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滑川(なめりがわ)にかかる犬懸橋(いぬかけばし)横に鎌倉最古の寺、杉本寺(すぎもとでら)があります。 創建年代は不明ですが、鎌倉幕府創設以前から存在し鎌倉最古の寺院として伝えられています。天台宗の寺で板東(鎌倉)三十三カ所霊場の第1番札所として信仰を集め、大蔵観音や杉本観音の名で親しまれてきました。 風情ある苔むした石段や、本堂、仁王門に無数に張られた納札はいかにも観音霊場らしい雰囲気をかもし出しています。毎年、8月10日の四万六千日には多くの参拝者で賑わいます。 「吾妻鏡」によれば1189(文治5)年の大火のさいに、本尊を救い出した僧が猛火の中、火傷一つおわなったとの伝承があり、寺の縁起にはそのさい本尊が自ら歩いて杉の木の下へ避難したので杉本観音といわれたとあります。 山城の後を一部に見ることもできます。 「十一面杉本観音」と書かれた沢山の白い奉納幟の立つ階段をゆっくりと登ってみて下さい。それだけで歴史の深さを感じることができると思います。 |
| 写 真 | 解 説 |
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観音堂や三門(仁王門)にはおびただしい数の千社札が貼られており、 板東三十三観音霊場として篤い信仰に支えられていることを物語っています。 杉本寺の歴史は奈良時代の僧、行基(ぎょうき)の創建により始まると伝えられています。 1191(建久2)年に源頼朝が再興しています。 |
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この石段を上りきると観音堂があります。 ご覧の通りなかなか風情のある石段ですが、現在は通行禁止となっており、 参拝者は左側にある女坂の石段から上るようになっています。 |
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この本堂奥には3体の十一面観音が安置されています。 中尊(国重文)は鎌倉初期の穏やかな表情の仏像です。向かって右(国重文)は 鎌倉後期の張りのある表情の仏像です。向かって左は平安期の仏で 素朴なつくりの像ですが、当時の関東の仏像作風がわかる像です。 |