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John Cameron Mitchell
ジョン・キャメロン・ミッチェル

[監督][脚本][リード・ボーカル]
[出演]
Hansel Schmidt / Hedwig Robinson ヘドウィグ

Character: ヘドウィグ / ハンセル Hansel

 "国際的に無視されたソング・スタイリスト"


 東ベルリン生まれ。父はアメリカ人GI(姓名不肖)、母はドイツ人の美術教師ヘドウィグ・シュミット。幼少時に父親に性的ないたずらをされ、トラウマとなる。母親が語ったプラトン『饗宴』──原初の人類には3つの性があったが、その力を恐れた神々によって2つに引き裂かれた──に感化され、自分の片割れを探すことを心に決める。米軍の軍曹ルーサー・ロビンソンに見初められ、彼のプロポーズを受け入れたハンセルは母親の名前ヘドウィグを名乗って東ドイツを出国する。しかし、男のままでは偽装が見破られるので、あやしげな医者の性転換手術を受ける。その結果、ペニスでもワギナでもない1インチの肉片が股間に残ってしまう。1年後にはルーサーにも捨てられ、片割れ探しは振り出しに戻る。音楽活動に慰めを見出したヘドウィグは、米軍基地司令官の息子トミー・スペック(トミー・ノーシス)と知り合う。2人のライブは評判を呼んだが、トミーはヘドウィグの曲を奪ってメジャー・デビューし、またたく間にスターダムにのしあがった。そんな彼のツアーをヘドウィグは自分のバンド、アングリー・インチを率いて追いかけるのだった…

 

Michael Pitt
マイケル・ピット

[出演]Tommy Gnosis / Tommy Speck トミー・ノーシス

Character: トミー・ノーシス  Tommy

 「ダンジョンズ&ドラゴンズ」マニアのジーザス・フリーク。ヘドウィグの元カレ。童貞


 父親はカンザス州米軍基地の司令官。17才でヘドウィグにハンドジョブされ、その夜ロックに目覚める。アメリカンロックの王道を離れ、ホモセクシャル系ロックンローラーに傾倒するが、すべてはヘドウィグに教えられた「知恵」であり、ソングライティングでも彼女に遠く及ばなかった。2人の関係はプラトニックの域を脱することはなく、それ以上の関係を望んだヘドウィグの前からトミーは去る。その後ヘドウィグの曲を盗んでメジャー・デビューし、カリスマ的な人気を集めるロック・イコンとなるが、偽りの人生を歩むことに悩む。

 

Miriam Shor
ミリアム・ショア

[出演]Yitzhak イツハク:バックコーラス/ヘドウィグの2人目の夫


Character:イツハク Yizhak

 "バルカン半島最後のユダヤ人"。"ザグレブで一番有名なドラァグ・クィーン"。ヘドウィグの2番目の夫。ミュージカル「レント」の大ファン。


 クロアチアに生まれる。80年代末にヘドウィグのクロアチア・ツアーにオープニング・アクトとして参加。当時の芸名はクリスタル・ナハト(Krystal Nacht)。ヘドウィグを愛し、プロポーズする(合法的にアメリカ人となって出国するためでもあった)。ヘドウィグはプロポーズを受け入れたが、1つだけ条件を付けた。「二度とウィッグを付けないこと」それ以来、イツハクは夫として、アングリー・インチのコーラスとしてヘドウィグを支えるが、ウィッグを付けてステージに立ちたいという渇望は抑えがたく、ヘドウィグへの愛憎に引き裂かれる。「レント」のTシャツを着て「レント」のサントラをウォークマンで聴く根っからのレントフリークなのは、同作品がHIVに感染したゲイたちの悲痛な物語であり、それが彼のハートに響いたからだ(特にホームレスのドラァグ・クィーンという設定のエンジェルはまさにイツハクの姿にダブる)。
 なお、「イツハク」は典型的なユダヤ系の名前である。

*灰色の部分は、映画からカットされたシーンにある設定。なんでカットするのよ?

 

Stephen Trask
スティーブン・トラスク

[作詞][作曲][出演]Skszp スキシプ:ギター/ピアノ

Character: スキシプ  Skszp

 "頼れるミュージカルディレクター"


ぶあつい胸板とたわわな胸毛、ひきしまったヒップ一部のファンに強烈にアッピール中。ブラックのアイシャドウやリップは、ジャパン(古い!)あたりのニューウェーブ系バンドを連想させる。

 

Theodore Liscinski
セオドア("テッド")・リシンスキ

[出演]Jacek ジャセク:ギター


Character:ジャセク Jacek

 アングリー・インチで唯一パンク入ってる男。見た目はまんまジョニー・ロットン。バンドで唯一彼女(グルーピー?)がいる。肩にタトゥーあり。
 なお、舞台ではベーシストの名がジャセクでギタリストの名はクジストフだったが、映画ではになっている。多分、舞台でジャセクをやってたテッドが「オレはジャセクのままがいい!」とワガママを言ったのはないだろうか(勝手な想像)。
 なお、「ジャセク」はポーランド系の名前らしい。

 

Rob Campbell
ロブ・キャンベル

[出演]Krzysztof クジストフ:ベース

Character: クジストフ  Kryzysztof

 アングリー・インチの「のび太」

何度ヘドウィグに注意されてもブラを乾燥機に入れて縮ませてしまうユニークな学習能力を誇る。メソメソする彼をフィリスが慰めるシーンは、2人の関係がラブラブな方向に発展しそうな匂いがして危うい。ヘドウィグは彼をいじめて日ごろのウサを晴らしてるフシあり。服のセンスも悪いね。
 なお、「クジストフ」もポーランド系の名前らしい。

 

Michael Aranov
マイケル・アラノフ

[出演]Schlatko シュラコ:ドラム


Character:シュラコ

 "デビッド・リー・ロスの熱狂的ファン"


 野性味あふれるドラムプレイとファンキーなファッションのアンバランスが魅力(?)。バンドで唯一子持ち(ベビー)のシングルファーザー。ミルク代をどうしてるのか心配だが、「もうスッカラカン」なニューヨークでも勝手にピザをとってるところを見ると、副収入がある? 
 スペルから推測するに、やはり東欧系?

 

Andrea Martin
アンドレア・マーチン

[出演]Phyllis Stein フィリス・スタイン:マネージャー

Character: フィリス 

 ヘドウィグの音楽活動を初期から支える数少ない理解者。おそらく自腹でツアーをマネージメントしてる。新しモノ好きでもあり、Palmの折りたたみ式キーボード(プリンストンテクノロジーのWingBoard)を愛用。映画からカットされたシーンでは、口内にマイクを埋め込む(?)ハイテクなハンドフリー携帯電話まで使っている(もちろんそんな携帯は実際にはない)。スーツはシャネル[調査中]
 なお、「スタイン」はドイツ系もしくはユダヤ系の名前。

 

Maurice Dean Wint
モーリス・ディーン・ウィント

[出演]ルーサー・ロビンソン軍曹:ヘドウィグの最初の夫


Character:ルーサー

 米軍軍曹(舞台版では曹長)。マッパで日光浴中のハンセル(ヘドウィッグ)を、甘いささやきと甘いお菓子でまんまと吊り上げたニクいハゲ。得意技は、キャンディーの女体盛り(日光で溶けないのか?)。ヘドウィッグに性転換手術を受けさせ、まんまと結婚してアメリカに連れ帰るが、新しい愛人(男はブロンドに寝返る!)を見つけると、さっさとヘドウィグをトレーラーパークに置き去りにする(米軍の風紀はどうなってるのか?)。その後の消息は不明。ラストのライブシーンにもいないので、客席を探したりしないように。

 

Alberta Watson
アルバータ・ワトソン

[出演]ヘドウィグ・シュミット:ヘドウィグのママ

Character: ママ 

 ヘドウィグの気丈なママ。美術教師として彫刻を教え、家計をささえる。無口で粗暴。怒るとトマトを投げる。怒っていないときはトマトの皮をむいてる。イエス・キリストヒトラーも嫌い。ヘドウィグが性転換手術をするときに「いい医者を知ってる」と紹介したのは、明らかにモグリの堕胎医──つまり、ママには子供を堕ろした過去がある? ヘドウィグがアメリカに渡ってから1年もしないうちにユーゴスラビアに移住する(ヘドウィグにパスポートを貸してしまったのにどうやって出国できたのか不明)。その後の消息も不明。

 

Ben Mayer-Goodman
ベン・メイヤーグッドマン

[出演]ハンセル(6歳)


Character:ハンセル少年 Boy Hansel

 見たこともないミック・ジャガーのステージパフォーマンスをまねるアンファン・テリブル。主食はトマト。友達はいないっぽい。

 

Sook-Yin Lee
スクイン・リー

[出演]クワン・イー:ギター

Character: クワン・イー  Kwahng-Yi

 アングリー・インチの初代ギタリスト。ややサービス精神過剰。ダンナは頭かかえてるだろう。実は野沢直子が演じてるという説もある(ないない)。

 

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Text by Krystal Nacht (parker@hello.to). All rights reserved by Krystal Nacht 2002. Walk on the wild side.