よみました
わたしの読んだものがたりの感想です

「ポプラの秋」
湯本香樹実/文


 湯本さんの本を3冊読んだので、残る1冊も読んでみようかなと
思って買ってみました。
 さすがというか、なんというか、いろんな意味で、おもしろいです。
 配役的に、どうも過去・現在・未来を持っている人を
そろえておいて、温故知新的な感じの物語を描きたいのかなあと
ぼんやりながら思いました。
 正確には、未来の長さと過去の長さ、それと現在の刹那を
組み合わせた感じのような読後感があり、さて読んだ人はどこに
興味を持つのかなという感じで、読者の反応を見ている、そんな
雰囲気のある物語を湯本さんは描いていると思います。
 で、表題作もおばあちゃん、小さな千秋ちゃん、それを取り囲む
大きな人たちが登場します。
 4冊読んだ中では、いちばんのどかな感じのする物語だなあと
いうのが印象に残りました。
 小さいとき、年を重ねていないときって、目線やら考えることが
どこか違っているのを鮮明に描いていて、その目線に年を重ねた
おばあちゃんにばちりと合った時、物語が進みだす感じです。
 この物語、キーワードは手紙のような気がしますが、最後の場面は
人の想いとやさしさに泣けます。
 


ものがたりのページに戻ります

ホームページに戻ります