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扇ガ谷から「假粧坂切通し」を登り詰めたところが葛原ガ岡。そこを左へちょいと下ると「銭洗弁天」(ぜにあらいべんてん)があります。 「銭洗弁天」の正式社名は「銭洗宇賀福(うがふく)神社」。 もとは扇ガ谷の八坂神社の末社でしたが、昭和45年に独立しました。霊水でお金を洗うと何百何千倍になるという御利益に授かりたいと願う人達で一年中大変にぎわっている神社であります。 信じる信じないは別としてその名は全国に知られているようです。 伝説によれば1185年(文治元)源頼朝の夢枕に宇賀福神が現れ、 「自分の隠れ里に湧く水を探しだして祈れば国が栄える」 とのお告げがあったといいます。宇賀福神とは弁財天の別称です。頼朝はさっそく隠れ里を探し出し泉を見つけました。そして、穴ぐらを堀って宇賀福神を祀り、泉水を毎日自分の館に運び神仏に供したそうです。 平家の落人が住んでいた里を「隠れ里」と呼ぶことが多いですが、一般には世を避け、隠れ忍ぶ村里ということです。もちろん秘境めいた場所も多く、それだけ伝説も豊富です。 全国にある隠れ里伝説に共通しているのは、池、洞窟に関係があることです。そして、そこに住んでいる人々は、祈祷師、採薬師、修験者、木地師など特別の才能をもった人達でした。 となると時の権力者達が彼らの協力を得たいと思うのは当然です。 事実、頼朝も石橋山で敗れたとき箱根権現の修験者達の協力で箱根に逃げのびることができた事実があります。 「銭洗弁天」や「佐助稲荷」など隠れ里伝説の地が栄えてきたのは、権力者からの特権的待遇があったと考える事もできます。 ただ、お金を洗う目的で訪ねるだけでなく、そんな、裏知識を知って行くのもまた楽しいと思いますよ。 |
| 写 真 | 解 説 |
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今でこそ有名になり、迷うことなく銭洗弁天へ行くことができますが、昔はとんでもないところだったと想像できます。 佐助ガ谷の昼でも薄暗い崖の壁面にポッカリと空いたトンネル。 トンネルの長さは数十メートルですが、鳥居がなければとてもこの奥に神社があるとは考えられないでしょう。 まさに「隠れ里」といえる場所です。 |
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佐助ガ谷の昼でも薄暗い崖の壁面にポッカリと空いたトンネルをくぐると 白木の鳥居が参道を埋め尽くして立っている。 ここでお金を洗うと何百倍、何千倍になるというが小生は何度訪問して洗ってもお金が何千倍になったような記憶はない。 (小生の心がけが悪いのか?) しかし、この奉納された鳥居をみる限りでは きっと御利益を授かっている人が沢山いるのでしょう。 あなたも試してみては? |
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銭洗弁天の境内は水が豊富だ。さすがに鎌倉五名水の一つといわれている湧き水「銭洗水」が祀られているだけのことはあります。 境内には上之水神宮、下之水神宮、奥宮などがあり、どの宮も豊富な水に浸っています。 写真は下之水神宮です。 |
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ここでお金をザルに入れて洗います。 毎日沢山の人がお金を洗っていきます。 庶民的だと思われるのが、洗ったお金は使わなくては増えないということです。 鎌倉駅西口には「濡れたお札は使用しないで下さい」との貼紙が掲示されるほどです。ちょっと笑える話ですね。 銭洗弁天ではお守りとして、長さ3.5cm ほどの小判の形をしたお守りが「おたから小判」として売られています。 小さなお守りですが手にずっしりときますよ。 |