(番外編)ヒートパックでカレーを作る

条件  気温・・・20度くらいだったかな?  天候・・・晴れ  風・・・1〜3メートル以下の微風がたまに
☆今回から番外編となります。無事富士山で使用できることが確認できたエスビットですが、どうせならもっと簡便に暖かい物が摂れないか?、と色々探してみた結果見つけたのが『モーリアンヒートパック』という品。
 これは水を加えることによって発熱するヒーターを使って加熱するシステムで、紐を引っ張ると加熱する駅弁とかと同じタイプですね。アメリカ軍の戦闘用食料(MRE)のレトルト加熱とかもこの方式が採用されています。
 災害時の非常用用品として販売されているんですが、利点は火を使わないため比較的安全な点と、コンパクトな点です。加熱時に入れるビニール袋と、ポケットティッシュサイズのヒーターのパッケージ、あと加熱用の水(160ccくらい)だけ。もしこれが富士山で使い物になるなら、エスビットでも以外とかさばる鍋類等を持って行かなくても、山頂で温かい食事が出来るのではないか?。という発想で実験してみることにしました。
 ただし、このヒートパック火を使わないため、あくまで『熱湯は作り出せません』。よって、カップ麺のお湯を用意するために・・・というのは当然駄目。せいぜい缶コーヒーやレトルトを熱々に暖める程度にしか使えません。そういった欠点を踏まえて『どこまで使い物になるのか?』というのを確かめる実験でもあります。
 
☆最初にやってみたのは、アルファ米+レトルトカレー。

 お湯を加えると20分程度でご飯になるのがアルファ米。非常用用品としてかなりメジャーですね。これは入れるのは別に水でも構わないようになっています(まあそれだと時間がかかるし、それほどおいしくないご飯ができあがってしまうんですが^^;)。
 だったら、水を入れてから加熱してもOKなんじゃね?という発想で、水を加えたアルファ米のパッケージを丸ごとヒートパックで暖めるという方法を試してみることにしました。ついでにカレーのレトルトも余熱で加熱すればバッチリ(^^)。

 
 
☆実験の際には、ヒートパックの加熱力を試すため、カレーのレトルトはアルファ米の上に載せて、ヒーターには接しないようにしてあります。これは、ヒートパックのうたいもんくの1つが『ヒーターから立ち上る蒸気で過熱』というのがあるので、これがどこまでの性能なのか確かめる為にこうしてみました。
 
 
 ☆前振りが長くなりましたが、作り方は簡単。加熱袋の一番下にヒーターを設置し、その上に水を入れたアルファ米のパッケージを置き、更にその上にカレーのレトルトを載せて、加熱用の水を加えるだけ(なお、加熱に必要な水の量は入っていた袋で計れるようになっています)。
 そうすると、すぐに激しく反応して水蒸気が上がってきます。あそうそう、この水蒸気は化学反応で起きているため、ごく微量の水素が含まれています(^^;)。よって、屋内で使用する際には必ず換気をしながら使用してください。
 あと、見ての通りせっかくの熱がだだ漏れなので、タオルとかでくるんで加熱した方がいいと思います。
 
 ☆25分ほどで加熱終了。ヒートパック自体は水に浸けているとずーっと反応を続けるけど、それくらいで加熱力が無くなってくるので、取り出してその辺に放置すると乾いて反応が停止します。
 
 ☆余計な洗い物を出さないために、アルファ米のパッケージを開いてそこにカレーをどばーっと入れて出来上がり(^^;)。アルファ米はちゃんとご飯になっており、おいしいカレーを食べることが出来ました(^^)。

☆というわけで、アルファ米と組み合わせればどこでも温かいご飯が食べられて、結構使い物になりそうなことが判明(^^)。
 ただし、『加熱されるのはヒートパックと加熱用に入れた水と接する部分のみ』みたい(^^;)。蒸気のみで過熱したレトルトカレーは、あまり熱々というレベルではありませんでした。よって、例えば『サトウのご飯』といったパッケージご飯だと熱が充分に上に行き渡らず、失敗すると思います。缶コーヒーといった液体か、熱伝導が比較的良さそうなレトルトパックまでしか使用できないんじゃないかなあ?。
 まあそういうわけで、富士山山頂で作るつもりなら、予め練習しておいた方がいいかもしれない・・・(^^;)

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