越後屋「お代官樣、これがお約束した山吹色の菓子で御座います。」と、平和な会話が交わされ、善は滅び、悪は栄えるのであった。That's perfect!((C)Bazilさんの「クズビデオ49日」)。
代官 「ほう…見事な菓子ぢゃ。」
越後屋「これで例の件はよしなに…。」
代官 「越後屋、その方も惡ぢゃのう。」
越後屋「いえいえ、お代官樣には及びもつきませぬ。」
代官 「はっはっはっはっは。」
越後屋「ほっほっほっほっほ。」
プレゼントCGだから「山吹色の菓子」を贈っている図を描こうと思った…というわけではなく、以前から暖めていたアイデア(←暖めるなよ)を絵にしてみた。実のところ、私はそれほど時代劇を観ていないのだが(『大岡越前』の再放送を一時期観ていたことがあり、昨年からNHK大河ドラマを大体観ているくらい)、ほりのぶゆき氏のちょんまげもの漫画が好きなので、時代劇には定番の「悪代官&悪徳商人」を描きたくなったのである。
個人的に私が腑に落ちないのは、『コミッカーズ』とか『ぱふ』だとかの「今年度マンガベストテン」の類に、ほりのぶゆき氏や中川いさみ氏の作品が入らないことだ。実に不思議だ(笑)。
まぁ、なんつうか、人気のあるジャンル、特にSFだとかファンタジーなどは、どれも似たようなストーリー・キャラクター・絵柄のものが氾濫していてほとんど全ての作品がパロディ化しちゃってたりするわけだが、それだったら最初っから時代劇の設定を下敷きとしたパロディであることを明確にしていて、器用ではないながらも独自の絵柄で描いている、ほりのぶゆき氏の方が潔いのではないだろうか(←問題発言?)。
それにしても、「惡ぢゃのう。」とは一生に一度は言ってみたい台詞である。あと「しめしめ」(from中川いさみ『クマのプー太郎』)なんかも死ぬまでに一度は口にしたい。
賄賂を贈ったり贈られたりして「悪ぢゃのう」と言って悪人笑いをし、暴利をむさぼっては「しめしめ」とほくそ笑み、その現場を用心棒に化けて潜入していた大岡越前(キャスト:加藤剛)にしっかり見られていて、後日お白州で「即刻入牢申しつけ、後日吟味の上きっと極刑を申しつけるであろう!」とか裁きをくだされ、打ち首にされたあげく首をさらされちゃったりするわけですよ。ああ、なんて完璧な人生ゲームなんだろう。二百年生まれるのが遅かった(笑)。
例によってPainterのウォッシュブラシ。マスク・フローターなどを一切使わず、グラデーションや塗りつぶし(ペンキ缶)なども用いず、ほとんど手描き状態。
Painter5.03J
※このCGイラストおよび文章はフィクションであり、「越後屋」という名称を持つ実在の商店・企業・Web page等とは一切関係ありません(笑)。