-Are you going to Scarborough Fair-

サイモン&ガーファンクルが歌う「スカボロー・フェアー」は、4つのハーブ、 パセリ、セージ、ローズマリー、タイムの名前が繰り返しリフレインされる事で有名です。 ちょっと古い曲ですが、きっと何処かで聴いた事がある...それもそのはず、映画「卒業」の中でも使われていて、 その繊細なメロディーは私達の耳に残っています。

愛したひとの名前”ローズマリー”をスカボローの市で売られているハーブに織りまぜた民謡を基に、 未だ無名だったポール・サイモンが、戦士した少年の物語をも微妙にちらつかせた、 アメリカに対する反戦の「詠唱」です。 さて、この曲に出てくる4つのハーブには、いったいどんな意味があるのでしょうか?


Parsley パセリにはギリシャ神話に出てくる英雄が死にかけた時に その血から生まれたという伝説があり、<不吉>の象徴とされていました。 また、パセリを食べると反射神経が鋭くなるといって、ローマでは戦いの前の剣士に パセリを食べさせたそうです。

Sage セージは万病に効くといわれ、”庭にセージがを植えている者は死なない” ということわざもありました。セージはサルビアの仲間で、ラテン語の”Salvia”には<救助する>という意味があり、 優れた殺菌作用に昔の人は随分救われた事でしょう。

Rosemary ローズマリーは<記憶>の象徴であり、死者の思い出を心に留める 印として墓地に飾られ、中世の時代には”ローズマリーは賢者の庭にしか育たない”とも言われました。 そう言えば、家のローズマリーはなんだか最近元気がないようです...

Thyme そして、タイムは<勇気>を表し、中世の騎士はタイムの小枝を縫い付けた スカーフを身に着けて戦場へ向かったという事です。古代ギリシャでは、”彼はタイムの香りがする” というのは最高の誉め言葉だったといいます。

いずれも、<死>と<生命>に関係が深いハーブである事がわかりましたね。



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