長崎県庁移転問題に対する独自の提案

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2009年10月19日

 長崎県庁の移転問題については,現在地建て替えと魚市場跡地移転の二者択一ではなく,万才町の現・県警本部周辺への移転を提案します.

 建て替えを急がず,現在の庁舎を耐震補強して,もうしばらく使うという選択肢はあってよいと思いますが,建て替えは現在地で行うべきではありません.現在地は岬の教会や長崎奉行西役所の跡地であり,第1級の史跡です.

 移転先として,魚市場跡地は不適当です.なぜなら,地震のときに県庁の庁舎がたとえ無傷であっても,周辺は明治時代にさかのぼる埋立地であり,道路が広範囲に液状化する恐れがあります.こうなると,車の出入りができなくなります.また,平地部分は津波の直撃を受ける恐れがあり,津波警報が出た場合,長時間にわたって,車も人も通行できなくなります.つまり,災害発生という,もっとも肝心な時に県庁が孤立し,機能が満足に果たせなくなります.

 県警本部の周辺は地盤がしっかりしており,丘の上にあるので,地震による液状化や津波の被害を受けにくく,県庁が孤立しません.

 現在防災本部がある新館はそのまま使用できます.県が家賃を払って使用している日本生命ビルは買収し,適当な時期に建て替えることにより,床面積を増やすことができます.そのほか周辺にある建物も買収して当面はそのまま使用しながら,必要な部分から計画的に建て替えていけば,必要な床面積を確保できます.複数の建物を渡り廊下でつなげば一体化できます.そのさい,県警本部は多少離れたところに移転しても,機能上なんの問題もありません.旧・平戸町の道路はラッシュアワーにおいても交通量が少ないので,県庁敷地に組み込んで公開空地とし,緊急時に車の通行を可能なようにしておけば,都市機能上なんの障害もありません.こうすることによって,現在の新館裏側にある買収地にも,庁舎を建てることができます.

 県庁の移転先を現在の県警本部周辺にすれば,地元の商店街が受ける影響も最小限にとどめることができます.

 以上


長崎県がパブリックコメントを募集していますので,2010年5月10日,長崎県県庁舎基本構想策定室あてに「『長崎県庁舎整備基本構想案』に対する意見」として,上記の文面で意見書を提出しました(表題などは長崎県が定める書式にあわせました).

参考 「長崎県庁舎整備基本構想案」に対するパブリックコメントの実施について(長崎県の公式サイト)
提出先電子メールアドレス kenchousha@pref.nagasaki.lg.jp (@を半角に置き換えてください)


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