「鎌倉恋便り」



元は隠居所だった 「 東 光 寺 」(第75回)



高野山真言宗の天照山薬王院東光寺(とうこうじ)は、鎌倉市寺分(てらぶん)の駒形神社のほど近くにあります。
もと青蓮寺(鎖大師)の末寺であったが現在は高野山の宝寿院の末寺です。1431(永享3)年、高野山慈眼院(じげんいん)の法印霊範が隠居所として中興したと伝えられており、本堂には不動明王が祀られています。
また、本堂裏の山腹には「やぐら」のような洞窟があり、かつて土葬の時代に病死された方々をそこで火葬にしたそうです。今も洞窟内は、釜場あとの穴が残っているといいます。

このお寺は住宅街にあって、小生はたどり着くのに少々迷ってしまいました。拝観される方のために住所を記載しておきます。
鎌倉市寺分1-7-6 湘南モノレール湘南深沢駅より徒歩5分です。

 




写   真       解    説      
本  堂

門を入ると、本堂前の"弘法大師修行像”が目につきます。本堂に祀られている本尊の木像不動明王立像は、平安時代の智証(ちしょう)作と伝えられています。

鎌倉事典[白井永二編/東京堂出版]によると、
「中興というからには前身があるべきで、今の本尊は不動明王だが寺名からいっても(薬王院という院号からの推察か?)もとは薬師如来を本尊にしていたに違いない。案外古いお寺かもしれない。」
と記されています。
大 師 堂

門を入ると「相模国準四国八十八ヶ所第十三番札所」であるこのお寺は、正面に小さな大師堂があり弘法大師の石像が祀られています。



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