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20台や30台の人にはあまり見られませんが、40後半からぼちぼちみられます。歯にヒビが入るなんて考えた事ありますか。別にぶつけたわけでも無くです。
一昔前は、60台になると多くの方に入れ歯が入っており、それほど強く咬めなかったりしたのでしょうか、あまりこのヒビの方はお見かけしませんでした。最近は歯の健康に気を使っている方が多いので、本格的な歯周病の方は減り、なんでもバリバリと咬めるようになったこともあり、ヒビも増えてきたと思われます。
当院では、1週間に1人位は、全く虫歯の無い健全な歯なのに、痛みのために来院なさる方がおります。大方はヒビによる歯の破折です。ヒビから歯の中の歯髄に細菌感染が生じたのが、痛みの原因です。
上記の写真は、60台男性の下の奥歯(親知らずを除く)。この例は、右上の写真の赤い線を中心に、真っ二つに割れていました。虫歯が中心部に有ってそこに沿ってヒビが入ったようです。
この歯は60台男性の左上の奥歯。来院の動機は、この歯の周囲の歯肉の腫れ。最初はヒビが見えませんでした。ただ冷たい物に対する反応が無くなっていた為に、どこかで折れていると推察されたために、上記の様に歯に穴を開けて歯の中の治療を開始。すると、赤い線の様に明確なヒビが観察されました。
この2症例共に、殆ど歯を治療した事の無い方で、歯周病もありませんでした。それでは原因は何でしょうか。答えは”過度なチカラ”の蓄積の結果なのです。一つは食生活。もう一つは就寝時の喰いしばり。歯は最後に生える永久歯は12歳ごろです。(親知らずは除く)そして、60歳程度になるまで、最低でも50年間程度、毎日、食事の際に衝撃を受け続けたわけです。その結果にヒビが生じるのです。部位としては、圧倒的に一番奥の奥歯。顔カタチとしては、ホームベース型の顔立ち。つまりエラの張った顔の人に多いです。なぜならば、その顔立ちの人の咬む力はとても強いからです。
虫歯も無いのに、ある日突然、咬むとチクッとしたり、周囲が腫れてくる事が多いです。歯が痛くて、歯科医院に行っても「歯周病も含めてなんでもない」と言われたにもかかわらず、何だか痛い場合はこのヒビの可能性も高いです。(←ヒビ割れた直後は、レントゲンを撮ったり、穴が開くほど良くみてもヒビなど見えない場合が一般的です。)
ヒビの入っている方向や、ヒビの到達度によります。痛みが有ってヒビが入っている場合、先ずは、歯の中の治療をします。そして仮に咬めるようにしておいて、症状が無くなれば、被せて残します。但し、ヒビの場合、真っ二つになっている場合が多く、いつまで経っても咬んだ時の痛みが治まらず最終的には抜歯となってしまう場合も多いです。
極端に硬い食品を常食しない。
つまり、コリコリした食品を避ける事です。たまに食べる分には問題ないのですが、毎日食べていますと、歯に対する影響は無視できません。
よく咬んで食べましょうと言う事は、適度の硬さの食品を何回も、咬んで食べましょうと言う意味です。決して硬いものを沢山食べろと言っている訳ではありません。
朝起きると肩こりが激しかったりする場合は喰いしばっていると思われ、歯にヒビが入る原因の一助になります。
記入 2006/08/25