予想結果集計/98年京成杯AH〜

レース名
1着馬 2着馬 3着馬 本命馬と結果
※短評
朝日杯3歳ステークス(GT・中山芝1600m)
−アドマイヤコジーン ◎エイシンキャメロン ▲バイオマスター エイシンキャメロン/2着
※全てがアドマイヤコジーンのためにあつらわれた舞台のようなレースだった。道中の位置取りや抜けて来るコースも全く申し分無く、ロバーツ騎手の腕の確さを感じた。これ以上時計が詰まった時に不安を感じるが、現時点ではクラシック、少なくとも皐月賞を30%くらい手中にした感がある。エイシンキャメロンはレース前の入れ込みがきつかった。成長分だとしても、増えた体であれでは掲示板も怪しいかと思ったが、結果はクビ差。勝ち馬の順調さを考えれば、内容は負けていたが、マイルでのランク付けとしては上に来る感が強い。年が明けて、どれだけ大人びて来るかに注目したい。バイオマスター、マチカネキンノホシはキャリアを積めばそれぞれ上位馬のライバルとして台頭できる器だ。他の3歳ステークス馬は夏からの成長が見られない。来年は皆苦しむだろう。オースミブライトはハイレベルの実戦を経験できたことをよしとすべきだろう。
シリウスステークス(GV・阪神D1400m)
−マコトライデン ○オースミジェット −ビーマイナカヤマ イソノウイナー/6着
※マコトライデンは確実に力をつけている。それにしても前走で悪かった所、足りなかった所を埋めてきているのには驚き。マイルまでなら何とか、一線級になれるだろう。オースミジェットは順当。イソノウイナーの敗因は出遅れとコース取り。ダートの多頭数でインを衝くのは狂気の沙汰だ。抜けてくれば2着はあったかもしれない。何にせよ、馬の気性がまだ若い。
愛知杯(GV・中京芝2000m)
◎カネトシガバナー △メジロシャープ −サクラエキスパート カネトシガバナー/1着
※予想をやってて一番嬉しいのは◎△で決まった時ですね。穴に◎を打つのは予想屋としては2流で、人気馬に△を打つのはそもそもルールを知らない人間です。尊敬できる予想屋は皆、中穴のレースを◎△で当てます。これが予想の醍醐味でしょう。今回はオッズが示すように拮抗したレースでした。カネトシガバナーは格が違います。来年も裏路線を歩むのなら、エースになるでしょう。
阪神3歳牝馬ステークス(GT・阪神芝1600m)
−スティンガー −エイシンレマーズ ◎ゴッドインチーフ ゴッドインチーフ/3着
※連闘など何のその! スティンガーの切れ味は超一級品のそれだった。前走は相手が軽かったので気付かなかったけど、まさかこれほど強いとは。現時点で姉を超えており、来年のクラシックでも中心になりうる逸材だ。桜花賞は無視し、オークス一本で調整されるらしいというから驚きだ。エイシンレマーズは人気無過ぎだ。オープンを強い勝ち方しているのだから。お陰で割と楽に万馬券が取れたが。本番で後方一気に賭けた幸騎手のファインプレーと言えよう。吉田豊と同期の幸騎手。これから大輪を咲かせる素材だ。ゴッドインチーフは、負けたことはともかく、あれが馬の心理に陰を落とさないことを祈るのみ。桜花賞最有力候補には変わりない。コウエイロマンは残念ながらクラシックでは用無しだろう。もっとも、単騎で逃がせば十分に強いので、相手関係もあるが。距離は1400でも長いかもしれない。
東海ウインターステークス(GU・中京D2300m)
○マチカネワラウカド ◎エムアイブラン −ウッディーナイス エムアイブラン/2着
※エムアイブランが全力を出し切ったのを、後ろから交わしているのだから立派。末が非常に切れるので、マイルでも活きるだろう。新ダート王者誕生を予感させるレースだった。
ステイヤーズステークス(GU・中山芝3600m)
−インターフラッグ −アラバンサ −マイネルパスポート シグナスヒーロー/6着
※別に面白くも何とも無いし。馬券すら買ってません。どうでもいいです。
ジャパンカップ(GT・東京芝2400m)
◎エルコンドルパサー −エアグルーヴ −スペシャルウィーク エルコンドルパサー/1着
※素晴らしいの一言。エルコンドルパサーも、蛯名騎手も。かつてJCで、坂下まで持ったままで来た馬など1頭しかいない。シンボリルドルフ。ルドルフ級、とは言わない。ルドルフは主にクラシックディスタンスで、日本競馬史の頂点に燦然と輝く強さを発揮した。エルコンドルパサーは4歳。距離経験は1800まで。キャリア6戦といういずれもかつてないチャレンジ。それを、いとも簡単に超えたこの馬は、今後日本競馬史に新たな伝説を刻む馬だ。エア2着、スペシャル3着は格の問題で、印象度から言うと度外視。エアは2年連続JC2着を勲章に繁殖入りして欲しい。有馬は、この馬にはもう酷だ。スペシャルの3着は、過去のダービー馬と同じ(ルドルフ、ウイニングチケット)。恥ずべき成績ではない。チーフベアハートは向かない展開の中よく頑張った。ユーセイトップランの6着が光る。言わずもがなだが、もしここにサイレンススズカがおリ、マイトアンドパワーやバックスボーイとハナの叩き合いをしていたら……至上最高のJCになったであろうと悔やまれる。
CBC賞(GU・中京芝1200m)
◎マサラッキ ○エイシンバーリン −フェイマスケイ マサラッキ/1着
※今週は前重賞、予想の本命が勝ったという嬉しい結果になった。でも一番嬉しかったのがマサラッキ。偉いぞ藤田! エイシンバーリンは逃げなくても何とか上位に入れたのは大収穫と思える。サウンドワールド(4着)が立派。
富士ステークス(GV・東京芝1400m)
○エアジハード −プレストシンボリ −グリーンスターボウ ロードフェイス/回避
※ロードが回避してしまったのでエアジハード本線で磐石だった。プレストシンボリは、本当にロバーツ騎手と良く合う。日本の馬の中では一番合っている。スプリンターズSでも上位を争えそう。
京阪杯(GV・京都芝1800m)
◎ブラボーグリーン △ブリリアントロード ○レガシーハンター ブラボーグリーン/1着
※我ながら会心の予想。でも、思ったより配当がつかず、がっかり。ブラボーグリーンに関しては、切れ味上位ながら、競り合いに疑問と思っていただけに、直線の叩き合いは不安だったけど、何のことはなく競り勝った。これなら次走の金杯も好勝負だろう。
マイルチャンピオンシップ(GT・京都芝1600m)
◎タイキシャトル −ビッグサンデー −ヒロデクロス タイキシャトル/1着
※まぁ……何というか、強いですね。分かりきってたことだけど。他の馬は何やってたんでしょうか。やっぱ、タイキが引退するまで、マイルは盛り上がりようがないなぁ(無論、最強馬が強い勝ち方をするのが競馬の醍醐味で、そういう点では面白いんですけどね)。2着のビッグサンデーはもう全部展開が向いただけって印象。嫌いが大嫌いになりました。馬券的にはヒロデクロスの複勝が唯一の当たりだった。不利を受けなければ2着だったろう、惜しい。この馬も7歳でようやく本物になってきた。来年も現役ならば、台風の目になりうる。トロットサンダーの前例もあるし。シーキングは完全にスプリンターになった。シンコウスプレンダは来年が勝負年。
福島記念(GV・福島芝2000m)
−オーバーザウォール −インターライセンス ○スノーエンデバー ブラボーグリーン/回避
※ブラボーの回避でかなりどうでも良くなってはいたが、オーバーザウォールが勝ったと聞いて一変して大騒ぎ。「2着は?」「インターライセンス」「……そう」。オーバーザウォールは平坦の中距離なら相当やれそう。インターライセンスはギリギリ粘った感じで、これ以上は望めない。スノーエンデバー、クリールサイクロンはレースで全力を出せるようになるのが先決。
東京スポーツ杯3歳S(GV・東京芝1800m)
◎アドマイヤコジーン −ビッグバイキング ▲マチカネテルテル アドマイヤコジーン/1着
※派手な勝ち方ではなかったが、さすがに今回も完勝。決め手が鋭いタイプだけに、朝日杯でのエイシンキャメロンとの勝負は今から楽しみだ。ビッグバイキングもキャリア1戦であのレースぶりは賞賛に値する。マチカネテルテルも漸く復調してきた。本番ではいいところを見せるだろう。不利を受けながらも5着したトウカイダンディーの次走にも注目したい。
エリザベス女王杯(GT・京都芝2200m)
◎メジロドーベル −ランフォザドリーム ○エアグルーヴ メジロドーベル/1着
※戦前からくどく強調していた通り、100のドーベルと80のグルーヴなら互角であり、こと牝馬限定戦で切れ味勝負になった場合はドーベルに一日の長があるのは歴然だったのだが……相変わらず日本のファンは権威(=年度代表馬のタイトル)に弱い。単にノリの騎乗が下手だったとも言える。今の京都で外目を回る愚を犯す神経が理解し難い。腕は一流だが、ハートがイマイチ、一番人気に乗る資格のない騎手だ。ランフォザドリームは河内騎手の上手さが目立ったとはいえ、あの上がりで2着確保するのだから立派。牡馬相手に重賞制覇は伊達じゃないという事か。ナギサは4着したがあれが限界といった感じ。現に直線で斜行してドーベルを押し、結果的にエリモエクセルの邪魔をしてしまった。邪魔されたエクセルは、あれがなければ2・3着はあったという内容。苦しいローテーションであれだけやれるのだからやはり能力は相当なものだ。ただ、内を突いたのは作戦ミスだったかもしれない。
京王杯3歳S(GU・東京芝1400m)
−ウメノファイバー −ロサード ▲シルバーサーベル リザーブユアハート/5着
※揃ったメンバーを考えると、以外に低次元の決着になってしまったと言わざるを得ない。結局、みんな人気先行状態だったと言うことか。勝ち馬は伏兵ながら素晴らしい差し脚を見せた。阪神3歳でも再現可能だろう。ロサードは前走で下げた評価をなんとか取り戻したかった。結局勝てる内容で2着確保が精一杯というところだったが、1400mくらいまでならなし崩し的にスタミナを使わないですむようだ。シルバーサーベルは十分芝で通用する器。リザーブユアハートは久々を差し引いても負け過ぎで、本番へ黄信号。巻き返す余地は十分にあると見るが……
根岸S(GV・東京D1400m)
◎ワシントンカラー −セレクトグリーン ▲ビーマイナカヤマ ワシントンカラー/1着
※ワシントンカラーにとっては確勝の舞台なので、この結果は当然。外目を回って苦しい内容だったが、格が違う。セレクトグリーンの大駆けは驚かされたが、やりダート短距離では後藤騎手の騎乗が素晴らしく光る。日本でも有数といえる。3・4着も実力とおリ順当だったが、テンパイの凡走は案外だった。出遅れのせいだが、根性がないっぽい。
菊花賞(GT・京都芝3000m)
−セイウンスカイ ◎スペシャルウィーク −エモシオン スペシャルウィーク/2着
※夏を越しての成長度の差か、順調度の差か。とにかく、今の外が荒れた京都では前にいる馬に5馬身分くらいのアドバンテージがあり、皐月賞のとき同様、公平な勝負とは言い難かった。それでも、あれ以上詰められなかったのは、長距離におけるスペシャルウィークの限界を露呈しているのは確か。セイウンスカイ同様、2400前後を中心に今度のローテーションが組まれるものと思われる。注目したいのがメジロランバートの4着と、吉田豊の騎乗。4角、どうしても内の芝のいいところへ潜りたかった武豊は、メジロランバートをあの手この手で交わそうとしたが、吉田豊が完全に封じきったため、再度外へ出さざるを得ず、ここで5馬身分は損をしている。無論、吉田豊とてスペシャルに相手を絞ってのことであり、最後は競り負けたものの、あそこまで馬を持ってこれたのは騎手の腕前あってこそ。馬ともども今後も注目。
ファンタジーS(GV・京都芝1400m)
−プリモディーネ ◎ゴッドインチーフ ▲タヤスブルーム ゴッドインチーフ/2着
※勝った馬と2着馬は直線後方の位置から一気の末脚を爆発させた。回った位置が差となって出た結果で、福永騎手の好騎乗を称えたい。ゴッドインチーフはまさに負けてなお強し。もう少し融通が利いてくれば、阪神3歳でもコウエイロマン一本とは言わせない。タヤスブルームは久々のせいか、直線の脚色が悪かった。本番前のひと叩きと割りきることは可能だが、あの感じでは距離延長は応えるだろう。いっそ、フェアリーSなどからスプリント路線を狙うのも手なのだが。
アルゼンチン共和国杯(GU・東京芝2500m)
−ユーセイトップラン −エーピーランド ○ダイワオーシュウ グラスワンダー/6着
※グラスワンダーの着外は致し方ないところか。前走同様、勝負ところで自分から動いていったことを評価したい。もう1戦2戦すれば本調子に戻ってこれるだろう。一方のミラクルタイムはトンネルの出口が見えない。良かったときとはフットワークそのものが違っている。思い切った対策が必要だろう。勝ったユーセイトップランは久々ながら長距離戦の上がり勝負ならば現役屈指であることを改めて証明。さすがステイゴールドを手玉にとって来ただけのことはある。エーピーランドはハンディを活かした。
天皇賞(GT・東京芝2000m)
−オフサイドトラップ −ステイゴールド −サンライズフラッグ サイレンススズカ/中止
※あまり語ることもないのだが……オフサイドトラップの上昇度には感心する。ずーーーーっとイマイチ君現役代表といった感じだった馬が一個の重賞制覇を契機に頂点まで上り詰めたのだ。柴田善臣騎手も上手かった。ステイゴールドはちょっと見なおした。蛯名騎手が上手かったと言うこともあるだろう。ただ中距離戦で真っ向勝負が出来る馬だとは思っていなかった。出遅れさえなければサンライズフラッグも2着はあったかもしれない。しかし、このレースは後々語られる機械には「サイレンススズカ最期のレース」という冠号が付く事は確かだ……無事ならばきっと10年は破られないスーパーレコードが出ただろう。僕が見てきた馬の中では間違いなく史上最強の逃げ馬だった。冥福を祈る。
スワンS(GU・京都芝1400m)
−ロイヤルスズカ −エイシンバーリン −ヒロデクロス マイネルラヴ/7着
※大波瀾となったが、どうやら思ったより京都の馬場は痛んでいるようだ(先週生で見たときは、そうでもないと感じたけれども……)。上位入線馬は高松宮記念や安田記念時に、不良馬場を味方につけた馬ばかり。それを考えるとシンコウフォレストは単純に力負けか。キョウエイマーチはここを叩いて上昇しそうな気配。
秋華賞(GT・京都芝2000m)
◎ファレノプシス −ナリタルナパ−ク ○エアデジャヴー ファレノプシス/1着
※詳しくはレポートで書いてしまったので補足を。どこまで行ってもファレノとエアの鉄板レースだった今回に、ナリタルナパークが割って入れたのは、間違っても馬の力ではなく、展開の綾と、騎手の判断の巧拙の差だと言うことは理解して欲しい。今後も4歳牝馬路線は3強が引っ張っていくし、それにナリタルナパークが加わって4強になることなどあり得ない。内を突いて2着を拾うというのは穴の定番パターンであり、ノーマークだからこそ可能であって、人気を背負っては不可能だからだ。それにしても秋華賞は、荒れるエリ女の伝統をしっかり受け継いでいる。とりあえず、ファレノプシスはまだ成長途上なので、今後歴史に残る名牝となる可能性は、多いにあるとは言えるだろう。
カブトヤマ記念(GV・福島芝1800m)
○ツルマルガイセン △スノーエンデバー −シャコーテスコ サクラエキスパート/4着
※早め先頭から押し切ったツルマルガイセンは騎手の頭脳プレーが実力を全部引き出した結果と言える。逆に拙かったのはサクラエキスパートのレース振り。あれでは勝てるレースも落としてしまうだろう。実力的には団子状態だったので、乗り方が派っきり左右した結果となった。
デイリー杯3歳S(GU・京都芝1600m)
◎エイシンキャメロン −ノボエイコーオー −トウカイナンバー エイシンキャメロン/1着
※空前のハイレベルメンバー。有力候補のタイキリメンバーが取り消したのは残念だったが、そでも素晴らしいレースだった。競り掛けてくる馬をつぶした上で、影をも踏ませぬ逃げ切りを演じたエイシンキャメロンは、世代で一歩抜け出した感がある。2着に来たノボエイコーオーも軽視してしまったが、好走しても何ら不思議のないバックボーンを持つ馬だ。トウカイナンバーはまだ気性が若すぎる。将来性ではキャメロンと互角。ペースに戸惑った上位人気馬はこれからも苦戦するかもしれない。とにかくハイレベルなレースだった。
府中牝馬ステークス(GV・中山芝1800m)
◎メジロドーベル ▲グレースアドマイヤ −ウェディングハニー メジロドーベル/1着
※横綱相撲と言った感じのドーベルの勝利。久々に強いこの馬のレースを見た。本番ではエアグルーヴとの異世代女王対決が再度見られるわけだが、これまででは最も拮抗した勝負になりそうな予感。グレースアドマイヤには確固たる勢いが備わってきた。力強くドーベルに迫って僅かに届かず。しかし本格化は間違いなく、女王杯でも上位争いの一角を占めてきそう。ランフォは馬場が応えたか? それにしても負けっぷりに良くないものを感じる。結局は東京や京都と言った本物の競馬場では通用しないのかもしれない。ナギサの4着は立派。
京都新聞杯(GU・京都芝2200m)
◎スペシャルウィーク −キングヘイロー −タヤスメドウ スペシャルウィーク/1着
※ダービー馬の秋緒戦だけあって、勝つのは当然、その勝ちっぷりこそ評価の対象という機運であったが、結果的には辛勝と言えるクビ差。しかし、相手は重馬場が割と上手で、前々の競馬をしたキングヘイロー。対するスペシャルは重馬場は下手、ということを考えれば、それでも負けなかったと言うのは地力の証明と言えよう。力勝負を制したことで、秋本番、菊への手応えはより確かなものになったと言える。敵は天候のみだ。キングヘイローはさすがに使われての上昇があった分良く粘った。しかしあの展開で秋緒戦のスペシャルに適わないのなら、当分は後塵を拝することは確実。勝負付けは済んだ。タヤスメドウも馬場を利しての台頭だったが、菊で期待された馬が馬場に沈んでいったのは残念。本番へ向けて今後も注目したい。
京都大賞典(GU・京都芝2400m)
○セイウンスカイ ◎メジロブライト −シルクジャスティス メジロブライト/2着
※東の毎日王冠を見た後と言うこともあるが、どうにもマイナスのイメージが大きいレースだった。無論、初の古馬相手に逃げ切って見せたセイウンスカイや、それを演出した横山典弘騎手のパフォーマンスは素晴らしいの一言に尽きるが、どうも凄みは無い、逃げは逃げでも人気薄の馬が一発嵌めてやった、というタイプの逃げで、GTホースの逃げではないように感じる。メジロブライトやシルクジャスティスはGTホースとはいえ、展開に注文のつくタイプで、セイウンスカイの逃げをいつでも捕まえられる、と思っていた騎手の油断がなかったとは思えない。ウォーミングアップ中のチャンピオンホース2頭の隙を突いての出し抜けであり、再現性の無い勝利と考える。そうはいってもこの勝利で得たものは同じ4歳馬相手に戻ったとき、大きな武器になるだろう。メジロブライトの使った末脚はさすがに超一流のそれ。春シーズン最後の頓挫は全く尾を引いていない。シルクジャスティスも、この馬の始動戦としては完璧な内容。ステイゴールドはあの目いっぱいの出来で勝てないのならもうおしまい。ローゼンカバリーも残念ながら過去の馬だ。
毎日王冠(GU・東京芝1800m)
◎サイレンススズカ ○エルコンドルパサー ▲サンライズフラッグ サイレンススズカ/1着
※予想としては簡単なレースでしたね。それにしてもサイレンススズカの強さには呆れるばかり。逃げての勝利である点、断然の一番人気、不利な59キロなどの条件を考慮すると、ネーハイシーザーのレコードと0.3秒差は文句のつけようのない完勝。そしてそれに2馬身半という決定的な差をつけられはしたものの、初の古馬戦、57キロなどの条件下で3着以下を5馬身切って捨てたエルコンドルも立派。スズカとの差は経験の差と言って差し支えないだろう。グラスワンダーはパドックで好馬体を見せ付けられ、一瞬心が揺らいだ。出遅れや最後の伸びのなさは久々の影響と見ていいだろう。順調さを取り戻せば再び返り咲けると信じたい。サンライズフラッグは一瞬の足で3着を確保したが、上位2頭との圧倒的な力量差を痛感したに留まった。一見の価値ある、素晴らしいレースだった。
マイルチャンピオンシップ南部杯(統一GT・盛岡D1600m)
▲メイセイオペラ ○タイキシャーロック ◎アブクマポーロ アブクマポーロ/3着
※現役ダートの帝王に思わぬ弱点発覚。今まで一度も経験したことの無かった(厳密には、ダートでは)直線の坂。ホームレースであるメイセイオペラや、中央勢はそこで末脚を一気に伸ばしたのに対し、ポーロはピタリ。恐らく原因は芝を苦手としていることと同じ物を起因としているのだろうが、どうにも克服不可能なものを感じた。最も、現在のダートレースは95%を坂の無い競馬場で行えるので、さしたる問題ではないが。メイセイオペラは地の利もあるが、逃げてのレコード勝利は着実に地力を強化している事を感じさせる。既にタイキ以下中央勢とは互角以上、アブクマとも勝負になる所まで来た。年末が楽しみだ。タイキシャーロックは良く頑張ったが、もはや年齢的にも上積みは無いのだろう。バトルラインは昨年よりいい内容だったが、相手が悪かった。もう一皮剥けないと、念願のGTには手が届かず終いだろう。エムアイブランもそろそろ衰えが見える。
ユニコーンステークス(GV・中山D1800m)
○ウイングアロー ▲ロバノパンヤ −トウショウコナン ニホンピロジュピタ/回避
※どうでもいいです。ニホンピロジュピタが回避した時点で、果てしなく堅い銀行レースと化した訳で、馬券は一点で取れましたが面白くも興奮もなんもなかったので。米式三冠もいいけど、名ばかりじゃあ来年からでも撤廃したほうがいいのでは。少なくとも、春にダートの重賞がない今のレースプログラムで、ダートチャンピオン決定なんて絵空事でしかない。条件戦を勝ちあがったばっかりの馬同士で「まず一冠」と言われても「で?」ってなもんだ。南関東三冠の方が格段形式美に溢れ、権威がある。まず形から入るのは構わないんですが、ほったらかしはやめましょうよ、子供じゃないんだからJRA様。春に中短距離のダート重賞を散らせて、それの勝者が適正距離の真ん中で激突するレース。それを望んでやみません。
セントウルステークス(GV・阪神芝1400m)
○マイネルラヴ −マコトライデン ◎シンボリフェザード シンボリフェザード/3着
※別に夏を越して馬が激変したわけでもない。状態が最高潮だったわけでもない。結局、今年の超ハイレベルな4歳戦を経験したと言うことは、そんじょそこいらの古馬のキャリアなど吹き飛ばしてしまうくらい濃厚だと言うことなのだろう。まさに完勝。マコトライデンは地力をつけていると見直した。GVならいつでも、まで来ている。シンボリフェザードはまだオープンで揉まれて成長する余地はあるので、今回はいい経験だったと諦める。それとオープニングテーマ。いくら実績馬と言ったって、あの低レベルの世代(トップクラスは抜けてるけど)の故障明けの馬に人気背負わせるのはどうかと思うが。例年通り、別にこれでマイルCSが面白くなったりはしない、ただのセントウルSだった。
クイーンステークス(GV・中山芝1800m)
◎エアデジャヴー −ナオミシャイン −ケイツーパフィー エアデジャヴー/1着
※まぁ、この程度の相手に負けているようでは秋の雪辱を口にすることすらおこがましいので、当然の結果でしょう。それにしても先週のファレノプシスをなぞるかのように、早めに動いての勝利はパワーアップを感じさせる。早くファレノとの激突が見たい。ナオミシャインは最初から権利取りを狙っていたような走り。ケイツーは激走パターン。別に勢力図には影響なし。シンコウノビーはスタートが全て、ショウナンハピネスは久々が全てだとしてもマックスキャンドゥはどうにもならない。もう終わりっぽいぞ。
ローズステークス(GU・阪神芝2000m)
◎ファレノプシス −ビワグットラック −エリモピュア ファレノプシス/1着
※気性が落ちついたファレノプシスはどんなレースでもこなせるだけの能力を有している。特に今回は力が抜けていたので、横綱相撲を試してみたようだ。結果は辛うじて差し切ったとも完勝とも言える内容。少なくとも、本番へ向けての叩き台としては最高のレースだった。ビワグットラックは馬場が向いたけど馬も力をつけている感じ。スギノキューティーにはこういう馬場は気の毒。
セントライト記念(GU・中山芝2200m)
−レオリュウホウ −ダイワスペリアー −シンコウシングラー メジロランバート/6着
※くぅ、惜しい! シンコウシングラーが2着だったらImac買えたのに〈笑〉。結局、低い次元で一戦に並んでたので、目標にされない馬、マイナス要因の少ない馬が上位に来るわけですよね。まぁ、江田さんの勝ち方には理由がつけがたいので、素直に「江田の勝利」と言っておきます。わーい。メジロランバートはちょっと動きが悪かったけど、やっぱこのメンバーでは一番強い。
札幌3歳ステークス(GV・札幌芝1800m)
−マイネルプラチナム −スタートマーチ −マークキングオー マチカネテルテル/6着
※なんとも言いようがありませんねー……。勝ち馬はフロックだとは言わないけど、骨折してしまったし、「魂の激走」だったんだろうなぁ……。2着の馬もこっそり2着って感じだったし。人気馬がみんな馬場に取られていたのが原因ではあるにせよ、恐ろしいことです。テルテルはかわいそうだったかな。まぁ、僕のデータの中ではなかったことになるレースでしょう。
神戸新聞杯(GU・阪神芝2000m)
−カネトシガバナー −ボールドエンペラー ◎キングヘイロー キングヘイロー/3着
※やってくれました岡部さんと言った感じ。あの人って初めて乗る馬は馬にレースを任せてひっそり乗ってきますよね。キングヘイローは思いっきり押さえて直線に賭けた方がいいタイプだと思うんですが、ハイペースを馬に行く気に任せてだらだら追走しちゃいました。それにしてもカネトシガバナー。展開が向いたとは言え結構しっかりした脚色。ま、菊花賞の候補現る、までは3歩くらい足りないけど。これで京都新聞杯も勝っちゃったりするとかなり際どいです。ボク、去年もこの段階ではマチカネフクキタルはマイラーだと言ってましたから。ボールドエンペラーはハイペースを後方から差す競馬が板についてきたなぁ。とりあえず、100円総流しで取りました。
オールカマー(GU・中山芝2200m)
▲ダイワテキサス −ダイワオーシュウ −サイレントハンター ミラクルタイム/7着
※サイレントハンターが後続を引き離して大逃げ。直線に向いても10馬身はあり、逃げ切りかと思えたところに凄い脚でダイワテキサスが差し切った。相当のハイペースで、上がりが38秒台後半。これではローゼンカバリーやミラクルタイムには辛い。ダイワテキサスの強さが再確認されたが、天皇賞へのデータとしてはあまり参考にならないレースだったように思える。電波がテンジンショウグンから浅めに流しておけと命令したのでそーした。どきどきしないで済んで良かったです。おにょれ、やっぱ秋の電波は信用できないぞ(電波は春に限るよね)。
京成杯オータムハンデ(GV・中山芝1600m)
△シンコウスプレンダ ○タイキマーシャル −ビッグサンデー クロカミ/9着
※クロカミは馬体重(-26キロ)を見た瞬間、泣いて馬謖を切るでした。折角念願の柴田善だったのにぃ(柴田さんはその後の最終で酷いミスをしましたが)。シンコウスプレンダの1番人気はこの日がタイキシャトルデーだったことと関係あるに違いない。みんな(シャトルの)過去の成績表見て『シンコウの馬シャトルといい勝負してんじゃんー。買い買い〜』って。いや、ボクは電波をぴぴっと(笑)。それにしても立派な勝ち時計。今年の場合、夏競馬を代替開催した都合で、開幕週と言いつつも田んぼのような最悪の馬場だったので、今回のタイムはレコードに匹敵すると思います。さすが素質馬ですね。久々にノリちゃんで当たりました。
朝日チャレンジカップ(GV・阪神芝2000m)
▲ランフォザドリーム −ファンドリロバリー ◎サンライズフラッグ サンライズフラッグ/3着
※サンライズフラッグは『相手なりに走るが今1歩詰めが甘い、重なら一変』とイメージを固定できたと言う意味ではいいレースだった。どうやっても2着馬買わないし。当てた人がいたら予想屋としては大したことないけど、天才預言者だとは認めよう。世紀末だしね。ランフォザドリームは牡馬相手に勝てたことは大きいな。エリ女の候補現るってトコかな。
エルムS(GV・札幌ダート1700m)
△タイキシャーロック ◎パーソナリティワン ○ニホンピロジュピタ パーソナリティワン/2着
※59キロのハンディもものともせずタイキの完勝。しっかし本当にノリは買わんと来る、買うと来ん。困った奴だ(アンタがや)。ニホンピロジュピタは4歳ってことを考えると将来性は高いなー。1番人気になると負ける藤田さんの特性を生かして取りました。やれやれ。