「鎌倉恋便り」



伊豆法難の相輪塔が立つ 「 妙 長 寺 」(第71回)



鎌倉も元八幡のあたりにまでくると完全な庶民的住宅街を感じさせてくれます。
横須賀線の踏切を渡り300mほど行くと左側に高さ11mの相輪塔日蓮上人像が見えてきます。 ここが妙長寺(みょうちょうじ)です。

寺伝によると、このお寺は1299(正安元)年、日蓮の弟子日実が、伊豆の伊東に日蓮が流されたとき鎌倉の出船の場所にあった材木座沼浦に建てたといわれています。
1681(天和元)年の大津波で寺が流されてから現在の地へ移転したということです。

妙長寺は、相輪塔や日蓮上人像など目立つ目印になるものがある為、この付近を探訪する際、よい基準地点のお寺になるのではないでしょうか。

 




写   真       解    説      
妙長寺 本堂

開山の日実上人は、伊豆で日蓮の命を救った漁師、舟守弥三郎の子(本人との説も有)で、後に鎌倉を訪れた彼は沼浦に一堂を建立した。
これが妙長寺の始まりと伝えられています。

創建:1299(正安元)年
開山:日実上人
開基:日実上人
本尊:三宝祖師
日蓮上人像

三門の脇には、近年建立された日蓮上人像が立っています。
日蓮上人像の後方右側に写っているのが、高さ11mの相輪塔の先端です。

また、三門を入った右側には、伊豆流罪となった日蓮上人の「法難御用船」の1/6模型も置かれています。
境内には鎌倉、逗子、三崎の漁師や魚商達の手による1878(明治11)年建立の鱗供養塔があり、古くから庶民に親しまれてきた寺であることがうかがえます。



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