

水俣病は、脳細胞を含む神経細胞が障害される病気です。
特に脳細胞はいったん壊れると元にもどらないと言われています。
しかし、リハビリテーションをおこなうことにより、残った神経細胞どうしのネットワーク(つながり)が復活し、一定度機能が回復するといわれています。長期間続けてリハビリテーションを行うことにより日常生活能力を維持することができます。
また、障害を持った状態でも、薬物により、その機能を維持するようにしていくこともできます。特に漢方薬は、その人の体質に応じて、全身状態を改善しながら症状をとっていくという特徴があり、水俣病のような慢性的な疾患には有効です。
痛みに対しては、薬物(漢方薬も含む)、注射、物理療法、運動療法など、さまざまな方法が有効ですので、医師と相談して、自分にあった方法を見つけてください。
水俣病に限らず、慢性的な病気というものは、精神的な苦痛をもたらし、生活の質を低下させることが少なくありません。精神症状などに対しては、安定剤や効うつ剤を含む西洋薬、漢方薬、カウンセリングなどが有効です。水俣病に関する生活全般の悩みは当グループにご相談ください。
(リハビリテーション、カウンセリング、ツボ注射は、神経内科リハビリテーション協立クリニックでおこなっています)
水俣病の治療について

(1)注射・点滴療法
・痛み : 鎮痛剤、局所麻酔薬、神経ブロック
・しびれ、ふらつきなど : ナイクリン+ATP注射(この注射は、1回〜数回おこなう方法と、連日おこなう方法があります。
(2)内服薬(漢方薬を含む)
・こむらがえり(からすまがり) :芍薬甘草湯、バクロフェンなど
・手足のしびれ、手の熱感 : 桂枝茯苓丸などの漢方薬、ATP、ビタミン剤など
・頭痛 : 呉茱萸湯、消炎鎮痛剤など
・関節痛 : 疼痛部位に応じた漢方薬、消炎鎮痛剤
・めまい感、耳鳴り : 西洋薬、漢方薬
・倦怠感 : 漢方薬など
・抑うつ状態 : 漢方薬、抗うつ剤、安定剤など
・不眠 : 睡眠薬、安定剤、漢方薬など
2.つぼ注射
・カウンセリング
治療の紹介
1.薬物療法
3.精神療法
4.リハビリテーション
(1)運動療法
ア、耐久力
・筋力:器具を用いたり、徒手による強化訓練
・耐久性:サイクルやエアロビック体操
イ、柔軟性
・器具ほ用いたり、徒手によるストレッチ
ウ、バランスの改善
・器具を用いた訓練やリズム、気功体操など
(2)物理療法
ア、温熱療法
効能・作用:表在性組織の温度を上昇させて、血液循環、組織伸張性の改善と疼痛緩和
種類:パラフィン、ホットパック、ホットマグナ
イ、機械的療法
効能・作用:器械動力作用を適用して、体内、体表の圧力を緩和。骨格の矯正と筋組織の伸張性の改善
種類:頚椎牽引、腰椎牽引、手浴
ウ、電磁気療法
効能・作用:電磁エネルギーで周波数や強度を変えることで、疼痛や浮腫をコントロールする
種類:マイクロウエーブ、エレクトレーナー、スチームレーダー、ベクトロン