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現在『週刊少年サンデー』(小学館刊)に連載中の、ゆうきまさみ作『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』より、主人公の久世駿平と渡会ひびき。
俗に「近くて遠いは田舎の道、遠くて近いは男女の仲」などと申します(以下、なぜか落語家口調)。男女の仲の問題は人類共通の関心事でございますから、詩歌小説・マンガアニメの最も基本的なネタとなっております。『じゃじゃグル』においても、競馬と恋愛が二本柱となっているのですが、先頃(99年1月27日)発売された『サンデー』第9号に掲載されたStep 204「嵐の金曜日(その2)」において、大きな動きがありました。ありていに申し上げますと、主人公たちが身も心も一つになった、ということでございますが、この回が、ひびきファン(ひびきストorひーちゃんズ)に与えたショックは大きく、ある者は自ら腹を二つにして果て、ある者は慟哭数日、ついに血を吐くに至ったとのことです(嘘)。
腹を切るだの血を吐くだのいう話は冗談にしても、全ての『じゃじゃグル』ファンは衝撃にしろ何にしろ、なんらかの形で心を動かされたようです。『じゃじゃグル』におきまして、彼らは何の紆余曲折もなく結ばれたわけではございません。そこに至るには、ストーリーの開始から足かけ四年、お互いの心のいき違いやら肉親との葛藤やらを通して一つになったのであり、読者はそれゆえ何ものか感じるものがあったのでございましょう。
しかしながら、Step 204を読んだ側の心理はなかなか複雑なモノがあったように思われるのでございまして、そこには感動・祝福あり羨望・嫉妬あり、人心の奥深さをかいまみた思いがいたします(笑)。そしてかく言う私も、このように絵を描いてしまっているわけでございます。
絵の説明をいたしますと、向かって右側がヒロインの渡会ひびき嬢、左側が久世駿平クンです。ひーちゃん(渡会ひびきの愛称)は、カラー原稿やコミックスの表紙に描かれている姿を見ますと、実は青い(水色)髪をしているのですが、それだと「これは…涙?これは私の心…。私、駿平くんと一つになりたい…」とでも言い出しかねないので変えました(もちろん、エヴァより『じゃじゃグル』の方がずっと先に始まっていました)。それは半分冗談ですが、この絵柄だと青はちょっと非現実的なので栗色(?)にいたしました。
駿平クンが肩に手を回しちゃったりしておりますが、現時点ではいくら結ばれたからと言って、ひーちゃんが人前でこのような狎[な]れた態度を許すはずがありません(Step 206参照)。それゆえこれは「立派に成長して競走馬として活躍するようになったヒコ(馬の名)を眺めている数年後の二人」とでも理解していただければ大変幸いに存じます(爆)。
技術的なことを申し上げますと、メインの二人は、Painterでモノクロ画を描いてPhotoshopのレイヤを利用して着色する、というここ数枚の作品と同じく今年に入ってから始めた画法で、背景はPainterでざっと描いてPhotoshopでボカシやフィルタなどの処理を加えました。左上の『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』のロゴタイトルは、コミックスの表紙のロゴを参考にして作りました。「じゃじゃ馬」と「クルーミン」の部分は既存のフォントを加工し、グの濁点の馬の顔と「UP!」はPainterのシェイプ(ドロー機能)を利用しました。多少フォントが違いますが、御了承下さい。
Painter5.03J+Photoshop5.01+Photoshop4.01J