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「つきよに」
安房直子・作/南塚直子・絵
これは、ほんとうに短い物語です。
他に4つの物語が入っている本なのですが、
この物語がだんとつに短くて、3ページしか
ありません。
けれど、3ページなんですけれど、とても
考えることのできる、すてきな物語です。
この物語の季節はいつなんだろうと考えたときに、
それがいつなのか分からない、でも春のような
気がしてしまうのです。
南塚さんの絵を見ると、秋だろうなあと
思いますし、秋のような感じがするのですが、
でも、春だと思いたいのです。
読み手に、これだけ想いを走らせる物語は、
あまりないもので、季節と舞台設定はあって、
あとはあれこれ考えてねという物語は、たくさん
ありますが、この物語は、ほんとうに、
「全部、好きに読んでみてね」という書き方で
こういう感じは、とても好きです。
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