「鎌倉恋便り」



菅原道真を祀る社 「 天 満 宮 」(第120回)



湘南モノレールの「湘南町屋」駅より徒歩10分、上町屋の鎮守「天満宮」があります。
社伝では938〜947(天慶年間)藤沢村岡在上総介平良文が、霊夢により天神を祀ったのが始まりとされています。境内社三社が祀られていますが、それらの祠は明治初期、江戸を離れこの地に来た大工が申し出て造ったものだそうです。

社殿は1781(天明元)年の再建、石造鳥居は1840(天保11)年の建立。1670(寛文10)年銘の庚申塔は鎌倉市の文化財に指定されています。

社はかつて隣地の寺院泉光院が管理していました。
今でも正月に、泉光院から御幣を受けて祀る習わしが続いています。

 




写   真       解    説      
鳥   居

菅原道真を祀る社

かつて…農耕に必要な雨を降らせる一方、時に天災地変をもたらす天上の神を人々は畏れ崇めました。
これが天神信仰の始まりです。

それが後に雷神信仰となり、平安時代以降は菅原道真の御霊に対する信仰となりました。
社   殿

醍醐天皇の右大臣として重用されていた菅原道真は、901(延喜元)年、左大臣藤原時平の讒言により太宰府へ左遷され、その地で没しました。
その後、都では度々落雷があり、それを道真の怨霊の祟りとみた朝廷は、京都北野の天神社に霊廟を建て、霊を慰めました。

道真を祀る社には、北野天満宮のほかに福岡県太宰府天満宮があり、全国の天満宮、北野神社、菅原神社、天神社の多くはこの二社から勧請されました。



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