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☆テルマ&ルイーズ☆ 〜この映画のココが魅力!〜 ☆ロード・ムービー この映画の魅力は、何といっても”ロード・ムービー”としての面白さです。 映画ではアーカンソー州からオクラホマ州、ニューメキシコ州をへてアリゾナ州までの旅。アメリカ中南部の田舎町から田園地帯、砂漠、最後は雄大なグランドキャニオン・・・と移り変わる風景も大きな魅力です。荒涼とした砂漠の空の色の移り変わりがとても美しく印象的でした。 ルイーズの車は1966年型、グリーンのT・BIRD。赤茶けた砂漠の一本道をオープンカーで風を切ってひた走る爽快感が最高! 車での2人のシーンもいい。旅のはじめに2人でポラロイド写真を撮るシーン、運転しながら2人でラジオに合わせて歌うシーン、農薬散布の飛行機に手を振るシーンが好き。 旅が進むにつれて2人のファッションも変わってくるのも面白いです。出発時、テルマはカントリー風のワンピース、ルイーズもわりとカッチリしたウエスタン・スタイルなのが、アウトローとなってからはジーンズにTシャツのワイルドな格好に変わってきます。警察官からはサングラス、トラッカーからはキャップ、先住民族のおじいちゃんからはカウボーイ・ハット...と、行く先々で遭遇する男達から小物を拝借しちゃったりもしています(^^;。 それから、何と言っても旅を通じて変化していく人間関係がロードムービーの最大の魅力。はじめはルイーズに頼ってばかりのテルマが、旅を通して自力で困難を乗り越えていく逞しい女性に変わっていくところや、単なる女友達ではなく、真の友情・性を超越した人間愛に目覚めていく所がこの映画の一番のテーマなのではないでしょうか。 ☆キャスト 主役を演じるスーザン・サランドンとジーナ・デイビスは、まさにハマリ役。ごく普通の平凡な女達がタフなアウトローと化していく様子を見事に演じ切っています。 脇を固める俳優たちも個性派が揃っています。事件を捜査する心優しきハル警部にはベテラン演技派ハーヴェイ・カイテルが味のある演技を見せ、ルイーズの恋人ジミーには『レザボア・ドッグス』などバイオレンス映画でおなじみのマイケル・マセドンが抑えた演技で好演しています。 注目すべきは、ヒッチハイカーJ.D.を今をときめくブラット・ピットが演じている事です。公開当時はまだ無名で、この作品で注目されてメジャーになったと言われています。当時はアメリカでリーバイス(ジーンズ)のコマーシャルで人気を博していたそうで、この映画の役名『J.D.』は、かつてのリーバイスのキャラクターだったジェームズ・ディーンからとったという説もあります。 ☆「女性映画」と言われる理由 この映画はよく「女性映画」と言う言葉で表現されます。それは、この映画の根底に『セクハラへの抗議』というテーマがあるからだと思います。それが多くの女性の共感を呼んでいるのだと思います。 この映画に出てくる男達は、みな困った連中ばかり。妻を思いやる気持ちがなく、自分のことばかり考えている亭主。酒場で女に酒を飲ませ、あわよくばセックスに持ち込もうとする男。車窓から卑猥な言葉を投げて女性を侮辱するトラッカー。。。テルマとルイーズは、そんな男達に真っ向から抵抗するのです。 レイプを防いだにもかかわらず、男の最後の一言がどうしても許すことができず引き金を引いてしまったルイーズ。。。彼女の気持ちは、女性であればよく理解できるのではないでしょうか? だから、この映画を男性の側から見たら「ちょっと面白くないぞ!」と感じるかもしれません。でも、男性の皆さん!女性というものは、男達のそんな無意識の中での”女性軽視”を以外と感じているものなのです。この映画は「女性に絶対オススメ」なのですが、私はぜひ男性にも見てもらいたいと思うのです。 |