「鎌倉恋便り」



伝説の岩屋がある 「 西 念 寺 」(第57回)



西念寺(さいねんじ)は、もう少し入ると横浜市栄区になってしまうという鎌倉市のはずれにあります。ここは大船駅からバスで10分ほどかかる静かな住宅街。観光化された寺院とは対照的に境内が幼稚園になっている庶民的なお寺です。近くには大長寺もあります。

西念寺は岩瀬山正定院と号し、開山は1534(天文3)年に没した運誉光道で、1570(元亀元)年の開創と伝えられており、伝説化された岩屋などが残っています。
(ただし寺の境内にはこの岩屋について解説の立て札等、何も出ていませんので探すのが大変ですよ)

 




写   真       解    説      
西念寺本堂

本堂には阿弥陀三尊を本尊に、善導大師や法然上人像が祀られています。

わきにある木屋という老人の木像は、信心深く寺に水田を寄進したりして大変つくした江戸銀座の人の像で、首が抜けて何度も彩色しなおしたといわれていますが色彩もよく残っています。
伝説の岩屋

開山の運誉が修行したといわれる岩屋が裏山の側面にありました。
開山が自分で掘ったものといわれていますが、実際には横穴式古墳です。

資料でこの岩屋(古墳?)が存在していることを確認して訪れたのですが、このお寺は全く観光化されていない上、裏山は墓地で、これを探しだすのには少々苦労しました。



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