DCD−S1の詳細

 

最近あちこちでマスタークロックを交換するチューニングが流行っていますが、

発振周波数偏差を測定していないTCXO水晶発振器を用いているにも関わらず

発振周波数偏差が±1ppm以下であるか否かを論じているのはおかしいと思いませんか?

水晶発振回路の交換には配線図とスキル、そして自己責任が必要ですが、

音質を向上させる為には、低位相雑音水晶発振器と電源基板が必要です。

 

位相雑音の低い水晶発振器を使用するだけでは充分ではありません。

水晶発振器駆動用電源を独立化させ、サーボ基板に流れる再生信号との干渉を排除することがポイントです。

DCD−S1のCDメカニズムです。信号処理LSIはソニー製CXD−2500BQです。

 

信号処理LSI基板上の水晶発振子と発振用コンデンサを取り外し、別電源駆動した低位相雑音水晶発振器に換装します。

 

 

基板上には水晶発振器駆動用の電源が搭載されています。タンタルコンデンサやインダクタが見えます。

3端子レギュレーターですが電源リップルノイズを少なくするためにOSコンSPシリーズを採用しています。

AC電源トランス→整流回路→安定化電源

電源基板および発振回路検証のために、三田電波製MTX−0510を搭載しています。

 

ゲート電子さんのクロック改造では、DCD−S1のサーボLSI電源から+5V電源で駆動されていました。

グランドポイント(黒の配線)はデジタルインターフェースレシーバーICの内部VCOグランドピンに接続されていました。

発振基板用電源(赤の配線)は、電源基板上のディジタル回路駆動用の3端子レギュレターICに接続されていました。

16.9344MHzの高周波なので、できれば同軸ケーブルで配線したほうが良かったのではないでしょうか?

 

第一次試作のクロック改造では、AC100V電源から整流したDC12Vをつくり、+5V安定化電源で駆動しました。

マスタークロックの位相雑音は、水晶発振器だけでなく駆動用電源にも左右されます。

 

 

DCD-S1 Z201のアナログ回路駆動用電源基板の搭載

 

 

外部IF付きCDマスタークロック交換失敗例