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「シノダ! チビ竜と魔法の実」
富安陽子・作/大庭賢哉・絵
とてもおもしろい本です。
富安陽子さんの特性が全て発揮されていて、
早く読み進めたいと思ってしまうほど、楽しい
物語です。
設定そのものは、それほどびっくりするような
感じではなくて、どちらかといえば、ごく身近にある、
現実的なものです。
ですが、それがかえって、物語そのものに入りこめる
ような雰囲気を作り出しています。
大庭賢哉さんの絵も、いかにも日常にある風景を
描いていて、物語をさりげなく支えています。
題名に「シノダ!」と、わざわざついていますが、
これが、この物語の出発点です。
出てくる人物も、読み手と変わらないような感じで
気持ちや、くせを、見事に描いています。
夏に読むには最高の物語のひとつだと思います。
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