2001.9.28更新

9月定例議会 一般質問(1)

18日より9月定例議会です。20日が一般質問です。
今回は以下の質問をします。
愛の町の政策課へメールすると町長に届くしくみになっています。


質問の構築 2001.9月定例議会一般質問

◎町づくりの基本理念
 町づくりといえば、どこかに先進地とよばれる規範やモデルがあり、その事例
 に学んでわが町・わが村もそこに近づこうと努力すること。そんな地域づくり
 が主流のようだ。
 はじめに自分たちの町は遅れている、ダメな町だという決めつけからはじまる
 地域づくりが根拠とするところは、例えば人口の減少と過疎化。それを悪と決
 めつけ、その是正のプランを活性化策と勘違いしてしまう。
 活性化策とは、すなわち経済振興策のことであり、それ以外のテーマにはあま
 り力が入らない。
 しかし、町づくりは経済活性化を必ずしも第一義とはみない。
 住んでいる人口が多いからといって優れた人間が多いわけではない。
 人口が少ないからといって不幸な生活を送っているわけではない、という当た
 り前のことに立脚する。
 数字や金、外見を気にし、ダメからの町づくりを主導するのは、たいてい自治
 体側である。これに出来の悪いコンサルタントや学者たちが尻馬にのる。
 そして作られるのが町づくりプラン。希望的観測としての人口増加を前提に策
 定される長期総合計画と公共事業。
 時代の流れと人のなりわいを無視した傲慢な計画がどれほど自治体に借金をも
 たらし、未来への可能性を悪循環の付けにして先送りしてきたことか。
 小さいより大きい方がよい。古いより新しい方がよい。ゆっくりより速い方が
 よい。
 実に単純な未来観測のモノサシの原理原則もイデオロギーもないビジョンを語
 り、住民に押しつける計画を政策というのだろうか。
 住民とは地域特性の環境の中で、人と人の関係に配慮して暮らす人々のことで
 ある。
 その相互関係によって成り立つ場所を地元という。それゆえに、町づくりは徹
 底して当事者に寄り添って行なわれるものでなければならない。
 たとえ専門的な知識がなくても、長年その土地に生きでいれば喜怒哀楽はもち
 ろんのこと、それなりの深い思いと考えを秘めている。
 まずはお茶でも飲みながら、その心のうちに耳を傾けてみること。そこから町
 づくりは始まるのである。
 この町のこれからを考える前に、まずはこの地元をどう生きてきたのか。 
 嬉しかったこと。つらかったこと。悔いること。努力しても果たせなかったた
 くさんのこと。そしてそれはなぜ達成されなかったのか。それをまず受けとめ
 る。
 町づくりとはポッリボツリの会話の積み重ねである。
 お互いの経験をもちよる場をつくることである。
 そうすると、将来のビジョンには寡黙だった人が、この町のこれまでについて
 は饒舌になってくる。そしてそれを語る顔がいきいきとしてくる。
 町づくりとは、その土地を生きた人々から学ぶことを一義とする。
 それは歩きながら、人に会い、話を聞きながら、町の中に物語をさがすことで
 もあった。小さな川、水路、井戸、わき水、ため池、水車、水放み、洗い場、
 水泳ぎ、魚取り、洪水、水不足、水神様……。水をおそれ、水を敬い、水でつ
 ながる人々の、汲めども尽きない物語があふれていた。
 豊かな町はよそのどこかにあるのではなくて、この町が既に内存しているので
 ある。
 環境などという言葉さえなかった時代に、本当に環境を大切にする人々がいた。
 買うことだけにゆだねず、必要なものは自分で作るという生活がしっかりと
 あった。
 「この町にこんな暮らしがあった」それを探し求める姿勢が町づくりの基本姿
  勢である。
 「過去こそが未来なのではないか」とだんだん具体的にNEXTが見えてくる。
 過去が見えない未来のベールを一枚一枚剥いでくれる。
 いくら時代が変わっても町に必要不可欠なものが何なのかおぼろげながらも見
 えてくる。
 過去が今地元に住む人だけでなく、かつてそこに暮らして今は離れている兄弟
 や息子、娘たち、孫や友人、親類にも広がってゆけば、なつかしいふるさとの
 情報が人々をもう一度近づけてくれる。
 町づくりは既に今ある町の未来への通過点であることを忘れてはならない。

 

│  │  │  │ 次のページへ→

 

潟ガタぬかすぞ!ホームページ

古代の土と土水

(有)カラコ産業七福丸 代表取締役社長
愛の町議会議員

原田 敬一郎

〒854-0301 長崎県南高来郡 愛の町甲4593-12

TEL 0957-36-0113 FAX0957-36-1235

E-mail gata414@fsinet.or.jp

 

Published byManateeWebPublishing

電網出版舎まなてぃ