2003.2.26.更新
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2002年6月定例議会 一般質問 教育問題 ・ 合併問題 |
○原田敬一郎 議員
市町村合併の方がちょっと大きく動いておりますので、通告順、通告とは異
なっています。
そして、今まで教育行政と一般行政、これをどちらにも同じように比重を置い
て一般質問をしてきたわけですけれども、このような状況ですので、教育行政
の方は簡略にします。
合併しようとしまいと関係なく、家庭や地域が学校と協力して人づくりをや
っていかなければなりません。
社会の多様化に伴って、学校教育における問題も多様化して、ゆとりや自分
で考える、自分で決める、お互いの違いを認め合うなど、すごく基本的な当た
り前のことが、そういった言葉に代表されるように子供の身の丈に合った教育
に、心や体験の教育にだんだん変わってきているようです。
先ほどの質問でもありましたけれども、週5日制もスタートしました。教育
改革についてはこれまでも詳しい答弁をいただいているわけですけれども、
きょうは簡略に、先ほどの質問の重複を避けて今の教育改革の状況、愛の町
における状況、それと課題などについてお答えください。
○鈴山教育長
お答えいたします。
今、教育改革のことでお尋ねがありましたけれども、もう御承知のように、
21世紀教育新制プランというのが文部科学省から出されまして、その中で7つ
の重点戦略が打ち出されております。もう7つ、項目は全部言いませんが、5つ
ほど申し上げますと、学校にかかわることだけ申し上げます。
一つには、「わかる授業で基礎学力の向上を図る」。二つに、「多様な奉仕
体験活動で心豊かな日本人を育む」。「楽しく安心できる学習環境を整備す
る」。四つ目に、「父母や地域に信頼される学校づくりを行う」。五つ目に、
「教えるプロとしての教員を育成する」、という7つの中の5つ今申し上げま
したけれども、こういう重点戦略を打ち出したところでございます。
愛の小学校でも先ほども少し触れましたけれども、新学習指導要領の実施に基
づいて、その中に総合的な学習の時間というのも新設されましたけれども、そ
ういうのも含めながら取り組みを始めていただいたところでございます。
その中で課題として上げるとするならば、「連携を深め、家庭や地域の教育力
の再生」というのがまず上げられるかなと思います。先ほど御指摘のように、
家庭・地域の教育力の再生というのは、当たり前な教育の基本への立ち返りと
いう表現を使った人もおられますけれども、もう一つには、幼稚園、保育園も
ございますし、ここは、愛の町は小学校1校、中学校1校ですので、もう常々、
校長先生方にお願いをしとるんですけれども、小中一貫教育ができるかなと。
これに高校も含めて幼・保・小・中・高校の連携の強化が一つの課題になるの
ではないかなと思ったりしております。
それから、五つ目の中の一つの「多様な体験を通じて豊かな人間性を」という
ことですけれども、これはもう先ほども若干触れましたので割愛させていただ
きたいと思います。
「子供が安心して学び、育つ環境を整備する」と。いろんな情報化社会でござ
います。文明の利器も発達してまいりまして、便利さはいいんですけれども、
それに伴った形での弊害も現に、例を挙げれば携帯電話等によるいろんな諸問
題が生じてきている部分もあります。あるいは、有害情報のはんらんといいま
すか、そういう部分に対する浄化もまたしていかなければいけないかなと。そ
こら辺も課題の一つだろうと思っておりますし、文部科学省が言うには、「問
題を起こす子供への適切な対応をためらうな」と。「毅然とした態度で対応を
しなさい」ということで、全国的な通知といいますか、そういう部分にそうい
うことも例として上げてありましたけれども、やっぱり子供たちに健全な環境
といいますか、学習環境、あるいは社会環境も含めてですが、そこら辺の整備
が課題かなと思います。
それから、「基礎学力の向上」のことについては、先ほども若干触れましたが、
TTの導入をしておりますし、あるいは少人数の指導、それから、習熟度別の学
習形態をとったりとか、そういう工夫をこれからもまた研さんを重ねていかな
ければいけないかなと思っております。
それから、五つ目に申し上げました「教えるプロとしての教師」。 新聞等
でも御承知かと思いますが、不適格教員という言葉もちらほら出たりしてお
ります。要はやっぱり教育改革も先生方の意識改革なしには、やっぱり子供
たちの前に立つのは先生たちですから、学校の先生方の意識改革も含めて資
質の向上を図っていただくのがまず大きな課題でもあるのかなと思ったりし
ております。
○原田敬一郎 議員
町づくりというのは、本当に町民が生き生きと元気に生涯学習、生涯成長す
ること、そういったものが本当の豊かさじゃないかと思いまして、教育行政に
ついてはウエートを置いてるわけですけども、続きはまた9月にお願いしたい
と思います。
それでは、町長に合併問題について質問します。
私たち住民はあまり町とか役場とか、そういったことを意識せずに日常生活
を送ることができるわけですけれども、町と関係する、例えば役場に行く。
何か用事で役場に行く。何かの書類をもらいに行く。そういったことで町と
か行政とか、そういったものを日常生活の中では意識するわけですけども、
果たして役場に1日どれぐらいの住民の人が訪れているのか。そして、どう
いった目的で役場を訪れているのか。概略で結構ですので、その数値などを
ちょっとお教え願えませんでしょうか。
○芦塚 総務課長
お答えいたします。
ただいま原田議員の方から、役場に訪れる町民がどのくらいかということで
ございますが、実際、把握はいたしておりません。また、その日その日によ
って来客の方は違って来られますので、実数としては把握をいたしておりま
せん。
○原田敬一郎 議員
おおむね何十人とか、そこらはわかりませんでしょうか。
○芦塚総務課長
おおむねにつきましても、その日によって相当のやっぱり差もありますし、
私の感じといたしましては1日50人来られるかどうかということでございます。
○原田敬一郎 議員
ありがとうございます。住民も余り役場というのを、
町っていうのをなかなか日常の中で意識する機会もないんですけども、役場の職員に
しても住民を役場の職場の中ではなかなか意識することがない。本当、小さな町です
けども、役場と住民とのかかわりっちゅうのがなかなか築いていけないということな
んですけども、直接、役場に行くのはそんなときぐらいですけども、町民と自治体の
関係はそんなもんではないはずだと思います。なぜ私たちは税金を納めなければいけ
ないのか。それによって町は私たちに何をしてくれているのか。そこら辺をまず明ら
かにしておきたいと思います。
そのために地方自治法の第1条の2、「地方公共団体は、住民の福祉の増進を図る
ことを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担う
ものとする」。第2条の14「地方公共団体は、その事務を処理するに当たっては、
住民の福祉の増進に努めるとともに、最小の経費で最大の効果を上げるようにしなけ
ればならない」とあります。
質問します。ここにある「住民の福祉」とは、愛の町の住民の毎日の日常生活や生
活環境において、行政がどんなことを保障したり、支援したり、サービスしたりする
ことだと町長は考えますか。
○松浦 末利 町長
お答えいたします。
「住民の福祉」とは、愛の町の住民の毎日の生活環境において、どのような所掌を
支援し、サービスの幸==⇒向上に努めることを指すのかということでございます
が、ここに上げております、議員の上げております、言われる地方自治法の第1粂の
2は、地方公共団体の役割とそれに対する国の配慮に関する規定であり、国と地方公
共団体との役割分担の基本的な考え方等を明らかにしている条文で、これはいわゆる
地方分権一括法により新設された規定でございます。
ここで言う住民の福祉とは、結局、我々は公共の福祉のことであり、個人の利益を
超える社会的共同生活の利益を意味します。高齢者福祉とか児童福祉とか母子、寡婦、
身体障害者福祉とか知的障害者福祉とかいったたぐいの福祉とは全く意を異にするも
のでありまして、したがいまして、地方自治法第1条の2にある「住民の福祉」には、
議員の言われる保障、支援、サービスの質という事柄という、関連するという理解は
私、しておりません。
そういう中でも地域住民の生活水準、文化水準を高めるために努力し、住民だれで
も安全で安心して暮らせるような福祉施策は必要であると思っております。その施策
についてはソフト、ハード面の両面の施策があるかと思っております。
○原田 敬一郎 議員
そういうふうにして住民側から合併を考えていくときに、そして町というのはどう
いう、そもそもどういうもんだろうということを考えていくときに、なかなか見えにく
い、わかりにくいもんなんです。
そして、じゃ、質問を変えまして、どんなに財政事情が悪くなったとしても、町が
愛の町の住民に最低限保障すべきといいますか、住民に不安を与えないように保障す
べき、そういった毎日の生活や生活環境においてですね。最低限保障すべきこと、そ
して支援すべきこと、そういったことはどのように考えますか。
○松浦 末利 町長
財政事情が悪い中で最低限、どんな生活や生活環境を愛の町の住民に保障すべきか
という考えでございますけれども、基本的に生活や生活環境は個人で営むものであろ
うと思っております。どうしてもそれが困難な場合に皆さんの税金を使い、個人の生
活や生活環境で行政がサポートします。行政のサポートも国によって保護される場合
や県で保護される場合、町で保護される場合があろうと思っております。
地方分権推進≠買一→・・が推進する中で、国と地方公共団体の割合が分担されて、
地方公共団体が住民に身近な行政は自主的に、主体的に行わなきゃならない。そこで、
地域の行政を地域の住民の参画に基づく住民ニーズを的確にとらえて、住民だれもが
安心して暮らせるような保障をすべきではないかと思っております。
○原田敬一郎 議員
そのだれもが安心して暮らせるような保障というところを聞きたかったわけですけ
ども、確かに私たち住民は国の支援であり県の支援、そして町の支援、それと地域、
隣近所の支援とか、そういったもので生活してるわけです。
次に、自治体の目的である福祉の増進を達成する手段としての自治体のあり方、そ
ういったものについて質問したいと思います。
第1条の2の2、もう読みませんけども、ここにある「住民に身近な行政」の
「身近」とは、町長はどれだけの人間関係やコミュニケーションの範囲、そういった
ものが適当と思われますか。
○松浦 末利 町長
この第1条の2、第2項は地方公共団体がその地域における行政を自主的、総合的に
実施する役割を広く担うことという趣旨を達成するために、国が重点的に担う役割とし
て3つの例を上げ、掲げております。
その結果として、住民に身近な行政はできるだけ地方公共団体に委ねることを基本
として、国と地方の間で適切な役割分担すべきことを求めて、国が地方公共団体に対
する制度の策定、施策の実施に当たり、地方の自主性、自立性を十分に発揮されるよ
うにしなければならない定めでございます。
身近な行政ということは、日常、住民に密接なかかわりのある規制やサービスを住
民の観点からとらえられたものでありまして、住民に身近な行政を厳密に定義するこ
とというのは、私、ちょっと困難なところがあるかと思っております。
一般的に言えば、住民の日常生活や地域社会の密接な関係のある行政は、できるだ
け地方公共団体が鮭(問穆吟他に担うこととし、住民の意向を反映し、住民の参
加のもとに自主的、総合的に行うことができるように国が配慮しなければならないと
いう趣旨でありますので、身近の範囲について答えるということはちょっと困難なと
ころがあろうかと思っております。
○原田敬一郎 議員
そういう答弁ではなかなか住民にはわかりにくいと思うんです。僕が聞きたかった
のは、例えば、自分たちの町内会とか近所とか、そういった人たちの中から役場に行っ
てる人がいる。それで、「役場に行けば何とかさんがおらすけん、役場って何か行き
にくかばってん、あん人のおらすけん、あん人ば訪ねて行こうか」。そういったよう
な人間関係とか、そういった規模の大小とか、そういったところ、そういったものっ
てすごく大事じゃないのかというところを聞き出したかったのですけれども、じゃ、
次に行きます。
地方公共団体の自主性及び自立性っていうのがありますけども、これに今の愛の町
に100点満点で点数をつけるとすると、町長は何点つけますか。
○松浦 末利 町長
自主性及び自立性とは原則として、国、その他第三者の不当な関与、干渉を受けな
いで、地方公共団体が自己決定、自己責任の原則に従って行政を実施することを意味
するものであると思っております。
地方分権一括法により11年新設された規定でありますけども、これからはこうし
なさいという規定で、何点かということですが、愛の町ではまだその点数をつけると
いうことは私つけかねますので、まだゼロから始まけ,て‥う)_というような気が
します。
○原田敬一郎 議員
ありがとうございました。軽い気持ちで点数をつけてほしかったんですけどね。
本当に、他町に比べて愛の町の役場職員は本当に頑張ってると思います。本当に頑
張ってるんですけども、この厳しい合併を前にして 担いフ甘)時代ですけれども、本
当にやるだけやってるのか。それと、本当、自主性及び自立性、そこらのあたりまで
突き詰めていくまだ余地があるんじゃないかとかそういったところも、本当に合併し
てもしなくても、スケールメリットとか何とか言いますけども、本当は職員のレベル
といいますか、そこらあたり勝負というのがこの10年、すごく大事になると思うん
です。
質問5、地方公共団体の自主性及び自立性が確立できているところとできていない
ところでは、どんな違いが将来出てくると思いますか。
○松浦 未刊 町長
今までも各町はそれぞれ自主性、自立性をもって地域の住民のニーズにこたえなが
ら施策を実施してきたと思っております。今後はさらに地方分権の推進により、国と
地方公共団体の役割が明確化されてきますので、地方公共団体による行政サービスが
地域住民の多様なニーズに即応する迅速かつ総合的なものとなり、また、地域住民の
自主的な選択に基づいた個性的なものになると思います。
このことは地方公共団体が相互にその意欲と知恵と能力を競い合う状態をつくり出
すことになります。地方公共団体の自己改善を促す効果を持つことになりますので、
地方公共団体が優先して推進する政策には、これまで以上に大きな差異が生じること
になり得るが、これが地域住民みずからの選択となるものであるので、いろいろな違
いが出てくるのではないかと思っております。
○原田敬一郎 議員
いろんな違いが出てくると思うと私も思ったからそれを聞いたわけですけれども、
なかなか質問と答弁がかみ合わないようですけども、じや、次のちょっと飛ばしまし
て、第2条の8「地方公共団体は、常にその組織及び運営の合理化に努めるとともに、
他の地方公共団体に協力を求めて、その規模の適正化を図らなければならない」と
あります。
他の地方公共団体に協力を求めて合理化に努める施策として、一部事務組合として
の取り組みが既になされていると思います。
そこで、質問します。合理化を達成するために協力する自治体の範囲や区分は、ど
のようにして通常、決めておられますか。
○松浦 末利 町長
他の地方公共団体に協力を求めて、合理化に努める施策、どういうふうにして決め
ておられるかということでございますが、今、身近に申しますと、共同処理事務の規模
は運営費の負担とか地域の範囲などにより決定されておると思います。常備消防とかご
み処理、し尿処理、斎場とか学校給食とか電算処理であると思っております。
○原田敬一郎 議員
そういったものとして資料を添えてますけども、広域圏市町村組合とか固体機関団
体等の管轄範囲、そういったものがあります。そういうものを添えておりますけれど
も、そういった図から住民は生活圏である県央方向とそういった他の地方公共団体等、
一緒に協力しながら合理化に努めてきたんじゃないかと思います。
そういった協力の蓄積とかそういったものがこれまで県央方向に向けてなされてき
たし、その方向性というのが、愛の町の住民にとってはすごく便利さとか快適さとか
そういったものにつながってきたんだと思うのですが、どうでしょうか。
○松浦 未刊町長
お説のとおりだと思っております。
○原田敬一郎 議員
次に、愛の町の住民の福祉を考えるときに、生活圏や消費圏を無視できないと私は
強く考えます。そのことについて尋ねたいと思います。
資料の、これは任意合併協議会で3町合同で行ったアンケートのグラフです。円グ
ラフの方です。このグラフの中にあります買い物であるとか飲食、レジャーであると
か、そして医療−どこに病院に行くかとかですね。勤め先はとか、そういったこと
のグラフですけども、これを見て町長はどういうことを感じますか。
○松浦 未刊 町長
このグラフから見て、これは吾妻とか千々石とか愛の、諌早、島原とか、そういう
買い物等、とか飲食とか診察とかスポーツとかっていうのを上げてのアンケートであ
ろうかと思っております。これから端的に見てみますと、3町とも結局、県央、諌早
の方向であるということを感じ取っております。
○原田敬一郎 議員
第2条の先ほどの6で言う「他の地方公共団体に協力を求めて」というところの
「他の地方公共団体」とは、合理化や経費削減や住民への福祉の増進を未来まで展望
して考えれば、まず、諌早市を指すのではないかと思うんですが、いかがですか。
○松浦 末利 町長
アンケートに出ておりますように、愛の町にとっては県央であるということを認識
しております。
○原田敬一郎 議員
次に、愛の町のような小さな町の合併のあり方について尋ねます。
地方分権推進委貞会の勧告における合併では、そもそも地方自治体の自立する方策
として市町村合併があったと思います。山間部や離島や僻地まで範囲に入れてなかっ
たんじゃないかと思うんですけども、そういったところが積極的に合併をやれという
ことではなかったと思うんですが、町長の見解はどうですか。
○松浦 末利 町長
質問の用紙をいただいてから調べてみました。平成9年の7月8日の地方分権推進委
員会で第2次勧告において、「市町村合併の推進に当たっては、大都市圏地方中心都
市とその周辺地域、過疎地域などの地域の実情に十分配慮した施策を講ずる必要があ
る」ということになっておりますが、山間部、離島などの僻地と明文化はしておりま
せんが、この過疎地域の中にその地域も入っているものと思っております。
○原田敬一郎 議員
私も今の合併というのは、都市近郊の市町とかそういったところにすごく有利なも
のであって、田舎では、本当に地方の方ではこの合併というのはすごく危険だなあと
いう感じを受けております。
合併が進められておりますけども、地方分権改革と国の財政改革の両面から進めら
れています。人口の減少化や高齢化が進む地方での合併は、僻地の中に僻地を、さら
に僻地をつくるという性格を持ちますが、これについて町長、どう考えますか。
○松浦 未刊町長
僻地の中に僻地をつくることになるかもしれません。しかし、人口減少化や高齢化
が進む町村がまた一つの市としてその体制をつくることにより、活力ある町づくりが
できる可能性もあると思っております。
合併により新しい町をつくるときは、地域制度審議会という制度もありまして、特
例法による支援策が講じられているので十分審議し、その活性化を目指していかなけ
ればならないと考えるわけでございます。
○原田敬一郎 議員
僻地の中に僻地をつくる。それが合併してあたらしい町での政策とかそういったも
ので回避、果たしてできるのか。さらに進んでいくんじやないかという、すごく危倶
しております。
人口の減少化や高齢化が進む地方での合併において、合併におけるスケールメリッ
ト、大きくなったらいろいろメリットがある。経費の削減とかそういったことができ
るとよく言われて、それが一番の合併のメリットみたいによく言われるんですけども、
福祉の保障や充実がそのスケールメリットと反比例する性格にあります。その両方と
もを同時にやろうとすれば、共倒れになるという法則もあります。このことについて、
町長はどう考えますか。
○松浦 末利 町長
スケールメリットほ市町村の歳出の効率化が図られるというその規模の利益を言う
ことと思いますが、例えば市について、人口規模、段階別に人口1人当たりの歳出総
額を見ると、全国別では人口10万から15万クラスがもっとも低くなっております。
10万人未満になりますと、人口規模は小さくなるにつれて高くなっているようでご
ざいます。
例えば職員にしても、今までは一小さい町では50人程度あった場合には広く浅く
というようなことがありましたけれども、人口規模、大きくなりますと専門的なこ
ともできるというようなこともあろうかと思っております。
○原田敬一郎議員
合併のメリットとしてよく出てくるのがスケールメリットですけども、行政
側からすれば経費削減でしょうけども、住民側からすれば福祉の質や量の低下
ではないかと思うんですが、どうでしょう。
○松浦 末利 町長
私はスケールメリットと反比例するようなことはないと思っ
ておりますけれども、やはり先ほど申しましたように、スケールメリットによってい
ろんなことを浮かばせながら住民の福祉のために尽くすというようなことがあります。
例えば合併によって一議員さんでも同じですけど、我々も職員でも一緒ですけど、
これが幾らの削減になるか。そういうことも含めてのそちらに向けることもできます
し、これが私は反比例するということはあり得ないという考えでおります。
○原田敬一郎 議員
そのスケールメリットについてはもう少し踏み込みたいと思いますけども、数字で
言えば、本当に職員の数が減ったり、議員の定数が減ったり、町長も1人でよかとか、
そういったことになっていって、削減というのがされるんですけども、本当のスケー
ルメリットを最大限に生かすといいますか、合併したときにそれを生かして、積極的
に生かしていこうとしたときには、やはり職員やそして議員の質の向上があって初め
てそこでスケールメリットが生かされると思うんですけども、何か合併すればそのス
ケールメリットがそのまま得られるというような安易な考え方があるような気がする
んですけど、町長、いかがでしょう。
○松浦 末利 町長
私を初め、議員皆さん方もそういう考えではいけないと思っ
ております。スケールメリットによってどういう町づくりをつくるかというその体制
づくりですから、大きくなればなるほど人材の確保もできますし、やはり議員にして
も、国との対等な立場の議員をつくり上げなきゃならないという、今の地方分権の中
でのこの合併ですから、そういうものをつくり上げるために職員も同様ですけど我々
にしてもそういうことで、スケールメリットと言いますけれども、質においてはやは
りレベルは上がってくると私は考えております。
○原田敬一郎 議員
将来、ある程度、合併が落ち着いたあたりで、国の基
準的な市の人口は10万、町で5万ぐらい、そこらあたりを基準としてくるような気
がするんですけども、この点について町長、いかがでしょう。
○松浦 末利 町長
今おっしゃるように、国の総務省あたりの片山大臣あたりの
考え方は、やはり10万の規模というようなことでおりますけれども、それは強制的
じゃないという考えでおります。財政的にもやはり10万の規模を中心にした財政対
策をやろうという考えでおるようでございます。随分変わってきておりますけれども、
やはり今、なぜ合併かということから始まりますと、当然、4,000、5,000の
人口ではとてもじゃないという気がいたしております。どうか議員の皆さん方も十分
研究をされていただいて、比較検討していただくように心からお願い申し上げたいと
思っております。
○原田敬一郎 議員
質問を続けます。規模が大きくなれば優秀な人材は集
まるとおっしゃいましたけれども、今の愛の町でも町の中にはすぐれた人材の方がた
くさんおられます。そういった人たちをなかなか行政とかそういったものの中に取り
込めないでいるのが現状でほないかと私は思うんですけども、果たしてそれが−−⊥を
れは愛の町だけじゃなくて他町もそうじゃないかと思うんですけども、それが合併す
れば、人材はいるけれども、そういった人たちを引っ張り出すことができる、そうい
った対話型の町政ができる。それは大きくなればやりにくいんじゃないか。ますます
やりにくいんじゃないかという気がするんですけど、町長、どうでしょう。
○松浦 未刊町長
塵占遥幽芸、申されますように優秀な人材がおります。
それは職員おりますが、対話の行政というのをやりなさいということでございますが、
大きくなってもやはりそれぞれの支所等で対応できる。それはもう十分、一極集中す
るような行政のあり方であってはいけないという感じを持っておりますので、その辺
は推進協議会、今から2年ぐらいかけてどのような町づくりをするかということは皆
さん方で検討していただくわけですので、そのために地域審議会というものもありま
すし、愛の町職員の優秀な人材を生かせるような、そういうシステムをつくっていか
なければならないという考えでおります。
○原田敬一郎 議員
そういうふうになると言いながら、でも、そういうふ
うにつくっていかなければいけないという、本当に不確実性の中で合併は進んでます。
そして、・そのメリットとされるものが本当、不確実性の中にあるわけです。そして、
その中で大きな合併の方がいいということが、そういう方向で進んでるわけですけど
も、次に、合併の必要性についてちょっと考えてみたいと思います。尋ねます。
愛の町も合併に向かって進んでおりますけども、交付税の削減がなかったらこの合
併の必要性が愛の町の自治体、町の中にも住民の中にもあったと考えますか。
○松浦 末利 町長
合併に向かっての邁進して、交付税の削減がなかったらこの
合併の必要性が愛の町の自治体の住民にあったかということでございますが、第一点
はそうでございますけども、それだけではないと思っておりますが、交付税の削減と
いうのが一番やはり地方自治体にとってはウエートを占めておるのは事実なんです。
今、愛の町で47%が交付税ですので、財政規模の中に47%は交付税で賄ってる
ということでございますが、まだまだはっきりした国の財政状況というのが−一合併
する前でも今、交付税というのほどんどん削減されてきております。1年間に愛の町
で5,000万円ぐらいはもう常に下がっておりますけども、それから10年間とい
うものは交付税は前のとおり見ましょうというのがあれですので、これ以上にまた下
がりますとやはり大変なことに−小さい町村ていうのはこの段階補正というのが下
がってきますので、大変なことになるかと思っております。
それも今言われたように交付税の削減がなかった場合にはそういうことも考えられ
ますけれども、今の時点、こういう状況であるということも十分、原田議員も御承知
と思いますので、議員の皆様方、研究していただいて、財政面から、また地方分権の
中での国と対等の立場に立つ地方公共団体というもの、自主性、自立性を持ちながら
自己決定、自己一自分で実施するという、そういう町村をつくり上げるためにも、
やはり十→合併、必要ではなかろうかと思っております。
○原田敬一郎 議員
合併してもしなくても交付税は削減されていくわけで
す。これまで愛の町が望んだわけじゃないんですけれども、長年にわたって交付税、
そういったものにおんぶにだっこの行政をやってきたわけです。これから先の合併し
てからでも交付税はカットされていくわけですから、そのおんぶにだっこの交付税か
ら本当に自己責任、自己発想とか、そういった自立していく、そういうことが本当に
求められているんだと思うんです。ただ、10年の先延ばしとかそういったことだけ
じゃなくてですね。
そういうことを考えていけば、本当に職員や議員がもっともっと頑張らなければい
けない、そういうことは変わりないわけです。交付税の削減の中で、住民の福祉を守
っていくことはできないのか、これから先ですね。もう例えば合併しないとして、即、
交付税の削減がどんどん始まっていく。そういった状況においても、住民の福祉を守
っていくことはできないか。職員や議員がもっと頑張って、お金がなくても知恵を絞
り合って創意工夫しながら乗り越えていくことは不可能なのか。そこらあたりを町長、
お聞かせください。
○松浦 未利 町長
行政のあり方というのはいろいろなことがあろうと思ってお
ります。ハード、ソフト、いろいろあろうかと思っております。金がなくてもできる
行政っていうのはあるはずなんです。福祉においてもそれはあろうと思っております。
やはりしかし、今、もう皆さん方、愛の町の財政規模も見ておられると思いますけ
れども、もう人件費だけで地方税(の分)亀全部つかわれておるというような状況
でございますので、やはりそれだけの財政規模を確立した上で優秀な人材をやりなが
ら一本当に今から先はハード的なことは難しいと思っております。どちらかといえ
ば、ソフト面でカバーする以外にないという気持ちはしますけれども、そうすれば合
併しなくていいじゃないかという、すぐ出るかもしれませんけれども、今の財政上か
ら行けば、財政だけで言えば、もう原田議員、国から押さえつけられるということで
ございますけれども、そのような実態になっておりますので、その辺は十分、御理解
いただきながら研究していただければと思っております。
○原田敬一郎 議員
私、合併にはなかなか消極的ではあるんですけれども、
合併やむなしと考えておるんですけども、これを住民に対してもっと説得力を持つた
めには、本当に合併をしなければいけなかったのかとか、合併の選択しかないのか。
そこらあたりをきちっとしとかなければいけないと思って町長にお尋ねしてるわけで
すけども。
さらにさっきも出てきましたけども、合併のメリットと言われてるものが本当にメ
リットなのか。果たして今の愛の町でもなかなかできにくい自立というものが、ずう
たいが大きくなったら本当にメリットとされてるようにやりやすくなるのか。そこに
大きな疑問があります。
合併予定町や参入の可能性が高い町が出てきておりますけども、そういった町と違
いまして、愛の町は島原半島の中でも人口は唯一増加傾向にあり、税収の減少にも一
定の歯どめがかかっている。そういう町です。それが愛の町ですが、それらの町との
合併が愛の町住民の福祉や恵まれた生活条件を今よりも将来、悪くする危険性は町長、
ないでしょうか。
○松浦 末利 町長
他町と比べて何か愛の町がいいようなことを言われておりま
すけれども、地の利にしても人間性にしても文化面にしても私はすぐれたところだと
は思っております。今の人口の増加にしても若干ですので、これが1万、2万、ボン
とふえるような人口であれば、100人、200人ぐらいの人口で5,000人、
1万人ふえるためには、何年かかるかわかりませんけども、今置かれる愛のというの
は4,700の人口でございますので、その辺から考えていただいて、余り他町との
比較されても困るわけですけど、愛の町をそれだけ見ていただいておることは我々も
喜んでおるところですが、愛の町とほかの町村と合併して悪くなるのではないかとい
うようなことだろうと思ってます。懸念されておると思っておりますけども、そうい
うふうにならないようなことで行かなければならないという考えでおります。
○原田敬一郎 議員
それは多分、任意合併協議会をつくる前のいただいた
資料の中にあったと思うんですけども、愛の町だけがふえ続けて、平成の32年やっ
たですか、ときにはもう吾妻町と愛のの人口は入れかわってるという、そういった愛
野の方がずんとふえてると、そういうことがありました。そういったことを根拠にし
て言ったわけですけども、確かに他町よりも愛の町は求心力があると思うんです。車
で走ってわかるように、愛のから国見方面に行っても、.小浜方面に行っても、だんだ
ん暗い感じがしてきます。本当にこう、自然は豊かでいいんですけれども何か不便な、
本当に(〜ヱ妙)の若者は大変やろうねっていうような思いをいたします。それが豊
かでないということを言うつもりじゃないんですけれども。
そういうことを根拠にして、愛の町というのはすごく求心力があって、他町からす
れば愛のとくっつきたい。そして、さらに愛のの向こうに見える諌早、県央の方とく
っつきたい。これは本当、住民の実情といいますか、日常生活の中から見れば、家庭
の台所の窓から見れば、そういうふうに見えているんじゃないか。それが実情じゃな
いかと思うんですけども、それは他町の事情としまして、合併によって今の愛の町の
行政が改善されたり、恩恵にあずかることが何かあると思いますか。
○松浦 末利 町長
先ほど申しましたように、他町との合併というものは、地方
分権の中で過りますように、今の財政上から言っても合併特例を置かれてでも合併
やむなしというようなことでありますので、そういう他町との今言われた悪くなるよ
うなことがないと私は考えております。
○原田敬一郎 議員
一応、今、合併協議会を立ち上げております。千々石
と吾妻との合併ですけれども、先ほどの円グラフでもありましたとおりに、生活圏や
消費圏が県央寄りという利害の一致もあり、将来、まだ県央、諌早の方向との合併の
余地を残す、そういった目も残るわけですけれども。
そこの3町合併というときには、まだ自治体の新しくつくられる町の自主性や自立
性を持った21世紀型の町づくりというのが、何かそういった可能性がビジョンとし
ても持てるような気がするんですけれども、町長、どうでしょう。
○松浦 末利 町長
当初、皆さん方に、今、差し上げておりますのは、法定で立
ち上げておりますのは3町です。議員の皆さん方の御理解を得ながら議決していただ
いた3町であります。それは自信を持って議決されたと思っておりますので、それに
やはり隣接町から加入の申し出があった場合、大きくする場合に、それを果たして
「ノー」と一議員さん、最終的には議員さんですので、十分研究していただいて、
私だけの問題じゃございませんので、合併については十分これから審議してい
ただければと思っております。
○原田敬一郎 議員
別に町長を責めてるわけじゃないんですので御了解い
ただきたいと思いますけど、今、きちっと問題をはっきりさせておきたいという、そ
ういう思いだけですので、よろしくお願いします。
先はどのそのビジョンという質問は、お答えいただきたかったのは、愛の町には水
がない。でも、千々石には水があるとかですね。吾妻には牧野があるとか、何かそう
いったビジョンが持てる。何か今までとまた違った可能性がその3町合併によって可
能性が生まれるなあと、そういったところを聞きたかったわけですけども。
○松浦 末利 町長
今、原田議員、申されますように、やはり地域地域の資源を
生かした町づくりというのもあろうと思っております。海、山、平野という、そうい
う面を生かした町づくりというのもあると思っておりますので、これから先、この合
併推進協議会、1年余りかけての町づくりの構想をやるわけですので、十分その点
は一先ほど愛の町が求心力があると言われましたのでそういうところを含みながら、
やっぱりやっていかなければならないという気がいたしております。
○原田敬一郎 議員
3町の合併、それではいろいろ絵がかけたりビジョン
が持てたりするんですけども、果たしてその3町を超えた大きな合併で本当に具体的
な可能性、ビジョンが持てたり可能性を見出したりすることができるのかなあという
ところにつなげたかったわけです。
お尋ねします。一部事務組合や住民の生活圏を無視して、3町をさらに超えて広域
化して合併しようという方向性も生まれております。そういうことで、3町を超えて
広域化することで愛の町としてのメリットはありますか。あるとすればどういうこと
でしょう。
○松浦 末利 町長
3町を超えての広域メリットの件でございますけれども、今、
議員も十分ご存じと思っておりますが、国はやはり人口規模というものをいろんな面
で4万から5万という、一番、中心になるのは10万を1にして、5万か4万ぐらい
までは、というような地方公共団体としてのあれをという考えで進んでおるのが実態
でございます。
そういう中で、3町、合併協議会、その他町との考えも聞きながら(いく)だろ
うと思っております。他町も結局、今は議決も済んでおりますし、愛の町だけの問題
ではないという考えでおりますけども、今のところは3町を超えての広域化というも
のは今申したようなことが上げられると思いますけども、やはり3町を超えての広域
的な合併になりますと、それなりのやはり十分、協議を重ねて町づくり牽いうものを
考えなければならないという気はしております。
今言われたように3町だけの、我が愛の町だけの問題でないということもひとつ御
理解いただければと思っております。
○原田敬一郎 議員
合併はまず愛の町の未来、そういったことの利益を考
えながら、そして愛の町は愛の町単独で成り立ってるわけじゃなくて、回りの町から
も支援され、存在している。そういう意味からも他町のことにも配慮する、そういっ
たことは当然だと思うんですけれども、人口何万以上とか何か、そういったことがよ
く言われるんですけれども、人口数のマジックというのに陥りやすいんじゃない
かという気がします。
都市近郊での10万の市、5万の町、それと地方での10万の市、地方での5万の
町、それには大きな、そこの中の住民を安心して暮らせる町づくりをしていくときに
は大きく違ってくるんじゃないかと思います。
そのひとつに、町の面積、額域がすごく大きくなる。それと地方部には少子高齢化
がさらに進んでいるとかですね。一次産業が不振であるとか、そういった問題がある
と思うんですけども、数のマジック、それについて一概に地方でも何万人とかいうこ
とがそのまま言えるのかどうか。町長。
○松浦 末利 町長
おっしゃるとおりだと思っております。田舎と都会というの
はこれは異なるだろうと思っております。田舎において、都会の10倍ぐらいの面積
の中に四、五万しかいないところの町づくりというものを、都会並みの町づくりとい
うのを考えては、これは間違いであると思っております。
やはり今、情報化社会、IT革命、そういう中でやはり幾らそうなってでも住民に
不便をかけないというような今、時代になっておるんじゃないかと考えております。
昔と違うところはやっばりそこら辺が、交通にしてもやはりIT革命にしても、
やはりもう今は役場、市役所がどこにあってもそこで幸===主情報網で発信する
ぐらいの今の時代ですから、何も足を使って歩いていくような時代ではないという考
えでおりますので、十分その辺は議員も今、開けた社会、考えておられますので、そ
ういう点も含めながらもっともっと国際的に見ながらでもそういうことを考えていか
なければならないという時代であろうと思っております。
○原田敬一郎 議員
合併すれば町が大きくなって、今までできなかったこ
とができるようになるような錯覚に陥ります。結局は交付税も削減されて、ずうたい
ばかり大きくなって、住民からは行政が見えにくくなります。町が見えにくくなりま
す。町長には住民の顔を覚えられ袈沖ができてしまうのではないかと思います。今
までやったら町長は、1週間で各重義った町内会を回ってすべての住民と顔を合わせ
ることができますけども、そういったことができなくなるということです。住民側か
らも行政側からも顔が見えなくなる、そういうことだと思うんです。これからは住民
と行政が役割分担しながら町づくりをしていかなければならない時代です。
子供の教育でもわかるとおり、学校だけでなく、家庭や子供を取り巻く地域環境が
協力して子育てをするような、顔がわかるコミュニケーションがますます大事になっ
てきます。これは合併という方向よりも逆に紳分化措置の方向、そっちの方が本当に
住民の福祉であるとか豊かさ、幸せにつながる、そういった気が私はするんです。
各町の地元商工業も農業も衰退をきわめています。各町で振興策をやってきたのに
うまくいかないことが、合併して大きくなったらうまくいく可能性が本当にあるのか。
それにはただ数字とか建設計画でそういう方向に持っていかなければならないじゃな
くて、本当に踏み切ったら後戻りはできないわけですから、そこには愛の町の住民、
それと合併関係の町の住民がいるわけですから、本当にその可能性があるのか。それ
と、行政と住民が創意工夫しながらやっていくこ哲本当に合併していった方がや
りやすくなるのか。逆に領域が広くなった分だけ、血長や議員の影響力の強い地域が
優先されてしまう。そういった危険性の方が大きいんじゃないかと思うんですけども、
町長、いかがでしょう。
○松浦 末利 町長
今、議員がおっしゃる懸念される事項というものを、今から
やはりその協議会等によって、また皆さん方が住民と話し合いによって、十分、解決
していかなければならないことだろうと思っております。
○原田敬一郎 議員
一般質問します。果たして国の言う地方分権改革が地
方を豊かにする手助けになるのか、私は疑問に思っております。地方分権改革が下手
するとますます中央集権改革になり、今より国や県に頭が上がらなくなるのではと
略練)しています。
この合併は第一波であり、必ず二波、三波と(直州嘲までやらないと、地方分権
改革は進まないと思います。21世紀型の国と地方自治体との(埠列づ‘叫才)完成し
ないと思うんですが、この合併について町長、どういうふうに進んでいくか、お聞か
せください。
○松浦 末利 町長
お説のとおり、第27次の中央制度調査会、これは小泉首相
の諮問機関でございますが、これにおいて、合併が済んで市町村の規模能力が拡大す
る都道府県の機能も変わるとして、都道府県の将来像の一つとして当然、蟻川冴や
の問題も検討されるであろうということを言っております。
21世紀の地方自治体の財政づくりは、議員は完成しないと考えておるということ
でございますけども、まだまだ我々も地方分権下の中で疑問の点はあります。そうい
う中で自治体の体制づくりが、完成するようなことで努力しなければならないという
気はいたしておりますけども、十分、研究する余地があるかと思っております。
○原田敬一郎 議員
必ず第二波、第三波、そういったものが来るとお考え
でしょうか。それとも、これでしばらくは線くとお考えでしょうか。
○松浦 末利 町長
そうですね、当分はないと思いますけども、第二波、第三波
というものは到来してくるとは私は思っております。
○原田敬一郎 議員
私は諌早湾関係で国というものを余り信用しておりま
せん。本当にそこには住民、国民、地元とか、そういったもののために行うというこ
と、そういった事業の目的はすごくあいまいで、そして向こうの都合で移り変わって
いく。そういうことを建言しておきますので、この合併について島本当に慎重じゃな
ければいけないということを考えております。
国の地方分権改革の進めぐあいを見ながら合併を考えていかないと、例えば、適切
かどうかわかりませんけども、機静をつくれ、奨励金を出すぞとして、間もなくして
機関を(こが)せ、奨励金を出すぞと一緒のことになりかね島のじゃないのか。
合併の何カ1わなにはまってしまうような、そういった気がするんです。
(ミかン)と違い、住民の未来がかかっている合併なのだから、本当に慎重に
いろんなケースを、いろんなシチュエーションを考えながら、そして住民に聞いな
がらやっていく。それが本当に大事じゃないかと思うんですけども、そう考えた場合
に、今、広域の合併(言舶)ことですね、この3町の枠を超えて。それの危険性を町長、
感じてはいませんか。
○松浦 末利 町長
いろいろな見方、とり方があろうかと思っております。それ
なりに国、県、市町村というものはやはりつながりがありまして、地方自治体もやは
り国に沿っていかなければならない点もあろうかと思っております。しかし、国民が
主体でありますので、皆さん方も十分、住民とのコミ土ニケーションをとりながら、
どうあるべきかということも研究していただければと思っております。
当然、議員の皆さんと一緒になって、これは慎重に考えていくことだと思っており
ます。
○原田敬一郎 議員
やっぱ時代とともに交通機関も発達して、1日に人が
行動できる距離も変わっております。それで、合併の必要性の中に、愛の町の住民が
既に町を越えて日常生活をしているという現実があります。それは十分わかっており
ます。その住民が既に町を越えて生活をしている。このことをないがしろにすると、
町は、愛の町というのは寝に帰ってくるところというようなことにもなりかねません。
そうなると、都市近郊自治体が抱えておるような、町が空洞化するという深刻な問題
を田舎で抱えるということにもなります。
たばこは町内で買おうと言われるように、消費量が多い消費地ほど自主財源が大き
くなるんです。これは当然のことであります。住民の消費は自治体内でなされるのが
一番、理想的な形だと思うんです。就労就学先が生活や消費圏を大きく左右している
と思います。
このことから、合併して同じ町内になるんなら、生活消費圏の方へ方向性を向ける
べきだと。そちらの方の可能性を常に探っておくべきだと思うんですが、どうでしょ
うか。
○松浦 末利 町
私、今、生活消費圏の方をということで、(お年与く)県
央を指してのことだと思っておりますけれども、今までのいきさつがあってこういう
形の合併枠になってきておりますけれども、将来に向けてどうするかということであ
りましょうけども、都市近郊自治体が抱える空洞化というものは、県央と合併してで
も空洞化はあるものと私は考えております。
そういうことで、十分、そういう住民との密着したコミュニケーションをとりなが
らやはり今後、慎重にやるべきと思ってはおります。
○原田敬一郎 議員
合併の方向性というので生活圏や消費圏、そういった
ところ、そちらの方向を向くべきじゃないかという質問だったんですけど、もう一度
お願いします。
○松浦 末利 町長
先ほど申しましたように、千々石にしたって愛のだって、や
はり県央の中に入ったところの合併というものを当時は進めておりました。島原半島
と広域圏というようなところでこういう形になりましたけども、島原半島内での枠組
みという形になってきております。将来に向けては、やはりそういう消費圏内に向け
ての合併というものが当然、妥当な線であろうと思っております。
○原田敬一郎 議員
3町合併からさらに島原半島の東と南に枠を広げてい
く。そうすると、これまで築いてきた県央との協力関係が薄れたり、ちょっと愛の町
の住民にとっては不便な島原半島圏に組み込まれていくことになりはしませんでしょ
うか。それは、住民の生活圏や消費圏にも背を向けるということになって、住民にと
っても愛の町の未来にとってもマイナスの方が大きいと思うんですが、町長のお考え
はどうでしょう。
○松浦 末利 町長
それぞれの考え方があろうと思っております。今、島原半島
内での5町、6町というような形の一つの圏内、市、町ができるかわかりませんが、
それと対等するような県央の1市5町の対等の立場で、将来に向けてはそれでも結構
かと思っておりますけども、それなりに地域地域の−一何も県央におんぶされるとい
うことじゃなくて、自分たちの町は自分たちでやはりつくり上げるんだという考え方
のもとでも、やっぱ合併の推進の仕方があろうかと思っております。
諌早ですけど、諌早にどうしてもくっつかなければやっていけないという状況では
ないということも皆さん方と十分研究しながら、今後の体制づくりをやっていかなけ
ればならないという考えでおります。
○原田敬一郎 議員
3町合併で( )もあるわけですけども、3町枠
を超えて県央に背を向けた合併では、今まで説明してきた住民に対して説得力がない
ように思います。住民の理解を、特に愛のから東の方の合併予定町ですけども、そち
らの方のその合併を受け入れていく、そういったことで住民の理解を得られると町長、
お思いでしょうか。
○松浦 末利 町長
理解を得られるか、得られないかということは、議員さんも
住民の代表でございますので、その辺は真剣に考えていただければと思っております。
私自身のことでないということは常々思っておりますので、住民とお話ししながらや
つていかなければなりませんが、今の状況を十分、振り返ってみていただいて、1市
5町で立ち上げている県央の中に今までのいきさつを考えて飛び込んでいけるかとい
うことも十分、考えていただきたいと思っております。
また、3町を、一緒であればいろんな問題も起きませんけれども、愛の町だけ飛び
抜けていくということについては、今までの3町に対してもいろんなことが出てこよ
うかと思っております。十分、我々も大きくなって、その1市5町に(鼻乗回)に対
等するような立場の中での合併ということもまたあり得るんじゃないかという気がし
ますので、その辺は住民との話し合いもー今までもいきさつは話しておりましたけ
ども、そういういきさつで説得していきたいという考えでおります。
議員の皆さん方も十分その辺は御認識あると思っておりますので、それぞれの意見
が違いましょうけども、今までのいきさつを考えながら住民との話し合いもしていた
だければ結構ではないかと思っております。
○原田敬一郎 議員
住民の理解を得られるかということで幸⇒議員
が住民ともっと、説得したり話し合いをしたりというふうに聞こえるんですけども、
町としても責任をもっともっと果たしていかなければ、この前の説明会でも十分な情
報があった上で「どう思いますか」というのは答えられるんですけども、やっぱしま
だまだ情報が足りない。それは、議会も当然、議員もそういうことに努めなければい
けないんでしょうけども、町長がおっし腐サこ)町長、「私が決めることじゃ
ない」。それは当然のことなんですけれども、町としてももっともっと住民側にもっ
と近づいていったような一町の未来のことですから、もっと説得力を持った、住民
の理解を得る努力をしなければいけないと思うんですけども、町長、どうでし
ょう。
○松浦 末利 町長
今まで何回となく住民との折衝もしてまいりました。個々に
も話をしてまいりましたけれども、原田議員もそれで回って住民との話し合いをして
おられると思います。その中でどういう感触を持たれたかわかりませんけれども、議
員は議員なりにやはり住民と話し合ってもらって、率直な意見を私にも聞かせて願え
ればという気持ちでいっぱいでございます。
私は私なりに今までのいきさつを話しながら、今の状態はこうですよというような
ことで話して、御理解をいただくというほかに今の時点ではないという考えでおりま
す。
○原田敬一郎 議員
住民の考えとか理解とか、住民の考えを聞くとか、そ
ういうときに、説明会とか地区懇談会などで気づくんですけども、本当に出席者が少
ない。それは、本当に住民の人たちが参加してそこで話し合いをするような、そうい
った環境が整ってないんだと思うんです。
それはやり方にもよるだろうし、そして住民もそうした町の行政とか住民の生活の
問題とか、で、それは住民のあれだけじゃなくて教育の形態であったり、健全育成の
そういった会議でもそうなんですけども、いつも決まった人、いつも来る人は同じ。
そこからもうここ何十年も抜け出せないでいるんじゃないかと思います。
そして、私たちは住民の意見をとらえるときに、(泉)てはいないとか、行っ
たっちゃ一緒とか、そういったはとんどの参加してない人たちの意見。なぜそうなの
か。そこまでを考えていって、何とか住民とより多くの人に出席してもらいながら、
そしてその中で問題を一つ一つ解決したり、そこで検討をする、
れができてない。それがやっぱしこれからの行政と住民が話し合いをする。そして町
づくりを担っていく。そういう方向性だと思います。それが本当にできていないんじ
やないかと思うんです。
そういう中で、それは愛の町だけじゃなくてはかの合併予定町、みんなそうだと思
うんですけども、その中で果たして大きくなっていけば、ますます住民から遠い行政
になっていくんじゃないか。何度も申しておりますけども、そういうことです。
本当に住民の声を聞く、そういった努力をますます、こういうときだからこそ、き
ちんとこの合併を機会にやっていく。そういうことの考え方も必要ではないか思う
んです。
最後の質問をいたします。
いろいろ、忙しい町長の頭を煙らせるような質問事項をたくさん上げましたけども、
町長には毅然とした態度、そういったものをきちっと示してほしい。そういったこと
がありましてこの質問書をつくったわけです。
市町村合併は、町長が言ってたように相手あってのことであることは十分理解でき
ます。今の愛の町の恵まれた環境から、合併予定町によって貧乏くじを引かされるよ
うな合併は住民が求めていないと思いますし、納得もしないと思うんです。
市町村合併における町長の姿勢を、町民に向かって話すつもりでお聞かせください。
町長は今、合併において、住民に一番何を訴えたいですか。
○松浦 末利 町長
貧乏くじを引かれないような合併にならないようにこの2年間というものは構想を
つくり上げていく段階であります。
今、町民に何を訴えたいかといいますのは、やはり今の情勢から、合併というものを
しながら地方分権推進に向けて、そして足腰の強い市、町というものを皆さんととも
に一緒になってつくり上げなければならないという考えで訴えたいと思っております。
もっともっと住民の参加を得たいという気持ちでいっぱいでございます。
先ほどから「会議を開いても出席者が少ない」と。私も責任がありますけれども、
もっと議員さんにおいても住民の代表ということでそれを大いに、来てもらうような
ことでも説得していただくような、「大事なことだから」ということでもやはり申し
添えていただくようなことがあってもしかるべきではないかという気持ちがあります。
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(有)カラコ産業七福丸 代表取締役社長 原田 敬一郎 〒854-0301 長崎県南高来郡 愛の町甲4593-12 TEL 0957-36-0113 FAX0957-36-1235 E-mail gata414@fsinet.or.jp
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