か昔,虚弱な人類には巨大な天敵から身を守る方法がなかった。その為,伝達手段としてテレパシーがあったのかも知れない。しかし,口先が器用になり,言語が誕生するとテレパシーは不必要となり退化した。やがて,器用な前足から火の利用が自在に可能となり,もはや天敵もそれほどでもなくなる。超能力と呼ばれるものはこうして減退し,精神は受動的能力のみに特化したのではないか。特化した精神は豊かな感性を持ち,芸術や学問を生み出すまでに進化したのだ。

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4.マスコミに出る超能力者

 ここで断言するが,マスコミに報道されるような超能力者は,全て贋者である。何故なら,常人には無い能力を保持する者は,決して表面に出ることはないからだ。自分の人生をその能力で左右されてしまうことを恐れる。これは,心理学的にいえることである。どのような能力でも常人より優れている場合,成人になるとそれを肯定的に利用するか,否定するかどちらかである。どちらにせよ,マスコミには出ない。出た瞬間,その利用方法は,半減するからである。穿った考えかもしれないが,真の超能力者は,超能力を否定するのではないだろうか。古来,魔術師や錬金術師は,決して表面には出ず影でパトロンとして城主や貴族との接触を図った。街中で術の披露などはしなかった。(見世物小屋を出入りする手品師や奇術師を除く)
 上記理由により,当研究所では,超能力者個人に関する紹介記事は記載しない。

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5.超能力補強増幅装置群

[謎]
 真偽はともかく,現在までに様々な超能力,特殊能力,潜在能力を補強もしくは増幅する超科学装置が開発されている。(ヒエロニムス・マシンデワラーカメラなど)残念ながら,これらの装置は被験者や環境に左右される場合が多く追試が困難である。これにより,学界で無視される傾向がある。訓練されたオペレータやスウェーデンの石の介在を許しては,確かに追試は難しい。されど,人間の未解明のメカニズムについて全否定することは首肯しがたい。

[考察]
 
どうやら現象が先に現れ,理論が未完成な状態のように感じる。では,その理論とは何か?コリン・ウィルソンの言うX機能のことなのであろうか。人間の精神はどこまで物質的に操作できるのか。少なくとも自分自身の体は操作可能である。これは神経系統により有機的に各部が接続されているからである。直接的結合のない物体を操作する場合,電磁波を利用するのが一般的である。ラジコンを思い浮かべてもらえば理解しやすいと思うが,これには送信装置と受信装置が必要である。もし,脳波のような微弱な波動により物体が動くとしたら,その物体(スプーンやら時計など)は素晴らしい受信装置を持っている事になる。これに関しては超能力一般の項にて述べたい。

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