「鎌倉恋便り」



山崎の鎮守 「 北 野 神 社 」(第78回)



小高い山の上にある北野神社(きたのじんじゃ)は静かな住宅街、鎌倉市山崎の鎮守です。
暦応年間(1338〜1342)夢窓疎石が京都北野天満宮を勧請したと伝わっています。
1362(貞治元)年円覚寺塔頭黄梅院主が再建しました。

村の鎮守となったのは江戸時代以降のことです。延宝年間(1673〜1681)岩瀬村五所明神に祀られていた牛頭天王が合祀されたと「相模風土記」にあります。1797(寛政9)年には祭日や神楽など定められ、それらは現在も受け継がれています。

菅原道真没後1000年にあたる1902(明治35)年3月には盛大な式典が行われました。近年では2002(平成14)年に、1100年祭が執り行われました。

 




写   真       解    説      
鳥居と社殿

祭神:菅原道真、素戔嗚命[相殿](すさのおのみこと)
例祭:9月25日
神徳:学業成就、農業(産業)守護、除災招福、必勝招来

境内左奥には末社として神明宮も祭られています。

社が鎮座する山を天神山といい、東側山腹には遺跡があって縄文・弥生式土器や土師器などが出土しています。
宝篋印塔

石造宝篋印塔(市文)は、高さ1.5m。
社殿の向かって左側にあります。

1405(応永12)年建立。四方に薬師如来、弥勒菩薩が彫られた珍しい宝篋印塔です。



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