「鎌倉恋便り」



"ぼたもち寺"の愛称 「 常 栄 寺 」(第27回−2)



日蓮宗常栄寺(じょうえいじ)は”ぼたもち寺”として知られています。

ここは、源頼朝が由比ガ浜の千羽鶴を遠望するために桟敷を設置した場所で、ありました。のちの皇族将軍宗尊親王の近臣、兵衛左衛門尉の妻(法名を妙常日栄)が住み、桟敷の尼(さじきのあま)と称したといわれています。

この尼は熱心な日蓮宗信者で1271(文永8)年、日蓮が龍ノ口の刑場へ引き立てられていく時、ぼたもちをつくり日蓮にさしあげたところ、奇跡がおこり龍ノ口の法難を避けられたという。毎年9月12日にはぼたもち供養が行われています。
                 

 




写   真       解    説      
常栄寺山門

日蓮上人が龍ノ口刑場へ引かれていくとき、ここでぼたもちをいただき、 その法難を避けられたという。その由来により、首つなぎのぼちもちとして有名な常栄寺。 三門にも「ぼたもち寺」と書いています。

ここから八雲神社を経て材木座海岸へ出る道は、住宅街の中を行く 格好の散策路でもあります。
本   堂

日蓮にぼたもちをさしあげたこの場所に、1606(慶長11)年日詔(にっしょう)が 創建し、尼の法名から寺号をつけ、のち日祐が再建したといいます。

毎年9月12日の龍ノ口の御法難会には、常栄寺から龍口寺の日蓮像に ぼたもちを供えています。
本堂の左には兵衛左衛門尉と その妻である桟敷の尼(さじきのあま)の墓(供養塔)があります。




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