舞台用語(は)
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舞台用語【は行】

場当たり稽古 本番の会場にセットを組み、立ち位置や、照明合わせ、キッカケの確認、登退場の位置、転換など通し稽古がスムーズに進むよう行う稽古。あくまでも中身の稽古の時間ではなくスタッフ間の段取りと言う意味合いが強いが、ここで演技のダメ出しをしてスムーズな進行を遅らせる演出家も多い。
ハウリング マイクで拾い、増幅してスピーカーから出た音が再び元のマイクに入ってしまい無限ループになって特定の帯域の音が発振し止らなくなる現象。高音域だとキーン、低音域だとボワ〜ンという音が止まらなくなる。
はける 舞台からかたづける。出る(去る)こと。
箱馬(はこうま) 馬足の箱型の台で、箱馬と平台の組み合わせによりステージ上に二重床を組む。通常は1.5尺×1尺×5寸(45.1×30.3×15.1センチ)
花道(はなみち) 本来は歌舞伎劇場独特の形式で舞台から突出して客席を貫通した通路を称する。最近のホールでは上下の仮設(脇)花道を単に花道と称する。
パニープロジェクター ホリゾントに直接投影する、大型スライド装置。
はねかえり 出演者用に戻す専用のスピーカー。
はねる 終演のこと。
ばみる 立ち位置や、道具を置いた位置が分かるように印を付けること。場を見るの略とされている。
ハム(ノイズ) 電源回路から回り込む低音域のノイズ、日本では50Hz(関東)、または60Hz(関西)のノイズが出る。
噺子方(はやしかた) 能楽、歌舞伎、民俗芸能などでの邦楽演奏者の総称。
ばらす 終演後、舞台に組んだ装置や大道具などを解体し、撤去すること。
はりもの 木枠に布、ベニヤ、紙などを張った大道具。
バリライト 照明器具。色、パターン、フォーカス、パンなどをリモートコントロール出来るムービングライトの商品名。通常は複数個をコンピューター制御し、シーンごとにメモリーさせて使用する。スターライト、PCライトなども同じ。
バルコニーライト 客席バルコニーに設置されたライト。
ハレーション 照明用語。光の当て方で、反射が光って見えること。
ハロゲンランプ 照明器具の光源ランプの種類。舞台用器具ではハロゲンが主流。ピンスポットで大型はクセノンランプになる。
反響版(はんきょうばん) 正確には音響反射板。懸架式反響板は通常三分割されている。正面反射板を正反、側方反射板を側反、天井反射板は天反と呼ばれる。最近は可動式もあり、舞台奥からジャバラのように引き出されてセットされるが大変な重量物となる。
PA Public Addressの略。大衆告知の意。電気音響システムの総称。最近では単なる拡声だけでなく、演出された音響支援をSR(Sound Reinforcement)と称する。
BNC コネクター 代表的な映像用(プロ用)接続コネクターの通称。M型より小型で信頼性が高く電気的特性も良く接続や取り外しも楽なため、高周波用同軸コネクターの標準になっている。
灯入れ(ひいれ) 照明では舞台美術(道具)に明かりを仕込むこと。音響では単に電気機器の電源を入れること。
引枠(ひきわく) 舞台上を移動できるように車輪を取り付けた平台や山台。
引割幕(ひきわりまく) 幕がセンターから左右へ開閉する幕。
雛壇(ひなだん) お雛様の段飾りと同意。ステージ上に階段状に組まれた山台をいう。
白緑(びゃくろく) 高さが7寸(21センチ)で、長さが3尺から6尺の長方形の台。箱馬より高さや幅が小さく長さが長い。本来二重に上がるための階段部分用セット。びゃくと略して使う事もある。
平台(ひらだい) 二重の床を組む際に使う回りを補強した板、三尺×六尺、四尺×六尺などのように尺寸で数種類ある。箱馬の上や足に乗せて組む。
平舞台(ひらぶたい) 雛段や二重床を組まないフラットな床の舞台をさす。
ピンスポット ピンスポットライトのこと。ピンスポともいう。英語ではfollow spot。
ファンタム 業務用コンデンサー・マイクロフォンを使用する際には外部から直流電圧を与えなければ動作しない。その電源のことをファンタム電源という。
ブームスタンド ストレートスタンドの上部に角度や長さが変えられる部分をつないだスタンド。
フェイド・アウト 徐々に切れるさま。照明や音響で使う。
フェイド・イン 徐々に入っていくさま。照明や音響で使う。
フェージング ワイアレスマイクなどの受信状態が干渉などにより周期的に変化する状態。
フェーダー 音響や照明の操作卓にある縦型ボリューム。レベル調整器。
吹く マイクが息や発声により(パピプペポなどの時)吹かれ、ボコっという雑音が出る状態。録音されたものについてはローパスフィルターを瞬間的にかけて取り除ける場合もあるが、ステージ上ではウインドスクリーンの使用などによって防止する。
舞台機構(ぶたいきこう) 舞台用の特殊設備で、バトン類や迫りの昇降設備を総括して呼ぶ。駆動する方式としては手動・電動・油圧があるが、空気で動かすこともある。
舞監(ぶかん) 舞台監督のこと。ぶたかんとも言う。会場の押さえから諸手続き、仕込〜本番〜撤収まで、すべての仕切りを行なう人、あるいはその職業。
ブッキング スケジュール予約を入れること。
葡萄棚(ぶどうだな) 舞台上の昇降バトンなどの装置を吊すための棚。簀(す)の子ともいう。
プロセニアム(アーチ) 舞台と客席との境界部分を指す。構造的には大きな窓が開いた仕切り壁で、窓枠の部分をプロセニアムアーチ又は額縁と称する。
プロデューサー 企画やプロジェクトの制作責任者。企画内容の決定、主要キャスト/スタッフの決定、資金の確保等、全てを統括する人。
プロモーター レコード会社の宣伝部員を指すこともあるが、ホール関係では地域のイベントの仕切りを行なう職業を指す。
フロント(サイド) 客席前部の壁側から舞台に投光するスポットライト。
ボーダー 舞台上部に数列にわたって吊りこまれている昇降可能な照明器具で均等平面的な照明効果を目的とする。
ポータル プロセニアム開口の内側に、それぞれの演目に応じてプロセニアム開口の幅と高さを調節できる機構で、上下に可動するポータルブリッジと左右に可動するポータルタワーで構成される。
ホリゾント 舞台後方にあり、空や無限の空間などの背景を表現する幕ないし壁。ボリゾントライトを当てる場所。
ホワイエ ロビーと類義語。大型ホールでは入館時のエントランスロビーと休憩時に利用する溜まり場としてバーコーナー等を設けてホワイエと称し区別している。



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