今年の計画と結果(河口湖口編)![]()
5合目で下山バスを待っている時に見えた凄い夕焼け
《今年の計画(河口湖口編)》
トップページに書いたとおり、今年の富士登山のコンセプトは『日帰り』だ。まず一般的な日帰り登山のプランとしては…
『未明〜夜明け前後に5合目を出発』→『景色を堪能しつつマイペースで登山』→『お昼頃山頂に到着』→『ゆっくりおはち巡り』→『午後になったら下山開始』→『夕方5合目着』。
といった感じ。頂上でのご来光は見れなくなるけど、それを諦めるだけで様々なメリットがあるプランだと思う。メリットを上げてみると・・・
◆山小屋に泊まらないんだから、当然予約が必要ない(=山小屋の予約が取れなくても登れる)。
◆ご来光渋滞にもはまらずに済む。
◆山小屋の人たちもテンパっていないからみな親切。
◆ヘッドライトの頼りない光だけが頼りで意外なほど消耗する夜間登山もしなくて済む。
◆明るいから段差の少ない楽なところを選んでマイペースで登れる。
◆最も寒くなる時間帯はまだ5〜6合目辺りなので、頂上ご来光登山に比べて防寒具が軽装で済む。
◆明るい方が高山病になりにくい(経験論)。
◆明るいので景色が堪能できる。
等々いいことずくめ。ご来光についても、ご来光前に5合目を出発(深夜2〜3時位)すれば、吉田口(河口湖口)なら6合目以上でご来光が見える(東斜面だから)。
実際、この方法で登っている人は以外と多く、検索すれば体験記等が幾らでも出てくるはずだ。どんどん混雑する富士登山、週末の山小屋の予約なんて半年以上前からでないとまず取れない。しかしこれなら予約無くてもOKなわけだ。
ただしもちろんいいことばかりではない。
まず、『マイカー(レンタカー)が必須』となる(^^;)。ご来光前に5合目に着くバスは無いからだ。河口湖駅からの登山バスの始発ならともかく(それでもちょっとキツイが)、新宿発5合目直通の登山バス等ではさすがに不可能(帰りの直通バスの最終は午後3時発だよ?^^;)。
まあつまり、少なくとも予め車内で仮眠を取ったりする必要があるし(始発バスに間に合わせるにしても、前日から宿泊してないとならないでしょ?)、後述するとおり下山後宿泊して休養する必要があるから、厳密には日帰りとは言えないんだけどねー(^^;)。初心者なら上り下りで計12時間は見込んでおかないとならない山なんだから(個人差は当然かなりあり)、その辺の山へハイキングみたいに日帰り登山というのはさすがに無理。
また、登山後必ず麓の宿泊施設で休養を取る必要がある。でないと、疲れて居眠り運転で事故を起こす危険が非常に高くなる(笑)。下山後の運転は無茶苦茶辛いぞ〜?(^^;)。
その他にも下山が午後になって雷雲がかかる危険が出てくるから、予め天気予報を充分にチェックしておかなければならないという注意点も。特に河口湖口の下山道は雷雲がかかると避難するところが殆ど無いからねー(^^;)。夏山では雷雲の危険を避けるため、午後の行動は早めに終わらせるのが基本なのだ。
必ず事前に天気予報をチェックし、午後から大気の状態が不安定になるという予報だったらやめるべきだし、登山中もウェザーニュース等の携帯でも見れる雨雲レーダーサービスの類を必ずチェックしよう。『ヤバそうと思ったら早めに切り上げる勇気が必須』といえる。あと降りそうになくても、雨具は絶対に省略しないように。
それと、紫外線対策と充分な水分補給も忘れずに。昼間の富士山の紫外線はかなり強烈だ。
あと、ほぼぶっ続けで上り下りを行うため、昼間だから楽とはいえその分当然ハードな面もあるのであしからず。まあ大人なら大丈夫だろうけど、子供連れの場合は・・・下山時おぶって下山する可能性も考えておいてね(^^;)。
話を戻して、というわけで今回はレンタカーを借りて、途中SA等で仮眠を取り、当日朝から日帰りで登るというプランになったわけだ。
ただし、私が登った時は『富士スバルラインのマイカー規制期間』の真っ最中だった。これは環境保全&渋滞回避として毎年8月上旬〜中旬に各登山道で行われる規制で(どの登山道でどれ位の期間行われるかは毎年違うので、『あっぱれ富士登山』さん等の富士登山総合情報サイト等をチェックしてね)、マイカーでは5合目まで行けず、麓の臨時駐車場に停めてそこからシャトルバスに乗り換えて5合目に行くことになる。
このシャトルバスの始発は河口湖駅発の普通の登山バスよりは早いけど、それでも朝5時半位。だから・・・規制期間中だとご来光すら間に合わないことになるわけだけど(^^;)、下山バスも夜10時頃まで有るし、もちろん下山後の宿泊場所は確保してあるからスケジュール的には充分に大丈夫と踏んだわけだ。
《結果》
(※天候が安定していれば) 『かなり有効でオススメ』というのが結論だ(^^)。
やはり昼間の登山はかなり楽で、もちろん苦しい場面もあったけど山頂まで順調にマイペースで行くことが出来たよ。高山病にもならなかった(^^)。
計画の所にも書いたけど、富士登山ブームのせいと山小屋のキャパシティ低下(詰め込みすぎを避けるようになった)により、山小屋の予約は非常に取りにくくなっている。また、毎年ネタにして居るけど、シーズン中のご来光登山はかなり酷い渋滞に巻き込まれる。初めての富士登山がどこも混み混みで、ご来光も渋滞の中見るという不快な思いをするなら、むしろ一度目の富士登山はこういうので感覚やペースを掴んで、2度目にご来光登山にチャレンジする方がいい思い出として残せるんじゃないかと思う。
ただ、上の方の注意で書いたけど、ぶっ続けで歩くためそれなりに体力(脚力)が必要になるので注意。特に子供連れの場合は子供の残りの体力を注意してね。もちろん本来は山小屋泊で登った方が楽に決まってる。楽さのレベルで言ったら
1位・・・山小屋泊登山
2位・・・昼間日帰り登山
3位・・・徹夜登山
という感じだ。
また、やはりあくまで天候が安定している場合だけだねこのプランは(^^;)。雷雲がかかる午後には、避難する山小屋が少ない下山道に居る事になるからだ。上の三つのプランのうち、天候面では実は一番危険度が高いプランになると思う。ストライクアラート(StrikeAlert)
(携帯用雷探知機)とか持っていく手も有るけど、高いしなああれ(^^;)。というわけで、重ねて書くけど天気予報のチェックはしっかりと。もし遭遇したら、運良く近くに山小屋が有れば駆け込むか、1〜2時間で雷雲は通過するから窪地にしゃがんでじっとして(天に祈りつつ)やりすごすしかない。
それと、私がこの年にやった『マイカー規制期間中のシャトルバスを使った日帰り登山プラン』については、通常のペースで登れるなら充分に可能という結論。詳しくは登山記録のほう参照で。
ただし逆にいうと『遅れたら帰りのバスに間に合わなくなる危険性もある』とも言える(^^;)。未明に5合目を出発するプランに比べて3時間は出発が遅くなるんだから当然だ。よって、このプランを真似する場合は通常のペースで登れるか自分の脚力と相談してから決めて欲しい。当然『帰りが間に合わなくなりそうと思ったら、途中で下山する決断力』も忘れずに(24時間営業のレストハウスの喫茶店コーナーで、一晩明かしたくないでしょ?^^;)。
【追記・マイカーが利用できない場合】
完全に日帰りじゃなくなるけど、前の日に5合目〜6合目の低層の山小屋(5合目のレストハウスのなかにも、宿泊出来るところが有る。もちろん要予約)に宿泊し、早朝出発して当日中に下山というプランも有るよ。これだとマイカー無くても前日中に5合目に着いていればいいんだし、寝ている間にじっくり高地順応も出来る(低いので寝ている間の高山病にもなりにくい)。