観光地として知られる長崎には大昔,火山がありました.こう言われてもちょっと信じられないかも知れませんが,数々の証拠が残っているのです.面積が広いため,なかなか全容がつかめず,謎だらけの火山ですから,調べればいろいろな発見が出てきます.
長崎自然史仮想博物館ではいちばん中心のテーマとして,長崎火山の調査・研究を行なっています.その成果を中心に展示しています.
年代 新生代 第三紀鮮新世−第四紀更新世 (500万年前−80万年?前) まだよくわからないところがあります(とくに終わり).
場所 長崎市を中心に時津町・長与町・多良見町,一部は香焼町におよびます.簡単に言えば長崎の町を囲む山の大部分です.
大きさ 直径が20kmあり,平面的な広がりは富士山の本体(円錐形の部分)に匹敵します.周辺が海中に没しており,もっと広いかもしれません.
高さ 現在の最高峰は岩屋山475mです.もとの高さについてはいろいろな説があります.
火口の場所 昔からいろいろな説がありますが,町の周りにある山のそれぞれに火口があったと考えられます.
(注)正しくは「長崎火山岩類」とよびますが,ここでは山体復元の意味をこめて便宜的に「長崎火山」と呼ぶことにします.なお「火山」とは地表近くに上昇または噴出したマグマの活動により形成された特徴的な地形・構造をさします.