[脳下垂体腫瘍] Pituitary adenoma
●この病気の特徴については、次のような症状があるようです。
以下、「埼玉医科大学医学部脳神経外科 藤巻高光のホームページ」より参照。
脳下垂体は、脳のしたにぶら下がるように出来ている組織で、体のホルモン調節
の中枢です。前葉、後葉からなり、体の主なホルモンの調節は前葉が行っています。
代表的なホルモンとしては、甲状腺刺激ホルモン(甲状腺から甲状腺ホルモンが
出るのを調節)、副腎皮質刺激ホルモン(腎臓の上にある副腎からストレスなどに
対処する副腎皮質ホルモンが出るのを調節)や乳汁分泌ホルモンであるプロラクチン、
成長ホルモン、性腺刺激ホルモン(LHやFSH)などです。脳下垂体に出来る腫瘍は、
この前葉のホルモンを出す細胞から出来る場合が多く、その大部分が良性腫瘍です。
この腫瘍による症状としては、腫瘍があるため周囲の脳や神経を圧迫して症状を出す
場合と、腫瘍からホルモンが過剰に出されるための症状とがあります。脳下垂体の
すぐ近くにある視神経を腫瘍が圧迫すると視神経が圧迫されて視力や視野(ものの
見える範囲)の障害がでます。視野障害は視野の両側の外側が見えなくなるのが
特徴的です。(両耳側半盲と言います)ホルモンの過剰症状としては、成長ホルモン
過剰による末端肥大症や巨人症、プロラクチン過剰による不妊や生理不順、
副腎皮質刺激ホルモン過剰によるクッシング病(肥満、高血圧、糖尿病などを伴う
病気)などが有名です。