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「世界の真ん中の木」
二木真希子/文・絵
この本は、絵本なのですが、文庫本のため、
あまり目につかないかもしれません。
ただ、文庫本でも、とてもきれいな絵なので、
こちらに書くことにしました。
作者の二木真希子さんは、絵本作家ではありません。
童話作家でもありません。
ですが、この本は、絵本として、あるいは童話として
まとまっているように思えました。
題名の通り、この物語は、一本の木が設定の土台に
なりますが、木の奥深さを見せつける迫力があります。
木で生きている動物、植物、木にふりかかる自然の
できごと、木自身が広げる隠れた世界、さまざまな
なにかを鮮烈に、それでいて、どこか牧歌的に描いて
いて、木の持つ全てを見事に表現しています。
絵は、アニメーション的な感じは否めません、かなり
好みが分かれるかもしれませんが、絵本の絵は、
見た人が好きになれればいいと思います、わたしは
この物語には、とても似合っている絵だと思っています。
枝葉を広げた木のぬくもりを感じられる佳作です。
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