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「やまんば山のモッコたち」
富安陽子・作/降矢奈々・絵
山に住むモッコたちと、人々が仲良く暮らしている
ころの、昔話のような感じでいながら、そうでないような
雰囲気を持っている、とても楽しい物語です。
大阪の言葉で書かれているせいか、童話にしては
ある種のリズム感のようなものがあって、それがよけいに
楽しさに輪をかけているのかもしれません。
モッコというのは、変わり者の生き物たちのことの
ようで、名前は付いているけれど、とらえどころのない、
すてきな暮らしをする生き物だなあと思いました。
そのせいか、降矢さんの絵も、どこかあいまいな
感じで、それでいて近所にありそうな風景のようで、
懐かしさと新鮮さがごっちゃで、物語にぴったりです。
なにひとつ分けるものが無い、全部がいっしょくたで
読んでいて、とてもなごめる物語だと思います。
ごちそうがおいしそうで、おなかもすいてくる物語の
ような気もしました。
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