「鎌倉恋便り」



近年人気上昇の 「 等 覚 寺 」(第79回)



高野山真言宗の休場山弥勒院等覚寺(とうがくじ)は、大船と江ノ島を結ぶ湘南モノレール「湘南深沢」駅にほど近い緑の山裾にたたずんでいます。

本境内内に安置されている「出世子育て地蔵尊」はよく知られていて、参拝すれば子のない人は子を授かり、子のある人はその子供が出世するといわれ、江戸時代から非常に御利益があるとして近在からたくさんの参拝者が訪れてきました。
近年では、インターネットのホームページ、妊婦向け雑誌などで多く紹介されたこともあって、全国から子供の欲しい若夫婦などが訪れるようになっているそうです。

創建:1394〜1428(応永年間)
開山:秀恵僧都(しゅうけいそうず)
本尊:不動明王
寺宝:本尊・木造不動明王立像、木造虚空蔵菩薩立像、出世子育て地蔵


また、この付近一帯の地名「梶原」にも深く関係した梶原景時(かじわらかげとき)一族の墓ではないか?といわれる石塔が、等覚寺からほど近い場所にあります。
深沢小学校の裏庭で、東側の崖に幅2m、高さ1.7m、奥行き1.5mほどのやぐらがあり、五輪塔が四基並んでいます。これらが梶原景時とその一族の墓とみなされていますが、塔に刻まれた文字は風化して判断できません。

 




写   真       解    説      
等覚寺三門

緑が迫る山裾に合った、美しい三門は、萱葺きの薬医門で、正面には入母屋造り瓦葺きの本堂があります。

境内右手の大師堂には空海(弘法大師)の石像が安置されており、「相模国準四国八十八ヶ所第二十一番札所」とされています。
境内から本堂を望む

明治6(1873)年、境内に学校が建てられ「訓蒙学舎」と名付けられました。
明治8年、名を梶原学校と改名。
明治10年、二階建ての校舎が完成。

これが今の梶原小学校の前身です。当時は、現在の藤沢、横浜市戸塚区あたりからも通学していたそうです。

境内には、新田義貞の鎌倉攻めで死んだ武士を供養するための、五輪塔や宝篋印塔・無縁塔等が祀られており、近隣の方々の参拝が絶えません。



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