ヒトラー総統と同志スターリン。
「IRQイラスト展示会」に出展したイラスト(※この展示会は既に終了)。テーマが「うりふたつ」とのことなので何を描くか大いに迷ったが、こうなった。左右両翼とも、「全体主義」・「独裁者」の本質は同様だということ。少々嫌みな題材であるけれども、他の方々が描かないモノを選んだ。
双方とも写真を参照して描いたが、トレスはしていない。スターリンに抱きついている女の子はブリャート・モンゴル自治共和国指導者の娘。ヒトラーの写真は詳細不明。なお、スターリンと一緒に写っている女の子の父親は後に粛清され、母親も自殺したそうだ。
独裁者・政治家というのはなかなか魅力的なモデルかもしれない。ヒトラーとスターリンは近代西洋の二大独裁者だが、東洋の両横綱、毛沢東と金日成も描いてみたい。しかし両者とも母国ではいまだ神棚から引きずりおろされたというわけではないから、問題になるかも。特に下手に後者を描いたりすると殺されかねない。
恐怖と笑い、ユーモアと風刺がそれぞれ紙一重であるように、「神格化」と「キッチュ」も表裏一体であるようだ。それを強調するための色使いと濃い塗りをしたのだが、いつもながら見る人に不快感を覚えさせる絵になったようだ。それも狙いの一つだが。
Painter4.0J