2002/12/04
トップをねらえ! Vol.1〜Vol.3   1988 LD
 あのGAINAXの初期アニメとして知られる『トップをねらえ!』のLDです。企画原作脚本が岡田斗司夫,監督が庵野秀明,キャラクター原案が美樹本晴彦...と,今から思えば,実に凄いというか濃ゆいメンバーですね。スタッフの中には貞本氏の名前も見えたし....。
 第1話は,『お姉さま』は出てくるは『コーチ』は出てくるは,鉄下駄履いて階段登っちゃうは等々,まさにパロディーの固まりのような作品で,一部苦笑モノもあったのですが,それが第3話でまさかあんな展開になるとは思いもしませんでした。そして,第4話でそれなりに感動的なエンディングをむかえ,これで終わりかな....と思ったら,なんと続きがあるというじゃないですか....(^^;)。
 はい,買ってきました『Vol.3』。これはもう『Vol.1』とはまったく別物のアニメですね。特にモノクロで作られた最終回『果てし無き,流れのはてに....』のテンションの高さそして,まさかのエンディングからは,後の『エヴァンゲリオン』に通じるものを確かに感じます。
 そういえば,今年大きな話題となったアニメ『ほしのこえ』と『トップをねらえ!』には共通点が多いという話をネット上で見たことがありますが,実際に『トップをねらえ!』を視ると,どちらも『ウラシマ効果』を題材にしたり,ロボットを動かすのが女の子だったり....etc....確かにあるなぁ...と納得してしまいました。
 しかし,確かにオタクによるオタクのためのアニメだよね,これは.... BACK

2002/12/08
究極超人あ〜る   1991 LD
 1980年代後半に少年サンデーに連載されていたマンガのOVAです。当然というかリアルタイムでは読んだ覚えがないのですが(だってマンガを読む大人じゃありませんでしたから(^^;),ネット上でしばしば名前を目にしていたのをたまたま古本屋で見つけて(しかも安かった)買って読んでみたら,これがなかなか面白いじゃありませんか!。特に鳥坂センパイのキャラが良くてね(^_^)。
 さて,本作品ですが,これは「究極超人あ〜る」の番外編として作られたオリジナル・ストーリー物です。といっても原作者であるゆうきまさみ氏自身も制作に関わっているだけあって,OVAに良くありがちな原作から100万年光年離れた物とはなっていません。絵の方も原作に忠実なのが好感持てますね。
 内容的には春風高校光画部恒例の夏の『大撮影旅行』で起こる様々なドタバタを描いたものですが,高校のクラブ活動なのに,何故かOBの方が多いというのが,いかにも春風高校光画部らしいというか....
 声優の方も違和感はなく,鳥坂センパイの「まっかせなさ〜い!」の決め台詞もイメージぴったりです。
 ただ,ストーリー的にはちょっと中だるみする部分もあり,60分くらいに縮めた方がスッキリしたような気がします....というのはあくまでも個人的な感想ですけれどね(^^;) BACK

2003/04/13
東京風景 1965-1970   2003 DVD
 NHKの映像アーカイヴに残されていた映像から1965年から1970年まで(オリンピック終了後から万博まで)の東京の映像を集めた映像集です。当然他の年代の同シリーズも発売されているのですが,今回は私が実際に東京に住んでいた時期(1968年10月から1971年3月まで池袋に住んでいました)の映像が収められているこの巻を買ってみました。
 TVがモノクロからカラーに移行する時代であるだけに,前半はモノクロ,そして後半はカラーという編成になっているのですが,そのカラーの発色も現在のそれとは異なるあの時代ならではのものであり,それがかえって懐かしさのツボを刺激します(といっても,当時我が家は白黒TVだったんですけれどね(^^;)。
 また,簡潔な字幕以外には余計な説明もなく,淡々と映像が流れていくため,最近の過剰な音声や効果を伴った映像には無い,映像そのものの魅力を感じることが出来ます(副音声では泉麻人と町田忍によるフリー・トークが収められていますが,これはこれでなかなか面白いんですけれどね)。
 ただ,BGMがねぇ....もっとどうにかならなかったもんですかねぇ....できることなら当時の音楽をそのまま使った方が良かったと思うんですけれどね。曲によってはまるでギャルゲーのBGMみたいなものもあるのがちょっと笑えます(^^;)。
 個人的には「新宿の風俗,サイケデリックとフーテン族」と「新宿西口広場の"フォークゲリラ"」がやはり一番興味深く見ることが出来ました。ちょっぴり...いや,かなり恥ずかしい世界ですが,あれもまた青春なんですわな。
 しかし,35年前の東京(日本)と現在の東京(日本)とでは,思ったよりは違いは無いのだなぁ....というのが正直な感想です。結局,21世紀になってもネクタイ&スーツが社会人の主流なんですよね。
 変わったものといえば,一番はおしゃべりのスピードです。35年前の会話を聞くと,なんだかとてもゆったりとして聞こえるんですよね。そして,女の子のスタイル。これもまた35年前と比べると,確実に向上してますね。
 そして,この映像に出てくる小学生達は,まさに当時の我々なんです。これを思うと,実に感慨深いものがありますね。 BACK

2003/04/15
マン・オン・ザ・ムーン  2000 DVD
 ジム・キャリー主演のこの映画を見るまで,アンディ・カフマンというアメリカのコメディアンのことは全然知りませんでした。まぁ,彼を有名にしたTV番組『Taxi』や『Suterday Night Live』といった番組を日本では放映していなかったのだから,これも仕方がないことなのかもしれませんが....。それに,彼のネタそのものが日本では受け入れられにくいものばかりですしね....でも,私は好きなんですけれど(^^;)。
 ところで,このDVDに収録されている特典映像を見てもわかるとおり,ジム・キャリーアンディ・カフマンの顔は全然似ていません。なのに,映画の中のジム・キャリーはまさにアンディ・カフマンそのものなんですよね。たとえばアンディを一躍有名にした『マイティ・マウス』も映画を見た後で実物の映像(『Suterday Night Live』)を見たのですが,それを見てジム・キャリーは細部に至るまでアンディ・カフマンになりきっていたのだなぁ....と深く感心してしまいました。
 それにしても,
アンディ・カフマンという人は実に不思議な人だったんですね。そのネタの振幅はとても同一人物とは思えないほどです(実際に別人格のキャラも作ってしまうのですが)。ある意味彼ほどTVの虚像性を知り抜いた人はいないのではないでしょうか?
 もちろん,この映画で描かれたアンディ・カフマンが実像であるとはいえないのかもしれません。史実とは違う部分もあるみたいですしね。それでも,この映画からは監督のミロシュ・フォアマンを初めとしたスタッフのアンディ・カフマンに対する愛情が深く感じられました。
 なお,このDVDにはメイキングや予告編はもちろんのこと,
アンディ・カフマンの実際の映像や音楽を担当したR.E.M.のプロモ映像まで収録されており,これだけでも買う価値はあるといっても,決して大袈裟ではないと思います。 BACK

2003/04/20
ONE〜輝く季節へ〜 第1話「雨の章 茜・詩子」 2001 DVD
 え〜と,あの〜,これのどこが『ONE』なんでしょうか?
 確かに里村茜柚木詩子という少女や折原浩平氷上シュンという名前の人物は出てくるけれど,同じなのは名前だけで,容姿も性格もまったくの別人じゃないですか。
 浩平が軽音楽部だということは知っていたけれど,クラシック・ピアノまで弾けるとは知らなかったぞ(^^;)。それにが絵本を描くためにいつもスケッチ・ブックを持っているなんて....なんだか某「....なの」少女みたいだな(^^;)。
 それに『ONE』の舞台となっているのはちゃんとした商店街もある街なのに,このOAVの舞台となっているのは古い街並みの残る田舎町なんですよね(なんたってボンネット・バスが走ってるくらいですから(^^;)。ということはクレープやワッフルを売っている店なんか無いだろうし....ということは激甘好きというゲーム上でのちゃんのデフォルト設定が,このOAVでは使えないってことなんでしょうか(^^;)?
 しかし,1話の最後まで見ても,話の内容はまったく理解できませんでした。ただ,折原浩平はすでに『えいえんの世界』に旅立った後である設定であるということだけはなんとかわかりましたけどね(^^;)。しかし,ゲームをやたことのある人間が見ても全然理解できないのですから,ゲーム本編をやったことのない人がこのOAVを見ても,それ以上に理解不能でしょうね。全然知らない人が見たら,新手のホラー・アニメだと思うかもしれません(^^;)。
 確かに『えいえんの世界』も『ONE』を形成する大きな要件の一つではあるけれど,それと同時に折原浩平が巻き起こす日常のドタバタ・コメディーもまた『ONE』を形成する要件の一つなんですよね。
 これじゃぁ,ネット上で『地雷』扱いされても仕方ありませんね(^^;)。
 唯一の救いは詩子のブルマー姿かな?(^^;)(^^;) BACK

2003/04/27
天地無用!魎皇鬼 1巻〜6巻 1992〜1993 LD
 昨年(2002年),後半(7巻〜13巻)を買ってその「天地ワールド」の魅力に引き込まれ,劇場版も2本買ってしまったのですが,何故か前半の1巻〜6巻をセットで見つけることができず,先日秋葉原でようやく見つけることができたのです。
 後半のシリーズ(第2集)同様,ギャグありアクションありラヴあり,そしてちょっぴりHなシーン(^^;)もありと,サーヴィス精神てんこ盛りのアニメですから,これが面白くないわけがありません。続きが気になってしまい,結局全6巻を一気に見てしまいました。
 とはいえ,ストーリー的にそんなに面白いか?といえば,実のところそんなでもないんですよね。正直言ってストーリーの面白さで見せるアニメでは無いと断言しちゃいます。
 が,しかしこのアニメに登場するキャラクター(特に女の子達)には他の凡庸のアニメが束になってもかなわない魅力があり,それがこの「天地無用!魎皇鬼」というアニメの一番大きな魅力となっているのです。個人的にはやっぱり魎呼ですねぇ(どうもアニメやゲームではこの手の攻撃力の高い女の子に弱いようです)....というよりも,阿重霞天地を争う時の魎呼が好きなのかもしれません(^^;)。
 そういえば,『天地無用!』って,今ではさほど珍しくはない一人の男の子に複数(3人以上)のヒロインというパターンのアニメとしては先駆的な存在らしいですが,しかしだからといって修羅場になるわけではなく(
阿重霞魎呼のあれは修羅場というよりは本能的な闘いといった方が良いかも(^^;),なんとなくほのぼのとしたムードになってしまうのがまた「天地ワールド」の魅力なのかもしれません。
 しかし,「天地ワールド」において一番魅力に欠けるのは主役であるはずの天地君であるような気がするのは私だけなんでしょうか?(^^;) BACK

2003/06/06
地球防衛軍 1957 LD
 某Hard OffでこのLDを見つけたとき,タイトルもさることながらそのジャケットのあまりの凄さに心奪われてしまいました。なんといっても『怪遊星人』ミステリアンの姿がイカしてるんです....うぷぷぷ....いや,笑ってはいけないと思っても,こりゃぁ笑ってしまいますよ。が,しかし,この映画はお笑い映画ではありません。監督:本多猪四郎,特技監督:円谷英二,音楽:伊福部昭,等あの『ゴジラ』を作ったスタッフによって作られた『驚異の空想科学映画』なのです。
 しかしなぁ,ミステリアンの最初の要求が『(基地から)半径3キロ以内の土地』と『地球の女性との結婚』というのがなんともみみっちくはないですか?これがハリウッド製の映画だったら,最初から目的は地球征服であることを宣言し,世界各地の主要都市を攻撃するシーンでも流れるのでしょうが,この映画でミステリアンとの戦いがあったのは富士山周辺のごく限られた場所だけであり,これじゃぁ地球防衛軍というよりは県立地球防衛軍って感じですよね(^^;)。
 それにしてもやっぱりミステリアンです。あのマスクというかヘルメットは実にインパクトがあります。黄色とかピンクとか青色のマスク(ヘルメット)姿が並んだ様子はまるで●レンジャーかと思ってしまいましたよ(^^;)。あの『スターウォーズ』の帝国軍兵士の姿は,もしかしたらミステリアンからヒントを得ているのでは....なんてことはないですよね(^^;)。
 とまぁ,ツッコミ所,笑い所満載の映画ではありますが,笑いを抜きにしてシリアスな部分でも案外楽しめたのもまた事実です。これは『水爆による人類の危機』『人工衛星打ち上げに伴う宇宙時代の始まり』等あの時代ならではのテーマによって作られた映画なのです。
 それにしても,意味無く入浴シーン(もちろん若い女性)があるあたりは大人の観客を意識しているんでしょうかね? BACK

2003/07/07
機動戦艦ナデシコ 全7巻 1996〜1997 LD

 1996年10月から1997年3月にかけてTV東京で放送されたアニメ(全26話)です。放送当時見ていたわけではありませんが,オタク系ネット・サーフィンをしているとしばしば名前をみかけるアニメであるため,なんとなく気になる存在でした。そんな折り,某Hard Offに箱物上下2セットで落ちているのを発見したため,これも運命と拾ってきたというわけです。
 実際に見てみると,これが予想外に面白い。ギャグありラヴコメあり....そうかと思うとシリアスなシーンありと,見ていてまったく飽きさせません。あれよあれよという間に2日で全26話を見終わってしまいました(おかげで睡眠不足になりましたが (^^;)。
 ストーリーもさることながら,出てくるキャラ出てくるキャラが皆印象深いというのが素晴らしい(ある意味壊れているとも言いますが(^^;)。主要キャラクターはもちろんのことそれ以外でも主役がつとまるキャラが大勢います。大人キャラも一筋縄ではいかない連中ばかりで,それがまたこのアニメの味わいのひとつとなっています。
 このアニメが放送されたのは18時〜18時半という時間帯,つまり子供向けの時間帯なのですが,しかしどう見たって『機動戦艦ナデシコ』は子供向けのアニメではありません。何しろ子供にはわからないネタが多過ぎます。えちいなネタはまぁおいといて(^^;),たとえばマキ・イズミお得意の牧伸二なんて,子供はおろか10代20代の若者だってわからない人が多いのではないでしょうか?また,細かいところでは木連の艦長秋山源八郎は日本海海戦の名参謀秋山真之が元ネタであるなんて,ある程度以上歴史または軍事が好きな人でなければわからないでしょうしね....(^^;)
 他にも『ゲキガンガー』を含むアニメネタを含め様々なオタクネタがいっぱいつまっており,つまり『機動戦艦ナデシコ』はオタクによるオタクのためのアニメであると言えるでしょう。それ故オタク的ネタを楽しめる人には非常に楽しめるアニメであるが,そうでない人にはそれほど楽しめないアニメであるのかもしれません。
 そして,様々な謎(アイちゃんが残したプレートの謎等)残されたまま,しかも木連との戦争が終結しないまま『機動戦艦ナデシコ』はエンディングを迎えてしまいます。そういう点では不親切なシナリオであるといえるかもしれません。しかし,「ナデシコの活躍で戦争は終わりました,メデタシメデタシというエンディング」だったら,逆に『機動戦艦ナデシコ』のエンディングとしてはふさわしくないと思いますね。
 そういえば,麻宮騎亜のコミックだとこの後かなりシリアスな内容になっていったように記憶するのですが.....もっとも,肝心のコミックはすでに売ってしまった後なので確かめることはできません(^^;)。

 買ってから2回全巻を見たのですが,まだまだ探せば色々なネタが転がっていそうです。そういう意味でも何回見ても楽しめる作品といえますね。
 さて,今度は『劇場版』を見つけてこようかな? BACK


2003/09/17
座頭市 2003 Movie
 もちろん,勝新太郎のオリジナルではなくて,北野武監督主演によるリメイク版の方です。
 先にうちの愚息が友達と見に行って「今まで見た映画の中で一番面白かったかもしれない」と興奮気味に話したときには,「何を大袈裟なことを言ってるんだ」と思っていたんですが,実際に見てみたら,いや,確かにこれは面白いですよ。何よりもエンターテイメントとして良くできています。時代劇でありながら全世界に通じる普遍性をもっているんですよね。これならベネチアの映画祭で観客から大ウケしたというのも素直に頷けます。
 金髪の座頭市というのも最近のタケシの姿を見慣れてしまったせいか,少しも違和感を感じませんでしたし,またその凄味も元祖座頭市にひけをとりません。そして,殺陣の方も本格的でまったく不自然さを感じさせません。タケシ本人は昔フランス座で鍛えられたとインタビュー等で答えていますが,実際はそれだけでなく,かなり本格的なレッスンを受けたんでしょうね。いや,本当に強そうです。
 北野映画の特色のひとつである暴力シーンは時代劇であるだけにかなり過激です。吹き出る血の量も半端ではありません。だからでしょうか,普通の時代劇とは違って切られたら本当に痛そうなんですよね。これならR-15指定ってのも当然かもしれません。
 しかし,その一方でお笑いにも力を入れてるのが,タケシらしいですね。特にガダルカナル・タカが実に良い味を出しています。剣術の稽古のシーンなんか,大昔からある古典的パターンなんですが,それでも笑わされてしまいました。
 そして,この映画で忘れてならないのが音楽の素晴らしさです。今回は久石譲ではなく,ムーンライダーズの鈴木慶一が担当しているのですが,あのリズムに対するこだわりは鈴木慶一でなければなしえなかったのではないでしょうか。特に圧巻なのがラストのタップ・ダンスをメインにした群舞のシーンで流れる音楽です。ケチャや琉球音楽その他色々な音楽をミックスしたアジア的ダンス・ミュージックは,その凄まじいまでのパワーで聴く者を圧倒します。最後,全員(もちろん市は別ですけど)が踊るシーンでは何故かわからないけれど感動で涙が出そうになってしまいました。
 そして,エンディング....まさか,あんなオチをつけるとはねぇ....いやもうこれは,さすがタケシ!としか言いようがありません。(^^;)。 BACK