2010年富士登山記録

 さて今回も金曜日に仕事が終わった後、新幹線に飛び乗り、東京駅でレンタカーを借りて途中仮眠を取って土曜の朝から日帰りで登るという、日帰り富士登山プランだ。


 というわけで今回も、最初がもっとも時間の余裕がないプランだ(^^;)。幸い今回も職場の人の協力もあって、無事にくりこま高原発6時50分の便に乗ることが出来た。この便に乗り遅れると、八重洲口地下駐車場のトヨタレンタカーの営業時間に間に合わなくなってしまう=最初から失敗確定となってしまう(^^;)。

 東京行きの新幹線となるとビールを飲みながら・・・が定番になるけど、東京駅からレンタカーになるのでここはキリンフリーで我慢。

 レンタカーの営業所の場所はさすがに2回目だから迷うことはなかったけど・・・この辺っていつも改装工事やってるよね?。仕切とかのせいで、以外と印象が違っていてちょっと戸惑った(^^;)。まあ借りる手続き自体はスムーズに終了。2回目だから駐車場への入り方の注意点とかはすっ飛ばせたし。

 さて今回借りたのは『iQ』。超小型のリッターカーだ。ヨーロッパの税制軽減規格に合わせて作られており、全長が・・・3メートルしかない。横から見ると、冗談みたいに短い(笑)。そのため、後部座席がすっげー狭く・・・トランクが『無い』(笑)。トランクのスペースは後部座席を倒して作り出すことになるんだけど、それでもボストンバック1個分程度のスペースしかなかった。もちろん今回私一人しか運転しないからこれでも全然問題ない。普段乗りで買うのはさすがにためらわれるけど(荷物詰めないのは致命的だよなあ・・・折りたたみ自転車ももちろん積めない)、こういう『面白そうだから一度は運転してみたい車』を体験するにはレンタカーは最適だよね。

 さていよいよ出発の前に・・・前回はカーナビの設定をいい加減にやってしまったため、いきなり首都高の渋滞に捕まってえらい目にあったという教訓を踏まえ、しっかりルート設定を行った。また、外部オーディオが使用できるというのも去年確認済みなので、持参してきたオーディオケーブルとMP3プレイヤーをカーナビに接続。3.5ミリAUX端子が有るのでそれに挿すだけだ。オーディオのボタンを押してAUX入力を選択すれば準備完了。なお余談だけど、どの営業所でもあるというわけじゃないみたいだけど、トヨタレンタカーではオーディオケーブルの貸し出しも行っている模様。まあ数に限りがあるみたいなので、基本は自分で用意した方が無難だろう。

 前置きが長くなったけど出発・・・やはり東京駅周辺から渋滞の洗礼を受けた(^^;)。しかもここから東名にはいるなら、霞ヶ関インターから入ればすぐに東名だから楽なんじゃないかと踏んで、そこ経由でルート設定したんだけど・・・どうやら北出入口と南出入口を間違えたらしく(南出入口が正解)、逆に最も遠いインターから入ることになり・・・時計回りに環状線を一周させられてしまった(笑)。やはり田舎物には首都高は鬼門だわ。

 しかも、東名に入ってからも・・・渋谷周辺から大渋滞に捕まってしまい、2時間以上をロスしてしまった。当然今回こそと予定していた足柄SAの温泉(あしがら湯)にも間に合わなくなり・・・つーか、仮眠予定の足柄SAまで行こうとすると、深夜一時とかになって明らかに仮眠時間が短くなってしまう・・・というか、もう眠い!(^^;)。

 しょうがないので、海老名SAに車を停め、そこで仮眠を取ることにしたのだった。当然アイマスクと耳栓は付けてね。深夜でも週末だから海老名はかなり混んでいたから、無いとまず寝れないだろう。

 翌朝4時、バイブに設定してあった携帯のアラームで目が覚めた。今回はトラベル枕(空気で脹らませるU字型の枕)を持ってきて頭の下に引いたので、車のシートでもしっかり寝ることが出来た。

 海老名SAには吉野家が入っているので、そこで朝食。朝定食は5時からなので、豚丼卵付きで。でも朝から豚丼はちょっと量が多かったかな?(^^;)。

 そして4時半出発。道路上に落下物で渋滞なんて表示もあったけど、幸い御殿場までは渋滞は伸びていなかったのでスムーズに到着。東名だと正面に富士山が見えてくるのがいいよね。朝日に輝く富士山に、今回はかなり天気が良さそうな予感がしてくる。

 御殿場からは県道23号線(富士山スカイライン)を飛ばしていく。この道路もほぼ正面に富士山が見えるようになっており、殆ど雲がかかっていない富士山に、これからここを登るのか・・・とテンションがあがってくる(^^)。さすが表口登山道なだけあって富士宮口の方がいかにも『富士登山』という感じがするなあ。

 そして5時40分頃、富士宮口登山道シャトルバスの発着場である『水ヶ塚』へ到着。そう今回も、マイカー規制期間中の登山だから麓に車を置いてシャトルバスで5合目へ・・・というプランになる。今回も途中でご来光を見れないことになるけど、規制期間中は逆に登る人が減って(めんどくさそうという理由で避ける人が多い)楽になるという隠れたメリットもあったりするんだなこれが。

 駐車場はさすが早朝の高地なだけあってかなり寒かった(^^;)。あわてて登山用の長袖に着替え、トイレを済ませて(ここには公共トイレがある)シャトルバスの列へ。当然ここでもシャトルバス待ちの行列が出来ていたけど、前述の通り実はそんなに登山者が居なかったのと、シャトルバスの運行が早い関係で6時半には乗ることが出来た。

 ああその前に、車を離れる際は荷物チェックを念入りに行った。車で寝てすぐ来る関係で、意外なほど忘れ物をしやすいんだよね(^^;)。去年は携帯電話とかを車内に忘れてしまったし(が、下山後車に戻ってみると・・・)。

 そして超つづら折りの道路をバスに揺られて5合目へ。この駐車場まででも結構上がってきたけれど、更に上の方まで車で行けるわけだ。下から見ると、あーんな所にまで道路を通す執念のすごさに驚かされる。

 また、写真で見るとそのつづら折りの痕跡(自然破壊)がしっかりと・・・人間の業というか、なんというか、コメントに困るねえ。まあおかげで相当上まで車で来れて、楽をすることが出来るわけだけど(^^;)。

 5合目には7時頃到着。河口湖口の5合目はモロに観光地でレストハウスが乱立しているけど、こちらはシンプルな建物が1件のみ。公営の建物とかなのかな?。売店で金剛杖を買い込み、日焼け止めをしっかり塗って出発。あ、ちなみに天気は朝の読み通りほぼ快晴という絶好の天気だった。駿河湾や伊豆半島、建設中の第二東名等もはっきり見えた。ここから山頂までほぼこのアングルで高度だけ変わっていくという感じだったけど、それだけに登っているという実感が感じられて、景色としてもかなり良かったと思う。

 さて出発して・・・実は5合目から6合目はあっという間に着く。ややキツイ坂道を上っていくと、すぐに6合目の山小屋に到着する。
 そして6合目からは・・・実は山頂まで一気に見通すことが出来る。そして今日は最高の登山日和だから、山頂まではっきりと見えて・・・げんなり(^^;)。いや、距離は大した問題ではない。マイペースでコツコツ登っていけば大丈夫というのはいつもの通りだ。


左側のすこしくぼんでいるところが山頂。

 それよりも・・・目の前から頂上までずーっと岩場っぽい登山道に見えるんですがー?(^^;)。6合目からいきなり岩場なんてどういう登山道だ!(笑)。

 基本的に私は岩場が苦手だ(^^;)。マイペースで登っているリズムをいきなり乱されるのが嫌というのが一番の理由。キツイ段差が来ると、越えるだけで足を止めて呼吸を整えなきゃならなくなるし・・・。

 というわけで、6合目から四苦八苦しつつ登っていったのだった(^^;)。さすがに全部岩場というわけじゃなかったけど、それでも砂礫道の割合は半分以下だったと思う。斜度も河口湖口とかに比べてかなり急で、こりゃ確かに歩く距離が一番短い登山道になるわけだわ(^^;)。健脚ならかなりのスピードで上り下りできるだろうけど、運動不足の一般人だと返って遅くなりそうな気がする。

 あと、基本的に道が狭いのと、登山道と下山道が共用なのも難点だなあ。当然かち合ってあちこちで渋滞・・・。これだと下山ペースを速めるという方法も使えなさそうだ。


(高度が徐々に変わっていってるの・・・わかるかなー?(^^;)。

 それでもなんとかどんどん登っていく。岩場が多くても、基本はやはりマイペースでこつこつと。7合目が何度も出てきてゲンナリしたりもしたけど(^^;)、8合目9合目と刻んでいき・・・14時30分に山頂へ!(^^)。・・・結局7時間半か・・・河口湖口と殆ど変わってないなあ(^^;)。やはり斜度がキツイのと、岩場が多い点が私には合わないようだ。

 ただやはり、昼間登山は楽だ(^^)。今回も高山病の症状は一切出なかったし、焼き印も楽にコンプリートすることが出来た。

 さて早速奥宮で朱印を貰い、お守りや銀銘水を買い込み(今回も親戚のおばちゃんにこの水を買って帰りたかったので、リタイヤは避けたかったのだ^^;)、さて頂上のレストハウスで何か食べようかと思ったら・・・既に営業時間が過ぎて閉まっていた!(・・;)。郵便局と同じく14時位で閉まったっぽい。なんつーお役所仕事な・・・マジでここは公営のレストハウスなんだろうか?(後から調べたら、一応15時まで開いているそうだったみたいだけど・・・なんで?^^;)。河口湖口側なら16時位まで営業しているというのに・・・。案の定、食事を出来るところが無くて困っている人たちが居たよ(同じような事態に遭遇したら、少しだけ下山して9合5尺の山小屋で食うのが一番手っ取り早いと思う)。

 私は一応去年と同じくヒートパックとアルファ米とカレーを持ってきていたけど・・・既にかなり遅くなっていたので作る気力が無くなってしまっていた(^^;)。お昼は手軽にゼリー飲料と、途中で食おうと思ったけど食わなかったおにぎりで済ませることにした。

 さて下山となるわけだけど、先ほど書いたとおり富士宮口は登山道と下山道が共用だから、景色が同じで少々面白くない。また当然土日で山小屋泊や徹夜で登ってくる人達とかち合って、渋滞が発生することだろう(基本的に登りの人優先なので、素早く下っていくのはまず無理)。

 そこで、御殿場口登山道を下り、途中で『宝永山(ほうえいざん)』の火口の中を通って富士宮口6合目に抜けるルートを通ってみることにした。これは裏ルートとか抜け道とかではなく、正式にガイドブックにも載っている安心のルート。分岐点にはちゃんと看板もある。

 これなら見える景色も道も違うし、最後の未踏ルートとなった御殿場口登山道が分岐点までどんな感じなのか下見をすることも出来るという目論見もあった(まあ後述するけど砂走りが苦手だから、ここを登る可能性はかなり低いと思うけど^^;)。

 というわけで午後3時下山開始。御殿場口も8合目より上は登山道と下山道が共用となるんだけど、さすがに混雑知らずの登山道なだけあって両手で数えられる位の人としかすれ違わなかった。

 道の感じは頂上直下から9合目辺りまでは岩がごろごろ転がっていて少々歩きにくかったけど、富士宮口よりは楽だった。9合過ぎてからは歩きやすい締まった道になり、これはこのルートを選んで大正解だと思ったんだけど・・・・。

 とその前に、この御殿場口登山道のこの区間の印象は・・・ズバリ『過疎』だな(^^;)。登る人が少ないから潰れてしまったり一時休業で締まっている山小屋が多数有り、河口湖口と比べたら同じ富士登山道とはとても思えない静けさっぷり(^^;)。これ、下山だからまだいいけど、もし登りで次の山小屋を励みに登ってそこが潰れていたら・・・と思うとちょっとぞっとする(^^;)。

 そして7合目の山小屋地帯(2,3件しか営業してないけど^^;)を過ぎ、下山専用道(この辺で御殿場口は登山道と下山道が分岐する)に入ったら・・・路面が『砂走り』になってしまった。えー?、大砂走りはまだ下の方じゃなかったのー?(・・;)。

 06年の須走口の下山の記録を読んだ人なら判るだろうけど、私は砂走りが大変苦手・・というか嫌いだ(^^;)。飛ぶように下れるとか、一歩踏み出すと3メートルも飛べるとか、短時間で降りれるとか、大変好評な感想やレビューを多く見かけるけど、私にとっては最悪の路面(^^;)。岩場の10倍は嫌いだ。

 いや、飛ぶように降りることも可能なんだけどね・・・足場が不安定なため一歩ごとにバランスを取らなければならず、その都度全身の筋肉を使用するため、あっという間にバテてしまう。かといって飛ばすのを諦めて普通に下ろうとしても・・・やはり一歩一歩ごとにバランス取りが必要になるため、かなりキツイ(^^;)。

 というわけで、最初の30分位は何とか砂走りを楽しめたけど・・・どんどんうんざり&ヘロヘロに。こりゃ間違いなく、おとなしく富士宮口を下山していた方が楽だったな・・・(^^;)。

 しかも・・・宝永火口への分岐点にたどり着き、やっと砂走りから解放されると思ったら・・・宝永火口の中の道も全部砂走り状態じゃないか!(;;)。でもここを下らないと帰れないわけで、我慢して下っていく・・・ちなみここは江戸時代に噴火した火口の跡。静岡県側から富士山を見たとき中腹に空いている、すり鉢状の穴の所だ。

その時の山中湖ライブカメラの映像

 それでもなんとか5合目のレストハウスに到着。下山時間・・・4時間半もかかっていた(^^;)。普通に富士宮口を下山していたらどれ位のスコアになっていたんだろう。膝の丈夫さにはちょっと自信があるから、間違いなくこれより早かったろうなあ。

 幸いシャトルバスは殆ど待たされずに乗れ(シャトルバスの運行が早いのもこっち側の利点かも)、水ヶ塚の駐車場へ。車に戻ると・・・ライトが付けっぱなしだった(笑)。薄暗い未明から飛ばしていたし、自分の車じゃないから明るくなると気がつきにくいんだよねー(^^;)。 実はこのミス、去年もやっていたりして(^^;)。

 そしてあとは、今夜の宿を取ってある沼津市まで車を飛ばしたのだった・・・登山後のホテルとしては沼津はちょーっと遠かったけど(^^;)。でも富士宮口側って水ヶ塚駐車場周辺はかなりホテルが無いんだよね・・・御殿場とか富士宮市とかまで移動しなければならない。そういう点では日帰り登山にちょっと向いていないといえるのかも・・・?。やはり日帰りは別にドライバーが居た方が安心だなあ。こっちも麓に時間をつぶせる施設が結構あるし。


 ちなみに今回泊まったのは、沼津インターすぐ前にある『ホテルインサイド』とかいう所。部屋がちょーっと独特だったけど(シャワーがガラス仕切・・・^^;)、大きめのベッドでゆっくり休むことが出来た。下のイタリアンレストランも美味かったし(^^)。

 というわけで、2010年の富士登山記録はここまで。日帰り登山の検証については別ページに書くけど、感想としてはルート選択ミスにより酷い目にあった面もあるけど、通ったこと無いルートだから全てが新鮮で面白かった(^^)。河口湖口しか登ったことがなければ、一度体験する価値はあると思う(脚力が必要になるけど^^;)。



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