2008年富士登山記録

 では2008年の富士登山記録だ。例によって無駄に長文(笑)。


 自宅を5時に出発。まずは地元の吉野家で恒例の『納豆定食ご飯大盛り』を食う。たっぷりの炭水化物と良質なタンパク質の摂取は登山前には有効な手だけど、今回は夕方から登山だから実はあまり意味がないと思う(^^;)。が、ご来光が綺麗に見えた02年の時に食ったのがこのメニューなので、げんを担いでこのメニュー(実際、完全成功と呼べない年は大抵いまいちな朝食を食っている)。

 くりこま高原まで車を飛ばして新幹線に乗車。そして・・・仙台で下車(^^;)。ここからあえて東京行きの高速バスに乗り換える。

 そのまま新幹線に乗って東京行けばいいものを、何でこんな回り道をするかというと・・・今回徹夜登山となるわけだけど、やはり予めの仮眠を取らなければならない。しかし河口湖周辺では充分な仮眠が取れない可能性が高い(実際、仮眠室等の有る温泉施設等はかなり少ない)。だったら乗り慣れている高速バスで寝て移動すればいいんじゃないか?、というプランなのだ。実際、独立シートで前後のシート間隔が広いバスなら、新幹線より遙かに振動も少なく、快適に寝ることが出来る。あと少し安くなるしね(笑)。

 ちなみに今回乗り換えたバスは、2月に乗って快適だった『旅の散策ツアーズ』の朝便。席の前後の間隔も広く、フットレスト等のリクライニング設備もバッチリで、冷房冷え対策にブランケットの貸し出しもやっている。今回は地元と東京の気温差が結構あり、薄着で出てきたからこの貸し出しはありがたかった。というわけで、5時間の乗車中4時間以上寝て過ごせて仮眠はバッチリ(・・・だと思ったんだけどなあ^^;)

 さて、寝るとはいっても休憩(この便の場合は2回)の時はやはり起きて・・・『SA名物屋台で売っているジャンクフード』を食う(笑)。高速バスの楽しみの一つがこれといっても過言ではないので、やはり今回も外すわけにはいかない。

 最初の休憩地である安達太良では『牛串』を購入。こういうのって堅いすじ肉だったりすることもあるけどそんなことは全くなく、柔らかくてうまい肉だった(^^)。

 次の休憩地の羽生では『チーズチキン串カツ』と『玉こんにゃく』を購入。串カツは意外なほどでかくてびっくり(^^;)。何しろ串がしなっていた位だ(笑)。チーズがかなり入っていて美味い(^^)。玉こんにゃくはまあ普通かな。

 そんなこんなでB級グルメも堪能し、バスは無事に定刻通り13時に新宿へ到着。ちなみにこの翌日に例の『首都高大炎上』が起きた(^^;)。もしこの事件の後だったら、渋滞で到着はかなり遅れただろうなあ・・・。

 それはさておき、予約していた富士急行高速バスの『新宿〜河口湖駅』行きの便は14時発なので、ここで昼食を食うことにする。串カツとか食ってあまり腹が空いていないけどしっかり食っておかないと(^^;)。バスターミナル周辺を適当にぶらつき、目に付いた『庄屋』でランチメニューのショウガ焼き定食を食う。味はまあそれなり。

 食後は適当なコンビニで夕飯用のおにぎりと登山中のおやつ類を買い込む。おやつは甘い物としょっぱい物両方買っておくのが基本だ。しょっぱい系は梅干しを、甘い系はすっぱいグミを購入。

 全くの無駄話だけど、昼飯を食う店を探している最中・・・警官に所持品検査をされている人を間近で見かけてちょっと焦った(^^;)。いやもちろん危険物は持っていないけど(カトラリーセットに入っている食事用ナイフって、柄の部分もブレードの長さに入るのかなあ・・・だとしたらアウトになるんだけど^^;)、パッケージングした荷物を全部取り出す(基本的にこういう検査は自分で取り出させられる)羽目になるとかなり大変なことになるしー(^^;)。

 というわけで、目を付けられないように『ただの登山者です!』というのをアピールすべく、大げさなアクションで店の物色を行ったのだった(笑)。

 そんなこんなで14時発の富士急のバスに乗車。シートはさすがに二人がけのごく一般的なタイプだった。寝やすい環境とはとても言えないけど、2時間ほどの乗車時間になるのでなるべく寝るように努力して移動。

 このバスも無事に定刻通り16時頃に河口湖駅に到着。下車後、5合目までの往復切符(往復で2,000円、片道だと1,500円)を買ってから駅前のホテル『河口湖ステーションイン』に向かった。

 実は今回のプランでは下山後ここで1泊する予定になっている。だから着替えとかひげそりとかの登山と関係ない荷物をここで預かって貰えるようにメールでお願いしていたのだ。一応河口湖駅にはコインロッカーがあるのは知っていたけど、キャパシティが不明な点と、万が一全部埋まっていた場合ひげそりやホテルでの着替えをザックに詰めて登るなんて事にもなりかねないからね(笑)。
(※ちなみに河口湖駅のコインロッカーの数だけど、下山後チェックしてみたところ大が6〜8位、中が10くらい、小が20〜30位といったところだった。登山シーズンの週末はさすがに満杯になっているかもしれないけど、それ以外の日は結構空いていそうだ)

 荷物を預けた後は、すぐ隣の平井売店で今年も1〜5合目の焼き印入り金剛杖を購入。毎回外せない焼き印集めだけど・・・今年はコンプリートにはあまりこだわるつもりはない。だって各山小屋を通るのはほぼ夜間になるため、押してくれない山小屋もかなり有ると予想できるからだ。

 登山バスは定刻通り出発。ここでもなるべく寝るように努力する(^^;)。ちなみに混み具合は立ち乗り客が出るほどの混みようだった。やはり週末の富士登山はどこも混みまくりだなあ。こういう時、杖が意外と邪魔になるのが早期購入の欠点(^^;)。

 しかしさすがにこの時間帯だと徹夜夜間登山の車が来るには少し早いので、5合目までは比較的スムーズに到着。しかしそこは・・・ツアー客でごった返し中(笑)。こんな時間帯(夕方5時半。山小屋泊登山にしては遅いし、徹夜登山しては早い)に登り始める人はあまりいないだろうと踏んでいたんだけど、やはり週末なんだなあ。

 とりあえずこの時間帯に居るツアー客達は5合目で夕飯を食べてから出発するみたいなので、それを避けるべく早めに5合目を出発(5時40分くらい)。あ、当然コケモモソフトを食ってからね(笑)。今回はコケモモジャム掛けソフトだったけど。

 5合目から7合目にかけてはいつも通りゆっくりマイペースで。日は6合目に着く前に山陰の関係で見えなくなった。しかし6〜7合目の間で見事な夕日が見えた。ヘッドライトは7合目の少し前でかなり暗くなったのでそこで装着。

 ヘッドライトを取り出すついでに、ここで夕飯のおにぎりを食った。が・・・なんか美味くねえ(^^;)。去年はこの辺で食った昼飯のおにぎりがかなり美味かったんだけど、やはり暗闇の中ぼそぼそと食っても美味いわけがないかー。 結局おにぎり1個と、アクエリアスゼリー飲料を1個飲んだだけで済ませた。

 これは、徹夜登山するなら夕飯は出発前に済ませた方がいいのかもしれない。もしくは、途中で食うにしてもカップ麺等の暖かい物にするべきだったと思う。途中でお湯を沸かすことも考えたんだけど、今回どれだけ混むか判らないから沸かす時間も惜しかったのだ(^^;)。

 7合目からはいつもの山小屋連続地帯。と、ここで・・・ツアー客が次々と山小屋に収容されていった。そーか、この時間帯だとまだ『徹夜登山ツアー』というわけではなく、山小屋で少し休むプランになるのか・・・・でも多分このせいでご来光間に合わなくなっていたと思うな(^^;)。つーか、今からだと一体何時間休めるんだろう?。

 で、予想通りと言うべきか焼き印押してくれない山小屋があちこち(^^;)。ツアー客の対応で精一杯という感じの所も有ったね。この週末、よっぽど混んだんだろうなあ。

 山小屋と言えば、何カ所かの山小屋で『増築』がされていた。これがなかなか凄くて・・・山麓側に思いっきり突き出た、テラスみたいな感じの土台(もちろん下はがらんどう^^;)が作られていて、その上に簡素な木の小屋が建てられていた。最初倉庫かと思ったんだけど、宿泊客の姿が見えたから・・・これが噂の『個室』なんだろうか?。確かに山側を掘ったり出来ない以上、反対側に空間を求めるというのは有りだね。

 ただこれって冬場耐えられるんだろうか?(^^;)。もしかしたら夏場だけ組み立て式で作られる個室なのかもしれない。詰め込みすぎを避ける代わりに、こういう臨時小屋で収容可能数を増やすという手で来たわけか。

 で、どんどん登っていくわけだけど・・・やっぱり夜間登山はきついわー(^^;)。特に岩場がヤバイ。岩場を登るときはなるべく段差が少ないルートを通るのが基本であり(キツイ段差を超すとき、太ももが意外なほど酸素を消費する)、昼間なら段差の少ないルートを見つけて選ぶことが出来るんだけど・・・ヘッドライトの限られた光ではとても無理だ(^^;)。自然と前の人が通った段差のキツイ所を登ることが多くなり、どんどん体力を消耗していくのが判る。また、混んでいるおかげで自分のペースで登れないのも辛いなあ・・・。やはり山小屋に泊まってご来光登山をするにしても、せめて昼間のうちに岩場地帯を通過して白雲荘より上の山小屋に泊まるべきなんだよな。

 というわけで、またもや体力を消耗してこの辺から高山病の毛が出てきてしまったのだった(^^;)。私の場合は微妙な吐き気が来るんだよね。これが以外と後を引くことに・・・。

 ところで、夜間登山をしていて驚いたのがヘッドライトはおろか懐中電灯すら持っていない人が意外と多かった点。10人に一人は居たなあ・・・。言うまでもなく岩場では立ち往生必死(^^:)。当然、後続にも大迷惑がかかる。せめてこの文章を読んでいる人は100金で売っているのでも構わないから用意して登って欲しいもんだ。あ、その際には購入時のテスト用電池は新品に入れ替えておくように。電池切れて困っている人も見かけたよ。

 さて、どんどん登っていって今回のメインイベントである『下山道迂回登山』の第一段階を行う予定の白雲荘までやってきた。

 この下山道迂回登山については細かいところは長くなるので、解説は別ページに。結果は・・・目論見通り見事に須走口登山道へ遷移出来たよ(^^)。遷移先からは少し登るだけで八合目トモエ館と胸突江戸屋の所に出ることが出来た(この辺砂地で急斜面なので少しきついけど^^;)。

 が、さっきの吐き気がこの時点で結構限界に(^^;)。まあ我慢していても呼吸が乱れるは道に集中できないはでろくなことがないので、この辺でとっとと吐いてしまった(食事しながら読んでいる人は居ないと思うけどごめんなさい^^;)。これ以降、水だけでも吐き気が上がってきてしまい、結構困ったことになった。この吐き気はご来光後太陽の光を浴びるまで続くことになる。やっぱ明るいうちに出来るだけ登った方が良かったなあ・・・。

 さて、さっき吐いたところで小休止したので、トイレを利用するために寄ったトモエ館の所に来た時点で時刻は丁度午前0時を回っていた。1時を過ぎるとこの辺もツアー客でごった返すんだけど、少し早かったおかげでそんなに混んでいない。
 これは・・・わざわざ下山道登山の第2段階である『トモエ館から少しだけ下に降りて下山道に入り、頂上まで下山道を登る』を使わなくても、普通に登山道登ってもご来光に充分間に合うかも?(^^;)。

 どっちにするか少し迷ったけど、結局普通の登山道を登ることにした。なぜなら・・・さっき須走口登山道を通ったとき下山道の勾配を下から見上げてみたんだけど(もちろんそんなに見通せないけど)、かなりキツそうだったから(^^;)。

 また、当たり前だけどこっちの方が安心という理由もある。途中1カ所山小屋有るし、登山指導の人が居ることも期待できる(実際、頂上直前の岩場では遅い人は左、早い人は右と誘導している人が居た)。

 それに対して下山道の方は・・・もう少し後の時間(2時以降かな)ならツアーが列を作って登るんだけど今の段階では誰も登っているように見えない。つまり、何かあった場合大変なことになりかねないという危険性を危惧したわけ。つまりチキン?(笑)。

 まあ、もちろん頂上直下の渋滞はあるだろうけど、今の段階ならまだ大丈夫そうだと踏んだわけだ。

というわけで、ここからはごく普通に登っていったわけだけど、さすがにご来光館より上は渋滞気味でのろのろと進む場面も出てきた。まあそれでもご来光まで4時間以上有るから楽勝と踏んでいたんだけど・・・・

 ここでいきなりのピンチ。深夜と言うことで睡魔が襲ってきた!(笑)。おっかしーなー(^^;)。こうならないようにするためにバスで仮眠を取りつつ移動してきたのに・・・やはりホテルとかで寝ないと駄目だったか。
 まあとにかく、同じく徹夜登山で睡魔に悩まされた06年の時よりは酷くないけど、渋滞で立ち止まると・・・立ったまま意識が飛んでしまうようになって参った参った(笑)。前の人が動き出したのに数秒気が付かずに、慌てて登り始めるという場面が何度も有った。
 やっぱ私には徹夜は無理かー(^^;)。山小屋で少しでいいから仮眠を取るべきだねえ。もしくは、途中どこかで仮眠を取るか・・・って夜だと適当な場所探しにくいんだよなあ(^^;)。昼間だとあーんなにはっきり見えるのに。

 まあ渋滞といってもピーク時よりは明らかに少なく、頂上には午前3時頃到着した。山頂の山小屋はまだ営業時間前(ご来光の時間にならないと開かない)。付近には寒さに震えつつ開店を待ちわびている人多数(^^;)。

 当然この辺でご来光まで待つつもりはない。いつもの穴場ポイントである大日岳直下の岩陰に移動すると・・・以外にも結構な人数の先客が(・・;)。2グループくらいかなあ。驚いたことに片方は外人さん二人組のグループだった。どこで知ったんだろ?(まさか、うちで?^^;)。しかも更に驚いたことに、後から自衛隊のグループもここを目指してやってきた。いつの間にこんなにメジャーになったんだ?(笑)。さすがにもう一杯だったため、自衛隊の人達は別の所に行っちゃったけどね。

 東の空は微妙に白んできているけど辺りはまだまだ真っ暗。ご来光まで1時間半以上待たなければならない・・・早く来すぎたかも?(^^;)。でも例え出発時間を遅らせて調整していたとしても、渋滞は加速度的に酷くなっていたはずだ。おそらく出発を30分遅らせていたら、山頂付くの1時間遅れに。そして1時間ずらしていたら・・・間違いなく大渋滞に捕まってご来光に間に合わなくなっていたはずだ(^^;)。

 要するに、ツアーがどっと出発して爆混みし始める前にトモエ館〜胸突江戸屋前を通過できるかどうかが、週末混雑富士登山を攻略する上でのポイントになるんじゃないかな。ちなみに穴場からすぐ下の下山道を覗いたところ、かなりの数のツアーが下山道登山で登ってきていた。

 それはさておき・・・・寒い!(^^;)。穴場ポイントだから風は殆ど吹き込んでこないけど、やはりご来光前の気温は低く・・・おまけに今度履いててきたカーゴパンツが、全然防寒性能が無かった事に今更気が付いた(笑)。登っている最中は大丈夫だったんだけどねえ。

 しかもエスビットでお湯を沸かして何か暖かい物を取ろうと思っても・・・未だに続いていた高山病による吐き気のせいで、はっきり言って何も口にしたくない(^^;)。つーか、飲んでも間違いなく吐いてしまう。

 幸いなことに『座布団カイロ』を持ってきていたので、これを敷いて暖を取りつつご来光を待った・・・それでもがたがた震えていたけど(^^;)。しかもそんな状況なのに・・・人間て寝れるもんなんだね(笑)。自分ではうとうとっと寝たつもりだったのに気が付くと既に結構東の空が赤く染まっていた。あ、『寝たら死ぬ!』という極限状況ではなかったので念のため(笑)。

 それはさておき気が付くとご来光20分くらい前だった。東の空はばっちり晴れていて遮る物は何もない。

 しかーも、完全な快晴ではなく、微妙に薄い雲があちこちに浮かんでいるのがポイント。単純な快晴状態より、この方が朝焼けを反射して非常に綺麗に見えてくれるのだ。これはかなり凄いご来光が期待できそうだ・・・。

 雲海もばっちり。

 そして4時45分(写真データの時刻より)、いよいよ太陽が昇り始めた。

 例によってご来光連続写真だっ!(^^)。

 そりゃもう見ての通り凄いご来光に!。日差しをを反射した高層雲と下の雲海と青空が見事なコントラストになり、間違いなく過去最高のご来光になった。おそらくこんな見事なご来光は、1シーズン中片手で数えられるほどしか無いはずだ。

 そして、忘れちゃならないのがこの穴場から見ることが出来る、もう一つの凄い光景。


※この画像はあえて縮小してあるけど、クリックするとウェブアルバムサービスに行ってオリジナルサイズの巨大画像がダウンロードできるようになっているのでどーぞ。ただし細部も見て凄さを判って貰いたいから、写真データを二つくっつけただけで圧縮一切していないので注意(^^;)。

 さて、ご来光後はなんとか高山病が収まってきたので(ほんと、太陽のありがたさを実感できる)、とりあえずお湯を沸かしてコーヒーを飲んで暖を取る。本当はエスビットクッキングでアルファ米具だくさん雑炊を作るつもりだったんだけど・・・さっきまで吐いていたのにさすがにそこまで胃が回復していない(^^;)。大抵このパターンなんだよな・・・やっぱゼリー飲料を3本ばかり持っていった方がいいのかなあ?。でもそれだとつまんないしー(^^;)。

 とりあえず、暑中見舞いはがきを書いてきたのでそれを出すため、てくてくとおはち巡りコースを時計回りに進んで富士山山頂郵便局へ向かう。一旦動き出すと・・・さっきまでありがたく感じていた太陽が、暑くてうざくなってくる(^^;)。まさに北風と太陽だ。

 郵便局で暑中見舞いを出し、奥宮で金剛杖に御朱印を貰い(今回は河口湖口側の久須志神社は・・・混雑のため寄ることすら出来なかった^^;)、今回はおはち巡りを完遂する気も無かったので来た道を引き返して河口湖口下山道まで戻った。

 さて、このまま下山すると・・・また腹ぺこでえらい事になるのは確実(^^;)。一応バランスアップのクリームブランは持ってきているけど、出来ればもっと消化がいい物を食べたいところだ。

 そこで、やっぱりエスビット料理で雑炊を作ることにした。といってもアルファ米で本格的に作るのではなく、昨日の夕飯に食べきれなくて余ったおにぎりを玉子スープで溶かしただけの簡単雑炊だ。

 お湯を沸かして、玉子スープを作り、おにぎりをほぐして入れて、最後に海苔を細かく切って入れる・・・これ以上難しく書きようがない(^^;)。

 できあがったその味は・・・う〜ん、スープが薄すぎて味がしねえ(^^;)。我慢して流し込む・・・素直にカップ麺でも持ってきた方が良かったかなあ?(笑)。

 食った後はとっとと下山だ。いつも通りながーーーいつづら折りをひたすら降りていったんだけど・・・今回砂埃が無茶苦茶凄かった(^^;)。下山する人が多かったというのもあるだろうけど、地面も明らかにいつもより乾燥していた。幸い使い切り型のマスクを用意していたのである程度防げたけど、それでも辛かったよ(^^;)。

 まあ後は特にトラブルもなく11時半くらいには5合目に到着。下り始めたのが7時半だったから、ゆっくりペースだったことを考えればまあこんなもんか。

 そういえば泉ガ滝の所でどっかの大学がアンケートを取っていた。今回の登山のアンケートや、富士登山や山小屋宿泊が完全予約制(つまり、入山規制)になるという計画があるがどう思うか?といった感じ。

 私は入山規制は構わないと思うけど、山小屋の完全予約制は疑問だと書いておいた。だって上の方の山小屋予約しておいてたどり着けなかったらどーすんのよ?(^^;)。

 ちなみにアンケートのお礼は甘い缶コーヒーを頂いた。普段こういうコーヒー飲料は甘すぎて飲まない方なんだけど、今回はこの甘さがかなりありがたかった(^^)。

 5合目では丁度お昼時だから適当なレストハウスの食堂で適当なラーメンを食った。このラーメンがまた・・・『いかにも観光地らしい味の工夫の跡が一切感じられない味』だった(^^;)。一言で言うと『まずい』(笑)。このラーメン、絶対に何十年も前から同じ味に違いないな・・・。

 昼飯食った後は5合目簡易郵便局からとりあえず杖だけ発送し、下山バスの列に並んだ。このバスの列が・・・並んだことある人なら判るけど、ひたすら『忍耐』を強いられるのだ(^^;)。富士登山の中で一番最後に襲ってくる関門と言っても過言じゃないかも?(笑)。

 まあ当然予想できていると思うけど、とにかく『混む』(^^;)。1時間に1便程度しか来ないんだから当然だ。混雑時はバスが2台づつ来ることもあるけど、1便は待つことを覚悟しなければならない・・・遠慮無く振ってくる日差しの中で(^^;)。グループで来ていればタクシーを割りかんで利用するという方法もあるんだけどね(ちなみにタクシーは片道1万円くらい^^;)。また、河口湖駅〜新宿行き等の帰りのバス等を予約していた場合、このロスで間に合わなくなることも・・・その辺は余裕を持ったスケジュールを組んでおくべきだ。

 私はこんなことも有ろうかと持ってきていた(結局山頂まで持っていった訳か^^;)『iPod nano』で時間をつぶし、1便待って下山したのだった。

 ここからは下山後の余談。

 登山前の所で書いたように、今回は下山後すぐに東京に移動せず、このまま河口湖駅前の宿『河口湖ステーションイン』に宿泊するというプランだ。利点はもちろん下山後にすぐに休めること。ホテルの名前通り、河口湖駅の目の前に有るからね。下山後早速チェックイン。

 ホテル自体はまあ地方の古びたビジネスホテルといった佇まいだったけど、清掃も行き届いていて清潔だった。また、料金の安さと場所柄か外人さんの利用がかなり有るみたいで、ボードには外国語のメッセージだかサインだかが多数書き込まれ、私がチェックインしていたときも白人系の親子連れが外へ買い物に出かけていた。

 このホテルには屋上に富士山展望のフロが有るので、早速汗とホコリを流す。浴槽自体はそれ程大きくなく(5人も入ればいっぱいかな)、ステンレス製で家風呂みたいだったけど、やはり富士山を眺めながらのフロは最高だ(^^)。

 フロ上がりに駅前で売っていてあまりに美味そうだったから買ったスイカとモモを堪能。この甘さが無茶苦茶美味い!(^^)。

 さて、下山後の楽しみといったらやはり『ビール』なわけだけど、実はこのホテルはこのようにすぐに休めるという利点がある反面・・・河口湖駅周辺には飲み屋が無い=下山後に居酒屋等で生ビールを堪能できないという欠点がある(^^;)。いや、普通の食堂は有るんだけど、せっかくだから何か普通じゃない美味しい物を食いたいじゃない?。でも事前調査でもろくな店が見つからなかったから、諦めてコンビニでビールを買い込むしかないかなーと思っていたのよ。

 が、登山バスに乗っている最中『地ビール』という看板が目に飛び込んできた。これは是非行かねば!・・・と思ったけど店の場所はおろか名前すら判らない(^^;)。しかし幸いなことにこのホテルには無料で使えるネット設備があったので、グーグルマップを使ってフジスバルライン沿いをチェックしてみると・・・・『地ビールレストランシルバンズ』という店を発見。ここに間違いない!(^^)。しかもおあつらえ向きなことに、お店のHPを見たら河口湖駅前から無料送迎バスが出ているじゃないか!(^^)。つまみも美味そうだし、打ち上げはここでやることを決定。

 ところが・・・この送迎バスの乗車場所がひじょーに判りにくかった(^^;)。駅前の『ほうとう不動』とかいうテナントが入っているビルの裏手だったんだけど、これがどう見ても普通の駐車場で入り口に看板とかも無く、『ここ、入っていっていいの?』というような場所だったのだ(^^;)。なんという宣伝の下手さだ・・・。

 まあとにかく、無料のマイクロバスに揺られてシルバンズに到着。犬と楽しめる事で結構有名な『ドギー・パーク』の隣だったんだね。店内は広々として非常に落ち着いたたたずまい。

 早速地ビールとつまみを堪能。ビールは『富士桜高原麦酒』とかいうブランドで、何度も賞を受賞している結構有名な地ビールらしい。ビールは普通のビールと同じピルス、フルーティなヴァイツェン、薫製麦芽が使用されたラオホと3種類有ったんだけど、どれも美味い(^^)。私が今まで飲んだ地ビールってイマイチなのが多かったから、地ビールってそういうもんだというイメージが有ったけど、それを全く覆す美味さだった。

 おまけにつまみもどれもこれも美味くて更にびっくり。ただ手間をかけているんじゃなくて、素材の美味さを充分に引き出しているといったらいいのかな・・・キャベツを丸ごと蒸して豚バラのフリッターを載せた品は、キャベツの香りが損なわれておらず豚バラと合う合う。オイルサーディンというのも初めて食ったけどこんなに美味いのかと驚いた。

 というわけで、無事に富士登山後の打ち上げも堪能できたのだった。このお店は富士登山の打ち上げにオススメのお店だと思ったね。ただしちょっと高いのが難点か(^^;)。値段分以上の美味さは間違いなくあるんだけどね。

 というわけで、今回の富士登山も締めまでなんとか無事に終了。まあ翌日筋肉痛だというのに富士急ハイランド行ってガンダムクライシスの中をかけずり回ったりもしたけど、それはさすがに余談過ぎるので割愛(^^;)。


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