「鎌倉恋便り」



静寂につつまれた参道 「 寿 福 寺 」(第14回−2)



寿福寺(じゅふくじ)は臨済宗建長寺派の寺で山号を亀谷山といいます。

鎌倉五山第三位。鎌倉三十三観音霊場第二十四番札所。源氏山の東麓に広がる寺域には、頼朝の父である源義朝(みなもとのよしとも)の邸宅がもともとあったといわれ、鎌倉入りした頼朝が最初に居を定めた地とも伝わる源氏ゆかりの場所です。

頼朝の没後1200(正治2)年、北条政子が明庵栄西を迎えて建立したと伝えられています。その後も蘭溪道隆(らんけいどうりゅう)をはじめとする名僧が多く入寺し禅宗文化を発展させました。

現在は非公開の場所も多いですが、 寺域内にあるやぐらの中には北条政子とその次男、源実朝(みなもとのさねさも)のものと伝わる墓があります。 また山門左の小道を上がると大佛次郎(おおらぎじろう)や高浜虚子(たかはまきょし)が永遠の眠りについている墓地があります。

                 

 




写   真       解    説      
朱塗りの総門

この朱塗りの総門をくぐると石畳の美しい参道があり本堂へと続く。

鎌倉へ入った頼朝は、父・義朝の館があった場所といわれている この源氏ゆかりの場所に幕府を置こうと考えたこともあるらしい。
三門から見る厳かな仏殿

総門からの石畳を歩き、三門を抜けるとその石畳の延長線に小さな本堂(仏殿)があります。
鎌倉五山第三位の寺としては全体が小ぶりですが、創建当初の建物は 1247(宝治3)年の火災などで全て焼失してしまいました。 現在の本堂は1664(寛文4)年の建立と伝えられています。本尊は釈迦如来像ですが 籠で作ってその上に漆を塗った乾漆像であるため、俗に籠釈迦と呼ばれています。



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