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鎌倉市腰越は、細い路地が多い住宅街です。この住宅街の中に100mと離れない距離でこじんまりとしたいくつかのお寺があります。 境内の手前に「龍口山勧行寺」(りゅうこうざんかんぎょうじ)と彫られた石碑があります。谷戸に開かれた境内の右側に本堂、正面には観音石像が立っています。このお寺は片瀬龍口寺輪番八ヵ寺のひとつです。 これは龍口法難刑場跡に建立された龍口寺[1337(延元2)年日法上人創建]が、近世、片瀬常立寺、本蓮寺、腰越本成寺、勧行寺、法源寺、東漸寺、妙典寺、本龍寺の輪番制(いずれも山号は竜口山と号する)とされていたことによりますが、明治19年太政官布達により住職が入山し、輪番制は廃止されました。 本成寺:1309(延慶2)年 日賢上人開創 勧行寺:1303(嘉元元)年 中老僧日実上人開創 法源寺:1319(文保2)年 中老僧日行上人開創 東漸寺:1325(正中2)年 日東上人開創 妙典寺:1300(正安2)年 中老僧天目上人開創 本龍寺:1302(乾元元)年 日行上人開創 1301(嘉元元)年、日実上人によって建立されたこのお寺は、1683(天和3)年に火災で焼失した後、1791(寛政3)年には大暴風雨、1923(大正12)年には関東大震災によって甚大な被害を受けてきましたが、その都度再建されてきました。 |
| 写 真 | 解 説 |
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本堂天井には「昇り龍・降り龍」が描かれています。 本尊は三宝祖師。 ともに祀られている文殊菩薩像には次のような言い伝えがあります。 漁師の若者が一体の仏像を釣り上げ、家に持ち帰ったところ、毎夜家の者がうなされるようになりました。若者は怖くなりその仏像を勧行寺に祀ってもらうと、不思議に災いはおさまりました。 それが文殊菩薩像の胎内におさめられている海中出現文殊菩薩像だそうです。 |