2002年4月

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4月13日
Comic
愛人 [AI-REN] 1巻〜3巻 / 田中ユタカ 750円
 いや〜,驚きました,まさかこうゆうマンガだとは夢にも思いませんでした。
 表紙の女の子がが可愛らしいこともあって,以前からこのマンガの存在は知っていたのですが,タイトルそのままに若い女の子が「愛人(あいじん)」になってしまうという内容だとばかり思っていたんですよね。そういうわけで,今まで手を出さずにいたんですが,これは大きな間違いでした。
 今回値段が安く売っていたこともあって買ってみたのですが,読み始めてすぐに,自分が何という大きな勘違いをしていたかということに気付かされてしまいました。なんと,これはSF作品ではないですか...そしてまたこれは,近い将来の死を宣告されたヨシズミ・イクルと終末期の患者の精神的な救済を目的とした擬似的な配偶者若しくは恋人のような役割をはたす人造遺伝子人間(通称「愛人【あいれん】」)であるあい切ない愛の物語でもあるのです。
 第1話であいが目を覚ましイクルを見て笑顔を浮かべる場面,そして帰り道二人で海を見ながら「きれいだね」と話す場面から,不覚にも涙がこぼれそうになってしまいました。
 余命いくばくもないイクルとやはり10ヶ月ほどの寿命しかない「愛人【あいれん】」のあいとの生活はこれからどうなるんでしょう?連載されている雑誌(ヤングアニマル)では最終回が近いということですが,はたしてどんな結末を迎えるのでしょう?
 ともあれ,現在4巻まで発売されているということなので,さっそく4巻を購入しなければなりませんね。
 これは,現時点において,今年読んだ中で一番心に染みたマンガです。

4月17日
BOOK
北里マドンナ / 氷室冴子 150円
海がきこえるII アイがあるから / 氷室冴子 590円

 前者は古本,後者は新刊です。作者の氷室冴子はジュニア系の小説や少女マンガの原作を書いている人であり,それゆえあまりというかほとんどその作品を目にすることなく過ごしていたのですが,数年前に暇つぶしのために読んだ『海がきこえる』が,あまりにも私の好みだったために,それ以後とても気になっていた作家です。
 でも,なんちゅ〜か,やっぱりこの手の小説買うのって,HなマンガやGame買うより恥ずかしくて,なかなか買えずにいたんですよね(^^;)。

 前者の『北里マドンナ』は『なぎさボーイ』という人気小説の兄弟編らしいですが,『なぎさボーイ』については未読だし,どんな小説かもわかりません(^^;)。しかし,そういう前知識無しに読んでも十分に面白い小説だと思います。というのも,彼女の描く男子は女性の頭の中だけで作られた「そんなヤツはいない!」という空想(妄想)の産物ではなく,男が読んでもリアリティを感じる存在なんですよね。
 また,文章がべたべたせず簡潔ですっきりしているのも私好みです。どちらかといえば,村上春樹と同じような肌合いを感じますね。
 『海がきこえる』には里伽子という難儀な女の子が登場するのですが,『北里マドンナ』にも修子というこれまた難儀な女の子が登場します。ところが,氷室冴子の筆にかかると,絶対にお付き合いしたくない難儀な女の子がなんとも魅力的な存在になっちゃって....あ〜,こんな女の子なら振り回されてみたい....な〜んて思っちゃうわけです(^^;)。
 それに,主人公の北里君がなんだか他人事に思えないんですよね....って,これも氷室マジックのなせる技なのでしょう。

 『海がきこえるII アイがあるから』は当然のごとく『海がきこえる』の続編です。主人公の杜崎拓の通う大学って,どうみてもこれはわが母校であるところの日芸こと日大芸術学部ですよね。う〜む,なんだかこれだけで親近感を感じちゃうな(^_^)。
 はい,これも面白かったですよ。どうしても続編ってつまらなくなるものが多くて,正直言ってこれを読むのもちょっと不安だったのですが,それは杞憂に終わりました。

 う〜む,今度『海がきこえる』も読み直してみようかな?
 ジブリが作ったアニメの方も気になりますね。まだDVDの方は出ていないようですが(7月発売予定),LDの中古が安かったら,そっちを買ってみようかな?


4月20日
COMIC
愛人 [AI-REN] 4巻 / 田中ユタカ 505円
 というわけで,第4巻を見つけたので買ってきました。前巻以上に壮大で難解ともいえるSF部分が増えるとともにラヴコメ的な部分も切なさを増しています。
 田中ユタカというマンガ家は元々18禁物のマンガを描く人ですから,あいの裸も書きますし,あいとイクルがお互いの身体を触れ合う「かわいがりっこ」の描写も描いています。しかし,そこからはイヤラシサというものはまったく感じることはありません。そこから感じるのは,男女が身体を触れ合うことの根元的な意味,つまり「愛」です。
 この巻では,特に第34話「New World」が良いですね。
 いよいよ次の第5巻で『愛人』は終わりを迎えるわけですが,いったいどういう結末を迎えるのでしょう。夏に発売となるそうですが,今から楽しみ....う〜ん,楽しみとは少し違うな....だって,どう考えても,このストーリーでは所謂ハッピー・エンドには絶対にならないことはわかっていますからね....
KATSU!! 1巻〜2巻 / あだち充 各巻390円
 あだち充の最新作をようやく購入しました。字は違うけれど同じ読み名(「かつき」)を持つ高校1年の里山活樹と水谷香月の恋愛を軸としたボクシング・マンガという,いかにもあだち充らしい内容なのですが,いや,さすがに上手いですね。
 決してお世辞にも斬新な内容とはいえないのですが(主人公は国○ヒロにしか見えん(^^;),それでも,ストーリー,ギャグ,読者サービス(^^;)etc...すべてが一流です。それになんといっても香月ちゃんが格好良くて可愛いのが良い(^_^)。思わず綾香?と思ってしまいました(^^;)....そ〜いやなんとなく制服が似てるような...ってベストだけじゃん(^^;)(^^;)。
CD
空に星があるように / 荒木一郎 2002 1000円
 元祖シンガー・ソング・ライター荒木一郎のヒット曲6曲を収録したCDがDream Price 1000シリーズの1枚として1000円で売っていたため購入しました。
 『空に星があるように』は1966年にヒットした曲ですが,当時小学校3年生だった私もしっかりとおぼえております。個人的には『いとしのマックス』の方が思い入れ強いんですけれどね。
 ただ,このCDで気になるのは裏ジャケットにP1977年と書かれていることです。もしかして,これって再録物?ジャケットの写真も新宿の高層ビルをバックにしているし....。とはいえ,サウンドの方は1970年代後半の音には聞こえないんですけれどね(^^;)。

4月24日
 今日は予定通りに秋葉原まで買い物に行ってきました。一応お目当ての物はあったんですが,思ったよりも収穫は少なかったですね。う〜む,音盤関係はまた別の日に横浜まで買い出しに行って来ようかな?(^^;)
LD
海がきこえる  1993 1880円
 氷室冴子原作の小説をスタジオ・ジブリがアニメ化したものです。これは映画ではなくNTV系列でテレビスペシャルとして放映されたものですが,それでもさすがはジブリ,とても丁寧に作られています。また,原作の雰囲気をまったく壊すことなく,逆に新たな魅力を与えているようにも思えます。東京ではなく高知という古い街並みの残る街を舞台とし,また主人公達の通う高校を古い校舎の残る学校としたことによって,時代を超越した普遍的な青春物語として,世代を越えて楽しむことができるアニメになってますね。いや〜,なんか切なくて良いですよ。しかし,里伽子のような小悪魔的な女の子って難儀だけど,それがまた魅力的だったりするんですよね(^^;)
天地無用!魎 皇鬼Special "お祭り前日の夜" 1993 380円
 「天地無用!」のOAVは見た方が良いよ,という悪魔の囁きが聞こえたので,んでは買ってみようかな....と思ったのですが,最初から一挙に買うのもなんだと思いまして,とりあえずどんな雰囲気であるかを確かめるためにSpeccial盤を買ってみたというわけです。このアニメは見たことがないにも関わらず,何故か登場人物の設定がわかるな...と思ったら,「あずまんが」で「天地無用!」のマンガを読んでいたからなんですね。
天地無用!真夏のイヴ 1997 580円
 これは「天地無用!」の劇場版ですが,これもまた「あずまんが」でネタになってましたね。さすが劇場版だけあって,2枚組というボリュームになってます。DVDだとこの10倍以上の値段がするんでしょうね(^^;)。しかし,いつ見ることができるかな?(^^;)
CD
Dance With Me / Orleans 1975 780円
 ジョン・ホール率いるアメリカン・ロック・バンド,オーリアンズの幻の2ndアルバムといわれる物です。ここに収録されている「ダンス・ウイズ・ミー」はヒットしたものとはヴァージョンが違うらしいのですが,ちょっと聴いた限りでは違いがわかりませんでした(^^;)。昔は「へん,こんな軟弱なサウンドはロックなんかじゃないやい!」と反感を持っていたのですが,今では素直に良いと思いますね。
To Our Children's Children's Children / Moody Blues 1969 1050円
 プログレッシヴ・ポップ・バンド,ムーディ・ブルースの代表作の1枚です。地味だけれど良い曲が多数収録されているアルバムですね。先日インターネット・ラジオからこのアルバムのラスト・ナンバー『Watching And Waiting』が流れてきて,何だか無性に欲しくなっちゃって購入しました(アナログ盤は持ってるんですけれどね)。しかし,次に行った店でプラケース割れの盤が680円で売っているのを見たときにはガッカリしちゃいました(^^;)
Free 'Live' / Free 1971 850円
 そ〜いや,これもまだアナログ盤しか持ってなかったよな....ってんで購入しました。これは間違いなくライヴ・アルバムの名盤の1枚ですね。しかし,これを演奏しているのが18歳から21歳の若者だというのが,とても信じられません(^^;)
Moving / Peter,Paul&Mary 1962 858円
 PPMの2ndアルバムです。このアルバムは『パフ』が収録されていることで有名ですが,私にとっては『虹とともに消えた恋』が収録されているアルバムなんです。この『虹とともに消えた恋』は1966年か1967年に日本で大ヒットしまして,私の記憶にもしっかりと刷り込まれております。当時は意味もわからずに「しゅ〜しゅ〜」歌ってたんですよね(^^;)
Shleep / Robert Wyatt 1997 858円
 先月は1974年に発売された『Rock Bottom』を買ったのだけれど,それから約25年が経つというのに,少しも変わりませんね。いや,この場合変わらないというのは誉め言葉です。彼のサウンドはいつだって時代を超越しているんですよね。あ〜,やっぱり,ロバート・ワイアットの歌声って良いです(^_^)。ちなみにこのアルバムにはブライアン・イーノ,フィル・マンザネラが参加していますが,なんといっても驚いたのはポール・ウェーラーが参加しているってことですね。

4月28日
 4月24日の買い物では,音盤関係で満足のゆく買い物ができなかったので,今日横浜まで買い出しに行ってきました。予算は1万円以下で組んでいたのですが,ちょっと足が出てしまいましたね(^^;)。でも,今回はなかなか良い買い物ができたと思います。
 まずはDisc Waveでお買い物。500円割引券+15%offで5枚合計5000円ちょっとでした。
 お次にレコファンで中古CD3枚と輸入盤CD1枚を購入。内『Heaven』というUKバンドは愚息のお土産リクエストです。
 最後にトイレに寄った(^^;)HMVでレジデンツのコンピ盤を見つけたので購入。というわけで,計10枚のお買い物でした。
CD
Birds Of Fire / Mahavishnu Orchestra 1973
 ゲーム『Lien』で出てきた『火の鳥』とは,このアルバムのことです。John Mclaughlin, Jerry Goodman, Jan Hammer, Billy Cobhamという超一流プレイヤー揃いのバンドであるため,発売当時非常に話題となり,ジャズ・ロックのアルバムとしては異例のヒットとなりました(ML誌の年間人気投票のアルバム・チャートで15位)。今聴いても実に格好いいサウンドだと思いますよ。
Arbeit Macht Frei / Area 1973
 イタリアのプログレ・バンド,アレアのデビュー・アルバムです。バンド名に『International POPular Group』という但し書きがついているとおり,民族音楽的(汎地中海的民族音楽)な部分も感じられるサウンドは,時代を超越しています。いや,これは本当に強力なサウンドですよ。聞き込むほどに良さがわかってくるように思えます。
Freak Show / Residents 1990
 謎の目玉集団レジデンツの同名CD-ROMで演奏されている曲を収録したアルバムです。映像があればもっと楽しめるのかもしれませんが,映像がなくても,その特異なサウンドだけでも楽しめますね。実は,私,今まで何故かレジデンツのアルバムはほとんど持っていなかったので,常々今回のように安く落ちているときに買おうと思っているのですが,これがなかなか安くは落ちてこないんですよね(^^;)。
Roxy Musuc / Roxy Music 1972
 ロキシー・ミュージックの1stアルバムですが,これが何故か今まで持ってなかったんですよね。不思議だ(^^;)。昔はブライアン・フェリーのダンディズム溢れる『アヴァロン』等の後期アルバムが好きだったんですが,最近はグラマラスで猥雑な初期のロキシー・ミュージックの方に魅力を感じます。
Wonsaponatime / John Lennon 1998
 BOXで発売された『Lennon Anthology』からセレクトされたアルバムです。国内盤の中古だけれど,解説書がついていません。だから安かったんだな(^^;)。ジョン・レノン・ファンを自負しながら『Lennon Anthology』を持っていなかったのは,個人的にデモとかアウト・テイクにはあまり興味がないからなんですが(それにつまらなかったらガッカリしちゃうじゃないですか(^^;),それでもこうして聴いてみると,やっぱり良いなぁ〜と思っちゃいます。特にチープ・トリックをバックに歌う『I'm Losing You』は完成版よりもカッコイイと思いますね。う〜ん,やっぱり『Lennon Anthology』買っちゃおうかな?
Queen II / Queen 1974 1050円
 そ〜いや,クイーンもベスト盤しか持ってなかったような気がするな....というわけで,安く落ちていた2ndを拾ってきました。確か日本でクイーン人気に火がついたのはこのアルバムからだったんですよね(ML誌の年間人気投票では新人ながら3位となり,また本アルバムはアルバム・チャートで1位を獲得)。
Sweet Thursday / Sweet Thursday 1969 1350円
 マーク=アーモンドのジョン・マーク,セッション・ピアニストとして名高いニッキー・ホプキンス,キャット・スティーヴンスの片腕として活躍したアラン・デイヴィス等が在籍したことで知られるスウィート・サーズデイの唯一のアルバムです。日本でCD化されたのは今回が初めてで,長い間幻のアルバムと言われていました。実は私も実物を目にするのはこれが初めてです。『嘲笑』という曲はニッキー・ホプキンスとアラン・デイヴィスのスウィート・サーズデイ組が参加している『Mark=Almond '73』に収録されていても不思議ではない曲ですね。
Frantic / Bryan Ferry 2002 1650円
 ブライアン・フェリーの新譜が出ているのを見つけたので購入。Mick Green, Chris Spedding, Robin Trowerといったベテラン勢からRadioheadのJohny Greenwoodといった若手,そして一時期は犬猿の仲と言われたBrian Enoまで録音に参加しています。Mixを担当したのがBob Clearmountainというのもなんだか懐かしいですね。今回のアルバムではBob Dylanの曲を2曲カヴァーしているのですが,そのせいなのでしょうか,フェリーさんはほぼ全曲でハーモニカを吹いています。フェリーさんがハーモニカを吹くのって初めてじゃないかな?基本的なサウンドはここ20年ほとんど変わらないのだけれど,もはやこれは伝統芸なのだからこれで良いのです。
Petting Zoo / Residents 2002 950円
 トイレに寄った(^^;)HMVでレジデンツの初心者用コンピ盤が950円で売っているのを発見したので購入。20曲入りで950円ってぇのはお得だね(^_^)。なんとも摩訶不思議なPOPでクセになりそうなサウンドですね。ただ,70年代の曲が少ないのがちょっと残念かな?

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