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最初は,何てふざけたタイトルだ!と思いました。
そりゃそうでしょ,だって『あずまんが』だけでも,おいおい,なのに『大王』までついちゃうんだよ....こりゃどう見てもマトモじゃないでしょ。それでも買ってしまったのは,何といってもカバーに描かれた女の子達が可愛かったから,そしてそれ以上にその絵柄から『To Heart』の香りを感じたからなんです。
この感覚は間違いではありませんでした。何故なら作者のあずまきよひこ氏は『To Heart』のアンソロジー本にもマンガを描いていた人だったのです(「To Heart アンソロジー+α」等)
そして,そこに描かれたTo Heartのキャラとあずまんが大王のキャラがかなり被っているんですよね(マルチ-->>ちよちゃん,来栖川芹香-->>大阪)。また,他にも保科智子-->>よみ,長岡志保-->>とも,あたりもキャラが被っています(でも榊は『kanon』の舞,神楽は『痕』の梓じゃないかな?)。
しかしながら,被っているのはあくまでもほんの一部であり,登場人物はそれぞれ「頭が良くて可愛いちよちゃん,沈着冷静なよみ,異常にテンションの高いとも,天然ボケの大阪(本名が春日歩だってことを覚えてますか?(^^;))見た目は少し怖いけれど乙女心の持ち主である榊」等々それぞれが主役になれるくらいに個性豊かな者ばかりです。もちろん,にゃもとゆかりの両先生も素敵ですし(^^;),また木村先生という超強力なキャラクターの持ち主もいます(果たして眼鏡を取ったらどんな顔なんでしょう?)。基本的には4コマ・マンガの形式を取りながらも,「起承転結」の形式にはとらわれず,3コマ目でオチをつけたり,また場合によってはオチすらないこともあるのですが,それでいながら少しも奇矯な感じはせず,極めて自然な流れを感じるのです。
そして,内容に関していえば,これはもう完全にあずまきよひこ氏のオリジナル世界です。
ごく普通の学園生活を描いていながらも,その世界はどこか少しズレており,そしてそのズレがこのマンガの奇妙な魅力となっているのです。
まさに第2巻の帯に書かれている『かなりいい加減なスケールでおくる超本格的・女の子エンターテイメント』そのもののマンガですね。何度読み返しても楽しめるマンガです。
2001/05/16