短歌9
インパク参加
やがて来む運命

やがて来む運命は知らず選鉱の
               機械はもとな鳴りとよみつつ

真木柱太しき立てて造りなす
               鉱舎に鉱石は満たしてあれど

やがて去る鉱山とひそかにおもいつつ
               高処に立ち見嘆きつるかも

吹きまさる雪消の風にやがて来む
               運命をさらす谷間の町

故もなく柳の張り芽摘み捨てて
               たたずみにたり山の高処に

拠り処なく高処に立ちてみはるかす
               鉱山の姿愛しみつつ居り