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「くらのかみ」
小野不由美・作
わりと怖い感じの物語を書かれる小野不由美さんの
特性が最大限に発揮された物語だと思います。
夏休みに「本家」に行くことになった子供たちが出会う、
どこか懐かしくて、それでいて怖いような「何か」が
見事に描かれています。
物語は、いつのまにか子供がひとり増えたところから
始まって、よくある言い伝えなどを織り交ぜながら、
探求心をくすぐるような展開を見せます。
最後の方は、小野不由美さんらしい、あっさりとした
感じの描写になっていて、ある種のはかなさと、読み返し
したくなるような、物語への愛着が出てきます。
装丁が、いかにも図書館にあったような感じで、
手に取るとしっくりきます。
字もわりと大きめで、教科書みたいです。
夏休みに読んでみるには最高の一冊だと思います。
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