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「つるばら村のパン屋さん」
茂市久美子・作/中村悦子・絵
茂市久美子さんの書かれる物語には、いろいろな
世界を見せる印象を抱いているのですが、この本は、
ふわあっと物語に入り込めるというか、とても
読みやすい、やわらかい雰囲気を持っています。
中村悦子さんの描かれる絵も、ふんわりしていて、
物語に良くあっていて、読んでいて、ほっとするような
雰囲気を強くしてくれていると思います。
主人公の、三日月屋のパン屋さんは、とにかく一生懸命で
どうやったらおいしいパンが作れるのかを考えていて、
ともすると没頭して、余裕が無くなっちゃうような時に、
ぽっと明かりが灯るように、いろいろな動物や鳥が現われて、
ふんわりした光景を見せてくれます。
星の降る光景もきれいですが、ウソが見せる光景は、
洒落ていて、とてもきれいです。
がんばれば、きっといいことがあるんだよと、
言ってくれているようで、もうちょっとがんばって
みようかなと思えるような物語です。
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