月刊ひとりよがり
タイ(タイはタイでもタイランド)情報
月刊ひとりよがり(バンコック滞在山田氏より)
2001/11/14
わが社のボビー君はにらめっこが大好きです。
今日もお友達(背中に少し血がにじんでいるのは気にしないように・・・)とにらめっこです。
目を離した隙にお友達はすっ飛んでお家に帰っていきました。
きっと、あしたも一緒に遊ぶのでしょう。
ボビー君は毎日お友達のお家(巣穴)の前で出てくるのを待っています。
時には出やすいように出口を掘り起こしてあげます。
恥ずかしがり屋のお友達はそうすると引っ込んでしまうのですが・・・。
こうして2匹は仲よく遊びます。きっと、お友達が死ぬまで遊ぶでしょう。
2001/8/29
たまった!たまった!マイレージがたまった。
全日空のマイレージ・ポイントがたまったので何か特典と交換することにした。
早く交換しないと、今年の12月末で期限切れになるポイントもあるので急を要する!
たまったと言っても世界一周出来るほどたまった訳ではないので選択肢は少ないが・・・。
タイのバンコクと東京往復の無料航空券では1名分しかない。しかも中途半端なポイントが余る。
いろいろ調べたら東南アジア圏内であれば、親子三人全員が無料で行けるではないか。
「やった!航空運賃無料なら豪華な食事をしても安くあがるぞ!」
自分がいかに貧乏性であるか把握していない私はこの時無邪気に喜んだのであった・・・・・。
8月12日(日)は、タイの女王様の誕生日(タイの母の日)で祝日。
前日の土曜日と、月曜日の振替休日を含めれば3連休である。
金曜日の午後ずる休みをすれば、3泊4日のマレーシヤ、クアラルンプール(KL)の旅ができる。
早速ANAバンコク支店に無料航空券発券の依頼FAXを流す。すんなりGET!
ホテルはガイドブックでも4ツ星にランクされているところが、
取引先の契約価格で利用できるのでお願いして予約してもらう。
なんと、ツインルームにエキストラベッドを入れ、
親子三人朝食付き、もちろん税金・サービス料込みで1泊約3,300円!
これでまた豪華食事への道は近づいた。
飛行時間は約2時間だが、時差(KLが1時間早い)があるのでKLへ着くのは6時半頃、
入国審査や税関審査を受け空港を出るのが7時半、空港から市内へは約1時間と
ガイドブックには書いてあるのでホテルへのチェックインが8時半頃。
十分に食事に行ける!事前に聴いたり調べたりしたレストランのうち、
どこに行こうか考えながらバンコク空港へ向かった。
8月10日(金)午後3時30分バンコク発の飛行機でKLへ。
我々山田家の座席はエコノミークラスの最前列、ビジネスクラスとの仕切りのすぐ後ろの右窓側である。
水平飛行になり、乗務員が後方の座席からワゴンを引いて何か配りだした。
短いフライトだが飲み物ぐらいは出すだろう。テーブルを出して待っていると料理を載せたプレートが・・・。
食事出すの、この時間に・・・?
豪華な食事のためには機内食を我慢して・・・なんて出来る性格ではない。すでに貧乏性発揮!
かなりの満腹感。
順調にKL空港に着陸し、スムーズに空港も出れてエアポートリムジンでホテルへ。
チェックインしている時も腹いっぱい。
さすが4つ星ホテル、変にケバケバしくなく落ち着いていながら豪華さが漂っている。
隣には同系列の5つ星ホテルがあり、フロントと4階のプールで繋がっており、そちらの施設、
レストランも使用できる。
カードキーを貰い、これから3夜を過ごす14階の部屋へ。エレベーターもこのカードキーを差し込まないと、
自分の部屋のフロアーには行けないのでセキュリーティーはしっかりしている。さすが4つ星ホテルである。
部屋のドアを入ったすぐにカードを差し込むと電気がONになるのスイッチがある。
カードを差込むと部屋の照明がついた。そして、2〜3分後に消えた・・・・。
もう一度カードを入れ直す。部屋の照明がついた。そして、2〜3分後に消えた・・・・。
何度やっても結果は同じ。電気が点いている内にフロントへ電話する。
「電気のスイッチ壊れてまんがな!部屋変えろ。」「OK!OK!すぐメンテナンスの人行きますね〜。」
確かにすぐ来た。カレーを食べるようなスプーン1本持って。
慣れた手付きで、スプーンの食べ物すくう部分でスイッチの外枠を外し、
今度は柄の部分でスイッチの内側をガチャガチャいじくってから組み直した。
カードを入れたら今まで点滅しっぱなしだった小さな赤いライトが消えた。そして5分たっても照明は消えない。
「OK!問題なし!」メンテナンスのお兄ちゃんは得意げに帰っていった。本当に4つ星ホテルかよ!
(このトラブルは頻繁にあるな・・・・私の明晰な頭脳は推理した。)
さあ、暗い夜を過ごさなくてすんだ。やっと荷を解くことが出来る。まだ満腹。
そうだ、パスポートや航空券などの貴重品を、セーフティーボックスへ入れよう。
親切にも使用方法が、英語、中国語、日本語で書いてある。さすが4つ星ホテル。
え〜っと、*印を押して、暗証番号を入力、次に#印を押せば・・・何も起こらない。
扉は開いているのだが、ロックするバーが出っ放しなので引っ掛かって閉められない。
これじゃ出かけられないよ〜〜〜〜!本当に4つ星ホテルかここ?!
フロントへ電話する。「セーフティーボックスが使えないがな!部屋変えろ。」
「OK!OK!すぐセキュリティーに連絡するね〜。」
5分後に電話帳ぐらいあるテスターを肩から下げて、黒い背広を着たお兄ちゃんが来た。
専門家らしく慎重な手付きでテスターをセーフティーボックスのキーの部分へセットする。
スイッチを入れる。何かダイヤルを回す。他のダイヤルも回す。お兄ちゃんの顔に少しあせりの色が・・・。
「このテスター壊われているので別の持ってもう一度来る。」
早く来い!
まずったと思ったらしくすぐに来た。
今度は片手で持てるぐらいの小型のテスターと共に。
先程と同じようにチェックしたら今度はロックのバーが引っ込んだ。
「OK直った!」ちょっと待て!俺が試してOKだったら帰ってよろしい!
どうやら直ったらしい。帰って頂く。
やっと落ち着いた。少し小腹がすいてきたが、豪華な食事を食べる気にはならない。
息子はもう寝ると言ってパジャマに着替えてベッドに入ってしまった。
このまま寝るには早すぎるので、かみさんとホテルの周りを散歩する事にした。
コンビニがあれば飲み物や、スナックを買えるし・・・。
(もちろんホテルの部屋にはミニバーがあり、大抵に飲み物やチョコレートなどは揃っているが・・・・
なんせ貧乏性なもんで・・・。)
近くにハードロック・カフェがあったが、今はそこの巨大ハンバーガーを食べる気にはならないのでパス。
飲み屋街は結構流行っていたが、酒飲む気もないので、そこもパス。
結局コンビニ行って、ソフトドリンクと串焼き(魚のすり身を団子状にして焼いた物)を数本買って部屋で食べた。
とっても貧乏性!
初日は豪華食事はなし!
翌日は日本語ガイド付き市内観光バスツアーに乗り、KLの基本的スポットへ。
王宮(外から見るだけ)、中国式お寺(派手派手真っ赤)、国立モスク(外観は綺麗、でかい!)
博物館(マレー民族の生活習慣や民族衣装を展示している。
民族衣装を着ているマネキンの顔が欧米系なので笑えた)、等等を見て飲茶の昼食。
次はお決まりで免税店へとバスは行く。
日本人以外行くのかね、免税店へ?
1家族に一人、お店の売り子さんが頼みもしないのに張り付き商品の説明をする。
「これはゴムの木で出来たかえるの置物です。」(タイでも売ってる。しかももっと安い。)
「これは椰子の実の殻で作ったお皿やスプーンです。」(これもタイで売ってる。珍しくない。)
売り子さんを無視して色々品物をいじくり、値札を見ては「めちゃ高!」「ゲロ高!」「なんじゃこりゃ!」などと、
はなから買う気もないのに好き勝手な事を言って店を出た。
次は錫細工(ピューター)の店へも行くらしい。
店に入って2分後には、隣のコンビニで息子とお菓子を買っていた。
やっと解放、ホテルへ帰って一休み。午後2時半。
実は夕方には蛍見学ツアーにも行く予定なのだ。
午後6時45分にホテルへ蛍見学ツアーのガイドさんが迎えに来ると、
ツアー会社からのFAXに書いてあるのでしばらく時間がある。
私と息子はプールへ遊びに行くことにした。
おくさんはツインタワーにあるショッピング・モールへお買い物。
プールで遊んで、シャワーを浴びて、少しベッドでゴロゴロしてたら部屋の電話が鳴った。
「ハロー?」なんて気取って取ったら相手は怪しい日本語で、「蛍見学ツアーのガイドですが・・・。」
「あれ、ずいぶん早いね。まだ5時だよ。」「お迎え4時45分ですよ。16時45分!」
慌てて貰らったFAXを見直したが、やはり午後6時45分と書いてある。
FAX送ったツアー会社の人が間違えたな!
「お宅の会社からは6時45分とインフォメーションしてきているよ!」
「えっ!本当ですか?」
「本当!本当! とりあえず今ロビーに行くよ!」
かみさんはまだ買い物から帰って来ていない。
ロビーに行くとガイドのおじさんが困った顔で待っていた。
「ほら。このFAXには6時45分と書いてあるでしょ。」
「・・・・・。コピーさせてください。」
とりあえず、かみさんが帰ってこなければ出発できないので状況を話す。
他にも一緒に行く人たちがいるのなら申し訳ないので、
キャンセルしてもいいと言ったら今夜は我々だけなので出発を遅らせても大丈夫との事。
よくよく聞いてみると、この手のガイドさんはツアー会社の社員ではなく、
フリーランスでいろいろなツアー会社のガイドをやっているらしい。
つまりキャンセルされると収入が無くなるので必至である。
しかしこっちも誤った情報を受け迷惑をこうむったので、「10%ディスカウントしろ!」といってみた。
ガイドさん自分では判断できないので、ツアー会社に電話して直接掛け合ってくれとダイヤルした携帯電話を私に渡す。
「もしもし、今夜蛍ツアー申し込んでいる山田と言いますが・・・。」
「ソーリー! アイ キャン ノット スピーク ジャパニーズ。」(日本人相手のバスツアー会社だろうに・・・。)
最近英語しゃべるとタイ語が混じってぐちゃぐちゃになっちゃうんだよね。
それでも「てめ〜が間違えたから、こちとら迷惑山盛りやねん。金で解決したるさかい1割まけたらんかい!」
という気持ちを込め、「10%ディスカウントOK?」と聞くと、「OK!OK!」とすんなり合意!言ってみるもんだ。
そんなことしているうちに、かみさんがホテルの玄関を入ってきたので事情を話し即出発!
午前中は冷房ガンガンに効いたシート大き目の大型バスだったが、今度の車はボロボロのワンボックスカー。
人数的には問題ないのだが年季の入ったシートは、発進停車のたびに前後に動きそのうち取れてしまいそうな雰囲気。
これで1時間半も走らなければ目的地に行けないのだと。
途中多少の渋滞はあったが無事?レストラン(ガイドさん曰く海鮮料理)に到着。
シートから落ちないように踏ん張っていたので少し足が疲れた。
店の中は客だらけ。この日は土曜日だったので観光客が沢山来ていたのだ。
普段は20人ぐらいしか来ない店で店員の数も少なく、顔なじみらしくのうちのガイドさんもビールを注いだり、
料理を運んだりして手伝いだした。これじゃ何時になったら我々の料理が出てくるのやら、と思っていたらすぐに来た。
それもとても3人では食べれないような量が。
どうやら、ガイドさん他のお客の分をインターセプトしてきたらしい。
よくやった!
さあ、腹もふくれたので蛍見学だ。レストランの横に川が流れておりそこを12〜13人乗りの小船に乗って蛍を見学するらしい。
ボート乗り場の入り口で整理券を貰う。20番だった。
しかし、そこでもこのガイドさん、顔の広さを利用して、並んでる人たちの横を通って係りのお兄ちゃんに交渉し始めた。
「日本人の人たちと一緒がよければ次の船、アラブ人たちと一緒でよければこの船に乗っていいよ。」
うるさい日本人はご免こうむる。さっさとアラブ人の家族と一緒の船に乗り込む。
このツアーは参加して良かった!蛍が群がる木の種類が決まっているらしく、
クリスマスツリーのように光が点いた木が川の両側にいくつも見ることが出来たのだ。
本当は星が出ていない曇りの方がより綺麗らしいが、蛍と同じぐらい星の美しさ(多さ)にも感激した。
南十字星(完璧ではなかったが)も見れた。まだ北半球とは言え北緯1〜2度だからね。
ちなみにバンコクは北緯12度ぐらい。
ボートはエンジン音で蛍を驚かせないように電動モーターで動かしていたが、アラブ人の子供達が騒いでうるさかった。
蛍が逃げるほどではなかったけどね。
30分ぐらいの見学を終えボートを降りると、まだ13番の券を持った人が乗る順番を待って並んでいた。
ホテルの出発は遅れたが、ガイドさんの力で早めに見終われた。
後は、再びあのボロ車でKLへ向かうのみ・・・・・・。
結局この日も豪華食事は無し!(量は多かったけど・・・。)
翌日曜日はKLタワーへ観光。まあ。東京タワーみたいなもんです。
東京タワーより100mぐらい高く、世界で3番目に高い通信タワーだそうで。
ホテルからも見えるし、地図で見ても近いので歩いていく事にする。
15分ぐらいで到着。
2000年度版ガイドブックには、このタワーの1階部分にあるマクドナルだけで売っている
「KLバーガー」という巨大ハンバーガーがあると書いてあったので本日のランチに決めていた。
(豪華な食事はどこ言った?)
まずは、入場券を買って展望台へ!
泊まっているホテルや、昨日行った観光名所が見渡せて絶景かな〜〜〜!
でも展望台を1周するのに5分とかからない。
一通り見てエレベーターで1回へ降りる。さあ、マクドナルドはどこだ?
ここは、土産物屋、ここも土産物屋、あっちは・・出口・・?
ない!ないではないか!
1階部分も1周したが、マクドナルドがない!
どうやら潰れたらしい。確かにここで食事する雰囲気じゃないものね。
ちょっとガッカリしたが、あまりお腹もすいていなかったので簡単に諦めた。
タクシーでツインタワーに行き、そこのフードコートで昼食にした。
親子三人で500円ぐらい!
おくさんの買い物に付き合い、オリエンタルホテルでお茶してからホテルへ帰った。
6時にはKL在住の知人が迎えに来てくれるのでホテルのロビーで待つ。
前日と違い、ちゃんと6時に会う事が出来た。
さあ、何を食べに連れて行ってくれるのかな・・・・。
「何食べたいですか?」お決まりの質問が来た。
「いかにもマレーシヤぽい食べ物ってある?」
「あまりたいした料理ないですよ。それより最近たれが日本の味に近い焼肉屋にはまっているんですよ!そこ行きません!」
「そう、そう。あそこの焼肉のたれは美味しいのよ!」彼のおくさん(ちなみにオーストラリア人)もお気に入りらしい。
私も焼肉は大好きだ。「よし!そこに行こう!」
結局マレーシヤで、日本人好みの韓国料理を食べることにした。
綺麗な店で、韓国人のママさんが切り盛りしている。
さすがお勧めするだけあってとても美味しかった。
想像していたのとは違ったが、やっと豪華な食事にありつけた。
息子も大満足!
お腹もいっぱいになり、翌日はどうするのかという話になった。
バンコクに帰る日ではあるが、飛行機の時間は夜の8時。空港には6時ごろまでに行けばいいのでまだ1日遊べる。
セントラルマーケットという、民芸品やバテック(マレーシヤやインドネシアの織物)のお店が集中している場所と、
そういった織物博物館へ行きたいというとそれとは関係無しに「バクテイ食べた事あります?」と知人が聞いてきた。
私も名前は聞いた事があり、食べた事のある人から「とても美味しい!」と聞かされていたので
是非食してみたいと思っていたのであった。
豚肉を中国の香草やお茶で煮込んだ料理らしい。
「食べた事ない。是非食べたい!」と思いを伝えると、「では明日は豚を食べに行きましょう〜!」決定してしまった。
「でも、この国は明日休みじゃないでしょ?」
彼の勤めるオフィスの社員はイスラム教なので、豚は触ってもダメ、食べるなどもってのほかである。
バクテイを食べる時は社員とは行けないので、昼仕事を抜け出して我々と食べにいくことにした。
牛食って満腹なのに、よく翌日に豚食う話がまとまるもんだ。
スケジュールも決まったので、ホテルへ帰って寝る事にした。
さあ、KL最終日の朝が来た。
ホテルで朝食をとり、いざ出発!と行きたいとこだが10時にならないとセントラルマーケットが開店しない。
私と息子は朝からプールへ行くことにした。
小一時間遊んで部屋に戻ると、かみさんが昨日買った土産物をどうにかバッグに収納し終わっていた。
でもまた買い物に行くんだよね〜。
ホテルの近くの駅から電車で2駅、お目当てのセントラルマーケットはある。
こまごまとした店がいくつもあり、それなりに面白い。
バテックの生地をかみさんは買って、バンコクでワンピースを仕立てると言っていた。
再び電車でホテルに戻り、知人と再会。彼のオフィスはこのホテルから車で2〜3分のビルにあるらしい。
それから、彼のおくさんをピックアップしに彼のマンションへ。
そこまでもホテルから5分。なんと恵まれた通勤環境だ。
さあ、豚を食べに行こう!
ついた店はなんと、一昨日いった免税店の正面!思わず爆笑!
出てきたバクテイは最高!これ1品とご飯だけの簡単な食事だがそれが美味い!
「私のお父さんも気に入っちゃって、バクテイ食べに年に何回か来るのよね〜!」
オーストラリアンの舌にも会うらしい。
食事の後、織物博物館まで送ってもらい、そこでバテックを作っている様子を見ル事ができた。
そう言えば、会社や近所へのお土産買ってないぞ。
博物館の玄関で、お菓子を売っている屋台があったので何種類か買った。
お土産購入終了!
少し暑いが歩けない距離ではないので、知人のマンションまで歩いて行くことにした。
バンコクとの大きな違いは、「野良犬がいない」「歩道に穴がない」といったところか・・・。
知人のおくさんにお茶をご馳走して頂く。我々が来るので昨夜オレンジケーキを作ってくれたそうだ。非常に美味しく、
息子の分も半分奪い喧嘩になった。
そんな楽しいKL旅行も、もう終わり。
知人宅からタクシーで空港へ。
時間に余裕をもって出たので、まだチェックインカウンターが空いていない。
結局またお茶をする。
カウンターが開いたので順番待ちの列に並ぶ。
ファーストクラスのカウンターのお兄さんが暇そうなので、視線を投げかけると目が会った。
「いいよ。こっちで受け付けてあげるよ。」優しいお兄さんはそう言って手招きしてくれた。
無料航空券をファーストクラスのカウンターでチェックインし、早々に身軽になった我々は空港探検に出かけたのである。
この新しいKLの空港は、一昨年オープンしたばかりでかなり広い。
イミグレーションのある建物と、搭乗口のある建物は別棟になっておりモノレールで結ばれている。
残ったマレーシヤのお金を、全て使い切るために色々な店を覗く。
残り少ない金額で買えるものを求めて、モノレールで行ったり来たり。
買い物も終わり、搭乗時間になったので飛行機に乗り込む。
午後8時に予定通り離陸。
旅行最後の食事は機内食。
振り返れば充実した旅であったが、焼肉が一番豪華な食事であった。
結局我家の「豪華」の基準はこの程度かと思いつつ、エコノミークラスの機内食にも満足している私が居た。
お土産代を除く、オプショナルツアー2コース、ホテル代、食事代だけなら親子三人で50,000円の海外旅行でした。
小さなトラブルだが色々あったので、安かったのだか、高かったのだか?
無料航空券が無ければわざわざKLに行くことはなかったので、良かったとは思うけどね。
イスラムの世界をちょっとだけ覗いた旅でした。
おわり
2001/8/1

窓の外はまだ夜を思わせる闇である。
まだ起ききらない体をベッドから引き離し、洗面所へと向かう。
とうとうこの日が明けようとしている。7月28日午前5時!
Seven Suns International Co., Ltd. (SSI)、社員旅行の日が…..!
第1章 回想
歴代マネージャからは幾多の伝説を聞いている。
15名でボトル21本を飲み干した。2階建てバスの1階部分は賭博場と化した。
エンドレスのカラオケ&ダンス大会。Etc. etc….
僕は昨年初参加であったが、事前にこれらの事を聞いていたので大きな衝撃は無かった。
しかし、家族はかなり驚いたようだ。(悪いイメージは無いようなので安心安心。)
昨年ビックリしたのは、我社の社員の飲む酒の量(特にただ酒)と尽きる事を知らないパワーにである。
20代の女性がヘド吐いた直後ににっこり笑って踊っているは、
女性同士でスクリュードライバーの一気はやるは,男性顔負けである。
そして、今年はそれらが行き過ぎると静止していた総務の女性マネージャーが妊娠しているので不参加。
昨年以上の盛り上がりを見せるのは必至である。
第2章 出発
集合時間は6:30am。土曜日の早朝と言う事もあり渋滞も無く僕達家族は6時を少し回った頃会社に着いた。
まだ誰も来ていない。
暫らくすると1組2組と車やバイクで集合してきた。みんな綺麗な服を着、気合が入っている。
バスの出発は7:00amを予定。
時間になっても数名がまだ未着だが、すでに守衛所の横ではラジカセから音楽が流れ、
缶ビールが開けられている。
そうこうしている内に最後の一人が到着。荷物をバスに積み込み、いざ乗車。
総勢23名の旅行に用意されたのは、大型観光バスに運転手とアシスタントの男性が各1名、
そして添乗員の女性がなんと4名?
御酒や鳴り物(?)を持って社員達は後ろの席から詰めていく・・・。
添乗員さんたちが一番前の席、その後ろを僕たち日本人が陣取り、社員との間が5列ぐらい空いてしまった。
「おいっ!バスの後ろ半分しか使ってないだろ。もっと散らばれ。」
適当に席は散らばりいよいよ出発。時すでに7時15分。
第3章 えっ!もお?
渋滞も無くバスは行く行くリゾート地へと。
うん?この匂いはウイスキー!すでに後方ではボトルが開けられたようだ。
誰かがカセットテープを持って前方にやって来た。MUSIC ON!
やっぱりダンスナンバーですか〜〜〜!車内はディスコ状態。
社員の半分以上がもう座ってなんかいませ〜〜〜〜〜ん!通路で踊っていま〜〜〜〜〜す!
紙コップも乱舞していま〜〜〜〜〜〜す!
あっ!こっちにもコップがまわって来ました。「濃い〜〜です〜〜〜〜!」
そんな中、添乗員のお姉さんは朝食のパンと牛乳を配ってます。えらい!
どこから持ってきたのか手のひらで叩く太鼓がリズムを刻みます。鐘も鳴ってます。
もう止まりません。一気にテンション最高潮です。男性が一人シャツを脱がされました。
自分で脱いでるやつもいます。女性達は脱ぎませんが、脱がすのは一生懸命です。
日本人では一番若いK君が前方から拉致されて行きました。
脱がされてます。脱がされてます。私と違い細身の彼には、冷房が骨身にしみそうです。
がんばれK君!スタッフ達と親睦を深めるんだ!
私同様、超高濃度の水割りを貰った我社の最年長(54歳、少し風邪気味)のSさんが
「もう少し薄めにしてくれ!」と水を貰いに行ったら・・・脱がされてます。脱がされてます。
これで3人いる日本人のうち2名が犠牲者になりました。後は僕だけです。
妻や子供が一緒にいようが関係ありません。げらげら笑っていた僕と、
弊社の爆弾娘Aちゃん(と言っても26歳、4歳の娘あり)と目が合いました。
来ました。来ました。指差されました。「あとひとり〜〜〜〜!」
「ほ〜〜〜ら、来た!」妻はそう言って僕のシャツを脱がせました。
野郎ばっかり10数名、上半身裸でバスの後方で踊ってます。ここは片側3車線の大通り。
隣の車線を走っているバスの乗客が驚いてます。うちのスタッフは手を振ってます。
とりあえず日本人は前方へ脱出を試みます。Sさんと僕は無事自分の席へ何の抵抗も無く帰還。
K君は失敗しました。まだ踊ってます。もうやけくそです。
添乗員さんがマイクで叫びました。「服を着てください。警察署があります。」
程なく1回目のトイレ休憩。さすがに裸で降りる者はいません。みんなとっても紳士です。
氷と水がコンビニから調達されました。ウイスキーは10本以上積み込まれているのでまだあります。
女性たちはタイで流行っているワインベースのアルコール飲料を買い込んでます。
彼女達のお好みは「赤」のようです。
さあ。再出発!
本線に出る前から再びディスコ状態!
また。コップがまわって来ました。「げっ!ラムの水割り!しかも濃いいいいいい!」
でも日本人達は学習効果があります。さっきのトイレ休憩の時ミネラルウォーターを買ってあります。
危険地帯に行かなくても自分で薄める事が出来るのです。
何本のテープを聞いたかは分かりません。全部のりの良いタイのPOPSです。
僕も知っている曲が多かったので、さびの部分だけ歌ったりして楽しんでおりましたら
2度目のトイレ休憩となりました。
今度もちゃんとシャツを着ています。やっぱりみんな紳士です。ボタンを止めていないのが何人かいましたが暑い国ですからOK?です。
僕がトイレから出てきたら爆弾娘Aちゃんが、洗面所で顔を洗ってます。
いやっ!違います。吐いてます。吐いてます。しかも血を吐いてます。
真っ赤かゲロを放出しているではないですか〜〜〜〜〜!
うん? さっき買ったワインの赤でした〜〜〜〜〜!
時まだ10:15am!
第4章 到着
Sさんは風邪気味の上、上半身裸で踊ってしまったので疲れてさっきから寝ています。
僕もこの騒音にも慣れ少し眠れました。息子は興奮している事もあり、横になったけど眠れなかったようです。
バスが細い道に入ったらしく走行ペースが変わったので目が覚めました。
それでもやっぱりまだ踊ってます。
11:30am、目的地である"BAYVIEW LAGUNA RESORT"に到着。
バンコクから南に150Kmほど下ったシャム湾に面したリゾートです。
宿泊施設はロッジタイプですが、エアコンもあり快適。
目の前は海に流れ込んでいる川がありその向こうに海も見えます。
川には小魚が沢山います。僕はしっかり釣り竿を持って来ています。
荷物を置くなり僕はフライロッドをセットして食堂横の広場に戻ってきました。
しかして、その芝生の上はサッカー場と化しており、
私が竿を振ろうと思っていたところにはボールがバンバン飛んで来るではないですか。
うちの息子もその中に加わり、ボールをあさっての方向に蹴っております。
「あいつが一番危険だ!」そう感じ取った僕は釣る場所を端のほうに変え、何度かロッドを振りましたが小魚たち(10cmぐらい)は無関心。
いくつかフライを変えてみたが釣れないのでやめようと思っていたら添乗員のお姉さんが1人やって来て、
「5人集まれば700バーツ(約2000円)でボートが借りられますよ。」ときたもんだ!
竿が2本しかないので5人集めても喧嘩になる!
そう考えた私は「人数少なくても700バーツ払えば借りられる?」「OK!」ずいぶん返事早いね〜。
ではよろしくね!
昼食をとりながらこれからの予定を日本語の出来る弊社タイ人マネージャーP君に尋ねたところ、
「船に乗って岬の向こうの鍾乳洞を見に行きます。ビーチでなにかゲームもできるかな〜。」との答え。
なに!船に乗る!ビーチ!釣り船借りるまでもなく釣りできそうじゃん!
よっしゃ!今度はルアーの竿持って行こう!
第5章 ここはビーチリゾート?
腹がふくれたところで、船の出る所までバスで移動!
風邪気味のSさんは部屋でお昼寝。その他数名が棄権(たぶん部屋でトランプ賭博)。
5〜6分走ったところにあるビーチから、10名乗り位の小船2艘に分乗して出発!
岩で出来た岬には所々木が生えており、
そこをサルの群れが移動していくのも見れ観光気分を盛り上げてくれる。
10分でとなりのビーチへ到着。まずは鍾乳洞見学である。
K君はダイビングの名人。
久々の海に興奮して僕が貸してあげたシュノーケルと水中眼鏡をすでにセットして
「海だ〜〜!」叫んでいたが「鍾乳洞はあっち」と書かれた矢印が内陸に向いているので少しがっかり。
添乗員さんに説得され、まずはみんなとそっちへ向かう。
僕も釣りざお片手にだんだん海から遠ざかっていくのは寂しいが
団体行動の得意な日本人である事を示さねばならぬ!(なんで?)はっきり言って甘く考えていましたね。
この時点ではまだ、添乗員さんが4人もいることの謎も解けていなかったが30分後には
全てが分かりました・・・・。
200メートルほど平らな道を進むとそこには「鍾乳洞430m」と言う看板
ア〜〜ンド、前方に立ちふさがる終わり無き昇り階段!
「えっ!鍾乳洞て地下にあるんじゃないの?」「この山の上で〜す!」
「この看板430m先という意味?」「430m上で〜す。」
一同凍結!
「皆さん。行きますよ〜〜。」添乗員さんは行ってしまう。付いていくしかない。
430mといえば僕の箱根の実家があるところと標高はかわらない。
20分ぐらい登ってところで隊列が2つに分かれた。その10分後には3つに。
そうか、各人のペースに合わせて添乗員さんも分散するのか・・・・・。
先頭組みと最後尾に各一人ずつ、中間を残りの二名が面倒を見るというシステムになっていたのだ。
素晴らしい!
途中まで先頭組にいた僕も途中の展望台で「ここで半分です。」と言われた瞬間崩れ折れ、
そして妻子に捨てられた。そこからは長く苦しい道のりであった。
結局僕の家族とK君、そして会社でも1番元気な社員が一回も休まずに最初に鍾乳洞に到着
(したらしい)。
この社員は船に乗るときみんなから「海に来たのにスニーカーを履いて来たの?」と
馬鹿にされていたが大正解である。
後のみんなはサンダルで急な山道を登るはめになったのだから・・・。
釣り竿を杖代わりにしながら休み休み登っていくと、
見学し終えて降りて来たかみさんと息子に出会った。
「竿と荷物、持っていってあげるよ。」涼しい顔で妻は言う。
何でこんな山の中で竿持っているのか、疑問に思い出していたところだったので素直にお願いした。
「一緒に降りれば良い。」と言う社員もいたが、
そこは亭主として、父として、会社の責任者としての意地がある。
「もう少し登ると下りになるよ。」と妻が言った訳ではないが、
目的を成し遂げる決意を固め再び登り始める。
「どこが、もう少しだよ。ばかやろ〜〜〜〜!」道が下るまではまだかなりあった・・・・・。
それから何分後かは分からない。時計を見る気力もなくなっていた。
鍾乳洞は山の頂上付近にあり、天井は一部無く日光が差し込んでいた。
すでに半分近くの社員が到着しており、
座り込む者、歩き回って見学している者など各自自由に時間を費やしていた。
最後の一人が到着したのを確かめ、僕は帰路に着く事にした。
「海だよ。海に来たのになんでこんな所にいるんだよ。」
しかし、まずは一旦登らねばならない。そして、
疲労が蓄積された膝には拷問とも思える急な下り階段を進まねば海には行けない。
一歩一歩慎重に下っていく。ここでこけて怪我でもしたらいい笑いものである。
K君と二人無言で進んでいく。
自分の足元しか見ていなかったのでK君が「しあわせ〜。」と
言うまで階段の終点に気が付かなかった。平地を歩くのがこんなにも楽だとは。
考えてみるとタイに住み始めてほとんど階段を上り下りした記憶が無い。電車に乗るわけでもなく、
歩道橋を渡る事もまず無い。
マンションは当然エレベーターがあるし、
駐車場の14〜5段の階段しか通常歩いていないのではないか・・・・・?
階段が終われば海までは200m程である。
「その前に水飲みて〜〜〜!」海の家みたいな売店を見つけたので直行。・・・・・
財布はかみさんに渡したディパックの中だ・・・・。
まず、かみさんを探せ!K君に指令を出す。彼も水着とTシャツ以外身に付けておらず一文無しである。
息子とかみさんが波打ち際で遊んでいるのを発見。「金くれ〜〜〜!。水飲みて〜〜!」
足を縺れさせながら叫びながら突進!
「水ならあるよ〜。」うちの奥さん天使に見えた!
1Lの水をK君と奪い合うように飲み、今度こそ海へGO!
息子はK君とシュノーケリングをするのだと走っていったが、
海は浅く砂が細かいので巻き上がってしまい透明度は良くない。
結局魚を見ることは出来なかったがいいクールダウンにはなった。
みんなも山から降りてきたので船に乗ってロッジへ帰ることとする。
とにかく疲れた。
第6章 充実した午後
ロッジに帰ってきたのが3:50pm。バスを降りる時添乗員さんが
「Mr. YAMADA, 釣り舟は4:30pmに来ます。」
休む暇も無いではないか。
とにかくシャワーを浴びねば。
(バスの中でも水着が濡れているので泳いだ我々は立っていた。)部屋に戻り息子とバスルームへ。
「ウン?これだけ?」そこには水の調整バルブしかなかった。つまり、お湯は出ません!
いくら熱帯とは言え水泳帰りの冷えた体にはこたえるぜ!
我慢して水シャワーを浴び、着替えたらそれなりに快適。
ちょっと横になったら睡魔が襲ってきた。息子はまたサッカーしに出て行ったらしい。
死ぬ気で遊ばなくてもいいのに・・・・・・。爆睡・・・・。
トントントン!「Mr. YAMADA. Let's go to fishing」う〜ん。
英語はやめてくれ。せめてタイ語に・・・えっ!添乗員さん迎えに来たの。ぼく行きたくな〜〜〜〜〜い!
「いま断ってもキャンセル料払わないといけませんよ!」
「喜んでいきます!」
ロッド、とルアーを持っていざ出陣!「あと誰が行くの?」「聞いてません。」
ベランダでタバコを吸っているK君発見。「釣り行かない?」「竿あります?」
「あるある(使えるかどうか分からんが)」「ではお供しましょう。」
昼寝から起きたSさん発見!「釣り行きません?」「夕食何時?」「7時です。」「暇だから行く。」
「でも竿ありませんよ。」「いい。寝てるから。」
日本人3人とガイドの女性、それに船頭のお兄ちゃんの5名で出船。
「何釣れるの?」「SEABASS」えっ!もしかしたらバラムンディーかな?
タイではSEABASSと言う名で30〜40cmのバラムンディーが魚屋に並んでいる。
「イカも釣れるよ。」よっしゃがんばるぞ〜!
15分ほど走って到着した島の岩場に船頭さんいきなりアンカーを投げ込む。水深12mぐらいかな。
波のあたる部分は侵食され窪んでいる。いかにも大物がいそうだ!
ミノータイプのルアーを投げる、ヴァイブレーションタイプのルアーを投げる。
ソフトベイとを投げる。釣れない!
少し沈めてみる。根掛かりした。ルアーを変えてみる。また、根掛かりした。
その度に船頭の兄ちゃんが笑う。
ここ潮と風が反対でないかい?日本の漁船みたいなスパンカーが無いので 船が落ち着かない。
K君にはフライロッドを渡したが、彼はフライフィッシングの経験が無い。
しょうがないのでメタルジグを付けさせ、船の真下を釣らせていた。しかし、
潮が速くなってくると太いフライライン(しかもフローティングライン)は、
斜めになりそこまで届かなくなった。奇跡を起こせK君!
僕も表層狙いをやめ、メタルジグを付けて底もの狙いに変えた。
数度目のトライで当たりが・・・・!重い!重いが引かない!重いのは潮のせいで、
たいした事は無いのかもしれない!上がってきた、上がってきた!ピチ!ピチ!ピチ!ガックリ!
(写真参照)ミニカサゴでした〜。
いままで暇していたSさんが身を乗り出し、「豪勢に生き作りにしよう。」
「食べるとこありませんよ!」とりあえずバケツに入れ2匹目を狙う事にする。
おっ!また重くなったぞ。色めき立つ船上。
貝が釣れなした〜〜〜!
船頭またも大笑い!
その後はあたりも無く時間だけが過ぎていきました。
Sさんは再び暇になったので「酸欠になっては行けない。」
とか言いながらストローで魚の入っているバケツに息を吹き込んでおりました。
とっても迷惑そうなカサゴ君です。
ロッジに戻り記念撮影。から揚げにされる事も無くカサゴ君はリリースされました。
砂地の川に・・・。
サッカー、鍾乳洞見学、水泳に釣りととっても充実した午後でした。
第7章 エンドレスナイト
社員旅行のクライマックスと言えば夜の宴会!
浴衣着て「まあまあ、1杯どうぞ。」「そうかね、君もどうだね。」なんて事は無いけれど、
料理を突付きながら各テーブルではお酒が飛び交っております。
食堂は壁が無く、風が通って気持ちがいいのだけど、しかし、ここ蚊が多いね。
テーブルの下ブンブン飛んでるよ。
あっまた刺された。痒い〜〜〜〜〜!ショートパンツの僕は17箇所も刺された。
もう辛抱たまらん!食べ終わったらみんなさっさと酒を持って移動である。
さっき釣り舟を付けた場所は、畳3畳ぐらいの広さで屋根とベンチがついている休息所になっている。
用意周到、持って来たござをそこに敷き、あっという間に2次会の会場が出来上がり。
ベンチにボトルと水やソーダ水を置き、ラジカセのスイッチオン!
男ばかり10人ぐらいがまず飲み始めた。
私とK君は5mぐらい離れたとなりの小屋(床が竹で出来た座敷になっており、
横になると固さが調度いい。)でその様子を見ていた。
最初はあまり盛り上がらず、若手2名が踊っているに過ぎなかった。
我々もグラス片手に、このまま夜は静かに深けてゆく・・・・わ〜〜〜〜けがない!
一旦部屋に戻っていた女性達が加わってからはバスの車内の再現、
ディスコティックナイトの始まり始まり〜〜〜〜!
さっきまで、鍾乳洞見学の山道歩きで足が痛いといっていた連中が、
どうしてそんなに激しく踊れる?
「どこ行くの?トイレ?違う?」ソーダ水買に行くのね・・。
「今度はトイレ?」氷がなくなったのね。
なんだその鍋は?・・・夜食のおかゆ?・・・うまいじゃん!おかわり!
「夜は小魚を食べに大きな魚が川にやって来る。釣りをしたほうがいい!」そう言って一人がやって来た。
「そうか!」僕は早速竿をとりに部屋に帰る。
ディスコ会場の横から川にキャスト!うおおおおお〜〜〜。
ルアーの着水した所が光るぞ!飛沫も光る。ラインも光る。何でも光る。夜光虫だ―!
おもしろい!おもしろい!光のあたっていない暗闇の方がより綺麗に見えるのでそっちへ投げる。
バッシャ!キラキラキラ!「綺麗!綺麗!」
K君と僕は大はしゃぎ。しかし、タイ人スタッフはそれを見ても何も騒がない!
「我々感動してますけど、タイの海ではどこでも見れるんじゃないですか?
当たり前の光景なんですよ。」K君が分析する。
どうやらそうらしい。タイの海は夜光虫の宝庫なのだ。
「シャチョー!ここは油が浮いているから別の方向に投げた方がいい。」
「君達、夜光虫知らないのね〜〜〜〜〜!これ油じゃないのよ〜〜〜〜!」
暫らく9cmのミノーを投げたが釣れない!そこへ最初に釣りを勧めたスタッフが来て言った。
「それは大きすぎるのでもっと小さいのに変えたほうがいい。」あなたが、
でかい魚が来るっていったんでしょ〜〜〜!
でも素直に従う僕。
そこへ違うスタッフが来て言った。「今より明日の朝のほうが良い!」
君達統一見解はないの?もうやめた!
大体こんなに飲んで朝早く起きれるわけないだろ!
本日の釣果、カサゴ(ミニ)1匹!
第8章 観光
翌朝。
ウイスキーやスクリュードライバーをしこたま飲んだわりには気分が良い。
宴の最中であったが11:00pmごろにはベッドに入ったのが良かったらしい。
朝食は7:30am。予想通り集まりが悪い。
K君は12:00ごろ寝たらしいがまだディスコは閉店してなかったという。
どうやら2:00amごろまで踊っていたらしい。
そのうち眠そうな顔でみんな集まってきた。
朝のメニューは何かな?コーヒーにトーストが運ばれてきた。
おっ。目玉焼きやソーセージでも出てくるのかな?ブーーーーー!あとはおかゆでした。
トーストとおかゆをコーヒーで流し込み、
今日はどこに行くのかと考えていると、隣のテーブルからグラスが回ってきた。
ウォッカのロックが・・・・・。今日もハードになりそうだ。
食事を終えたら早速バスに乗り、10分ぐらい走ると干潟近くのお寺に着いた。
お寺見学かと思ってら、その横を流れている幅6〜7mの川から船に乗り、
河口から少し上流までの自然観察に行くらしい。
たしかに、いろいろな鳥とか引き潮時なのでムツゴロウが沢山見れて面白かった。
再びロッジに戻り出発の用意。昼食もここでとり撤収!
途中、昔の王様(今の王様の曾じいちゃんの避暑用宮殿を見学し、海産物を扱っている市場で買い物、やっと社員旅行らしい行程になった。
この市場には野生のサルが多く、お客が買った物を盗む不届きなやつがいる。
バスの駐車場と市場の屋台群とは、
大きな通りの反対側に位置するのでみんな歩道橋を渡って行かなければならない。
賢いサルはこの歩道橋で待ち伏せするのである。
バスから屋台へ行く時は、「人間なんか関心ありません。」なんて顔しているくせに、
買い物してバスに帰る時はその荷物に手を出してくるのである。
買い物もスリリングである。
第9章 終焉
観光や買い物も終わりいよいよ会社へ。
今更書かなくともお分かりだと思うが、車内は相変わらずディスコ状態である。
しかし、息と違うのは音楽テープが流れていない事でる。
添乗員さんたちもさすがにテープの使用を禁止したようであるが、
我社のスタッフには鐘と太鼓がある。
全員が歌い、踊っている。
その時、ひときわ大きい歓声が!なんとこの騒ぎの中ラジオでサッカーを聞いていたのである。
イギリスの名門チーム、マンチェスターユナイテッドが来タイしており、
タイ代表チームと試合をしていたのである。
その時まさに1−1になる同点ゴールをタイチームが入れた時であった。
その後のトイレ休憩でウイスキーを3本買足し、高速に乗れば「高速だ〜〜〜!」
会社が見えてくれば「会社だ〜〜〜!」叫びつついよいよバスは終点、我社に到着したのであった。
今までの騒ぎがうそのように、バスから降りるとみんな自分の車やオートバイに乗り、
さっさと帰路に着いたのである。
市場で買った山盛りのお土産を家族に渡すために・・・・。
「俺達も帰ろうか・・・?」
僕は人気のなくなった会社の駐車場から、家族を乗せて静かに車を走らせたのであった。
あとがき
こうして2001年SSI社員旅行は終わった。
僕たち家族は、海に行ったのに刺身が食えなかったと、
その夜の食事は日本料理屋で刺身定食を食べたのであった。
うちの社員が特別なのかどうかは分からないが、とにかく
「とことん歌い、とことん踊り、とことん飲み、とことん遊んだ」そして、
翌日の月曜日はみんな普段どおり出勤してきて普段どおり働くのである。(
数名筋肉痛で足を引きずっていたが・・・・僕もその一人・・・。)
次回のイベントは年末パーティー!楽しみであり、恐ろしくもある。
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