1978年7月

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7月2日(日)

 ふっきれた気分だ。
 胸の中にあったモヤモヤがさぁ〜っと音をたてて消えちまった(注1)
 ようやくふっきれたんだ。
 俺は大丈夫だ。きっと立ち直れる(注2)
 今夜は久しぶりに眠りたくないような夜を過ごしている。
 ところで,今日は7:00PM〜9:00PM,ノータリンギャングの練習があった。
 これは8日にあるダンパのお仕事のためだ(注3)
 R&Rは最高だ!とにかく最高だ!。
 プレイしていると身体中の血液が逆流しそうになるくらいに良いんだ(注4)
 p.s.明日はJimの7回目の命日(注5)

(注1)「胸の中にあったモヤモヤ」ってのは女の子と別れた後遺症だったんですが....そんなに辛いなら別れなければ良かったのに....なんてことは後になってから言えることなんですよね(^^;)。
(注2)結果としてこれは一時の錯覚にしか過ぎませんでした(^^;)。
(注3)Tamotu氏経由のダンパ仕事だと記憶しますが,どこで演奏したのかは覚えていません(^^;)
(注4)シンプルな音楽ほど演奏しているとある種のトランス状態になることがあるんですよね。これがあるから楽器の演奏はやめられないんですよ....(^^;)。
(注5)『Jim』とはドアーズのジム・モリソンのことです。彼は1971年の7月3日にパリで謎の死をとげました。
7月4日(火)

 なんかもう梅雨が明けたという感じで,とにかく暑い,うだる(注1)
 しかし,まったく,ど〜しよ,
 昨日今日と保健と仏3αを休んじまった(注2)
 いいのかなぁ,こんなにぽろぽろ休んじゃって....(注3)
 日曜日以来,俺は落ち着いている。
 あの孤独感が,今じゃ嘘みたいに消えちまっている(注4)
 本当に落ち着いて穏やかな気分だよ。

(注1)何しろアパートにはエアコンは当然として扇風機さえもありませんでしたからね。
(注2)大学に入ってすっかりサボリ癖がついてしまいました。私みたいに根っからのグータラ人間は強制力がないと絶対にサボリモードに入ってしまうんですよねぇ(^^;)。
(注3)いいわけないって....少なくとも学費払ってくれていた両親は私がこんな状態だとは想像もしてなかったでしょうね。
(注4)基本的にはあまり孤独感というものを感じない人間なんですけどね....まぁそれだけに辛かったのかもしれませんが...
7月6日(木)

 いやぁ,暑い!
 梅雨も明けちまって,もう真夏!(注1)
 海へ行きてぇなぁ,ほんとに。
 それにしても,疲れたでぇ〜,こんな暑い日に体育なんぞやるなんて(注2)
 いいかげんにしてくれよぉ,先生様よぉ。
 これじゃぁ,わしら百姓は死ぬしかねぇでや!
 しっかし,来週もあるなんて,あったまくるなぁ。
 それにしても,なんかおもろいことないかなぁ。
 なによりも女が欲し〜よぉ!(注3)
 別にSEX的なもんがなくても別にええのだよね。
 ただなんとなくね,あこがれちゃうんだよね。
 ところが,俺ときたら,女の子に対してはてんで意気地がないんだよな(注4)
 不思議と内気になってしまうんだ。
 冗談は言えるけれど,告白するなんてことは絶対にできない(注5)
 Ah〜,良くない傾向だよなぁ。
 今のところ惚れた娘はいないのだけれど,
 誰かいないかなぁって,思っているんだ。
 誰でもいいから,俺を好きになってくれる娘なら,喜んで付き合っちゃうんだけれど....
 ダメだダメだ,これじゃぁ今までのパターンと同じじゃないか!
 俺って自分から女の子に告白したことのない男だし(注6)
 女の子と付き合っているときはその娘よりも他の娘のことを好きになっちまうし,
 で,その娘のことが好きだと気づくのは,いつもその娘が俺から離れてしまってからなんだ(注7)
 良くない傾向だよなぁ。
 女の子の心を傷つけて,そして結局自分自身の心も傷つけてしまうんだ。

(注1)この年(1978年)はずいぶんと梅雨明けが早かったんですね。
(注2)本当は去年のうちにとれた課目なのに,出席日数が足りなくて単位落としてしまったんですよね。
(注3)魂の叫びです!
(注4)いや,冗談じゃなくて,女の子に対してはからっきし意気地がなかったんですよ。もっと積極的な性格だったら,きっと今とは違った人生を歩んでいたのかもしれませんね。
(注5)冗談言って笑わせることは全然平気なんですが,くどくということがとてつもなく恥ずかしくて全然できなかったんです。
(注6)当然結婚するまで何人もの女の子と付き合ってきましたが,自分から告白したことって一度も無いんですよね(^^;)。それができていたら,もっとウハウハの人生を送ることができたのに.....(^^;)(^^;)。
(注7)見事にこのパターンの繰り返しでした。後悔しながらも,結局同じことを繰り返してしまったんですよね(^^;)。
7月11日(火)

 わあひ!今日はちょっとばかりゆ〜ふくなのよね。
 何故かってぇと,8日(土)のダンパのギャラ1万円(注1)が入ったからですよ。
 でも,それも今週の生活費その他で消えてしまう運命なんだけれどね(注2)
 ほんと,金はいくらあっても足りないね。
 残念なのは昨日の保健のテストを受けられなかったこと(注3)
 原因はわからないけれど体調を崩しちゃってね(注4)
 昨日は一日中しんどかった。
 でも,今日はもう大丈夫。なんとか普通の状態になれたよ。
 Ah〜,これからクラブもないし,ど〜やって毎日を過ごそうかな?(注5)
 そいから,バイトもどげんしやうかな?
 仕事があるようなら,また三共ソービにお願いしやうかな。
 できたら,それが一番いいんだよね。あそこなら融通がきくしさ(注6)
 Ah〜,金欲しいな!!

(注1)数時間演奏しただけで1万円というのは,当時としてもなかなか良い金額だったと思います。
(注2)当時は1万円あれば楽に1週間過ごせたんですよね。
(注3)これで2年連続落とすことになるわけです(^^;)。
(注4)これは今でも時々あるんですよね。難儀な身体です(^^;)。
(注5)毎日がクラブ中心の生活でしたからね。それがないと生活のパターンそのものが大きく変わってしまうんです。
(注6)クラブやっていると,毎日バイトができるわけではないので,ある程度自分の都合で仕事ができる所じゃないとダメだったんですよね。もちろんそんな都合の良い所はそんなにあるわけがありません(^^;)。
7月14日(金)

 Wao〜,最後の試験も終わり,いよいよ夏休み!(注1)
 結局バイトは三共ソービ(注2)でやることに決定。
 さっそく日曜日には仕事が入る予定。
 試験は....う〜ん,両方とも60点はとれたんじゃないのかな?
 そんなもんでいいのさ...う〜ん,いいんだよ。
 そいでもって,17日から19日にかけて二泊三日の2年研(注3)
 今からどんなバカやらかそうかと考えておるのだよ。
 そ〜いや,今日,久しぶりにレコードを買った。
 Mark-Almondの『Rising』(注4)....なんと500円!
 The Electric Flagの『Long Time Comin'』(注5)....980円!(注6)
 なんといっても,Mark-Almondはデカイ収穫だね。
 ほんと,好みで....良いなぁ〜。
 いっぺんで好きになってしまいましたですよ。

(注1)『夏休み』....いや〜ずいぶんと遠い響きになってしまったなぁ....1ヶ月以上も休みがあるなんて,今じゃ信じられない遠い世界の出来事みたいだもんなぁ....
(注2)ここには大学時代,ほんと〜にお世話になりました。特に3年でクラブを引退してからはバイトとバンドの生活でしたからね。
(注3)文化系のクラブの次期執行部予定の部員達が集まって懇親を深めつつ今後の『文連』(文化系クラブの連合)について話し合うというイベントです。でも,どこでやったのか全然覚えていないんですよね(^^;)。
(注4)イギリス出身のJon Marと Danny Almondが中心となって結成されたバンドの3rdアルバムです(1972年発売)。当時の言葉で言えばクロスオーバーもしくはフュージョン系のバンドなのですが,そのいかにもイギリスらしい佇まいがとても好きだったんですよね。いやもちろん今でも好きですけれど....
(注5)Mike BloomfieldやBuddy Miles等が在籍していたアメリカのバンドのデビュー・アルバム(1968年発売)。ブルースの枠を越えたアメリカン・ロックを聴かせてくれる名盤です。
(注6)どちらも中古盤ではなく,ジャケットの一部をカットしてある,所謂カット盤ってやつです。
7月16日(日)

 今日は埼玉の志木くんだりまで出かけて,おそーじオジチャン!
 なんか知らんけれど,疲れるのよねぇ,このバイト(注2)
 そのうえ,帰りにアクシデントまで起きちゃうし....
 さぁ,帰ろうと車が出たとたんにパンク。
 しかも,車に工具が積んでないときた。
 だもんで,迎えの車が来るまで待つはめになったわけだけれど,
 俺としては,明日の準備もあるので,一刻も早く帰りたい気分(注3)
 というわけで,俺だけ東武東上線で帰ってきたというわけ(注4)
 さて,明日からいよいよ二年研。
 どんな騒ぎになることやら....

(注1)確か志木にあるダイエーの掃除だったと記憶します。ここにはこの後も何度かお掃除のバイトに行ってます。
(注2)まぁ,単に体を動かして働くのが好きではないだけなんですけれどね。
(注3)単に協調性がないだけという話も....
(注4)もちろん,電車代は自分持ちです。
7月20日(木)

 月曜日から昨日の水曜日まで2年研に行ってきたわけだけれど,
 色々とバカやりましたよ。
 一座を引き連れての恐怖の『せんずりショー』&『尺八ショー』(注1)
 それからオブザーバー(注2)の部屋でのストリップショー(注3)
 とにかく,軽音にアホあり!軽音にえねまあり!(注4)
 というくらいには有名になっちまったろうよ。
 2年研で同じ班だったのは,男は
 チーフでB.D.C(注5)のYamada,絵画のHasihoo,長唄のYomoda,殺陣のKurusu,ミュー研(注6)のTanaka,そいでもって,俺。
 女の子は
 フォークのOgisima(注7),広研(注8)のKemi,同じく広研のkaoriちゃん。
 kaoriちゃんが良いんだよなぁ....
 特に美人ってわけでもないし,ちょっぴり太めなんだけれど,
 それでも...う〜ん,なんとなく良いんだよね。
 ちょっぴり惚れましたね(注9)

(注1)もちろん本当にやったわけじゃありません。真似事ですよ,真似事......とはいえ,この馬鹿げたことを各部屋廻ってやってたんだから,絶対にまともではないよなぁ(^^;)。
(注2)各部の代表(3年生中心)がオブザーバーとして参加していたのです。
(注3)これももちろん真似事です.....いや,脱いだことは脱いだんですけれどね(^^;)。
(注4)もちろん,本当の日記には「えねま」じゃなくて本名を書いてあります。
(注5)はて,何のクラブなんだろう?(^^;)
(注6)ミュータント研究会じゃなくてミュージカル研究会です。
(注7)軽音の他にフォーク・ソング部もあったけれど,ほとんど交流はありませんでした。
(注8)広告研究会ですね。ここは可愛い娘が多かったんですよね。
(注9)といって,何かアプローチしたかといえば,結局何もしなかったんですよね。この根性無しめ!
7月22日(土)

 う〜ん,残念だなぁ
 Tamotu氏のバックをやる話がぽしゃっちゃってさ(注1)
 でも,びっくりしたね。
 まさか,あの人にBassを弾いてくれって言われるたぁ夢にも思わんかったからね。
 今回は残念ながらぽしゃちゃったけれど,少なくとも俺のBassがTamotu氏から認められていることがわかったんだから...うん,まぁいいさ(注2)
 ここらへんでひとつ本腰を入れてみようかな....(注3)
 大バクチだね。
 人生の分岐点。
 平凡な勤め人の人生を歩むか....
 それとも,たとえ食えなくても音楽で生きていくか....
 考えちまうよね....ほんとに....(注4)
 By the way
 木曜日にMark-Almondの『Mark-Almond』(注5)
 金曜日にStranglersの『Black And White』(注6)
 と,2枚続けてアルバム買っちまった。
 ぜーたくやのう!
 でも,どちらもまぁまぁ気に入っているのですだよ。

(注1)何のLiveだったのか忘れてしまったけれどバックでベース弾いてくれって言われたんですよね。当時の私にとってTamotu氏は軽音の先輩というだけではなく雲の上の人的存在でしたから,この話があったときには吃驚しちゃいました。
(注2)この後Tamotu氏がレコード・デビューしてから何度かLiveでベースを弾いたりしていました。そして1980年に切狂言を結成する際に正式にメンバーとして誘われたのです。
(注3)尊敬している人から認められていると思うと,不思議と自信が湧いてくるんですよね。
(注4)最終的には前者を選んだのはご存じのとおりですが(^^;),しかし,当時真剣に考えたこともまた事実なのです。
(注5)イギリスの真の意味でのAORバンドMark-Almondのデビュー・アルバム。1970年発売。
(注6)現在も現役で活動を続けるイギリスのバンドStranglersの3rdアルバム。1978年発売。解説はこちらをどうそ。
7月25日(火)

 昨日から実家に帰ってきている。
 明日行われる法事のためだ(注1)
 俺だけじゃなく,親戚一同がこの家に来ている。
 だから,けっこう騒がしくて....
 Aya一人でもうるさいのに(注2)
 猫のTom(注3)がそれに輪をかけるように忙しい奴なんだ。
 そういえば,今うちには犬もいて
 ゴローって名前で,一応血統書付きのコリーなんだけれど(注4)
 なんかモサーってしてるのだよね。
 うん,なんとなく先代のゴロー(注5)にも感じが似ているね。

(注1)2年前に亡くなった祖父の法事があったのです。そ〜いえば,この夏はまだ墓参りしてないな....近い内に行かなくちゃ(^^;)。
(注2)このうるさかった子供が,今ではすっかり一人前の社会人なんだから....時の流れって早いですねぇ....
(注3)雑種の拾い猫ですが,こいつがなかなか暴れんぼうでね(^^;)。名前の由来はもちろん『トムとジェリー』のトムです。
(注4)なんだか猫よりも影が薄い犬でね(実際猫のTomにいじめられてたっけ(^^;)。結局実家が引っ越すときどこかにもらわれて行きました。不憫なやつです(^^;)。
(注5)親戚の家で飼っていた秋田犬ですが,うちでも一時期預かっていました。
7月28日(金)

 今日はHiroと水戸までお散歩に行く。
 なんとまぁ〜,喫茶店代をおごったうえに,
 レコード(もちLP)まで買ってやったのです(注1)
 散財,散財!
 女の子にもそんなにおごったことないっちゅうのにさぁ....(注2)
 ところで,本当は明日帰る予定だったんだけれど,(注3)
 なんとなく今月いっぱいはこっちにいるみたいですね。
 今月いっぱいといっても,2日延びるだけだけれど...
 やっぱり,向こうの方がいいんだよね。

(注1)う〜ん,兄貴ぶりたがったんでしょうかねぇ....もったいない話です....って,おごられた本人はきっと忘れてるんだろうな(^^;)。
(注2)確かにケチだったことは認めますが,基本的に金がなかったのもまた事実なんです...いや,ほんとに(^^;)。
(注3)この頃になると,すっかり「実家には『行く』」「アパートには『帰る』」って発想になっていました。

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